2017年07月31日

払うのではなくて貰えるセミナー

「大丈夫ですか?」と課長の顔を観る度訊いてします。

ほんとに気丈に動いていて介護のシフトまで作っている。

というのは、介護の課長もいっぱいっぱいだから。

課長は切れ者で仕事が出来てしまうので余計に働いてしまう。

「いや、ずっと頭痛い。」と答えてくれている。

「明日、出勤じゃないけど面接があるから出て来なくちゃ。シフト、明日出来たらラインで送るね。ほんとにすみません。」

いや、まじ、いいんですよ。

私一人のことではないので良くはないのだけど、課長が倒れるよりまし。

*****

31日は前々からの約束があった。

何でそんな先の約束するのだろう?と思ったのだが、その人とはさらにまだ先の約束がある。

「いや、その頃どうしているか分からないって。」と言っていた私。

でも、本当に約束が果たされそう。

課長の体調が思わしくなくて、何とか休ませてあげたいのだけど、この月末の一日について「施設長も居ないし、看護の面接は看護師にしか判断できないと思う。識別するのには看護師でないと・・・」と言われたので思わず”暗に私が面接しろと言ってるのかな?そうしてあげたいな?”とも思ったのだけど。

約束した人の顔が浮かぶ。”言ったでしょ?”とか、あの、力が抜けたような喋り方だけど、絶対的なルールを感じさせる口調の”どーーするんですか?”という声も聞こえて来るようで。

ごめん、課長。私は自分の希望を選ぶ。

どっちにしても待たせているカウンセリングや心理学関連の方々には迷惑をかけてしまう。アクセサリーも作れるコンディションじゃない。

ただ、一つ言えるのは、この時期私は何か大切なことを学んでいるには違いないということ。

自分本位。そして相手本意に生きること。

仕事とはなんぞや。

それは自分のため。そして誰かのために自分の力を発揮すること。
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2017年07月30日

そしてまたお詫び

カウンセリングの方は一人でどうにでもなるが、ナースの仕事の方は人員不足が深刻。

まあ、どこに行ってもそうだったけれども。

それに拍車をかけて体調不良者が続出したり、今来ている派遣ナースさんの期限が切れたりでさらに深刻。

新しい人募集に力を入れてくれていた課長だったが、一昨日持病の症状が勃発。

まだお若いのに信じられない血圧の値を観て「休んで下さい!」とこれまた半ば無理やり横になって貰った。多分過度のストレスのせいだろう。

普段とても気丈だし人に人に指図さえることはおそらく嫌いだろう。しかも切れやすい彼女もこの時ばかりは素直に横になってくれた。

何か、このパターン多いな。

横になるスペースがないため、無理やりものをどこかして寝床を作る私。

うわごとのように「派遣が決まるのが31日になってしまうーー。何とかしなきゃー。ごめんね。すみませんね。」と言っているのだが、いいから眠ってー!何も考えないでと促すのみ。

******

そんな2日間だったので昨日の午後、疲れがどっと出たのか、私も廃人になっていた。

というわけで・・・まだ来月の予定は分かりません。

色んなことがどうなることやら・・・と思うのだけど、出来ることはやって自分でどうにもならない流れには逆らわないようにしようと思い体力温存。

どうにかなるだろう。

ただ、予定発表待ちの方々にはご迷惑おかけします。ほんとにごめんなさい。

どんな流れなんだろ、これ。
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2017年07月29日

心理的報酬

自分だけが心理的報酬を得ているという状態を無意識のうちに避けようとする心理。

誰でも受けた恩は返したくなる。いや、誰でもではないかも知れないけれど。

でも、仮にこの傾向が強いとなると中々人の好意を受け取れなくなるという現象が起こる。

はたまた、好きになれば好きになって貰えるという心理を生む。

昔から不思議だったのだけど、現実でもドラマの世界でも「好きなのに!」とか「好きなんだよ!」と怒って言う人の真理。

これは「こんなに好きなのに何であなたも好きになってくれないの!」という理屈らしい。

こんなことを不思議に思う人が不思議だと言われるかも知れないけれど、昔から言う告白と言うものの目的が妙だなーと思う。

やがては恐ろしいとまで思うようになったりして。

心理的にギブ&テイクのバランスを取ろうとするこのメカニズムほど恐ろしいものはないなと。

それって、本当に好きなのか?と疑問に思っていたし今も思う。

けれども、その結果、何一つ受け取ろうとしなくなるのもまた問題だな。

そして私とはまた違ったタイプだけれど、受け取らないのに、次のボールを投げて。もっと投げてと求めて、いかに投げさせるか?ってゲームをやる人とか。

でも、受け取らないで交わすのよね。背景にある膨大な倉庫に溜めて愛を腐らせたいのだろうか。

それはともかく、また昨今、色んな人に出会う中で、その方々の愛情や優しさの注ぎ方に感動し、やがては貰ったからと言って返す方法が見つからないと焦る感情を持っていた。

そんなことに気が付かせて貰った今。

大切に素直に受け取ろうと思う。

全てを無駄にしないために。

人の心って、何て美しいものなのだろう。

自分のことを考えてくれるって何て最高の贈り物なのだろう。

ありがとう。
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2017年07月28日

心を容れる器

前々から思っていたことで。

人を喜ばせるのが上手な人々と言うのが存在する。

長いお付き合いの依頼人さんたちや友人や配偶者や。そんな人々にもいつも感じていることだったのだけど。

昨今ナースの職場にも驚くほど心に染みる優しさや激しさを与えてくれる人たちが居たので、改めて考えた次第。

目立つことや人に見られることが嫌いな私は結局のところ自分勝手で独特の仕事や振る舞いをしているらしくすぐに誰かに目をつけられるわけだが。

一番最初の頃色々と学ばせられたのが20代の子。

情熱的に懐いて来て興味を持って細かく人の仕事や振る舞いを見つめては色んなことを言って来る。

ちょっと視線恐怖症になりそうだった。

しかし、嬉しさや可愛さもあり沢山会話をして来たのだが、肝心なところで話が噛み合わない。

やがて、”なるほど、そうか、この子は仕事を使って人と交流を持とうとしたり自尊心を満たそうとしているのだな。”と感じた。

なので、肝心な場面では仕事から逃げる。仕事から逃げる人は人間関係からも逃げる。それでも権利を主張して怒りをぶつける。

そのちぐはぐさに驚きはした。

そして私はさすがに彼と仕事の概念こそは違うものの、自分勝手な部分というのが似ているなあと気が付いた。

相手のことは考えているつもりで考えられていない。

そしてIちゃんとふとしたきっかけで親しくなり沢山遊んだ。

そこには仕事が介在しなかったが、結局は、仕事上で信頼熱きチームワークを築くことが出来ている。

何一つアピールすることのない押しつけのない優しさは水がしみるように今でも心を温かくしてくれている。

何て人を喜ばせるのが上手な人なのだろうと今でも思っている。

そして、幾つもの出会いがあって最近よく言葉を交わすようになった30代の方の相手を大切にする細かい努力に驚いた。

外側と中身のパーソナリティが全く違う。

しいて言えばIちゃんが本当に何も求めないとしたら、こちらの方は”自分はこう思っているので、あなたもこうして欲しい”という主張があるのだが、それはそれで要望を言えるのが羨ましい。

何を求めているのかすら分からなかった自分が居たから。

最初に親しくなった人の例に似ている私は、知らず知らず本気で向き合うことを忘れ、欲しいものを欲しいと言わず、その代り、傷つくことが少ないのかも知れない。何せ気が付かないのだから。

けれども、Iちゃんや後者の彼のような人はやればやった分だけ傷ついて来たのだろうなと思う。純粋に素直に繰り返して来たというだけで。

虚しさや寂しさや怒りを沢山経験して来たことだろう。どうにもならない他人という自分が愛した人を相手にして。

そして欲しいものを欲しいというそんな様子を目の当たりにして私は傷ついた。何にも出来ないのだなという自分を知って。

あるカウンセラー仲間は”愛するとは相手本意の時間を与えること”という言葉を残してくれた。

彼女は”その人はそうしたいからしているんですよ。”と小さなブーケを挟んで教えてくれた。

はたまた別のカウンセラー仲間は”私は先生にずいぶんたくさんして貰って来ているんですよ。色んなものをもらっているんですよ。私は先生にウソはつかないと決めている。”と沢山の気持ちを贈って下さった。

”愛し方が分からない?何を言っているんですか。愛の人じゃないですか。”という言葉に泣きそうになった。

そうか。そうなのか。そう感じる人も居るのかと。

私は、そんな一連の出来事の中から”心理的報酬”という言葉について学んだことを思い出した。

のだけど・・・。今日は長くなったのでまた今度。
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2017年07月27日

too much paine その2

ナースの職場の方ではカウンセラーだということを言う必要がないし、言っていないのだが色んな職種の人に「相談があるんだけど。」と深い話をされる。

あるいはあえてそういう前振りなど無かったのに知らず知らず話がコアになっていらっしゃっていたり。

そんな調子でいつものように事務所の人が「あ!居た!」と伸びあがる。

居たというか・・・、そこを速足で通り過ぎようとしているだけだった。忙しいからして。

足を止めることが出来ず顔だけ向けて「何、何?どうしました?」と答えるのだが「いや、後でで良い。あ、でもやっぱりたいした話じゃないから今。」と相手も慌てて駆け寄って来て、というか一緒に速足で歩いて何かを話そうとなさっていた。

が、こちらの顔を観るなり「あれえっ?!」と言われる。

え?何?何かついてますか?!

次に何を言われるのか?と思いきや「げ、元気がないっ?元気がないの?」。

いや、んなこたぁーないですよ!と強めに言い返したのは、内心”よくわかったな。”と思ったからだ。

私はあまりこの職種のとき感情が外に出ないのだが、分かる人には分かる。

”ああ、元気がないさ。もうボロボロさ。”

あいつに怒られてからこの数日間悲しくて悲しくて。

でも、少しほっとしているのは、これでかからなくて済むだろう、私も本気で嫌いになれるだろうと思った。

なのに、日増しに落ち込んでしまう。

何でイラついていたのか私は知っている。こちらが相手の思った反応をしないからだ。

それは分かっているのだけど相手の思うようには出来ない性質という諸事情があるからだ。

で、もしあの時の話の続きが出来たら説教を一席ぶってやると思うネタも山ほどあった。多分それはこちらが正しい。

それなのに、段々その正しい理屈がどうでも良くなって来る。

一番大事だと思っていたものが段々どうでも良くなって来る心の動きを目の当たりにして、プライドもくそも無いのだなあという状況に気が付いた。

ただただもう一度話したい。

そして今じゃなくて良い。いつかは分かって貰いたい。

人に分かって貰いたいなんて驚きなんですけど。

でも、もうダメかも知れない。

そんな折、ふとしたことで会話して、互いに誤解していたことが判明。

開通した。

そして絶対あやまらねーだろうなーと思っていた相手が「ごめんなさい」と二回も三回も言うのを目の前にしてあやうく泣きそうになった。いや、泣いた。

互いが違っていても良い。もう何でも良い。

このストーリーに続きがあるのなら今はもうそれで良い。

他人に世界をゆだねたくはない。でも、事実として私の世界は時々たった一人の人によって大きく変えられてしまう。不本意だというのに、何故だか嫌ではない。

「自分も怖かったよ。ダメかと思った。」と言われ、うん、知ってると思った。互いにそう思っていたのだと。
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2017年07月26日

特別ではない

ナースの方の勤務表は・・・まだ出ていません。

と書いたのを読んでも「いつ頃ですか」とありがたくもすぐメッセージ下さったりしますが、実はそれは分からないんです。何せ自分で作っているものではないので。

でも、間違いなく数日以内に。

そしたらまたサイドバーにアップしますね。

すみません。よろしくお願いします。

*******

今日のカウンセラーズトレーニングの会はとあることに向き合う日。

誰がありのままでいようが、誰がありのままでいない状態だろうが。

そういう流れになっていた。

エピソードを聴いていても、自分の交流パターンを振り返る機会が度々あり。

何が不得手で未発達なのか。

それは良いとか悪いとかではなく、やって来なかった部分は当然未発達だというだけ。

そのままの現状を知ることでまた何かが始まる。

******

イラついた様子のあの顔がまだ忘れられない。

というのに・・・本人は普通にメッセージをよこす。

いやいや、そんなん、私が興味あるかどうか分からないじゃん。どうでも良いと思っているかも知れないじゃん?

でも、多分それを言うと「興味あるでしょ?」と返って来そうだ。

何が何だか分からない。

と言いつつも何が起こっているのか割と詳細に分析出来てしまう性。

かと言って感情はどうにもならない物質なので、とりあえずそのままに。

何のためなのか分からない。時々分からなくなるものの。

私は一生懸命生きている。

他の人と同じように。
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2017年07月25日

今度やいつかが今日になる

ああ、まだ夏は続くのだな。

初夏の頃、いや、あれはまだ梅雨に入る前だったか。

出勤したての靴箱あたりで挨拶した人と朝の屋上で会った。

「今日の恰好、夏ーーって感じでしたね。」

だって、もう暑くないですか?と答えるとただ笑っていた。

どうしてまあこう色んなことが短期間に変わって行くのだろう。

距離を置いていい感じで笑い合っていた人がいつの間にか至近距離にいる。あの人もこの人も。

そうかと思うとピリッと緊迫して同じ極同士がぶつかった磁石のように離れたり。

皆、誰もが傷つく心を持っているし怖がりなんだなあ。

そしてまた恐る恐る近づいたり。

私は時々そういったことに酷く疲れる。

何を怖がっているのか人を見てびくっとしたり。

多分誰も傷つけ合いたくはないのだろう。

傷つきたくも傷つけたくもないのだろう。

でも、そのモノの言い方、ちょっと・・・いや、ちょっとどころか大分違うよと思うとがっつりノーを示す。

それ、要らない。

ありのままを受け入れて欲しいなんて他人様に求めることじゃない。

けれども、時々、その人のありのままを受け入れたくもなる。受け入れたいと思ってしまう。

そんなことは出来ないと分かってはいながら。

*******

先々週だったか、IちゃんとKと野球観戦に行ってしばらく後のこと。

ある日Kが「明日バッティングですね。」と言うので「???」となっていると、「ははは。誘われてないんだ。」と毒舌Kが笑った。

まあ、職種も違うし「尾崎さんは忙しいですよね?」などと言われ、そういうことはよくあると思った。

なので、二人で楽しんで来てねーと言っていたのだが、当日の昼休み、Iちゃんとキャッチボールをしたりタバコ吸ったりして過ごしている最中に「今晩、バッティング行けます?」と訊かれた。

あれ?いいの?二人で何か話があるんじゃないの?と質問しつつ、Iちゃんの顔を観ていたら突然思い出した。

二か月ほど前のバッティングへ行った日。

当日の昼休み、やはり同じようなシチュエーションでIちゃんと二人話していたところ、私が言ったのだった。

”なんか、私、前もって約束しているってのがあんまり好きじゃなくてね。変な話だけどね。当日そんな気分じゃないかも知れないでしょ?だから、今日行く?ってノリが好きなんだよね。”

でも、それでは公のことにしろプライベートのことにしろ、人との交流が上手くいかない故仕方ないけれど。

そんな話をしていたところIちゃんが「じゃ、今日行きましょうよ。」と言ったので、その日突如二人出かけたのだった。

大分前のそんな会話を思い出して、それでIちゃんは今回当日まで誘わなかったんだと気が付いた。

あんなささやかなつぶやきを覚えていてくれたんだ。

気軽な雑談の一言を覚えていてくれて、当日にわざわざ・・・

何だか嬉しいなと思いつつその夜も遊んだのだけど。

それからまたしばらくの日数が経ち。

今日も仕事中、ハードだったし嫌なこともあったのだが、Iちゃんからのラインを自宅で見てほっこりする。

お好み焼きの写真に「うまかった。」とだけ。

大きなお好み焼きが三枚ほどいっぺんに焼かれている様子。

美味しそうですね。と返信すると「今度バッティングとセットでこの店も行きましょうよ。」と返って来た。

それから「腹が爆発しそうです。」と。

笑っていたら、”いこか?”と飛んで来る。

そりゃあ行くよ。

今度。

でも、確実に実現する。それは”今度”。

言葉短かな優しさと、黙って記憶して黙って気遣ってくれる。

それを感じ取る。

Iちゃんには何一つ話していない。生々しい感情を特定の人にぶつけられて疲れたことも。

それなのに何故だか、そんなラインが来るのはいつもそんな時だ。

こちらが何かを感じ取るようにIちゃんには分かってしまうのかも知れない。
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2017年07月24日

too much pain

物凄い怒りをぶつけて来る人に唖然となった日。

ただ、それを怖がるでもなく、唖然としつつも”何かが起こっているんだな。愛しいな。”と思っている自分が居る。

けれども同時に、それは困るんだよ、残念だけど屈することが出来ないと冷静に思っている自分も居る。

内容が分かるだけに言い方がなあ・・・と残念に思ってしまう。

もう、変われるだろうと思ったり、いやあ、やっぱり変わらないのか?と自分に問いかけて気持ちを静観しているしかない。

理屈や理論では嫌いなのだけど、本能的に好きとか。もっとも、相手の理論は好きなのに本能的に嫌いってのはもっと困るが。

それでも、前者である現状は非常に困る。

そして意識も無意識も、理論も本能も全て自分なんだよな。どれ一つとして無視できない。

ただ、こんなに考えるってことは滅多にないので感謝もしている。

それでどうしようかなあ。子供じゃないしなあ。

少し置いておき、保てる力が欲しい。というかいつしかそういう心の筋肉がついたはず。

その間に何が起ころうと後悔しない。

意識だの無意識だの、どこかで、自分がやっていることだから。
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2017年07月22日

ありがとうがいっぱい

そのことについて沢山経験して来たけれども、何となく苦手で避けて来た人生のとある分野がある。

過去と他人はどうしようも出来ない。

自分に出来ることだけに目を向けて来たし、他人によって何かが決定したり保留になってしまうのが耐えられなかったし馬鹿らしかったのだろう。

だから不確かなことは片っ端から切り捨てて来た。

そんなの待ったり期待したりする人の気が知れないとも思って来た。

けれども、とある人の人を愛するそのやり方やあり方を目の当たりにする今日この頃。

え?何なん?と一番最初の時から思った。

いったい何を求めているのか?そしてそれは何故なのか?とか、”どっちなんだ?”とも思った。

それとこれとは同じものじゃないだろう。どうして同時に進行させるのか?

さほど月日は流れていない。

そして未だに全然分からない。

けれども、そんな中で既に伝わって来るものが増えて行く。

ただ、ただ、素直で懸命だった。

沢山人を愛して来たのだろうな。何をすれば喜ぶのか分かるほどに。

*******

とある酷暑の日に、講座の後で、カウンセリンラーの友人と雑談している折、そんなことを話して見た。

愛するのが下手だなあーという自己概念。

ところが彼女は「いや、愛いっぱいの人だよ。何を言うのかな。」と言ってくれた。

「もちろん喜ばせたくてやるってもあるだろうけど、その人はそうしたいからしているんじゃないかな?」

そんなことを聴かせてくれるテーブルに、今月も小さなブーケが存在していて、染みた。目と心に染みこんで来た。

また愛されている。

あ。正確に言うと、愛せないというよりは、表現方法が未発達なのか。

と、色んなことに気が付かせて貰って、改めて思う。さすがカウンセラーだなー。(彼女)
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2017年07月21日

はいでもゲーム

長いこと沢山の人々の話を傾聴しているけれど、昨日は悲しい話を聴いたなあと思う。

歴史があるし、そこにつぎ込んで来た日々と時間があるので余計に悲しくなってしまう。

誰もが寂しさを感じて生きてはいるものの、暗い孤独の坂道をどこまでも落ちて行く人は、とある特徴がある。

それは自分のことしか考えていないということ。

自分のことと、他人に自分がどう見えているか?とか、どう演出していくか?ということばかり。

雇い主であったり雇用される側であったり、親だったり子供だったり、あらゆる年齢層の様々な立場にいても、空っぽの自尊心と不安を抱えている。

そんな自分を保つために、どこにいても何をしていても人を見下すことに徹している。

そうしないと自分を保てないから。

自分だけを生かすために生きているので人をおもちゃのように気に入ることもあるのだけど、おもちゃのように粗末に扱う。

それに対しての世の中からの答えが現状なのだけど、それに対しては嘆き怒るんだよな。

皆、違う。でも、皆、同じ。

世の中は結構平等でもある。

でもでも、だってだって・・・と果てしなく続く口上を放ちつつ核心の周りをグルグルと回っても、共通の答えというものはそこにある。

それを見るのは最初のうちちょっと辛いけれど、受け入れてしまえば求めていた本物になれる。

グルグル廻るには人生は短すぎるし、そのエネルギーや筋肉を何に使うか?と決めるのは本人の自由なのだろう。

廻ることで拾えるヒントもあるから。

ただ、悲しい人の前では誰もが悲しくなってしまうし、怒れる人の前では誰もがムカムカしてしまうことだろう。
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2017年07月20日

アサーティブ

常日頃、度々クライアントさん相手にしてアサーショントレーニングというものをして来た。

自分の気持ちをきちんと表現して伝えるトレーニング。

とかく日本人は「言わなくても分かってくれよ。」とか「空気読んでよ。」と思うことが多い文化だと思う。

でも、やはり言わなければ分からないこともある。

特に親しい間柄でもない人同士が言わないで分かってくれと思い込んでいたとしたら、それは非常におかしなことになるだろう。余計に分かるはずないのだから。

察してくれよというのは甘えなんだよな。

と私自身もずっと学んで来たし人にそれを伝える仕事をしているというのに。

最近、自分がまだまだ「察してくれよ」派なのだなと思い知ることが何度かあった。

一番最初は、駅の改札の前の椅子に座って話し込んでいた際、「自分はあなたのことをこういうふうに思っていたんだけど、あなたは・・・」と顔を近づけて言われたとき。

「そうですよ。私もですよ。」と答えつつ、何でそんな分かり切ったことを訊くのだろう?確認するのだろう?と思った。

別段腹が立つわけでもなく、嫌な感じもせず、ただ普通に何でだろう?と思うのと同時に、ただただ素に戻っている一人の大人の横顔を見つめていた。

それからもそういう場面が幾度かあり、「こうしてね。」とか「こういうふうに思っているけど、あなたは?」とか、確認されることが多くて、「???」となることがある。

その度に「わかんないかなあ?言わないとダメかなあ?」と思うので、「はっ!この人に比べればまだまだ私も察してくれよ派なんだ。」と思った次第。

階段の下の段から見上げて、ゆっくりと強くも弱くもなく「どうしますか?」と訊かれた場面も。

驚いて黙っていると、これまたゆっくりと「どーーーしたいですか?」と訊き返された。

思わず笑ってしまった。

意志は口に出さないとなあ。でも、笑ってしまって言えなかったけれど。

それからしばらく経ってから。

別件で私が答えあぐねていると、「(あなたは)言ったでしょ?!(あの時)」と言われた。

「言ったでしょ?」と。

畳みかけるでもなく、静かに。でも、強く。

これも笑えてしまった。

そう。確かに言った。頷いた。だから了承したのと同じ。

そしてこの人は”言ったなら自分とあなたとの約束でしょ。守ってよ。”と可愛いルールを主張している。

傍から見れば可愛いどころか凄みがあるように見えるだろうその風貌と表情だけど、私はそういう素の感情が可愛いと思う。だから、頷いた。

それを見て「言わされている感、やらされてる感、バリバリだな。」と不満げなその人を見てまた笑えた。

素晴らしいよなあ。その求めているものが何か?という意志表示の様子が。

私は仕事でもプライベートでも、そんなに他人に何かを求めたことがない。そして自分が何を求めているか?何が不満なのか?ということを、そんなに冷静かつ強く表現したことがない。少なくとも大人になってからは。

そして、考えた。色んな場面を繋ぎ合わせて、その人が求めていることを。

何を言わんとしているのか?ということを。

それを言葉や行動で表現するやり方は多分私なりに留まってしまうし、まだまだ不満がられてしまうのかも知れないけれど。

熱いけれど、どこか冷静でサッパリとしている。

この人は怖くないのだな、だからこんなに素直でいられるのだなと思うのと同時に。

そうか。私は怖かったんだ。ずっと怖かったんだ。まだまだ怖がっているんだ。ということを思い知らされる。

でも、それはすがすがしいショックだった。

ああはなれないし、自分を恥じ入るわけではないけれど、少しはそのエッセンスが欲しい。貰ってしまおう。
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2017年07月19日

向かったり 待ったり

ナースの日にしろカウンセリングの日にしろ、最近座椅子に座ったまま寝てしまうことがある。

そんなつもりはないのだけど、いつの間にかPCの前で。

これでは疲れが取れないと慌ててベッドへ行って2時間ほど平になって2時間ほどで朝を迎えるとか。

で、座椅子に寝ているときですら寝相というものがあるらしく、自分では全く覚えていないのだが、足を前に出してピッタリ前屈していたりブリッジ的な姿勢でいたりするらしい。

「か、身体が柔らかいんだなあ・・・と思ったよ。」とよく夫に言われるのだが「なんで起こさなかった?!」と切れたところ、途中で起こすと凶暴らしい。

寝ているときまで好きにしないと気が済まないのか。困ったなあ。

******

今週の往診日は異例の速さで終わった。

権威の訪問者はすっかり大人しくなってしまわれた。

大御所様の行動や言葉に私がピキッ!となると、最初の頃厳格だった先方のナースさんがこらえていたらしい笑いを爆発させるようになった。

これ、笑うところ?と少々驚くのだけど、笑うと可愛いやん。

そんな折、そのナースさんがミスをしたわけだけど、こちらサイドのナースも悪いところがあるのでさらりと流したところ、驚きの表情で見つめられる。

「何か?」と訊くと、訊くこと自体に驚かれたようで「え?!」と珍しく大きめの声。

いや、じっと見てらっしゃるので。

「いえ、あの、私がこちらの施設のことを責めて強めに言ったことあるのに・・・」

多分その続きは何故怒らないの?なんでやり返さないの?というところなのだろう。

ミス=怒る じゃないですよね。人間はミスしますよね。で、怒ってミスが無くなるかというとそうじゃないですよね。と強くもなく弱くもなく軽めに意思表示だけしておいた。

何だか大分雰囲気が変わって来たなあ。

すんなりいったものの疲れるには疲れたので、廃人になって夜は爆睡。
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2017年07月18日

安心立命

とある患者さんの尿量をチェックして日替わりで利尿剤の投与量を変えるという指示が出たときのこと。

まずは一週間それで経過を見るというこの指示は非常に妥当だと思った。

病院でもよく目にしていたのが浮腫んだだの心肥大だの胸水だの、はい、利尿剤を出しましょうーで油断するとそれっきりというケースを観たことがあるから。

とは言うものの、ここまでナースが全員の内服薬の分量を考えなければならない場所も初めてで。

一日の流れ、週の流れを覚えつつ状態に対応するだけで半年が過ぎてしまった。

でも、今は分かる。一長一短が。

「Sさんが、ここまで毎日看なきゃいけないのか?って言ってましたよ。尿量が1000ml以下だったら10mg?1800以上だったら5mg?間はどうなるんです?って言ってましたよ。」

と派遣ちゃんが何度も言う。

で、その翌日、Sさんから「こんな大変なことしなきゃダメですかね?もし〇〇mlだったらどうしたら良いんです?」。

・・・・・・・・・・。利尿剤かけて絞り過ぎて脱水になるという現象がこうして起こっていたのか。

色々と異論がある先生だけど、こればかりは先生が正しい。せっかく丁寧に診てくれているのに、何を面倒臭さがっているいるのか。

それと類似したことが多すぎる。

どうしたら良いでしょうか?どうしたら良いでしょうか?居ないとき、どうしたら良いでしょうか?

時間が許す限り話を聴いて「そういうことではなくて、趣旨はこういうことなのでこれだけ気を付けて行けばいいんですよ。これやらないと余計に大変ですから・・・」と事細かに言うのだけど、話は聴いてくれないのよね。

「いえ、ちゃんと決めておいてくれないと・・・。先生にも言っていただかないと。もっと簡単に・・」

これは余計な手間ではないんだけどな。むしろ他に余計なことが沢山あるんだけどね。

昨日、”穏やかな心で”と学んだばかりなのだけど、そうはいられなかったよね、ハッキリ言って。

内心「何で考えない?!何で分かろうとしない?指示待ちばかりで不満ばかり。いったい何を頑張るんだ?いつ頑張るんだ?」と思うものの、あきれたのも手伝って口に出さないでいた。

こういうときはちょっと違うフロアに降りて他の溜まった仕事をする。

資格職に限らず、人というのは人に雇われていたとで自分の頭で考えよう、立とう、あわよくば支えて行こうという自立心が無ければ何も務まらないのだなと改めて思い直す。

隠れているプライドと同じ分量の卑屈さを持つ気持ちはとても分かる。分かるし、それは物凄く強くネガティブなエネルギーで引っ張られそうにもなる。

でも、言うことをきくわけには行かないんだよな。双方ストレスなのだろうけど。

何せそこにお預かりしている人たちの身体、命がかかわっているわけだから。

これは元々厳しくて気分の悪い職種なわけよ。

だったら少しでも笑顔でやりたい。

上目使いで機嫌を取りつつ怒りを溜め込んで行くよりも。

ストレスってのは、結局覚悟の違いによって大きく左右されるものだ。

覚悟していてもストレスが溜まるので、精一杯やったあとは寝て、また明日考えよう。

多分明日は明日の風が吹く。

心配すな。
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2017年07月17日

ギータに学ぶレイキ

仕事はハードで流動的。

行きつく暇もなく変化し続ける。

プライベートもまた同じ。

それでいて疲れているとき、焦っているとき、恐れているときというのは何かと考え過ぎる。

でも、そういったときに考えることというのは、後から考えてみるとまるで役に立たないことだったりする。

そんな折、オールスターが連日盛り上がっている。

きちんと見れる時間には帰って来れないのでダイジェストで見たりアプリを覗いたりしているわけだが。

選手たちが実に幸せそうな笑顔でプレーしているところが良い。

普段は眉間にしわ寄せて考えたり、寝る前にイメトレして眠れなくなったり、毎日毎日練習や試合なのだろう。

こんなに笑うんだ、この人。と言うくらいの笑顔を見せる人も居た。

けれども、そんな中、このオールスターでも、普段の試合でも笑顔の人が居る。

そりゃ皆野球が好きだからその世界にいるのだろうけど、好きでも苦しいわけで。

けれども、その人は打率の秘訣を訊かれると「エンジョイ ベースボール♪です」と答えるし、はたまたある時は、「穏やかな心で打席に立つことです。」と答えている。

この”穏やかな心で”というところに「なるほど、そうか。」と感心してしまった。

外見が日本人離れしていて豪快なプレーをするし、はっちゃけるときは物凄くはっちゃけるのに。

そうか、基本は”穏やかな心”なのか。

そういえば私たちは、”いつかこれが片付いたら”とか”あれが叶ったら”とか”もっと頑張ったら”と言いがちだ。

その日が来れば穏やかな心になれるけどと思いがち。

でも、穏やかな心というのは、今すぐ出来ることなのだ。今この瞬間。

仕事での帰り道、思わぬ人が待っていてくれて、自転車を引っ張りつつ反対方向のバス停まで一緒に歩いてくれて、バスが来るまで話していてくれた。

姿が見えた瞬間、ギクッとして、慌てて笑顔を作り「お疲れさまです」と真っすぐ歩こうとしたのだが。

「しれーーと帰ろうとしてるよ。」と言って並んで歩いてくれた。

あれこれ、あれこれ考えようとする。

でも、今この瞬間は二度と来ないので、ひたすら顔を見つめ言葉を聴き、嬉しさを伝えた。

穏やかな心で。

幸せだった。

なのでさらに深呼吸して力を抜こう。今この夜に。
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そう言えば臼井レイキの基本中の基本だった。

