2020年01月29日

彼の誕生日は

施設のナースの仕事で、雇用されている職員さんの諸手続きをすることが多い。

それで、この時も何の気もなしに「〇〇〇さん、生年月日を教えて。」と書きかけの書類の手を止め本人に質問した。

すると「〇月〇日」と日付しか言わないので生まれた年も教えて!と言ったのだが「わからない!」と即答。

彼がインドネシア出身の子だったために「西暦で良いよ、西暦で。」と言ったのだが。

何と、本当に生まれた年が不明だというのではないか。

「ははさんは忘れてしまったと言いました。僕は勉強できる子でしたので先生が決めてくれました。」

な、なんと、私なんぞは自分が生まれたおおよその時間ですら分からないということで嘆いていたのだが。(よく占星術とかで訊かれたときだけね。)

しかし、彼のお母さまが彼を愛してなかったというわけでもなく、文化とか環境によるものでもあるらしい。同じ国の中でも様々な地域があり広いから。

「なので、1990年くらいにしておいてください♪」というのだけど、そんなわけにいくか。いちおう同じ答えになるよう合わせないと!

「あ、そういう感じなんですね。」

そういう感じだよ。

元はと言えば私が自分が所持している履歴書や労働契約書を観れば良かったんだわ。

彼はというと、そんなことは気にもせず、今日もせっせっと真剣に、時にはカラカラ笑いながら一生懸命仕事している。一生懸命生きている。


雪になりそうだ。
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2020年01月28日

ごはん

ある日の休日のこと。

自分でもびっくりするほど何もしなかった。

ゴロゴロして本を読んだり映画をみたり。

夕飯のためにマカロニサラダと肉じゃがとサーモンのムニエルとそれに添えるタルタルソースを作る間もぼけーーっとして急がず。ほうれん草と揚げのお味噌汁も。

Kが遅番に出かける前には牛肉とキノコのしょうゆバターでパスタをあえてランチもした。

ゆっくりゆっくり一日を過ごした。

自分が作ったものをこんなにおいしく感じたのは初めてだったかも知れない。

人には美味しいと言われたり、中には感嘆の声まであげる人もいたけれど、いつも「大げさだなあ、普通だよ。」と答えてた。

料理の味を自慢したり料理の話ばかりする人に嫌いな人が多いからかもしれない。べとべとでギトギトでしつこい性格の人のそれも。

いや、それを差し引いても普通だと思ってた。

今日の料理の味、いつもと違うくない?と相方に訊いたところ、ムニエルもサラダも全部いつも通りにめっちゃうまいと言う。

そうなんだ、これ、いつもと変わらないんだ。じゃあ、私が変わったんだ、きっと。

最近、今まで気が付かなかったことにはたと気が付くことが目立つ。

景色も視覚も聴覚も味覚も。

まだ気が付いていないことがあったんだと毎回驚くのだけど、きっとまだまだあるんだろう。
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2020年01月27日

理解

あれもこれもやらなくちゃなあ・・・と思いつつ日々が過ぎていく。

一つ一つはほんの少し頑張れば出来ることなのだけどなあ。諸々の諸事情と、時には意図的な邪魔が入って出来ない。

たまにそれらを一切無視して没頭できるときもあるのだけど、周りの人の視線が痛い。なんでナースってこんなに寂しがり屋なんだ。自分で認めないくせに人に認められたいという願望が高すぎる。

いない間に終わらせなければと思うのだけど、結局は電話の嵐。

中には命がけのゲームをしかけて来る人も。

でも、もう良いです。

原点にどんどん帰って行く。

誰かに良く思われるために今を過ごすわけでなく
誰かに勝ちたいために仕事をするわけでもなく

一番恐ろしくて厳しいのは自分。

自分が許さないということを一番よく知っている。

だからもう二度と誰かのために人を裏切ったりしない。やりたいことをやる。

それがいつの間にか思いがけず他の人のためになるらしく、気が付いたらお礼を言って下さる場面もあり。

信じたことをやろう。

本当に思いもかけず、いつの日もよく頑張って来たな、あれをよく我慢したなあと最近色々なことを思い出す。

自分をわかってあげるという作業がいつの間にか出来るようになり、誰かに怒る必要がなくなった。
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2020年01月26日

本当は笑われている人

某国では看護師の資格を持ってバリバリやっていた方々が日本で介護福祉士として働いていらっしゃる。

言葉や文化の壁はあるけれど、やはり勤勉で努力家だなと思う。しかも優しい。

で、本当に不思議に思うのは、彼らを馬鹿にする日本人の方々。

彼らより長く日本にいるのだから日本語がうまいのはあたりまえなのになぜだか偉いと勘違いなさっている。

そして看護福祉士が存在するのなら当然看護師として働く異国出身の人もいる。

わかろうとすれば言葉は分かる。心根も通じる。

そんな中リーダー業務にも挑戦していてこちらとしては非常に助かっているのだが。

とある日本人の同職の人々は彼を叩く。

しばらくすると非常に脅威に感じていて、自分の存在価値があやぶまれてきているために彼らを批判しているということが目に見えている。

もちろん彼を重要なポストにつけることで他のパートさんが切られるなんてことはあり得ないのだが、これでもかというくらい馬鹿にする。

これは、たまたま彼が外国人だったというだけで日本人同士でも起こりえることだ。

純粋に仕事上で困るのならわかろうとすると思うのだが、目的が自分の保身なので分かっては困るわけだ。彼の能力を。
だから唾を飛ばしてへんてこりんだ!あいつはダメだ!と私に主張する。

が、むしろその姿こそがこちらにしてはへんてこりんなのだよね。

「私はもう年なのでリーダー業務はしません。そういうのは若い人に任せます。」と仕事を放棄している人が、一生懸命リーダー業務を覚えている人を馬鹿にする。

これぞ恥知らず。

出来ないことが恥なのではなくて、やろうともしないのにやっている人を笑う。これを恥ずかしいと思えないのが恥知らずと言う。

同じく若い方々のカウンセリングをしていても、世間を批判するのをしばらくは黙って聞いているが。

働いてみてもいない、その人のポストや責任を経験したこともないのに唾を飛ばして悪口を言っている姿もへんてこりん。

人は自分のへんてこりんさを棚にあげる。

危機を感じるなら普通は学ぶ。

良いところがある人から学ぼうとする。

でも、空っぽのプライドを抱えた怠け者は、やっている人のことを笑うことで身を守ろうとするのよね。

結果、もちろん守れないんだよな。愛する人はおろか自分の身一つすら食わすこともできない。

私ですら歴然とわかることなので世間は沢山の人がいるから余計によくわかる。

その見苦しさと恐怖は自分を変えない限りずっと続く。
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2020年01月25日

奇跡

お看取りを覚悟された人を復活させる劇、何度も繰り返して来た。

ご家族は喜ばれる。

そりゃあ生きて欲しいから。

しかし、長年看護師やって来たけれど、あり得ない復活劇が多すぎる。だって無呼吸が出るほどの努力様呼吸で、意識レベルも300の状態からごくごく飲んだり食べたりに戻れるなんて。

これがこれまでのやり方だったらあたりまえのことなのだけどダメだった。

かと言って、誰でも復活させられるかというとそれは確約できない。

医療や看護の知識はもちろん使うけれど、それ以外のQOLの世界のこと、愛とか想いとか色んなこと。

介護の力を借りると信じられない奇跡が沢山起こるのだと知った。

疲れるのだけど頑張ろう。

やりがいのあることは誰かのためにもなる。
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