2017年01月18日

不得意だけれどやらねばならぬこともある

時折、携帯を見るとラインやらメールやらから「どしました?」とか「まだですか?」というメッセージが来る。

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何?と返信すると先方もお仕事をしているのかすぐには返事が来ない。

あ、また来た。
と思ったら、

「今日は?」

私は”こんにちは”かな?と思って”こんにちわ”と返したのだけど、後になって思う。何で挨拶の後に”?”がついているのだろう?

しばらくしてやっとわかったーー。ブログが何故だかアップされていなかったのね!

何でか分からないけどすみません。でもって、こんな私事・独り言の雑文がアップされていないことに気が付いてくれるなんてかたじけない!と思うのと同時にビックリだ・・・。

ありがとうございます。

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先日、初めて老人ホームの回診の際、リーダー役をやった。

週に一度ドクターが来てくれてお薬の処方をしたりこちらが依頼した人を診察してくれたり、その他、同意書やら検査伝票やら書類が山盛り。

大抵の人が何を一番恐れるのか?というと利用者さんの人数が多いのに、一人一人カルテを開いて状況を伝えたり、ドクターからの質問に答えたりすることなのだろう。

回診が終わった後も山ほどの書類のややこしい手続きに追われるが。

派遣から入ったときも契約した後も今居るところの仕事について一切教えて貰っていない。

いくら質問しても指導者の立場である人の話がそれたり、途中で愚痴になったりするし、全然違うことを言い始めるわけだから、もう訊かないで目と耳だけを頼りにするようにした。

おかげで一か月くらいの間に処置やらケアやらをするのに不自由しない程度に物品の場所を覚えたし、それをいつ頃の何時にやるのか?という流れもつかめた。

それでも、ご家族や周辺の病院との連携するときの手続きやら指揮系統についてはよくわからなかった。事情によって千差万別だろうけど、それでも共通する流れというのは必ずあるはず。

細々とした処置やケアが終わってそれを習おうとすると「あ!それよりこれをどうにかして。分からないの!」とPCの中の仕事を依頼されて来たってのもある。

それと、何か事が起こると誰が電話するのか?誰に責任があるのか?ってな内容でもめているのだけど、そのもめている内容がいつも同じ。

おおよそでも良いからやり方を教えてくれれば私が電話するのになあと思っていた。

さらにいよいよそちらを覚えなければダメじゃんという場面に遭遇することも多くなって来た。さばききれない人数で抱え込んでいる様子を観ているのに飽きたし。

それで「あれやって。」と言われても、どんなことを言われても「やりました。」と言える状態に持って行ってから、何度も訊くことにした。

いつものように話がそれたりすると「ああ、教えたくないんだろうな。こんなに忙しくて苦しんでいらっしゃるのに、分かる人を増やしたくないんだろうなあ。」ということがよく分かる。

が、訊かなければならない最小限のことに質問数を減らしたのだから、逃がさなかった。相手が話をそらしてもそらしてもどんな余談になっても「ああ、なるほど。そうなんですね。で、私がさっき訊いたことはですね?」とか「そうですか。で、この書類はどうするんですか?」と繰り返し。

何度もこちらが話を元に戻す姿勢を見せているそのうちに、相手が絶句する瞬間が来て、何かを悟ったのか観念して教えてくれる。←どういう指導の仕方や。そして、こうでもしないと教えて貰えないって凄すぎる。

「なんで、派遣さんたち皆辞めて行っちゃうのかしら?」

いやいや、あんたが原因ですよ。どこの誰がそんなに一つの質問で妙なゲームを続ける人にカマッテくれるねん。

そして、ある日突然回診の際の中心だということが記されていて、私の方は「ああ、そうなんだ。やるんだ。」と思って受け入れた。

もうそんなにビックリすることはないし。

ところが年齢が比較的近い一番新しい常勤さんが大御所様に言っていた。「そんな!尾崎さんにこの仕事全然教えていないのにいきなりやらせるなんて。」と半ば怒って抗議。

言われた方は”あ、まずい!”という顔をした。ばれてるのね!的な。

それで年頭にいきなり「オリエンテーションします。」と言い始めるわけだけど、今かよ!と思うわけである。あほか。

しかも、内容が物品の置き場所とかそんなもんだったので途中で事態した。物品はもう知ってるんだよ。何か月も居たんだから。

「うわあ、もう、どうなるんだろ。私が常勤だから教えてあげられたいいんですけど。私もまだよくわからなくてすみません。」という彼女。

うん、でも、大丈夫なんです。

何とかなるもんです。

むしろ大御所様たちよりも平和で整理された回診になると思います。

ある程度利用者様の病状を見て来たし、個性が分かる人も増えて来た。

何の薬をどんな理由で飲んでいるか?ってのも分かる。

大丈夫。多少わかんないこともあるかも知れないけど、なんとかなる。

「そ、そうかな。」

そういうものです。

その会話が聞こえていたのか、大御所さんが「あなたはこちらの守備について補佐は何度もやったことがあるから今回はメインをやって貰おうと思うんだけど大丈夫?」とどこかで聞いていたのか、全く同様の話をまた始めようとするので「はい。」とだけ答えておいた。もう、このゲームは結構です。

もう、知りたいことは何にもわかんないで、途中で昔話や愚痴が出て来る指導も受けたくなくない。

そして当日、いつも私が一人で立っていた補佐の場所に二人も立っていて、私は先生の正面でめっちゃ状況を伝える。

この人を皮膚科にかからせたいんですが、とか、カリウムが上がっていますよとか、その他諸々。

外側から見ていた頃は、よくしかめっつらで回診やっている先生だったが、何度もいい笑顔を見せて下さったしこちらがお願いしたこと全てをやってくれた。

というわけで蓋をあければ無事に終わり、しかもロスタイムもなし。

全てが終わったあと「なんであんなに出来るんですか?」と訊かれたので「いや、これね。オペ室での直接介助と外回りの法則と同じ。実はメインにいる人が一番楽なの。」

何事も、大変なのは外回りなのだ。

オペで直接介助をやっているナースは手元の器械をドクターに渡すだけど、その周りの人員は必要なものをあちらこちらから出したり、出血量を数えたり記録したりと忙しい。

バイクの運転している人より後ろに乗っている人の方が合わせるのに大変ってのにも似ている。

「そういうもんなんですか?!」

そういうもんなんです。

だから私、メインのところに居ると罪悪感すら出て来るので外回りをやりますってのが美徳かと思っていたほどで。ところが、世の中はメインは嫌で外が楽と思っている人の方が多い。

人に肩をすぼめてお願いしたり依存したりするより自分でやる方が楽なのに、言うことを聴いて振り回される方が楽だという勘違い。

それはさておき、無事に終わったものの。

私はやっぱり回診においてもメインよりも補佐の方が得意だと思う。

周りの細々した仕事をしつつ、ドクターに近い仕事よりも、ケアする人に直接会える一番近い位置にいる方が。

メインは楽だけれど嫌い。

まあ、神様は依然として親切であるからして、かなりの頻度で苦手なことをやらされ、鍛えられるのが人生なのだけど。
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今日も最後まで読んで下さってありがとうございました。あなたにとって良い一日でありますように。

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posted by かおる at 06:00| Comment(0) | 看護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする