2017年03月18日

キャッチボール

メールカウンセリング、また進みました。亀の歩みのようでごめんなさい。

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いつぞや。。。と言っても一月ほども昔ではないけれど酷く暖かい日があった。

それからはずっと寒い日が続いていて、屋上で帰り際にビールを飲んで帰る作戦や、昼休みにキャッチボールをする作戦は停滞していた。「さ、寒いからもっと日が長くなってからにしようね。」

そして今日も決して暖かくはない。

屋内ではわさわさと喧噪が続いていて誰かが転んだり誰かを受診に連れて行くナースがあったりと私のピッチも鳴りっぱなし。

そんな日の昼休みにブルブルと震えながらタバコを吸っているといつもよくこちらのニーズに応えてくれる青年が居て「おう、お久しぶり。いつも色々頼んでいてごめんなさい。でも、ありがとう。」と言うと「ああ、今日は人数多いけど質が大変な日なんですよ。」とこの場所ならではの愚痴が返って来るのさえ楽しい。

喫煙所に来る人々というのは、どこか皆さんアウトローなのだけど、仕事に対してド真面目な人ばかり。

ドアを開けてすぐの風を避けられる場所で二人吸っていたのだが、階段の上の方から私の名前を呼ぶ声がする。

入浴チームのお二人が風が強い上方でしゃがみ込んでタバコを吸っていたらしいが、下方にいる私の笑い声を聴いて気が付いてくれたみたい。

ああ、お疲れさまです!と上を見上げたら、ボーイッシュな方の彼女がこちらに何かを突き出して見せた。

それはソフトなボール球だった。

「尾崎さん!尾崎さん、ほら!」

あ!と思って階段を駆け上がる。

本当はグローブつけて硬球でやる計画だったけど、まだ寒いし久しぶりだし、それは丁度気軽さのおもちゃのボール。

しかし、彼女の野球センスが凄く伺える素晴らしい動きを見た。いやあ、私が一番尊敬するキャッチャーの動きだわ。肩も腰も反射も。

キャッチボールをしながら「昨日さあ、貰ったタバコの材料で自分で巻いてみたんだけど二本巻くのに40分かかった。でも、友達が二本巻いてくれたから四本になった。でも、私、不器用だわあ。続かないと思う。」と呟くと、強めの球を返しつつ、「巻く器械を持って来てあげますよ。」と聞こえた。

時々配管に躓いてお互いこけそうになったり、何でもない話をしつつしばしキャッチボールをしてまた一服したり。

いつの間にかさっきの青年も上がって来ていたのでおもむろに投げつけたり。

そんな気分転換の後にはまた鬱蒼とした現場が待っていたのだけれど、今日は良い日。
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今日も最後まで読んで下さってありがとうございました。あなたにとって良い一日でありますように。

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posted by かおる at 06:00| Comment(0) | 恋愛・友情・仲間とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする