2016年07月31日

哲学者だらけ

全てを知ることを不可能だけれど、少なくとも沢山のその人自身に触れさせて来ていただいた。沢山の大切なエピソードを聴かせて下さった。

喜怒哀楽のすべて。

とくに、”怒”と”哀”を語る際には一時的にとても辛い思いをなさっていたことも感じていた。

でも、時と場所、相手や方法を選びさえすれば。怒りと哀しみを出せば出すほど、爆笑する瞬間が増える人生となる。

もちろん、いつもいつもポジティブで幸せでいる必要はないのだ。でも、自ずと濃くて深い悲しみの向こう側から、お腹の底から笑える瞬間が沢山出て来る。

例えば子供には通常反抗期というものがあるが、なまじ聡明で親の弱さを知っていると反抗なんてできない。相手にそれを受け止める力がないということを言葉すらまだうまく紡げないうちから感じ取った子供は、ひたすら自分で自分を律して行く。

はたまた比べられ沢山傷つけられ合点の行かない否定的な役割を家族に押し付けられた子供の場合、反抗することが出来たとしても、その反抗の最中ですら洗脳されて行く。
こうしなければならないんだ。ああいうふうにならなければいけないんだとか。

そんな、一人一人の人生のごく一部、ほんの1ピースを切り取ったに過ぎないであろうブログを読んで涙を流すことがある。

その1ピースですら凝縮された歴史が詰まっているから。

与えられ、与えられ、それでもまだまだもっと頂戴と言っているとは違って、それを求めるチャンスすら与えられなかった子供が居たとする。
それはもう普通の人より思い切り求めて良いのだ。

その判断基準って何?と言われるとここに書くのは難しい。映像として見えるその人の人生や、多くの色んな人に出会って来た上での客観と表現するしかない。

そうして、そんな方々の文章や言葉を聴いて涙してしまうのだけど、今回はまた一つ、嬉しいお知らせを聴いた。

その時期「あと二日でこうするんです。」という言葉を聴いて、私は胸の深いところで喜びを感じた。

そして「それじゃあ、今日からここの場所のあそこをこういうふうにして帰るよ。もう大丈夫だね?」と訊いたら「はい!」とその人は笑った。

人生には色んなことがある。

爆笑も号泣も。そしてただひたすらスイッチを切って休む時期も。

皆が皆そうある必要はないとは思うのだけど、私は、自分の欲するものと戦って来た人が好きだ。

様々なトラップやゲームにひっかかりながらも答えを見つけて自分で歩く人をこよなく愛してしまう。

そして、泣く。悲しい涙ではなくて、感動の涙。

孤独は哲学者を生むという。

この場合でいう孤独とは、みじめな孤独のことじゃない。一人を見つめて来たあなたの傍らでいつも素敵な星を見せていただいている。それを観ていると、皆出会い立ての頃はぽつりぽつりとしか言葉が出てこなかった人がとても上手に自己一致して色んなことを表現しているのを観る。

そして大爆笑もする。私はそんな芸人のようにふり幅が大きいユーモアのある哲学者の方々が大好きだ。勝手に誇りに思ってしまうほどに。

でも、いくら書いても文字ではこの感動は伝わらないものだね。

ま、いいか。この胸の中にすべてがある。

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ある日、派遣先に行った二日目あたりのこと、二人きりで20くらい年上のナースさんと居るというのに、その人の物言いにカチンとと来た。

それからも5回目、6回目とお会いする度に、段々面白い人だということが分かって来た。

しかし、様子を見ていると他の人々にもあたりがきつい。皆萎縮している。

けれども、私は面白いなあと思った。いや、もちろんちょいちょいむかつくこともあるんだけど。

”どこでも同じでしょ。”と思い込む頑なさもあるのだけど、時々発っする言葉が凄く面白いのだ。

で、とうとう距離が段々近くなり、他の人がへまをしたとき声を荒げている大先輩に「大丈夫ですって。私が観てきますって。」となだめるような関係になってしまった。

はたまたある時はまた初めてのことをするときに、教えられていないので見よう見真似でやっていたらまた「違う!あのね!あのね!」と声を荒げるその人だったが、途中で言葉を切って、こうおっしゃった。

私の目を見ては言わなかった。多分私がどんな顔しているか分かったのだと思う。怒っているのに顔を観れないほどのこちらからの圧も感じていたのだろう。

その強い大先輩が「私の言葉が足らなくてすみません。」とおっしゃったのだ。

そう言われるとこちらも「いえいえ、こちらこそすみません。」と言い返し頭を下げるのだけど、次の瞬間には「でもさー、Sさん、質問すると怒るんだもん。」と口をついて出てしまう。

「そよね。ほんと、すみません。」

そして、そのうち、なんだか、こちらの空気がむっとした感じに変わるとすぐに「また口が過ぎちゃったごめんなさい。」とか仰る。普段は鬼なのに。

そのうち雑談していたら、その方が猫を四匹も飼っているという話をして下さった。

何でも、以前住んでいたマンションが取り壊しになった際、引っ越さなければならなくて引っ越したのだけど、いつも遊びに来ていた野良猫四匹が気になって眠れなくなったとのこと。

お腹減らしているんじゃないかな?といてもたってもいられなくなり、とうとう四匹とも迎えに行って連れて帰ってしまったのだと。

「来たときにはもう8歳とか10歳くらいだったから皆大変だったけど、その四匹の子たちと今は楽しく暮らしているのよね。」

う。。。。なんだ、国が違う人くらいに思っていた人物だったのに、実は地続きの大陸だったわけだ。似ているところがある。

で、私が何も言っていないのに、むっとしたエネルギーに変わった際、素早く「やべ。」と察知して優しくし始めるのも猫飼いの性質かも。←まあ、私はそういう猫飼いではないけれど。

「あ、そういえば、尾崎さんは猫に似ているわ。めちゃくちゃ優しくておとなしいんだと思っていたら急に怖くなる。猫というよりネコ科の猛獣かしら。。。」

なんすか、それ。

少し近しい話が出来て嬉しかった日だった。

それまでは「けっ、話しちまったよ。」とか、失礼なことを思っていたのにね。


よく人を見て、独特な人だと思うことがある。

でも、実は皆独特で、相手にとっても私は独特だったのね。

結論から言うと無理しないことで、結局のところ色んなことが分かる。

それに飛び飛びだけど段々入居者さんたちも好きになって来た。ここに来て良かったなあ。何かをまた学んだなあと思った日でもあった。
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2016年07月30日

あれは何だったんだ

猫カフェではないけれど、猫カフェみたいなカフェのご自宅の二階。

「うっす。しばらくです。暑いけどお元気ですか?」とドアを開けると11匹が一斉に「おっ!」と動きを止めてガンミするのだけど、やっぱりこの子が一番強いらしく全員を追っ払って抱っこされに来る。

面白いなあ。何でそんなに強いの。この中で一番小さくて、女の子で、しかもデリケートらしくって、いつもどこか皮膚の一部がはげている。IMG_1068.JPG

その昔、アトピーを手首に持っていた仲間が「もうあまり気にしてない。今は一日一回はこのアトピーの部分にちゅっ!としてあげることにしている。」と言っていたのを思い出した。

最初は好ましいとは思えなかった自分の一部にキスする習慣を持っているなんて、なんだかラブリーで素敵なことだろうと感動した。

このにゃんこも多分、毛が抜ける自分をも含めて大事にしているような気がしている。その理由とか背景とか、色んなことを含めた自分を抱っこしてくれって、きちんと欲しいストロークを求めて来る。

他の子たちもそうなのだけど、皆、一生懸命生きているなあ。フワフワだけど強く、可愛い命。

この場所を知ってからもうずいぶん経ったものの、やはりなかなか行けない。こんなに近所なのに、カフェが空いている時間がほぼ毎日私の仕事時間と被るから。

でも、ひとしきり猫さんたちと会話した後、普通にきちんと美味しく手作りされたナポリタンやピラフやサラダやコーヒーも楽しめる。注文を受けてからきんと手作りするので、それなりに時間がかかる故、丁度良い頃にカフェへと降りて行ける。

しかも、少し朗報。時々気分で夜も開けていることがあるそうだ。

「ビール置いてるからこの間も遅くまでお客さんたちと楽しんでいたのよ。」というママさん。

と言うか、元は寿司屋の店員のベテランご婦人なので、おかみさん!!という感じなのだけど。

何だか素敵な老後を送っていらっしゃるなあーと素敵に思う。
*****

昨日とは全く違う場所なのに、昨日のような夕日を見た。

明るいゴールドのようなイエローのような。

ああ、そうか、これ、天使界と人間界を繋ぐマスターと言われている”クツミ”の色だ。

今日もTさん、観ているかなあ?と思っていたその時は、とある小さな小さな橋の上を歩いていた。

素敵な名前の交差点の傍にあるとても小さな川なのだけど、多分、これ、うちの近所の上水のように人が作った川みたいなものなんだろうな。

梅雨が明けてさらに暑いせいか、水が凄く少なくしか流れていない。

何も思わず太陽からふとその小さな川を見下ろしたとき、衝撃を受けた。私、爬虫類さんはあんまダメなのよ。まったく何が可愛い命だよ、物凄い差別だけど、でも、ダメなの。

幼い頃、九州の故郷で、川を蛇が泳いでいくを観たことがあるのだけど、その様相と全く同じように蛇がスイスイと泳いで進んで行ってるではないかい!!

蛇という生き物自体を観るのが何十年ぶりだろ?と思うくらいなのだけど、その蛇が真っ白だったもんだから、余計に怖い。橋の上だから遠いところに居てくれて良かった。

蛇が居るということにも驚いたよ、そりゃ。そこ23区内で結構な都会だったから。そして、白い蛇となると、これは記憶する限り小学生のとき観て以来。

今はもう潰されて無くなってしまったのだが、当時、小学校の敷地内に”さんさんの池”と呼ばれている小さな池があって、錦鯉が沢山泳いでいた。

それを眺めるのが好きでしょっちゅうその池のほとりに行って水中の鯉たちを眺めていた。安全な小さな池とは言え、周りは木で囲まれているので当時は結構な大きさに感じていた。

その時、水面に映る木の枝に何かが動いている。写し鏡のようにこの世界を映す澄んだ水だったので、すぐにそれが何だか分かった。

慌てて上を見上げると、白い蛇が木の枝を登っているところでまるで写真の決めポーズのようにストップして首だけをこちらに向けている。

動けなかった。目が合って。

しかし、何故だかその時は怖くなくて「こ、こんにちわ。いつもお邪魔してます。」と子供ながらにお辞儀をしていたのを覚えている。すると蛇は一瞬うなづいたかのように見えて、すぐに信じられない素早さで藪の中へと消えて行ってしまった。

おばさんになった今日、思わぬところで白い蛇さんを目撃したのだが、あの時より遠くて、しかも、あんな大蛇じゃなくて良かった。

いや、分からない。子供の頃だから大きく見えたのかも知れないし、今だって真近に居たらあれくらいの大きさかも知れない。

一瞬のうちに色んなことを思い出しながら橋の上で足を止めたのは現実世界ではほんの2〜30秒のことだったと思う。

ところがその短い秒数の間に気が付くと周りに人が10人以上は足を止めて私の後ろに立っていた。おいおい、押すなよ。なんで、皆、橋の前に来て観ないんだ!

小さい橋とは言え、こんなに左右が開いているのに人を盾にして後ろから覗くな!まじで押すなよ!←出川さんの芸でない。まじで願っている。

すると、そのうちの一人が写メを撮ろうと構えたとき、何故だか分からないけれど、咄嗟に口をついて私から出た言葉は「止めた方が良い!」という割りと大き目の声だったからびっくり。

あ、ごめんなさい。大きな声出して。でも。。。と言い訳している途中で、他の全員が「おおー!」とか「うわー!」とか言っている。

え?何?怖い!なんすか?

再び川を見下ろすと、先ほどまで順調に泳いで前の方へ進んでいたはずの蛇が水面で動きを止めて上半身(っていうのかな。)を上に持ち上げてこちらを振り返っていたからだ。

ぎゃー、色んな意味で怖いよ。その動きって可能なの?水面を床のようにして上半身だけあげて振り返れるものなの?!で、なんで、こっちを観ているの?

すると、どこかのお母さんと手を繋いでいた男の子、多分5歳くらいだと思うのだけど、その子が蛇に向かってぺこりをお辞儀をした。

これも衝撃。私も幼い頃、何気にそんなことをしたから。

面白いことに、皆、納得したような表情になって、中年も若い人も老人も子供もそこに居た全員が遥か下からこちらを見つめている白蛇に礼をした。

すると、蛇は充分な間をもたせて、まるでフムフム・・・という感じでまた泳ぎ出して見えなくなった。イエローゴールドに染められた夕暮れの中を。

あれはいったい何だったんだろうか。

大人になると子供の頃と違って妙に怖かったのだけど、何故なのか、振り返ったその蛇の顔がとても優しそうに見えたのだ。どう説明したら良いのか分からないのだけど。← 視力2.0。

昨日は天使のイメージオンリーで今日はリアル蛇。何なんでしょう。しかも真っ白な。

よく分からなかったけど、この世界にはまだまだ色々とびっくりすることがあるらしい。
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2016年07月29日

テレパシー?

某悲惨な事件が起こったとき、数年前の事件と比べられないほど大きな衝撃を受けた。

大きなものと戦えない者、あるいは自分を見つめられない人の心はドンドン病んで行き、自分より弱いと判断した存在への暴力を生み出して行く。

やつあたり程度のレベルでも許されないのに無抵抗な人間の命を奪うなんて。

しかもそんなことをしておいて自分のおかげで世の中が良い方向に変わるなんて妄想をいただいている。

恐ろしいことなのだけど、彼はある意味特別な人間ではない。普通の人の心もあまりに頑なだと思い込みや妄想癖が強くなる。

良い方に変わるどころか、もういったいどうしたら良いのか?と大泣きしている人々の涙の温度も色も人生も見えないのだろう。

前にも書いた余談ではあるのだけど、少子化の問題ですらこのあたりにある。逆の発想なんだよなあ。こんな場所に安心して子供を埋めるか?とハートが感じ取っている人もたくさんいると思う。

あと、産んで個体を増やすだけだったらGBにも出来るわ。

人間であるという意味を、何故、今、ここで・・・と考える人は、手足も頭も心も、頭の中身だって何か素敵なことのために使うと思う。決してあんなことには使わない。せっかく貰い受けたものなのだから。

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私の場合はPMS過ぎてからもしばしの間不調が続くので、これまた長いのよね。多分電解質だかホルモンだか血液の成分とか、色んなものが回復するのに少々時間を要するのだと思う。

そのせいか、朝出勤するとき、ニュースを観たり、あとは個人的些末なことでイライラしていたのだが。

仕事をやっているうちに段々気持ちが通常に戻って来るのが分かっていた。

そして、日が高い今の時期、帰ろうと思って職場を出たところ、広がる空の美しいこと。

夕焼けに変わるにはまだ少し早いかな。沈みかけている夕日が周りの雲を照らしていて壮大だった。

あまりにもびっくりして、しばし太陽を直視するというやばいことしてもうた。

で、やっと我に返って道を歩き出すと、木々の緑や道端の花が美しい。

で、フワフワの雲を観ているうちに天使の翼が連想されてきた。

しかも、おかしいな、いつもより駅が遠くに感じて翼や天使のイメージばかりが浮かんで来る。

絶対疲労度はいつもと変わらないはずなのに、いきなり背中から翼がバッ!!と広がって飛んで行ってしまえそうな感覚だった。

なんだ、これ。。。と思いつつ駅に着いてやっとこさ電車に乗ったら、名古屋のTさんからのラインで美しい夕日の映像とそれを送ってくれた理由を説明してくださっていた。

それは地域が全然違うのに同じ時間帯に同じような光と色を放った夕日だった。”雲が天使の翼みたいに見えるの。”というのを読んで、ビックリした。

ああ、そうか。同じ時間に同じものを観ていたのか。それで天使天使、翼、翼ってワードと映像が浮かんでいたんだあ。

その後、やはり電車に乗ると、あれあれ?いつもと同じくらい怠くなって疲れてきたぞ。そりゃそうだろ、仕事して来たんだから・・・と思っている頃、〆のスタンプが送られて来たのでひそかに笑っていた。

物質が人の心を作るということはないが、思念や意志が物質を作ったり願いを兼ねたりするというのは本当なのかも知れない。

どうぞ気が付きたい人は気が付いてと言わんばかりの天からのプレゼント。

Tさんの回路を通じて私にも来た。

もう今日はお互い休もうね。
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2016年07月28日

いいの?

新しく行きはじめた特別養護老人ホーム。

七回目に行く際に派遣会社の方からお電話がかかって来た。

『もう少し更新しますか?』

え?「まだ現時点で一か月も行ってないし(しかも飛び飛びで七日)、元々二か月のお約束でしたよね?来月も行きますよ。

『いや、あの、9月10月もって意味なんですけど。』

えー。それはちょっと分からないなあ・・・。せめて一か月延長くらいならば・・・。

『もしも施設側で二か月延長って言って来たらどうします?』

それに生返事していたら結局のところ一か月延長になった。

なんだか良いような悪いような。通勤が遠いんだよね。

設立されてから10数年でまだ新しいと常勤の方が仰っていたけど、全然新しかない。むしろ従来型の古いやり方だと思う。

もっと出勤出来ないの?と言われもしたけれど、本職も明かしていないので、はい、ちょっと色々と忙しくてとこれまた生返事。

で、これ、鉄則なのだけど、どこへ行っても自分から見て合う人と合わない人が存在する。

だからもちろん私を好きな人もいれば大嫌いだと思う人がいるわけである。

で、飛び飛びと言えどだいぶん覚えて来たので普通に仕事をしていると「ちょっと。経管栄養をやる人は全部のシンクを掃除するのよ。知らなかった?」と言われる。

当然言われていないから知らなかったけど、そうなんですね。四つもあるシンクをぜーんぶ掃除するんですね。漂白するんですね。クレンザーかけるんですね。

私にそういうこと言うと大変なことになりますよ。

何故ならば、私はやるかやらないかの両極端の人間なのでやりだすと止まらなくなる障害とも言える性質なんすよ。

それでシンクを掃除しだしたのだが、人の顔が映るほど磨き始める。

あまり長いこと掃除をしているので「ね、ちょっと。バイタル記録したの?」と言われれば”しましたよ。そこに書いてるので見てください。”。

ごしごしの手を停めず、答えると「経管は閉じて来たの?」

閉じてきて物品も磨きました。

あ、風呂場に呼ばれたからあの人とこの人の処置もして来ました。

『もう吸引の時間よ!』

しましたよ。いっぱい取れました。

そんな調子で私が手を停めるときと言えば、綺麗になったかどうかを眼光鋭く確認する数秒のみで、再びごしごし。

しかし、四つ目のシンクの下に位置するアオカビが取れない。くっそー。

『ねえねえ、それはもう良いわよ。血糖を測定しに行きましょう。』

測定して値はそこに記してあります!くそ!このアオカビ!昨日今日、いや、数か月くらいでできたカビじゃないっすね!💢

『・・・・あの。派遣の時間すぎてるからもうお帰りになって。』

いいや、だって経管栄養をやった人はシンク四つを綺麗にするんですよね?時間外手当なんて要らないから落としてから帰ります。

『いつもそんなにやっているの?』

いえ、やるか、やらないかです。で、上司命令だから頑張っているの図に過ぎません。

終いには「ごめんなさい。ごめんなさい。カビ作ったは尾崎さんが来る前よ。」

わかっとるわ。

『いや、ほんとに悪かったと思う。今度はかるーーく掃除して。』

軽くなら来る度やってきましたが。

『あ、それで充分。ほんとに余計なこと言ってごめんなさい。』

全く持って難儀な性格だなあと思う。もちろん私が。色んなキレ方してしまう。

でも、そちらも謝るくらいなら物言いに気を付けてほしいの心。
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2016年07月27日

悪く思いたくないという気持ちも頑固に自分を傷つける / おめでとう一周年

寒いような暑いような。

疲労困憊&PMSの終わり掛けで体も訳わかんないことになっているせいもあるのだろう。

でも、雨が降っている夜がふけてからは確実に寒かったなあ。

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遅くなりましたが、今日はNさん、Oさん、Kさん、Mさん、Yさん、スケジュールが今いちはっきりしていなかった点が決定しましたのでメールを送りました。

いちおうラインの方にもお知らせ入れたのですけど、最近不具合が多いので来てないよ・・・という方はお手数ですがお知らせいただけると大変ありがたいです。いつもご不便かけてすみません。

**************

と言っている間に今月もカウンセラーズトレーニングの会がやって来た。

先述のような体調故に寝ても寝ても眠いのだけど、冒頭のシェアリングの会で皆さんのお話しを聴きながらびっくりして目が覚めることが何回もあった。

お一人お一人、分かる人には分かる偉業を達成なさっているなあ。

ほんとに余計なものに左右されず自分の意志で自分を大事になさっている。

それ繋がりってか、それとはまた別の話になるのかも知れないけれど、飲み友達に何かが見えたらしく「かおるさん、そんな甘いこと言ってるからダメなんだよ。」と言われ『いや、ちょっとってか・・・少々勘違いしているだけで人としては良い人なんだよ。』と力説したことを思い出した。

『俺のは取っ払ってくれたり、”優しすぎるんだよ”とか言いながら、自分がそれかいっ。』

いや、だって・・・

『心理学学んでもその方向性が変わらないんでしょ?どうにかして祓ったる。でも、なかなか取れないなあ。』とか言っているときに、何にも関係ないりっちゃんママが躓いて五郎丸ばりのタックルして来たことを思い出したりもして。

世の中不思議だけど不思議じゃないこともあるもんだ。

心理学とスピリチュアルなこと霊的なものって突き詰めれば繋がっているのだけど、私は、あんまり後者の表現をするのが好きではないので言わないでおいたのだけど、大抵飲みの席でも先方からふって来られる。

でもって、カウンセラーのトレーニングの会だってのに、何故か口をついて出てしまった。身内のことなのに何て失礼なことを言っているんだ、私は・・・と思いつつ、誰かに喋らせられている感じがする。でも、やっぱ、失礼だよなあと日和見主義なところがあるんだよね、弱えーなー、私。

そこで登場、M氏独自のブレンドスプレー。何もシナモンやセージが入っているからだけじゃない。この人が作るってのが重要なのだろうなあ。

皆この話をした後、ふりかけまくっていたので良いにおいになっていた。(笑)

冷徹と優しさのバランスって大切だよね。素晴らしいと思う。私もいくら思っていることとは言え綺麗ごと言ってないで見習いたいよ。どんな人にも素晴らしいところがあるが、中にはそれを打ち消すほどのやばい闇を持っている人だっているんだ。

誰かが「その方、幸せになってねとは言わないんだね。」という言葉を聴いて、それそれ!と思った今日だった。

人のエネルギーは本心としてどうしてもその人の言動に現れる。

*************IMG_1127.JPG

夜、夫がオイスターバーへ行こうというので「昨日行ったばかりだろうが」と怒ったのは非常に疲れていたからでもあるのだが。

夫が「今日がオープンしてから一周年記念なんだって。一杯だけ飲んで帰ろうよ。」と花屋の前で車を停めたが、この間より速い時間なのに閉まっている。なるほど、定休日か。

手ぶらで申し訳ないがおめでとうだけ言いに行こう。

でも、夫はここの若きマスターが大好きだという○○屋のおいなりさんをおみやげに買ってウキウキしていたけれど。


これの前には事務所へMさんへのレモンケーキを買ってウキウキしてやって来とった。

カウンターに座ると疲れている私はびっくりするくらいウトウトしてしまう。

さすがに夫もそれを観て「よしよし、早く帰ろう。無理やり誘って悪かった。」と店を出るとき、若きマスター(多分昔は相当のやんちゃ坊主の方)が、ちょっとの時間しか居なかった私たちなのに、記念グッズをくれた。

あー、手ぶらで来たのにごめんなさい。一年間、おいしいワインや牡蠣をありがとう。

今後もご繁栄をお祈りしています。
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2016年07月26日

朋輩じゃ

たまたま電話カウンセリングばかりが集中した日だったので一日自宅に居た。

世の働く方々には申し訳ないくらいのたいした通勤距離じゃないのに自宅に一日いられるとほっとする。

本当は事務所まで行って掃除でもすれば良いのにねー。まったく。

しかし無理をせず楽を取る。

とはいうものの、電話カウンセリングってのは難しいもので相手の顔が見えないので声とエネルギーをつかみ取らなければならない。

しかも、途中でイヤフォンが壊れたので昔のように耳をつけて仕事をしていたら電話が熱いのなんのって。

*****IMG_1126.JPG

夜になって終盤のカウンセリングで少し嬉しいお話しが聴けた。

いや、彼女にとっては過渡期なのだけど、色んなことが起こる中、勝手に刷り込まれた自分を縛るルールに支配されず、自分を大事にしていく方向で考えてくださっていたこと。

何せ命あっての物種だから。

どんな企業であっても独特の狭さがある。

それと自分の命や価値を引き換えにしてはならないと私は思うのだ。

それと同時にそれを理解することの難しさも知っているので、彼女自身が、カウンセリングに限らず、心理学も受講して下さって来て、物凄く目覚めた部分があるのだなということが嬉しかったのだ。

一緒に目標を決めたものの、それ以前に彼女は自分がどういう状態で、どういうふうに情緒的な問題が来ているのか?ということを把握していたので、既にその目標は達成されていた。

聴けた良かったなあ。話して下さってありがとう。

**************

で、夜、まだ書類仕事だのPCの中の仕事だのが残っていたのだけど、夫からライン。

『確認だけど、今夜Kさんご夫婦と牡蠣食べに行くの、忘れてないよね?』と。

ひょえーー。凄い遅刻。

でも、かなり遅れるとは思うものの会いたいので行きます。

マスターのN君や久々に登場のKさんや、店員さんに限らずお客さんたちの中にもお目見えして良かったなーと思う方々ばかり。

途中、本日休業している別の店のBマスターも来て下さったり、Kさんがやはり数年前にさしあげたライターを使って下さっていたので嬉しいと告げると「朋輩じゃ!」とまたあのセリフを言って下さる。

自分が下さった財布はさっさと捨てろというのに。

たばこに火をつけて下さった。

今日、最後の一服。

さあ、明日も最善を尽くそう。
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2016年07月25日

感情は素直 生きるは礼節で

カウンセリングの件数が多くなって来ると、一人一人の異なる人生に感銘を受けることがある。

しかし、どれと同時にまったく同じセリフや同じようなエピソード、そして同じタイプの方が訪れるということもある。

後者の場合でも決して決めつけずに最後までセオリーに乗っ取って傾聴するのだけど、結局最後まで聴いても寸分たがわないケースに遭遇するということ。

比率としては絶対的に男性のクライアントさんに多い。彼女や奥さんが居るのに他の女性に告白されて悩んでいるとか、はたまた独身の人でも複数に告白されたというエピソード。

で、そこまでは何の問題はないのだけど、個人としてはその出来事に対して何をどう悩んでいるのか?ということと、それを話す目的は何か?ということ。

その人だけの感情や気持ちが一つの出来事から悩みを作るわけだから、充分に出来事を聴いた後はそちらを訊いてみるのだけど、終始ニヤニヤしている人がいたり、あるいは「だから!僕はもてないわけじゃないんですよ!」と突然切れる人がいたりもする。

どちらかというと、個人的には人を好きになるとか好かれたということ自体にはさほど一喜一憂しない。色んな愛があると思うから。

でも彼らが興奮して主題にするのは決まってエロスだけなんだよなあ。

でも、自分には価値があるんだ、わかってくれというのを説明するための材料が彼らにとっては人に好かれているんだぞということなのだと思う。

なので、目的が違うし悩んでもいないので、主張をするタイプのエピソードだったり称賛されたいだけだったりするのが、いくら長時間聴いても変化しない。

もしも悩むとしても「どちらとくっついた方が得かな?良く見られるかな?」とか、あるいは「どうしたら両方と関係を保てるでしょう?」とか、もっとひどいと、さらに人数を増やしてもてるには?という話に流れて行ってしまう。

そこのところは、何故そうしたいの?ということで根本的には自分見つめに持っていく手法に変わりはない部分もあるのだけど、人生や生き方や仕事や幸せに生きることをテーマにやって来る人々と比べると、あまり得意じゃないなあ。

何故なら、人を愛せないし愛そうともしない人、その上で人から何かを貰おうとしてばかりの人には本当の豊かさや幸せが来ないから。

数は少ないけれど女性にもいらっしゃる。「告白されたの。旦那がいるのにどうしよう。」とウキウキして果てはピロトークまでのエピソードを話していらっしゃる場合、20代30代だったら可愛いかも知れない。もしかしたらだけど。

でも、もしもそれがプライベートの友達だったら「で?」となる。

ある昔の知り合いは「喘息があるから怖いんだよ!一人で居るのは!だから若い頃から複数恋人がいないとダメなんだよ。生きるためだよ!」と逆切れしていた人もいた。齢50代だったけど考えてみれば20代くらいから同じことを言っていたので、はなから自分の面倒を観させる相手(親代わりのようなもの)を探していたのだろうなと思う。

プライベートの場合、何故、『で?』と訊くのは、自分の気持ちはどうなの?ということが聴きたいからなのだけど、実はその人たちにはそんなことはどうでもよくて、とにかく恋に恋をしているか、誰かにパートナーが居ることを示したいか、あるいは依存したいかとか、その辺の理由なので、「????」となっていらっしゃる。

人を愛しる喜び、人に何かしたくなる喜び。(頼まれてもいないおせっかいじゃなくてね。)

それを知らない人の場合は多分、愛されていたとしてもその意味や価値が分からないのかも知れない。

一方で、本当に好きなのだなあ〜ということが伝わって来る感情中心の話だと、自然にそれが伝わって来て応援したくなるのも事実。

『同じじゃねーかよ!やってることは!』と言われたこともあるのだけど、全然違うんだな、これが。

自分と人を愛そうとしているの物語はいくらでも耳が開くが、愛を貰うことばかりを求めたまま年を重ねて良い大人の年齢になった人の話は、少々苦手であったりする。

自分が何が好きで何が嫌いかすら分からない人はまずカウンセリングに来ることは少ないけれど、稀に近しい人にそんな話をされると、やっぱり『で?』となるのも、それが私だから。

中には生育環境故にそんな時期が来るのが少々遅かっただけの方もいらっしゃるのだけど、チューボーの頃からずっと変わらない恋愛観を持ってニヤニヤしている40代50代はつまらないなーと正直に感じるのも私でもある。

感じるものは仕方ない。
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2016年07月24日

星粒が流れていく何かに向かって

先日、カウンセリング中に自由ーにお話してくださる方の言葉がとても面白かった。

「タイムマシン、できなかったですねー。乗りたかったなー。」と仰ったのは、タイムマシンが出て来た昔の某人気映画の設定する未来が今現在の西暦あたりだったから。

乗れたら面白いと思うけど、私は多分乗らないなー。

そう思いつつKさんはどうして乗りたいの?と訊いて見る。「1985年ですよね、あれ。あのころに戻ってやり直したいなーと思いません?」

ああ、なるほどー。改めて思い出すとああしておけば良かった、こうしておけば良かった、ああいうふうに言えば良かったとか色々思うことがありますもんね。

「そうなんですよ。私の場合は丁度あのころからやり直したいんですよ。何故かと言うと。。」と個人的な人生歴を話して下さったのだけど、ここには書けないので割愛。

沢山お話しして下さった後に「かおるさんも戻りたくありませんか?」と何度か訊かれた。

でも、私は乗りたくないの。戻りたくないの。もちろん、今までの人生の楽しいことも辛かったこともあった方が良かった。今思えばだけど。

その楽しい瞬間にはあたりまえだと思えたり辛い瞬間にはほんとに嫌だと真っ暗闇な気持ちになったり。人は時を経てみないとその体験の意味が分からない。

だから楽しいことも辛いことも、いいや、例え良い思い出オンリーだったとしても過去には戻りたくない。

一つ目は、その段階を経て今の自分がここに居るから。

そして、一番大きな理由としては、1985年には今現在の私の大好きな人が居ない。夫や友人やナース仲間や飲み仲間、懸命に生きているクライアントさんや生徒さんや・・・。

例えその時に出会えたとしても互いのタイミングや意味を知るところにまで至っていなかったとしたら無駄にしていたかも知れない。

そう。戻りたくない。あの時代にはあなたもあなたもいないから。

それでは、若くして亡くなってしまった幼馴染や、ご病気で亡くなってしまった方々の幾人かと会いたくないと言えばウソになる。けれども、それは解決しているのが魂の世界。言いたいことがあれば伝わるだろうし、いつしか自分も魂だけになったときにはもっとリアルに会えるかも知れない。

「ああ、だから乗る必要ないんですね。」

(いや、ってか、乗りたくないの。

「そだ!かおるさんはいつも前を向いて歩いているから未来に行くためだと思ったら?それなら乗りたい?私は乗りたいですよ。早く楽になりたいー。願いも叶えたいー。」

うう、例えば、今の私の言っていることや考えていることや感じていることって、85年の私に言っても絶対通じない話が多いの。

で、さらに言うと突然未来へ行ってもしも沢山の夢がかなっていたとしても、そのプロセスがすっぱ抜けていると感動も何もないと思うのよね。

例えば、赤ちゃんが100キロのバーベルあげたいとか言って突然未来に飛んだら、そのバーベルに潰される。

準備もできていないのに、レベルの高すぎる難題に出会ったら死んじゃうよね。

だから多分天は身の丈に合った課題を少しづつ、一歩一歩進みやすいように与えているのだと思う。なんとなくとしか言えないのだけど、そのなんとなくが、とても確信を持っている状態。

過去や未来の夢は素敵。

とても素敵。

けれども過去は過去という宝石で未来は未来という宝石。

でも、今日という一番の宝物を大切にしないと、今日が過去になったとき、何回も何回も戻らなければならない気持ちになってしまう。

結構、人って心の中で勝手にタイムマシンに乗って職場に戻って嫌なことを反芻したり、トラウマをじくじくいじっていたり怒りに飲まれていたりするものだ。

はたまた過去の栄光を飽きるほど人に話したりとか。

でも、今日という二度とは出会えない原石を磨きつつ、大事に楽しく生きる。

知らず知らずにみんな自作のデロリアンに乗っていたりするのだけど、人に向かって突っ込んで来ると怪我するのよね。

そういえば、あの年は、We are the Worldが流れていた年だったような。

色んなものが変わって行って、流れて行って、そしてその後残っているものがある。

それがあなたを作っている。

それも自らの手で。
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2016年07月23日

その後はわかりませんが(自分のことで必死で)

二日前、りっちゃんママやたまちゃんマスター、それにMちゃんカップル&お店を立ち上げ中の方々と、恐ろしい時間まで遊んでいたというのに、PMSが軽くなる。何、これ。

M氏のマッサージ効果なんだろうな、これ。

今日も普通に仕事ができた。ああ、普通ってありがたい。

が・・・、それなりに疲れての電車での帰り道、夫からラインで「体調はどうですか?」と。

ほんとは凄く良くなっていたのだけど「最悪です。」と答えておく。

なのに次の返しが「鶏ママとKさん夫婦と飲んでいるけどいかがですか?」

・・・・・・。ママにはもう何か月も何か月も会っていない。Kさんご夫婦のことはついこの間考えていた。

自分の事務所でハーブティーを飲んでいたら、その透明なグラスに”2014 8 24”という文字と猫のイラストが浮かぶ。

ああ、これ、わざわざ作って下さったんだよね。当時仕事中に盗まれたお財布のことで嘆いているときもKさんが自ら財布を選んでプレゼントして下さった。

「消耗品なんだから、ボロくなったら捨てなさいよ。」と言われたが、これ、もはや物質じゃないのよ。心が入っているの。

なので以後、もちろん捨てられるはずもなく定期的に磨いて使っている。若干ファスナーがいかれてはいるが。

一旦断った後、自宅でゆっくりして明日に備えようと座り込んだのだけど、色んなことが思い出されて、結局シャワーだけ浴びて鶏工房へ行った。

鶏ママの親友のバブル姉さんと肩をたたき合って笑った。

もう一つ、家を出る前に気にかかっていたことがあった。

二日前、新しい出来かけのフィリピンパブを一生懸命作っていたTちゃんマスターやH兄さんSたんのこと。

店は散らかっていたが実に真剣に考えて作って、店の隅には既にお祝いの蘭が沢山寄せてあったなあ。

昨日一日で店が出来上がったら今日開店するとも言っていた。(いやあ、多分、あれではまだ開店できないんじゃないかなあと思ったものの。)

その散らかり放題の中で飲んだりカラオケしていて悪かったなあ。

鶏工房へ行こうと思った時間は既に20時半を回っていた。

都内の繁華街じゃあるまいしもう開いている花屋なんて無いだろうなあ。

などと思いつつ出かける前に近辺の住所で花屋さんを検索して電話をかけたところ、実に感じの良い奥様が「あ、大丈夫ですよ。開いてますよ。」と愛想よく答えてくださる。

住所だけ握りしめてタクシーに乗ってたどり着いたら、そのお花屋さんのご夫婦の顔を観て思い出した。

あ!この方々、Tちゃんマスターのお兄ちゃんの同級生の方々だ!

思わず「あそこでお会いしましたよね。ほら、息子さんと。」と声に出してしまったら「ああああ!」と笑顔で思い出して下さったお二方。夫の会社名まで思い出して下さって。

それで事情を話した。

いや、恥ずかしながらこういうこと、したことなくて相場も分からなくて・・・。しかも、選びに行く暇もなくて・・・。でも、もしかしたら今日が開店日なんですよ。○○寿司の隣の地下なんですけど・・・。

例えばここにある蘭は如何ほどするんですか?と訊くと「ああ、そうだったの。オープンするの?そんじゃ、いくらいくらで良いよ。」と素人でもわかるほどぼろ負けに安く売ろうとしてくれる。

いえいえ、正規の値段で取って下さいよ。しかも、もう9時なのに!

すると奥様が「今、持って行ってあげないさいよ。」と旦那様に仰っている。

こんな時間に関わらずお店はてんやわんやな様子で花々や茎が散らかっているので、「いえいえ、いいんです。自分で運びますよ。」と言ったのだが。

「重いからダメですよ。届けてあげます。」とまで言って下さるばかりか、本当におそらくは破格の値段で仕事をして下さった。

全く涙ちょちょぎれる。息子さんはお元気ですか?ともっと色々話したかったけど、鶏工房でKさんやY枝さんが飲んでいる。

しかも、私、タクシーですっ飛んできちゃったもんだから、わかんなくなっちゃって「え、駅はどっちですか?」なんて訊いたもんだから「やっぱりこちらが届けることにして良かった。」と笑われた。

しかも通りすがりの知らない爺ちゃんまで笑っているし。「おもしろいね、あんた。わしが連れて行ってあげたいけど、わしも忙しい。女のところ行きたいしな。

おめーの方が面白いわ、爺い。でも、優しいな。

私と同じ旧姓のお花屋さん。この御恩は忘れません。

嬉しい気持ちのまま鶏工房に行ったら、鶏ママの親友のバブル姉さんとも飲めた。

しかし、途中で勘弁してください、姐さん。もう私、だめです。帰ります。

「覚えててよ。」

そちらこそ・・・。

そんな楽しい夜を復活させ過ぎてはいけない。

何故ならば明日が怖いからだ。

何せ飲まない日々ですら必死だったのだから。

それはともかく、花屋さんご夫婦も、花を贈る気持ちにさせてくださる面々も、鶏工房で爆笑させていただける面々もすべて感謝に堪えない愛すべき人々だった。
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2016年07月22日

チャレンジャーたちの夜

そんなわけで昨夜「ぽんぽんと腰と頭痛いし、怠いからほんとにすぐ帰るからね。」と夫に釘を刺しつつ行った猫居酒屋さん。

でも、暇と体力さえあれば楽しい場所だし大好きな人ばかりなので私だって行きたいの。ほんとに普段なら。

雨が降っているのにも関わらず猫のコロちゃんが何度もやって来ていた。最初はママさんが用意しているカリカリさんを店の外で食べていたのだけど、ドアを開ける度に目が合う。

いつもだったら、とっととコンビニへコロちゃんの好きな猫用カニカマを買いに走ったところだけど、そうそう身軽に動けない体調だったので、まあ、良いかと思っていたのよね。

しかし、雨の中、ほんとに何度もすりガラスにシルエットに姿が写ってこちらを観ている様子だったのでとうとう買いに出た。”入っていくのを観たぞ。居るんだろ。声も聞こえてるにゃん!”と言われているようで。

店の外に出て「そんじゃセブンに行って来るね。」と言うと、黒目が大きくなって両足を踏み踏みしている。かしこい野良ちゃんだから決して人に一定以上人間に近づかないんだけど、私が道路を渡って帰って来るまで、じーーっと見つめて、帰って来るなり嬉しそうに食べ始める。

最初お店は私たちを含め二組しかいなかったのだけど、顔見知りのお客さんが幾人も入って来て、Mちゃんの彼氏さんもいらした。「ああ、Y君、久しぶりです。」。

皆「Mちゃんは?」と訊くと「いや、わかんない。」と答えていたが電話をかけていた。

既にその時夫が代行車を呼んでいた。よしよし、約束通り適度な時間に帰ろうとしている。

と思いきや、「あんたはもう少し飲んで帰りなさい。Mちゃんがこれから来てくれるそうだよ。」

ううっ。確かにMちゃんには会いたいな。しかし、PMSが・・・。けれども、本当に久しぶりに来たのに、しかもMちゃんたちも毎日来るわけでもないのに会えるのは奇跡じゃないか。

それじゃ、もう一杯だけ飲んで帰るねと答えて夫だけ帰った。いつもの逆バージョンだわ、これ。

それからほどなくMちゃんが到着して大事な話が聴けた。やっぱり会えてよかったなあ。頑張り屋のMちゃん。本当に一生懸命今の場所でヘルパーさんを全うして来たMちゃん。でも、だいぶん前から体調が悪い。

「辞めることにした。そして勉強する。」と、簡略するとなんて短い言葉になってしまうんだろう。でも、これまで彼女がどんなにその場所で頑張って来たかが想像できるというのに。

生まれつきの体質とは言え、なるべく健康でいて欲しいしずっと会いたいので無理を止めて貰えるのはこちらとしては嬉しい。

Mちゃんの転機なんだね。。。という話をテーブルで二人向き合って話し込んでいて、周りはわいわい&ゲラゲラで盛り合っている。この店には真剣や真面目さもあるけれど笑いもある。

しかし、さて、そろそろ帰ろう。それまでりっちゃんママ以外は男性客ばかりだったので、Mちゃんが現れたことで「生理、きちーーっ!」と愚痴を漏らすころもできて楽だったし。

その時、マスターのTちゃんが「今、H兄さんとSたんから差し入れ頼まれたからみんなで押し寄せようよ。」という声。

?????

最初は意味が分からなかった。
で、近々焼き鳥やたこ焼きの別店舗を出すと聴いてはいたものの、なんと、この近所にフィリピンパブまで作っているという。

で、その会場をリフォームしたり掃除したり照明を取り付けたりで、今日はSたんとH兄さんがそこでてんやわんやしていたそうだ。

多分、そんな作業しているから腹減って差し入れ欲しいとTちゃんマスター一人に頼んだのだろうと思う。なので先方は忙しくて私たち5〜6人が押し寄せることなんて望んでいないはず。邪魔だろう。

酔っぱらっている私でさえそんなことを思った。

「じゃ、私はここでおいとまします!」と言うと常連のAさんも「俺も!」と。

するとTちゃんとママが「えーー、なにそれ、行こうよ。」と。Tちゃんなんぞは下唇出してすねる演技まで。

今、何時だと思ってんの。(笑)

「でも、観てみたいじゃない、どんなところか。」と酔っぱで可愛くなったママがはしゃいでいる。

Y君も「かおりん、帰る?じゃ、俺も。」と言い、Y君が帰るということは当然彼女であるMちゃんも帰るということで、よし、形勢はこちらが優勢。

しかし、Tちゃんが「なんだよ。行こうよ。」とすねた演技がど迫力。演技なので可愛いのであるが。

とうとう私はりっちゃんママに「私、今日実は生理でね。痛いの。」と打ち明けたところ。

「ああ、生理ね!我慢して。」

ママ!声がでかい。生理と叫んではいけない。・・・・・・・・・。驚愕である。しかし憎めない可愛い酔っ払いママ。

で、結局のところ5分ほど先にあるまだ作りかけのフィリピンバーにみんなで大移動。

雨がざんざん降っていてMちゃんが傘をかざしてくれたのでありがたく入っていると、可愛いママがニコニコ笑いつつ完全に私を見据えて「誰かあたしの傘に入りたい人!!!」と言うので爆笑しつつ移動する。「きゃははは!無理やりでごめんね!」なんて笑っているママ。

案の定店の中はまだまだ片付いて無かったので「いやあ、邪魔だろうなあ。」と申し訳なく思ったのだけど、マスターもママも楽しそう。

Tちゃんだけ来ると思っていたH兄さんは半ばぎょぎょっとした感じで「ここのカウンターは触らないでね!紐はってあるところはまだ塗装乾いてないからね!」と叫んでいる。
そりゃ突然複数のよっぱがぞろぞろ来たらそうなるよね。一生懸命作っているのだから。

でも、そうかー。見せたかったんだよね。最近Tちゃんもママも大変ながらもウキウキしているもんなー。新しいことを始めるのが嬉しいし、常連の限られた人間にも観て貰いたかったんだね。

りっちゃんママが「カラオケを歌いたい放題させてくれるって話で来たんだけど!」というのでびっくりした。

だ、誰かそんなこと言った人いたっけ???

しかし、散らかったはいるものの、カラオケの設備だけは出来上がっている店で、Yくん、Mちゃん、りっちゃんが歌いだした。

もう、皆うまいんだよねえ。IMG_1121.JPG

Y君はうますぎるし、りっちゃんもMちゃんも可愛い。

Mちゃんの光に照らされている顔がその辺のハーフさんやフィリピンさんより美しかったので写真を撮ったのだけど、ここにアップするわけには行かない。

でも、りっちゃんママはほとんど公人扱いで良いでしょう。(笑)歌詞を一部変えて歌うところがまた可愛いんだよね。IMG_1122.JPG

「かおりん、出来上がったら一緒に来ようよ!」とりっちゃんママ。ええ?フィリピンパブへですか。

マスターは「来て来て。俺、店が暇なときはこっちに来ちゃうと思うし。」と言っていたが。H兄さんは「女の人同士で来る人はいないと思うよ。」と。

ママ、やんわり断られてるよ。(笑)止めよう。

にも関わらず酔っぱの口上は陽気で楽しく続くのだった。

皆、夢を広げているなー。

何かを立ち上げるってなんでも大変なのよね。

それを知っているからこそ余計に応援したくなる今日この頃。
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2016年07月21日

癒しと笑い

まあ、そんなわけでPMS。しかも生理二日目という修羅場だった故。

11時からカウンセリング始めてからおそらくは夕方頃まで終始ゾンビのような顔で傾聴していたのだと思う。

まったく同じ人間なのに、どうしてこうもこの時期は体も心もすべてが変わり辛くなってしまうのか。

そして最終17時にM氏が教育分析に来訪して下さったとき、同じく腰やお腹も頭も痛いし怠いのは変わりないのだが、彼女も同様にこの辛さを知っているタイプなので言えるというこの救い。

その上で傾聴したり答えたり出来るという時間はありがたい。で、少しコアな話も出てゲラゲラ笑う。

途中、多分一時間くらい経過した後夫から着信が鳴ったのだけど無視しているとMさんが「どうぞ出てください。」と気を使って下さる。いや、たいした用事じゃないから良いんですよ・・・多分”明日は大阪に出張だよ。”とか”迎えに行こうか?”とか”飲みに行こうよ。”とか、そんなこと。

それでも優しい彼女は「いや、どうぞ出てください。」と言ってくれるので出ようとしたら・・・間違えて応答じゃなくて拒否のボタンをタップしてもうた。あーあ。

でも、大事な用事ならまたかかって来るだろう。

で、物凄く嬉しかったのはMさんが「もし先生に時間があるかなら足つぼやってあげたい。」と仰って下さったこと。

しかし、だめなのです。今日は足が汚いし生理だし、色んな意味で不浄な私なので御手を汚したくない。

「そんなこと言っていってたら私の足だって。。。もし、よかったらほんとに。」

もうこれで何度目だろうか。本来ならサロンに赴いて受けるのが筋なのに、しかも、この最悪のコンディションの時に施術していただくことに。

そこへ夫から電話。「迎えに行こうか?」。

これからMさんがこんなことしてくださるの。だから先に帰って。もしくは飲みに行くなら一人で行ってと答えては横になるゾンビの私。

すると夫は「じゃあ、一時間半後に迎えに来る。」と。

それにしても、施術を受けながら、自分の状態が、過去リフレを受けた回数の中でマックスにひどいことになっていると感じた。もう、とにかく凄く効く。

「そうですね。かっこ良いことになってますね。」

彼女は、いつの頃からか、決して人の体を悪いとかひどいことになっているとか言わない。

で、私はくしくも彼女のリフレが一番合っていると思う。いくら足つぼの板を踏もうが、例え世界的に有名な先生がいたとしても、絶対これに匹敵するものはない。どれも叶わない。

痛さも場所も加減も本当に丁度良い施術をバラのクリームで丁寧に癒してくれた。まあ、いつものことなのだけど、ほんとにマックスにダメダメだったので神に思えるくらいだった。

ほんとにすごいものを持ってるねと言わずには居られない。

この感覚を彼女にそのまま映して、ほら!私、こんなに助けられたんだよ!と分かって欲しいくらいの唯一無二。

それなのに「ありがとうございました。」と先方が仰るなんて。

すっかりすっきりした頃、夫がニコニコして玄関のチャイムを押した。

その頃既にMさんは帰っていたのに、レモンケーキをウキウキと持って来たので「お、お帰りになってしまったよ。」と告げると「くそう!次はいつ来るの?ああ、ピザの会までは賞味期限がもたないじゃないか。もういい。俺が食う。」と残念がっていた。

で、車での走行中、予想通り「俺、明日出張で居ないしさ、それに最近全然一緒に外でごはん食べてないからさ。とまり木さんでも行こうよ。」と言う。

生理だって言ってるでしょ。分からないだろうけどゾンビなの。しんどいの。

「でも、ずいぶん、顔色良くね?目がぱっちり開いてるけど。」

それはMさんがリフレして色んなものを流してくれたおかげであって、決して酒を飲むために元気になったわけじゃない!!

「あ、そかそか。じゃあ、今日は一杯だけ軽く飲んで帰ろうか。明日俺も出張だから本当だよ。おいしいもの食べてささっと帰ろう。」

と言われたのだが、予想通りそうはならなかったどころか、予想以上の夜になってしまったのだが。

この続きはまた今度。

いやあ、その予想外の夜を過ごしたのにも関わらず、そして、まだまだPMS中の最中なのに、何故だか楽。

あの技術は凄いなあ。

でも、いい加減に寝ようと、最低限の仕事を済ませて寝たのは朝だった。
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2016年07月20日

ペース

どうも眠い眠いと思ったらPMSだったらしい。

年齢的にも不規則になって来ているので「え?またか。」とかということも多い。

なのだけど、それなりに60パーセント程度は頑張り自分をある程度許し続けて頑張っている。

”無理しちゃダメだよ。”症候群の方が自称セラピストの方々には多いのだけど、それだけだと現実を渡っていけないし、ものすごく変な人になっちゃうの。(本人はひたすら自分を良い人だ、優しい人だ。」という自己概念を持っているらしいけど、大きな勘違い。

でもその逆にもちろん常に完璧主義じゃダメ。体は頭や心についていけないわけだからして。

一番肝要なのは如何に今を大切にするか?ということ。

でも自称真面目な人にはそれが受け入れられないのよね。悪ぎもなく人に忠告していたりして突っぱねられてはショックだと傷ついたと騒ぐのだけど成長がない。

それは自分を観ていないからなのだけど。

プライドのためやポーズのため、あるいは自己満足のために心理学をやる人もいるのだけど、完璧主義の人は人のことばかり見てなかなか自分見つめをできない。

下手すると大人のプライドを持ちつつも幼稚園レベルの嫉妬心を振りかざすこともある。

まあ、それはともかくとして、今日は休もう。

セッションのお申込みメールもまだ返し切れていないのだけど、それは明日ということで。

もちろんお申し訳ないなー、待たせたくないなーとは思うものの、長く続けるコツがそこにある。

いや、それでもごめんなさい。
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2016年07月19日

とある時期、5回連続で放送された色んな芸人さんの列伝がある。

と言っても未だTVをリアルタイムで観れない私はそれをYouTubeで観たのだけど。(仮に時間があったとしても何故だかTV観ないと思うけど。)

YouTubeなどを観るようになったのは、大切な存在の姿を観れなくなってから。大切な子の体温を感じられなくなってから。

その時期もやると決めた仕事は頑として続けていたし切り替えていた。当時の心境と自分が貫いている仕事や生活のギャップやその切り替え方を回想するとまるで鬼の意志、鉄の意志のようだ。

でも、今思えば、その大切なフワフワの子が私の真隣の席に座って一緒にクライアントさんの話を聴いてくれていたり、ある時は玄関にいち早く迎え入れたり、テーブルの上にあがってその人の真正面に鎮座しては懸命にメッセージを送ったり耳を傾けたり、感極まって落ち込んでいる人の胸をちょこんちょこんと叩いたりもしていた。

積極療法やら対決療法の場面になると、そこばかりは猫なもんで本当に私が怒って喧嘩しているのかと勘違いして「まあまあ、まあまあ。。」と二人の間を行ったり来たりしてたり。

はたまたある時はヒプノセラピーの最中に、本人的には手伝おうとしたのだけど、クライアントさんを応援するあまり、本人が言わなければならないことを大声で叫んだことも。「にゃああああ!」と。

猫なのに「うん。」と声を出して傾聴している不思議な子だった。三階から一階まで降りて道端でお客様を待っていることさえあった。

そして仕事が終わると「やれやれ。とりあえず一緒に寝ようにゃ。」と誘って来たり。

理解できない人は「猫」だという。

世話しなきゃとか飼わなきゃとかいうのだけど、白ちゃんはそんな人間の思い上がりですら熟知した上ですべてを許してくれていた。私がそのことに関して怒ったり残念に思っていることさえ察知して、「いいんだよ。やめとけよ。何が一番大事なんだ?」と言うようなことを言う。

分かる方々は彼女を白先生と呼んだ。知らない人が聴くと笑うかも知れないが。

多分、白ちゃんが手伝って来てくれた日々、白ちゃんが支えてきてくれた仕事を決してダメにしてはならないなと感じての意志だったのだと思う。どんなにしんどい日も。

それでも一日に何十回も悲しくなるので、その白先生とのお別れの後、夜になると自虐的に猫の動画ばかり観ていた。そんなもん観ても白さんはどこにもいないのだが、やはり命は可愛い。

そのうち、政治だとかニュースだとかバラエティとか、興味もなかったものがサイドにあがって来るようになったので、それを観るようになったのがきっかけだった。

人って話を聴いてみないと分からないものだとリアルで出会う人たちに対してはあたりまえのように思っていたのだが、中でも私が衝撃を受けたのが芸人さんたちの話だった。

MCの人も雛段の人も、何故面白いのか?と思って観ていたら、ああそうか、口先だけの仕事ではないんだな、魂とか生き方とか、自分自身を知っていないとできないタイミングやキャラ作り。

これは実はカウンセリングと無関係じゃない。

心理学とは別の心理学だなと思った。

皆泥臭く苦労して来た時代の話を持っている。

そして、あがったりさがったりしている。

もうだめだ、おいまいだと思うような体験もたくさんしている。

でも、それを知らない人が○○みたいな芸人になりたいと思ってその世界に飛び込む。

その時点では、実はそこまでの苦労やアップダウンがあったということすら知らない子たちでさえも。

どの世界でも同じだなと思う。みんな互いを知らないでずうずうしく嫉妬したり、「あの人は恵まれているから。」とか「あの人はずるい。」という理屈で努力をしないことの言い訳にする。どうしても被害者でいようとする。何故ならその方が楽だと無意識が思い込んでいるから。

一般の世界でも自分と同じ年頃の女の子に嫉妬したり、まじで腹を立てたりってなことはよくあることで。

それを観ていて不思議に思っていたのだけど、そうか、そういうことだったのか。嫉妬というのは本来自分に与えられるべきものを自分と大差ない、あるいは自分より下だと見下している人間が持っているのを観て腹を立てること。

要するに、誰かが何かを成すために積み重ねて来たプロセスは見ずにある日突然そうなった、あるいは生まれつきそうだったと思いたいのだろう。

私は同病相憐れむという状況が好きな人が、友達だと思っていた人間が何かを成す度に一緒に喜ぶどころか、態度が一変するのを沢山見たけれど、そういう人には友達は居ないのだろうなと思う。

その番組に出演していたあるコンビは片方が小説で賞を取ったがそれを心から喜んでネタにしているくらい。誇りに思っているくらい。

はたまたある芸人さんは、年間に200本ものロケをやっている際、それはロケのうまさに定評があるからなのにも関わらず「漫才をやりたいのに。」と内心嘆いていたという。

またある人は、これまた意外な人物なのだけど、売れっ子になった後にパニック障害を起こしたり円形脱毛症になった。

笑いとリアルを交えて話している姿を画面越しに観ていて突然思い出したのだけど。

私、人は笑うために生きているとひそかに思って来た。長生きするとか、立派になるとかそういうことじゃなくて。

思えばそれって、どれくらい昔だろう。彼ら芸人さんたちが尊敬してやまない先輩芸人さんがとあるドラマの中で言ったセリフと一緒だったので驚いた記憶がある。

全く違う二つの根幹が実は酷似していることってこの世には沢山あると思う。

それぞれ色んな生き方、色んなやり方があるとは思うものの。

多分どこの世界でも、他人をじとじと見つめたり、自分がいかにかわいそうかというアピールをするために生きるのと、心から笑うために生きる人の違いは、あらゆる意味で現れると思う。

心から感動できる人が人を感動させることがあり、心から笑える人が人を心から笑わせることがある。
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2016年07月18日

千差万別 心の個性

20年数前の私は仮面うつ病だった可能性があると先日書いたのだけど、その真逆で、「体は何ともないんですよ。」というケースの方も多々いらっしゃる。

なので、仕事や行事の前に激しく落ち込んだり色んなことを危惧したりする割には、一歩外に出て現場に行ってしまえば「ああ、行って良かった。楽しかった。」と仰るケースも少なくない。

でもそういう方に限ってわが事務所から少し遠方にお住まいだと「そちらに通うためにまずジムに行って体力つけます。」と仰るので少しおかしくも可愛い。

体力ではないのだ。本当に体力や筋力がなかったら、「行ってみて良かった。」なんてことにはならない。

重度だと全く起き上がれないし枕の柄を一日中眺めて伏しているなんてことも珍しくないのだから。

要するに問題は心。

心が悪いというのではない。心の持ちように問題があるので、そこから思い込みを取り除いていけば良いというだけのこと。

素直で真面目な人が多いんだよね。でも、悪く言えばケースバイケースに対応できなかったりマニュアルや解答を先に求めたがる。

でも世の中は広い広い広大な楽しいパズル。

決して一人の思い込みによって解けるようなパズルじゃないの。

心の持ちようを変えても全く疲れないというわけではないが、少なくとも心に傷を作って来ることが減る。要するに寝れば治る程度の体の疲れの範疇にとどめる方法はいくらでもあるのだ。

もう一つ。

真面目とは頑固の類義語でもある。幼少期に刷り込まれたことを正義と信じて変えようとしないところとか。

今日もカウンセリング三昧だったのだけど。なんとなくそういう話題が多かったように感じた。

たまたま先方のお悩みが私自身という人物も絡むことだったので、「来ないということで心が楽になるのならそれで良いんじゃない?」と今回お返事をしたのだが。

案外人は自分で悩みを作る。

もはやその悩みや問題というものには病名の境がない。

だから思う。

皆が良い意味でありのままでいれば良いのだと。

そんなに立派である必要はない。
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2016年07月17日

誕生は感謝

Kさんというナースさんが突然仕事中に亡くなったというお話を聴いたのは、私が入居者さんを受診させるべくホームの車に同乗している最中のことだった。

ドライバーさんにとっては、もうひと騒動終わった下手するとひと昔の出来事だったのだろうけど、たまにしか来ない私には、そのひと昔と今日が繋がっているわけだ。この間が三日目ならその日が四日目。

四日目の私には例え何日空いていようと、三日目は昨日のことに相当する。

いくら、よく無表情で不愛想に思われる私でも驚愕と悲しみの色が浮かんで絶句しているのが分かったのだろう。ドライバーさんが「ごめん。俺、余計なこと言っちゃったみたいだね。」と仰る。

いえいえ、知っていると思われたんですもんね。それに、知っておいて良かったです。

病院に入居さんをお連れして検査に付き合い入院手続きをした後、再びドライバーさんが迎えに来てくれた時には雨がざんざん降りだった。何も言葉が出なかった。

医務課に戻って来て、先日”なんだ、そのもの言いは!”と内心切れて、態度に出してしまったナースさんが、私の留守中たった一人で切り盛りしている状況だったのだが、必要事項を報告したあとで、Kさんのことを話した。

そうだったんですね・・・と。初日のたった一日しか接することが出来なかったけれど、とても教えていただいたし残念です・・・と自然に口をついて出た。

「そうなのよ・・・。その日は私と二人だったのよ。私が一緒に救急車に乗って行ったの・・・。二人でよく生と死の話とか終活の話題をすることもあったの。彼女、持病もいっぱい持っていたのよね。でも、やっぱり大変だった。受け入れられない。」

ちょっと顔を出し始めたばかりの私だからみんな内緒にしていたのだと思ったのだけど、60過ぎのその先輩は言った。「言えなくてごめんね。まだ私たちも心の整理がつかないの。」と。

そりゃそうだ!と初めて気が付いた。あの日、元々さばさばした人だけど、私に凄い物言いになっちゃっていたのはそういう事情もあったんだろうと。見た目に分かるほど切れちゃって悪いことしちゃったな。

他の人も「言えなくて・・・でも、話せるとだいぶん違うね。」と仰った。

それからその日は倉庫に吸引機を取りに行くとき、その倉庫のカギを取るときも、Kさんの声を思い出していた。
”あのね、ここに吸引機があるの。カギはね・・・。見て。この大きなキーホルダー。これ使ってあけるとここにあるからね・・・”

とか、「この人はね、食道瘻の人でね・・・痰を取るときはね。。。」

とか、「あ、トイレはもちろんそこが近いんだけど、ゆっくりしたいときはお風呂場の横にも職員用のトイレがあるよ。」とか。

施設中、どこへ行ってもKさんの言葉が頭の中でリフレインする。

あの日Kさんと一緒に居る時に廊下の向こうから歩いて来たお婆ちゃんを見たKさんが「あの人はなんていう人かしら?ここの場合はね、派遣の私たちって処置がある人くらいしか接することができないの。可愛いお婆ちゃんねえ。ああいう人好き。」と言っていた。

丁度あの時のお婆ちゃんが歩いて来たのでKさんがしたのと同じようにかがんで手を握るとニコニコ笑っていた。あのね。。。。あなたを凄く愛した人がこの施設にもいたんだよって心の中で思いながら。

それから毎日心の中でKさんにお礼ばかり言っている。

人間は一生のうちに沢山の仕事をする。Kさんは私にも沢山の仕事をして下さった。大きなギフトを下さるという仕事を。

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本当は二日後が次女くんのお誕生日なのだが、その日は友達とパーティーをするのだろう。二日早い今日、一緒にご飯食べてくれと言われ、自宅でゆっくり晩御飯を食べようということになった。

しかし、次女くんが夫にリクエストしたのはケンタッキー。

そんだけかい。

同じことを思った夫は市場に行って、私にウニやら、爺ちゃん婆ちゃんに鮮魚やらを買って来たらしい。多分何か物足りなかったんだろうね。

あとは、ご近所の自宅カフェでガトーショコラを焼いているおうちにケーキを注文。image.jpeg

まあまあにぎやかな食卓になったのだが、今日こそあれを作ろうと思った。

その料理を出すと次女くんが「わああ!懐かしい!おいしい!」とパクパク食べだした。

エビにアーモンドのころもをつけて揚げただけのものなんだけどね。

幼いころ、エビが嫌いで食べれないって言っていて、別にエビなんて食わんでも生きていけるけど、こんなのどうだ?と一度作ったら、「おいしい!」と言って食べた。

「あのとき、私はお母さんのおかげでエビを克服したんだよ。」と大きくなるまでに何度か言って、なんと、成人してからまで言うので心苦しかった。

なんでかと言うと、あれ、普通のエビフライと違って、エビにスライスアーモンドのころもを絡ませるのが少々面倒ってのもあって、実はたったの一回しか作ったことがなかったから。

たった一回のことをそんなに何度も感謝されるのがしんどいやら申し訳ないやら。

天然のブラックタイガー5尾を全部ひとりで平らげてくれて「いやあ、もう懐かしくて本当においしかった!ありがとう。」と言ってくれた。こちらこそだよ。まったくもって面目ない。こんなことで感謝されるくらいなんだから、いかに今まで何もしてあげて来なかったか?というのが浮き彫りになるわ。

そうするとケンタッキーやら他のものが余るんじゃないか?ガトーショコラなんて相当濃密だし、こりゃ余らせるなーと思っていたのだが、ふと見るとテーブルは綺麗にあらゆるものが平らげられている。刺身もケンタッキーもサラダも・・・etc・・・。多分、皆楽しくて食欲が増したのか。

長女君は来れなかったので爺ちゃん婆ちゃん、夫と私と次女君の5人だけのパーティー。お爺ちゃんまでガトーショコラを食べていて可愛かった。

少しづつお酒も飲んでコーヒー飲んで長々と喋って、皆が今日も元気であること、顔を見れたことにひと際感謝した夜だった。
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2016年07月16日

狩猟下手

最近忙しいやら疲れているわで、恒例の夫の飲みへの誘いも断ることが多くなった。

少し前ならあんまり何度も言われると面倒なので短時間という約束で付き合っていたのだけど。

で、短時間にならないようなら私だけ中座して帰るという工夫をしたり。

だいたい一人でふらりと飲みに行った方が楽しいと思うはずの男なのに、なんだろ、あの押しの強さは。

しかし、とうとうしつこくされても行くことがなかなか無くなった。

まじ、しんどいんですよ。以前から修行している仕事を続けること、および新しいことを始めることの平行が。

そんならやらなきゃ良いじゃない。夫婦仲の方が大切なんじゃないのと言われそうなのだけど、これが分かって貰えないならもう終わってるわ。

そんな状況なので、先日、夫の親友である鶏工房さんに行ったのもまじに久しぶり。

ああ、でも、昨年の年末には行ったかな。どちらにしても久しぶりか。

するとしばらく来ない間にだいぶん店の様相が変わるもので、面白いものに目が行った。IMG_1100.JPG

いや、天井間際のかなり高い位置に飾ってあるので最初は気が付かなかったのだけど、かなり大きな額。

それは釣りのオーナー大会で得たトロフィー、金賞と銅賞だそうだ。

まあ、見事な釣り針を再現しオブジェでおしゃれ。ちゃんと返しもついていて本物の釣り針と同じ。ただ、忠実に巨大にしただけのもの。結構な代物だと思う。

もう何年か前に優勝したそうで、「今度は銀が欲しいんだけど、なかなか二位にはなれないんだよね。三つ並べたいんだけど。」。

そう言われてみれば両方輝いているからよく見えなかったが、これ、銅と金だったんだ。思わず真下に言ってしみじみ眺めていたら首が痛くなったので「写メ撮って良いっすか?」と許可をとり取らせていただいた。

「三位のときに二位の人にくれとは言えないけど一位の金賞のときなら二位の人に交換して!って頼めるかな?」

いや。。。怒るんじゃないっすか、お相手。

鶏のプロ、舌のプロではあるのだけど、同じくらい釣りの業界では有名なのがマスター。

あれ?あと、あれ、何?マスター。本物?と指した方向にある巨大な干物のようなオブジェ。

「あ、あれは今年初めてヒラメ釣りに挑戦したら竿頭になっちゃってね。で、加工してくれたの。」

で、でかい。魚って種類が違えば釣り方も全然違うでしょうに。さすがプロ。IMG_1101.JPG

マスターはめっちゃ船酔いするタイプなのに、真夏も真冬もどんな環境でも釣りに出かけ、で、めっちゃリバースしているのに、その船の竿頭になってしまう。

まるで仕事だ。

よく天職と職業は違うというけれど、こうなるともうどちらがどちらか分からない。

ええもん見せて貰いました。

ちなみにこの巨大釣り針の形をしたトロフィーは石鯛の大会だったそうだ。

いずれにしても私には無理。

また行こうよと言って貰えるものの、てんで向かないし、第一魚を釣るために取り付けるイワシだのエビやカニだのに同情してめそめそしているヘタレなわけですから。

人に狩猟していただいたものを食べて、私はのうのうと生きているのだなということの縮図だなと思う。
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2016年07月15日

虹色のウスバカゲロウ

楽しいことがいっぱいあったのに、それを一瞬で払拭するようなショックな出来事があった。

私は今月から新しい特養に派遣ナースとして配属されたのだが、その初日にその人は居た。

その階の長の人も面白かったのだけど、私と同じ会社から配属されている派遣ナースの方は年の頃がそうそう変わらなかった。

ただ問題は、彼女はお住まいの都合上、私が所属したところとは支部が違っていたこと。

その区の長の方のことはよく知らないが、私の地区を統括してくれている有能な人とは全く違うタイプの方のようで、前の職場で彼女は散々な目にあったという話をしてくれた。

”辞めたい。ひどすぎる。もうダメです。”と体調不良を訴えても「こちらの顔をつぶさないで二か月の任期を終えてよ。」的なアプローチしか来なかったので、毎朝の嘔気と下痢が続き、とうとうある時期、”電車に飛び込みたい”と思うようにまでなってしまったとのこと。

確か彼女は一か月半ほどそこにいたらしいのだけど、そこまで訴えての後、やっと派遣会社側が動いてくれたそうだ。

で、次の場所が今現在勤めているところで、やはり二か月ばかり経っているとのこと。

それは本当につらかったですねと初日に首を縦にぶんぶん振って訊いた。(私の場合はそうなる前・・・ってか、下手すると4〜5日で辞めるけど。ほんとは一日目で分かるんだけど、あとは確認作業みたいなもんで。)

誤解してはいけない部分がある。

例えば、大好きだったはずの仕事が嫌いになってしまう時期がある。

でも、そこでもう少し頑張ると、その先に行ける。上へと登れる。何かが見つかるのだ。そうなって初めて”キャリア”と言える。年数だけこなしてただなんとなくやっているだけじゃキャリアじゃないんだ。

なので、適度な苦労は仕方ない。

でも、本当にいつまでもいつまでも、これ、なんか意味のあることか?なんか違うくない?と思ったらそれはやっぱり違うのだ。

体がサインを出していらしたのだと思う。

で、今でも忘れない。「私、ここに来ての二か月近くでやっと笑えるようになったのよ。凄く凍り付いていた。」と仰っていたことを。

この方は決して弱い人じゃない。病んでいる人でもない。むしろ健全だからこそおかしな環境や侮辱した扱いで具合が悪くなったのだ。

それから、その日は、仕事を教えながらちょいちょい面白いことを言って笑わせてくれた。

ところが、二回目に行ったとき、その人が居ない。

しばらくは私が新人だから三人勤務だと聴いていたのに。

三回目に来たときには、総括している長がやって来て「あのね、Kさんがもう来れなくなったの。だから、勤務日数増やせるところないですかね?」と仰る。

新人の私が居てもどうしようもないと思うのだが、最低二人は居ないとこなせない業務だから仰っている。で、二人確保するのがやっとだということと、さらに言うと二人でも超忙しい。

そういうことを分かっているのに、三回しか来ていないのにわがまま言ってすみません。もうこれ以上入れられないんですよ。と言うとすんなり引いてくれたのだけど、気になって仕方ないのはKさんが何故来れなくなったか?だった。

あんなに笑顔だったのに。どこかお体壊したのだろうか。ピンチや危機の最中に症状が出るのはまだ良い方で、問題は安全になってからガクッと!来るケースがある。

なので大丈夫かなあ?と思うのだけど、お会いしたのはたった一日。もちろん連絡先を交換し合う仲でもない。

そして、今日、ショックなことを聴いた。

Kさんは、その数日後、あの職場で長と二人勤務のときに、まさにその仕事中、処置をしているときに倒れてしまったのだという。

「ねえ、ねえ、亡くなった人って同じ派遣会社の人だよね?」と全然違う職種の人に言われて「え?!誰のこと?誰が亡くなったの?!」と声を荒げてしまった。

倒れたきり意識が戻らなかったという。しかも仕事の最中に。救急搬送しても手遅れで・・・・。

大抵心筋梗塞とかくも膜下出血とか、いくつかの病名が浮かぶ。でも、まだまだ若かった。

絶句した。

遠い昔、あれはまだ若い頃、三交代勤務のナースさんが出勤して来ないことがあって、一人暮らしなのでどうしても連絡がつかなくて・・・・なんと、その方は寝ている間に亡くなっていたのだ。

あれは純粋に過労なのだと思う。悲しすぎるけど。

でも、Kさんは、Kさんは、Kさんは・・・・!”やっと笑えるようになったのよ”って言っていた矢先だった。

私は、ベテランできびきびしたKさんがあの日話してくれたことで救いになったことがいっぱいあった。

だから、いつかチャンスを狙ってどんなにあの初日の会話がありがたかったか?ということを話そうと思っていたのに。

Kさんの人生は私と似たり寄ったりの50年前後。きっと幸せなときや楽しいときもあっただろう。

けれども、たった一日の逢瀬だったもんだから、私にとっては、まるでたった一日しか寿命がない美しい透明のウスバカゲロウのような形をした天使にしか思えないので、せつない。せつなくて仕方ない。

前のところ、もっと早くやめれば良かったのに。当然その頃は出会ってなかったので何も言えなかったけれど。

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こんなことがあった日に、とある人にも感謝した。

よくぞ、休養を選んでくれたと。

あなたの体も命も、あなたのものであってあなただけのものじゃない。

よくぞ自分を救ってくれたもんだ、ありがとうと。

私は27歳の頃、その病院の異例若さで管理職になったのだけど、それからしばらくして、リンパが腫れたり熱発したり起き上がれなくなったり・・・そうかと思うと少し動けて喜んで、その後また同じように悪くなるという時期を過ごした。おそらくは一年以上だった。

当時はまだそういった知識が広まっていなかったのだけど、検査してもどこにも何も出なかったあの頃を思うと多分あれは仮面うつ病だったんじゃないかな?と今の私はそう思う。

でも、強制的にシャットダウンして自分を救うのならまだ良い。

もっと言えば、そんな風になる前に、いち早く自分の気持ちや自分の幸せについて考える癖がついていればもっと良いのだろうと思う。

間に合わなかったことに嘆くこともあるけれど、無意識でもそれに気が付いてくれた人がカウンセリングや心理学の門を叩いてくれることもある。

Kさんともっと早く出会いたかった。yjimage.jpg

だが、しかし、多分すべては偶然ではないのだろうと思う。

一人になる度に何度もKさんに祈った。ありがとう、ありがとう。本当にありがとうございました。もっと一緒に仕事がしたかったです。

でも、またいつか。

今生はギリギリ一日だったけれど、それでも出会って下さってありがとうございました。
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2016年07月14日

意識が飛びそうな日にもハッピー

昨日も今日も暑かった。

しかし、昨日の私は比較的元気だったと思うし、夜も結構よく寝た。

が・・・、なんだ、今日のこの怠さは。

まだ夏が来てないのにすっかり夏バテモード。(余談だけど昨日Bちゃんにいただいたブーケが可愛すぎる♪)
IMG_1102.JPG

今日はヒプノセラピストさんのトレーニングの会。

お一方が少し遅く到着するまでの間、昨日もそうだったのだけど、最近なんだか世の中全体がいらついているなあという話をしていた。

で、もちろん人のことは言えない。

派遣ナースの仕事先で、間違った常識に遮二無二にでも閉じ込めようとする人に切れた私。何せ派遣故にその立場をわきまえて、それまでは何にでも「はい。ありがとうございます。」と言っていたのだけど、それはあまりに違いすぎるだろ、まずいだろということにぶち当たるとこうなってしまう。

反省?

しません。仮にも業務内容が業務内容だから。

イエスマンになっとったら人命に関わるわ。

その前段階ではやはり静かに訴えていたのだけど、相手の権幕が本当に強引だったので切れるしかなかった。

あとで回想すると笑えるけど、そんときゃ「ナースだろ!」と思いつつ使用済みタオルをバケツに捨てるとき、必要以上の力で投げ込んだりして。

相手もびっくりしたと思うのだけど、とりあえず「ああ、この人は八つ当たりしちゃいかんのか。」と類型を改めてくれた感あり。あとは知らんけど。

で、ヒプノの会でも不親切すぎたり誠意のない対応の話が出たり、はたまた本当に心配なご家族の病状の話が出たり。

「しんどくてまた作っちゃったよ。ごめんなさい。」と言って下さったトートはまた可愛いこと。お弁当入れるのに丁度良いわ。何もごめんなさいじゃないんですってば。IMG_1103.JPG

あとは、いろんなことをシェアしてくださっている途中で「もう、私時間にしてごめんなさい。時間を奪ってるよね。」とも仰るのだけど、ヒプノの基本中の基本はカウンセリングであり自分見つめや自己一致。

”私時間”を使ってくれないとむしろダメなの。

そう言えば、このお二人のヒプノセラピストさんの基礎時代や上級時代を思うと、そりゃ共通点もたくさんあるのだけど、やり方が大幅に違う部分があった。

だから、もう片方の方なら分かっていただけると思う。

時間を奪うとかそういうことじゃなくて、どんだけ時間をかけても足らないくらい。これこそが必要な時間で決して無駄ではないということを。

技術はあくまでその上に乗っかる。

誰しも、外面から見て全く関係ないことをやったり話したりしていると感じるとき、「ああ、ほんとはあれをやらなきゃならないのに、こんなことに時間を費やして。」と思うことがあるかも知れない。

でも、本当は全てが関係のあることで、細かいことの一つ一つが大事なこと。

途中でコーヒーを入れたりプリン食べたり、差し入れて下さったパインを食べたりもしたのだが。

ある瞬間、「ああー、おなか減った。」と口をついて出る。

夏バテを避けるために充分すぎるほど食べたり飲んだりしているはずなのに、それでも、ああ、おなかが減った。
IMG_1104.JPG

すると、Aちゃんも「お腹減ったねー。」と仰って下さったので「食べに行っちゃおうか?」という話になる。

Mさんは心配な家族のことを思い「でも・・・」と仰ったのだが、ここで30分心配しているのとパスタ食べる30分。多分彼にとっては同じ30分っすよ。と説得してみると「そか。」と。IMG_1107.JPG

愛する人が辛いと代わってあげたいと思うのは人情。

でも、それはあくまで人情に過ぎない。

本当に代わってあげたいんだけどね。

でも、代わってあげたり一緒に辛くなっちゃったら誰が引き上げるのかって点で非常に困る。

分かってはいるんだけどね、やっぱり心配だよね。

しかし、もりもりパスタを3人で食べた。

私は途中うとうとしてしまうくらいだったのだが、よしとする。

体からのサインだもんなー。それにしてもギリギリやったな。

今夜はよく寝るぞ。

無駄なことは一つもないと思うのと同時に、今日の少しおかしな講座や、そして楽しいディナーを忘れない。

同じ改札から入り、それぞれ違う沿線に別れて手を振った。

ああ、ヒプノチームのラインアルバム。今日も食い物ばかり。しかし、それもよし。
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2016年07月13日

あ、会えた

Bちゃんとの教育分析は、過去の回数的に1位2位を上まると思う。

時間数的に換算すると最近月に2〜3回今スタンスにいらっしゃっている方と僅差。こちらの方お付き合い長いということもあるが、ブランクが空いた時期もあり、それで僅差。

けれども上手に使って下さっている方々の存在が非常に嬉しいのだった。IMG_1098.JPG

ところで私は夢(希望)を持ったとき、かなりの確率で”どうやら実現するらしい”と思うまでは決して口にしない。

故に周りの知人から言うと「え?もうそんななの?」とか「言ってなかったじゃん。」と言われることが多い。

けれども私の中では充分に温められ機が熟したときだし、それまで小さな小さなステップを踏んできているので周りが驚くのが不思議に感じる。

とどのつまり、どちらの感性もおかしくないわけだが。

それでも不思議なことに、どう見てもゴロゴロ怠け者で下手すると生涯同じ環境でやっていることが変わらないと感じていた人々が、私が何か一歩を踏み出すと途端に興奮して集まって来るという事態も今まで充分味わった。

けれども、結局のところ、今、こんなふうに見えている私と相対して依頼してくださったり、応援して下ったりしている人々の実を取るのが一番だなと思う。

今日は家庭内で色々ありへとへとになっている過渡期の方の教育分析の際、つい言いたいことが出そうになった。でも、いや、まだまだと思い直し心にしまう。

健康でいて欲しいんだよ。なぜなら将来付き合ってほしい場所があるから。

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今日もまた盛り沢山の日で書き切れないくらいなのだけど、名古屋のTさんとも久しぶりにお会いすることがかなった。

この方は永遠の看護師、資格や肩書を万が一外してもそこは変わりない。

でも、そうあるまえに一人の人間でもある。

健康だからこそ心が受け入れられないこともある。

もしも鈍感な人が残るのが看護や医療の世界だとしたらそれはそれは恐ろしい。

ある事件が起こる前から、ずっと心にとめていたことがあった。幼子にとって、それがどんなにショックだっただろうか?という出来事が過去にあった。

それはもう時計を何回転逆に戻してもいつだか分からなくなるほど遠い昔のようなことのように思えて。

けれども、それは今を生きる彼女を確実に傷つけている。

こう生きなければならない、自分が許せないetc。。。

よほどのことが無い限りその囚われから抜け出すのは難しい。

私は思う。

苦しんで来た人ほど笑って欲しい。それも無理やりな笑いではなくて、自然に子供のように笑える瞬間を人生に沢山取り戻してほしい。

色んなことを語り合った。一緒に夕日を見るデジャブもあり。

帰り際、諸事情故に「気を付けて帰ってね。疲れていると思うよ。」と声をかけると「今日は初めて宿を取ってきました。」というのを聴いてとても嬉しかった。

逞しく日帰りでハードなセッションや授業を受けていた頃の彼女ももちろん素晴らしいのだけど、もっと素晴らしい。

なんだか自分を大事にして下さっている気がして。

転機だね。

多くの人が偶然にも大変革に直面している。

怖さの中、順番、順番。それは今は考えないでと積極療法。

受け入れても受け入れてくれなくとも。

でもね、失礼ながら。

面白い人生を歩んでいると思うんだよ。世界に一つの凄くユニークな人生を。

未だかつてないほどの状況の中、西の空から来てくれて三時間ちょいの逢瀬。

私はこの日のことも忘れないと思う。

ありがとう。
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2016年07月12日

自分で作った図形に過ぎない

”どうですか?僕、どうですか?”とか、”私、あってますか?当たっているかどうか、正しいのかどうか答え合わせに来ました。”というような言葉は、まだカウンセリングを理解したり有用活用できていない時期によく出る言葉。IMG_1073.JPG

カウンセリングは善悪を決めるためにやることでもなければ、人に褒めてもらうためにやるものじゃない。

でも、心理学を学んで来た人ですら、過去、そんな質問ばかりする人が存在していた。

そう訊かれると「自分ではどう感じてますか?」と訊くことがあるのだけど「わかんないから訊いてんですよ!」と逆切れされることもある。

自分で感じようとか考えようとか言う気持ちが無い人にはカウンセリングは万能ではないなあと感じるとき。

頭や心が極端に怠け者だと世間一般の常識だと思い込んでいることに従おうとする。

あるいは人の言葉や態度に激しく翻弄されて落ち込んだり喜んだりしている。

でも、それは疲れる生き方。

自分で自分の幸せって何だろう?と考えることはその類の人には面倒なことに感じるのかも知れない。でも、本当は他人や世の中に振りまわれて、相手次第で自分の感情や気分が変わってしまう人生の疲労と比べたら微々たるもの。

え?それじゃあ自分で考えるのならカウンセリングなんていらないんじゃんっていう人もいるけれど、それもはずれ。

たった一人の脳で考えたり感じたりしても、限界がある。ええ、それが例えスーパーマンだって総理大臣だって、IQがものすごく高い人だって不可能。むしろ、その類の人ほどシンプルなことを見逃してものすごく変なことになっているケースもある。

傾聴力とは、相手の意図も読み取ること。決して相手の思い通りになることじゃない。

話すことと聴くことは同時に存在するもので、話してばかりの人は聴けないし、聞くだけの人は何も感じないので何も答えることができない。

脳の中にいくつもの道筋がある。

例えば八方ふさがりだと嘆く人は、16、32・・・というふうに世界が限りなく円でできていることを忘れている。

そして、ほんの少し視点を変えれば細く見えていた希望の道が実はだだっ広く、あらゆる方向に延びていたりする。

それを知らない人が同じ話をする。世界のすべてを使い切ることはできないが、もしかしたらもう少しいろんな観方をしても損はないんじゃないだろうか。
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