2017年04月10日

ナチュラルがそれか

ヒプノセラピスト養成講座のロールプレイ。

ここ数回そうであるように今回も被験者。というよりも本物のクライアント役をさせていただく。

事前面談・臨床面談で出すエピソードは本題と深く関係があるけれど本セッションをやるとまた違った要素が多分に見えて来るもので。

これも彼女の力量なのだけど、ずっと忘れていた光景が見えて来た。瞼の裏側なのか脳の中なのか、とにかく3D状態で広がった。

それはシンと静かな、誰も居ない剣道場だった。

かと言って、そこはまったく無機質な場所ではなく、防具や竹刀が数多く並べられていて一着一着に人の闘志や迷いや恐れや涙や笑いや喜びが染みついている。

当時は「臭いなあ、夏は特に!」と思っていたのに、美しい場所だなあと目の前で見ている。

そう、誰も居ないのではなく、手入れされた道具も、ピカピカに磨かれた床も、全てに人が宿っている。

そしてあの掛け軸が見える。毛筆で”大鷹の小雀を狙う心かな”と書かれてある。久しぶりに思い出したというよりは、久しぶりに観たなあという感じ。

自分は強いのだと信じる大鷹のように、けれども小雀をなめておごったりしない注意深さや敬意や。

逆に小雀が大鷹を真剣に交わすことも同じ意味。

その時、目の前に白い道着に完璧な防具を付けた人が現れた。明らかに正眼の構えで竹刀を前に向けている。

背が高い。

誰だろう?

戦いたくなってワクワクするのと同時に見つめていたくもなった。この人は強い。

考えようとしているうちに次の誘導が来た。

私は、その質問に対してお母さんは要らない。会わない。そう答えている。

じゃあ、誰に会いたい?〇さんに会いたい?と訊かれたとき、”うーん、会いたいような、会いたくないような。分からない。”と答えて次の場面に行く。

長い長い時間が経ったようで、短い時間だった。

この時、先の覚醒時に出したエピソードと全く違う出来事だけど、ああ、なるほど、同じなんだとヒントがつかめた気がした。

唐突な覚醒。

今ここに戻る。

というよりは、無意識の中に落ちていたときにも、それはあきらかに今ここの出来事だったのだけど。

良いものを見せていただいたなーと思う。

そこは(剣道場は)恐ろしく騒がしくもなる。でも、いつも静かで、しかし、イキイキとした凛とした静寂に戻る。

整えて次の段階に行く。

そこは象徴に過ぎない。ただし、象徴に使われる場所や人物や光景や匂い。一つの象徴の中に全てがある。

分からないことも多々あり、現実も訳の分からない部分も沢山ある。これはいったいどこに、どうやって終着するのだろう?ということも。

そんな時には、やるべきことをやって、後は流れに任せる。

あたかもそこで正座・・・いや、あぐらだな。あぐらをかいて瞑想しているかのように。

そのロールプレイから覚めた直後、カウンセラー役の彼女が私の様子を観て「いやあ、なんか、憮然としていた。生き物だなあ。思い通りにならないね。」と。

私ももうちょっと可愛いインナーチャイルドの一人や二人が出て来るのかと思っていたので意外。わけが分からない。

でも、それを施す側によって、かなりの奥のものが引き出されるのは確か。

本当に良い体験だった。ありがとうね。
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今日も最後まで読んで下さってありがとうございました。あなたにとって良い一日でありますように。

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posted by かおる at 06:00| Comment(0) | ヒプノセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする