2017年06月15日

多分ほんとの天使はふてくされている

今週は運良くタイミングが合って週に三回もIちゃんとキャッチボールが出来た。

短い昼休みのほんの20分くらい。後は膨大な量の頭が痛い仕事の山。

で、今日のどこからか分からないけれど、「なして、どこで機嫌が悪くなった?」という感じ。

悪口でも心配でも、とにかく二人しかいないときに、ここにいない誰かの話をするとどうも機嫌が悪くなるらしい。

と言っても多分私にしか分からない微妙な変化だけど。

「Hさん、大丈夫かな・・・?」

「本人に訊けばいいじゃん。あ、ほら、来たよ。訊けば?」

音楽の話になっても、あれ?いつの間にか怒っている。セミプロだからか?

バッティングのときに「素人がそんな無理なことするもんじゃない。」と言っていたのと同じくらいの感覚なのか?

あと、極め付け、自己卑下寄りの発言を私がしたときも機嫌が悪くなる。

肩の調子がふるわない日のIちゃんが一人で怒っているときに「まあ、でも、私の一番調子が良いときとIちゃんの絶不調なときが同じくらいだよ。」と言ったときも。

「・・・・・。」

あれ?

と思ったら「そんなことないんだよ。」と声音が変わった。

その後仕事中にすれ違う際「はい。」と呟くような声。

これ、聞いたことあるなあ。他の人、とある男性職員が何かで怒っているらしきときの「はい。」という声音と表情。「はい、はい。」という感じ。

何がむかつくんだろうなー。

Iちゃんやらそういう若干仲が良くなった職員も謎だけど、私はそういうときの自分のことも謎に思う。

気にはしているのに、何故機嫌を取ろうとしないのか;

気が付いているし、これだけ分かっているのに、一切機嫌を取ろうとしない。

何故だか分からないけれど、それが正しいと思っている。

出来れば好かれたいが、何だか尊いような貴重なもののような気がして触ろうとはしない人の感情。怒りや不機嫌や喜びや悲しみも含めて。

とは言うものの、言葉にならない言葉を拾っている。

そして、なるほどーと分かるときもある。

ふと思い出した。

クールなのにIちゃんたちの間ではいじられキャラにされているKちゃんが、自分がされたことを私のロッカーにしているとき。

”なんで無抵抗なのにいたずらを続ける?!”とすれ違う度に文句を言っていたら、いつもはケラケラと笑うのに、ある日、とても疲れた仕草で「だって、尾崎さんにいたずらでもしないと何のために生きてるのか分かんなくなるじゃん。」と言う。

・・・・・・・・・・。な、何のために生きているか分かんなくなるだと?私にいたずらしないと?!

全くわからない。そんならもう死んでしまえ。

それを聴いてたIちゃんが「リアクションが嬉しいんだよ。」と言う。

は?

「ちゃんと反応するから、嬉しいんだよ。あと、Kは皆にされると『やめてよ』って言いながら喜んでるんだよ。」

あいかわらず淡々と言う。

・・・。ああ、そうか。そう言えば私も自分がされて面白がっているところがある。怒っているけれど嬉しがってるのかも知れない。

・・・・・・・。ただのさびしんぼうじゃん。Kも、私も。似たもの同士じゃん。

Iちゃんがあたかも爪でも噛んでいるような表情。

「あたしもそういう小学生みたいなことKにしているけどね。」

という事は?

そこで昼休みが終わった。

Iちゃんは無言でドアの向こうへ行った。

何かまた気に障ったか。

*****

人が寂しがり屋だと知っている人が居る。

自分の寂しさも知っていて、その上でそれを引き受け支えている人が居る。

純粋で優しくて、でも、何だか、とても悪い。そして正しい。

何故だか分からないけれど親しく過ごす時間が長くなるにつれ、そんなことしていないのに、爪を噛んでいるかのような、チッと舌打ちしているような顔を見る比率が高くなっている。

まあ、それも自由か。

例え笑顔でも例え不機嫌でも。
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今日も最後まで読んで下さってありがとうございました。あなたにとって良い一日でありますように。

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posted by かおる at 06:00| Comment(0) | ??? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする