2019年03月24日

笑顔

Kは昼から夜8時までの勤務帯へ出勤し、私はというと自宅にてカウンセリング。

しかし今やとても嬉しい仕事の一つ。

長い長い旅の果てに大きく成長した方とお話しをする。

とてもかなわないと思うほど脅威に思っていた壁を乗り越えたり打ち破ったり。

ただ自分であるだけでそれが成される。

誰もたたく必要がないことを知ったその女性は初めてあった頃よりずっとずっと美人で輝いていた。

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遅くまでの仕事だと言うのにKが上機嫌で帰って来た。

ナースさんは夜遅くまで残って仕事をしていたとか色んな話を聴く。

応援に行きたかったけれど、すまない、私は今日はこちらをやらせて貰った。

で、仕事がとても忙しくて過酷だったけれど、楽しかったのだとKが話してくれる。

仲間や利用者様とのやり取りが楽しかっただけでなく、その上機嫌の理由の核心の部分も話してくれた。

ボスがKに気を使って「苦労かけてすみません。」と仰って下さったり、社内メールでさっそく対処して下さったとのこと。

新しいボスへもその内容を伝えて下さったとのこと。

昨日の今日なのに行動早いなー。さすがだなーと普通に思う。

しかもどうしても手に負えない時にはご自身が新しい職場でその問題を引き受ける、持ち去ってくれるとまで言って下さった。

それが本当にそうなるのかどうかはさておき、最後の最後に、最初で最後の相談を持ち掛けた私の気持ちに色んな角度から応えて下さった。

その角度の重要な一つとしてKへの心配というのがあったのだけど、そこまで配慮して下さった。

「今まで介護の人間がどれだけ言っても具体的な動きがなかったのに。かおるちゃんのおかげだよ。」

そう言ってくれるKだけど、これまで介護の人たちが言い続けてくれたから話が一発で通じたのだと思う。

「Nさんが『だから怖いんだよ、あの人の発言権は!』って言ってたよ。」と笑う。

いやあ、普通の人にこんなことしないよ。

そしていつもこんな刃物を振り回していたら、きっと誰も何も聞いてくれない人間になっていただろう。

だから、自分の頭と心で考える人間にまた戻る。

でも、もしもまた自分ではどうしようもない、この子たちを守れない・・・というようなことがあったら、その時は心を開いて姿勢を正して教えを乞うことだろう。

ボス ありがとうございます!

Kが笑っています。
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2019年03月23日

春の日の決意

私は大きな声を出して怒鳴ったり引っ掻き回す支離滅裂な相手が苦手じゃないが、中にはそれを苦痛に思う人がいる・・・というか、そっちの方が多いと思うけど。

私と同じくらいそういう人を恐れない人でも、前向きな努力をしている最中に執拗な邪魔をされると人は疲れるものだろう。

どこの世界にでもいる。依存的で文句ばかり言って案を出さないでその職場に何年もいる人。

介護職の方々はアスリートだ。

なので通常業務だけでもしんどいのに、毎日足を引っ張られ続けると、考えたくない人のこともまで「何考えてんだろ?」と思うこともあるだろう。

ある日、Kがひどい皮膚炎になっているのを観たので最近どうよ?という話を聴いてみたら、案の定、コテンパンにやられていた。

新しい部署に行って、やり方も知らない場所の管理職になった上に、これまた施設長の愛情で、上を目指す研修が山ほど入っているので、肝心の現場にいられない日々も続く。

あれもやりたい、これもやらなければならない。けれども誰もサポートしてくれない上に少しでも楽をしたくて不平不満を言う人と、Kの功績を妬んでじっとり暗いオーラを漂わせている人ばかり。

強いからこそ身体に出る。

しかし、この時ばかりは「いやあ。。。疲れた。」という言葉が出た。

それから胸がもやもやして、こちらの心が痛かった。

かと言って私は看護師で職種が違うから口出しを出来ない。

そこでボスと話すチャンスがあったので「こういう経験はおありですか?」とか「こういうときはどう対処されて来ましたか?ご教授下さい。いつか訊こうと思っている間に日々が過ぎてあなたは異動になってしまうから、今のうちにと思いまして!」

すると結局は「○○のことだね。」と私がぶちのめしたい相手の名前が出た。

そう。でも、私の戦いじゃないから手が出せないの。あいつ、私には何一つ言って来ないし歯向かって来ない。

そして、私が感じることを他の人も感じているのだということをボスの口から聴けて、この先どうして行くつもりなのか?ということも話して貰えた。

そうか、やっぱり私は何もしないで良いのか。何かする方が間違っているし。

けれどもこの話を聴いて貰ったことでまた事態が一歩進んだ。

「認められたことがないと感じている人がそういうことをする。でも、それは自業自得。しかし、治らない。そのために互いのために出来ることはもう決まっている。」

つまりはそういうことだった。

その夜、Kとも話した。実はあなたのことなのに私はこのことが苦しかったのだと。

そしてボスに何度も何度も「けっして感情的にならないこと。」と言われたことを言うと大笑いされた。

感情的なところを職場で見せたつもりはないけれど、噛みつくときは噛みつくのだということをよく理解して下さっているということで。

でも、それは決して良いことではないので、何度も何度も「そっちじゃなくてこっちね。」と具体的な方法を示してくれたのだ。

Kは、「ありがとう!そうしていく!」とたちまち元の・・・いや、前より恐ろしい女になって行った。もう誰も止められない。

人の努力とか前向きな力ってのは、誰にも止められないのだな。結局何も心配要らなかったということだ。
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2019年03月22日

仰ぐ

ある日、自分の部下の勤務形態が変更するので契約を取り直そうとしているボスが私を呼んだ。

彼女に対する私の評価で賃金を定めようとしているのが分かったので、個人的な意見と職業的な意見と全てのことを腹を割って報告した。

こういうところがあって非常に困るし、それは他の職員の士気を落とす行為でもあるし、個人的にはイライラすることが多い。特に人の話を聴かないで突っ走るところなどが。

けれども、あの方はこんなところが良いナースです。こういう場面でこういう働きを見せてくれることが何度かあって、その時は神かと思いました(笑)

嫌い、困る、と思うことが個人的にあっても、あの方は良いナースです。

そう述べた後、彼女の自給は当初の予定よりぐんとひきあげられた。

ありがとうございます!とお礼を言うとボスは笑っていた。

そして、私はボスにただの一度も何かを質問したり相談したりしたことはなかったのだけど、「この後、いつでも良いので10分ほどお時間が取れるときはありますか?」と訊いた。

ボスは当然忙しいだろうし、私もタイムリミットが迫っている仕事があったので、後程もしも時間があったら。。。。というニュアンスで訊いたのだが。

軽く訊いたつもりが、何せそういうことが滅多にないもので「何?いったい何?」ということでその場で話すことになった。

結論から言うと、話すことで凄く胸がスッキリした。

何より話が通じたということが。

そして公明正大な答えとアドバイスが返って来たことも。

私は世の中や権威を悪く見過ぎている。

けれどもよくよく見てみれば素晴らしい先輩が沢山いるのだという、頭では分かっていたことをこの時期体験に落とし込んでいる。
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2019年03月21日

あなたの道

これに気が付いてこんなことを感じているのは、この場に自分一人。

そんな場面を人生で何度も何度も味わって来た。

若い頃には、それをすぐに口に出し、未熟な表現力のため分かって貰えず首を傾げられる。

いやいや、今だってそうだ。

理解して貰えず首を傾げられてしまうことも、それを観てたじろぐ自分の恥ずかしい気持ちも。

そこは若い頃と何ら変わりない。

ただし、年をとるにしたがって、自分が他人から訳の分からないことを言われて理解に苦しむという経験も沢山積んだ。

だから今は分かる。

誰もが一生懸命で苦しいし悪人などいないのだということを。悪いことなど一つもないのだということを。

そしていつかし同じ姿勢、同じことを言い続けるスタンスを取った。

相手の大切な場所を踏み荒らして言葉のピンポン玉を投げつけるのではなくて、自分がすること、言うことでもしも誰かが気が付いてくれたらそれは見つけものであり、ありがたいことだと。

問われるから答えるのだけど、「皆と違いますよ。」という人々は、安全だと思い込んでいる立ち位置が突然揺るがされた気持ちになるのだろう。

何もしないし何も言わないのが一番良いのだと思い込んでいる人の群れの一員だから。

その人たちは自分の頭で考えたり自分の直感を信じる人が怖かったり、時には許せなかったりする。

だから今は自分がどんなに叩かれても割と平気でいられるのだけど、自分が理解している人が卑怯な人に打ちのめされているのを見ると、とても胸が痛い。

自分でも気が付かなかったのだけど、それがここのところの胸のつかえだったらしい。

何故、単身で乗り込み、単身でその場を良くして行こうとする女性を古参はサポートしないのか?

そして何故その人は弱く見える人を叩き、上司をサポートしなければ、下の者も育てない。

そういう人は沢山見て来たのだけど、それはKの戦いであって、私の戦いではないというのが最近の悩みだった。

人の傷が自分の傷以上に痛い。

それは人生でほんの時々起こる摩訶不思議な感情だった。

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2019年03月20日

選択

ある日、病院で余命宣告された方がホームに戻りたいと仰り、それが実現した。

病院ではまったく食事を口にしなかったのでげっそり痩せて戻って来られたが懐かしい笑顔だった。

それから楽しく日々が過ぎて、何とその方は退院したその日から慣れ親しんだ介護職員の介助によって全量摂取の日々。

お腹いっぱい食べて、お風呂に入って、悩みの便秘もすっかり解消して、そして皆がいる食卓で突然息絶えた。眠るように。

それは退院してから一か月以上たったある日のことだった。

笑って食べて歌に参加し、毎日楽しく暮らして、その夜の団欒を、その人は選んだ。

戻って来てくれてありがとう。

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