この”心配すな”という極意。
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2017年07月16日

歴史 / むかつくことはむかつくけれど

カウンセリングと教育分析とで四時間ばかり共に過ごした依頼人さんとはもう長い付き合いになる。

前のそのまた前の事務所が初めての出会いだったので。

それからお互い環境や状況が変わって行ったので思い出深いことが色々とある。

変わったなあーと思う。

そして今日は互いの相違点を面白がっていた。

それぞれの学び方、成長の仕方があるもので。

互いにやって来なかったこととやって来たこととが両極端。

照らし合わせてみると面白いもので、全く違うと思っていたことの話をしていたのに共通点が沢山見つかる。

実は地続きだったのね。

これからもよろしく。

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くそ真面目で仕事のことばかり24時間365日考えているようなKが初めてキャッチボールに参加したとき、整った顔に黒縁眼鏡ーという印象のK。

私もIちゃんもKもそれぞれ違ったタイプの無表情女だと思っていたのだが、少し大きめの声と笑顔で「やばい。楽しいです!」と言った。

介護職とは休憩時間が違うのであれから一緒に出来たのはほんの2〜3回。三か月ほど前のこと。(それを思うと入浴チームのIちゃんと看護の休憩時間が同じで良かったなあ。)

オールスターを観ている最中のKからラインがぽんぽん飛んで来る。

私はまだカウンセリング帰りの電車の中だったのだが。

他愛のない野球の話をしているが、こんなにしょっちゅう接する相手になるとは思っていなかったなーと思う。

もう会話を止めようと思っていたら”またキャッチボールしたい。バッティング、行きたいです。その間、私でも何も余計なこと考えないんですよ。”と飛んで来た。

そりゃそうだよね。特にあのキャッチボールを思い浮かべる。

私らの趣味は集中していないと怪我することばかりだもの。

バランスが良いんでないの?

一生懸命働いたり人生考えたり、笑ったり煮詰まったり、そして一生懸命遊ぶ。

固い仕事を一緒にやったり、子供のように遊んだりしているのを幸せに思う今日この頃。

昨日、道すがら、Kがまたむかつくことを、さらにむかつく言い方で言って来るので喧嘩になったのだが。

後ろから自転車を引っ張りつつ歩いているIちゃんが「仲、いいな。」と言った。

そしてそれぞれの場所で眠ろう。

辛い日も楽しい日も、違う場所でも同じ夜の下。
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2017年07月15日

1シーン

まだ半年も経っていないのだけど、その頃、色々と落ち込むことがあった。

色んな人との関わり方、その形というものがあるけれど、中には全然異質なのに理解し合おうとしてトラブル関係というものがある。

何故に理解し合えないのか?というと、両方ともが自分を理解して貰いたいの一点張りだったからだ。

優しさが互いに足りなかった。自分自分なのね。今思えば鮮明に分かることだけど。

怒りをぶつけられるし、何だか家族やら恋人やらにぶつけるような感情までおっかぶせられるし、これはどうしたものか?と悲しかったのだが。

ドン引きして終わりにしたいのに物凄い勢いで何かを訴えて来たり。そんな折、エレベーターが途中の階で止まって開いたのだが、Iちゃんが利用者様を入浴場からフロアに送り届けた帰りだったのだろう。

ジョギングのポーズでエレベーターの前の廊下をぐるりと円をかくようにして走って見せて乗り込んで来た。

沈黙した後、ハハハ!と笑った。

何の仕事でも良いのだけれど元気に一生懸命誰にアピールすることもなく、しかも面白くやっている。

私が笑うと足踏みをして見せてくれてさらにふざけてくれた。

それからもとあることから逃げ回っていたことは否めない。

でもいつも笑わせてくれた。

さらに言うとその笑っている私に暖かく面白く接して来てくれる人が他にも居た。

けれども、私が笑顔でないとき、その人の顔も曇ってしまう。何を期待されているのか?も分かるし私にガッカリしているのも分かる。

けれども、どうしようもなくて、これまた面倒なことになっている折、突如Iちゃんがバッティングに誘ってくれる。

6月が空いたので二か月ぶりだった。しかも今月は野球も観に行けたし。

気分転換なんて出来ないよ・・・と思っていたのだけど、いつの間にか普通にまた笑っていて、気がまぎれるってこういうことなのだなと思う。

そう言えば私はこの人に何かを分かって貰おうとか微塵も思わないな。

どんなに助かったか話す気にもならない。話さなくて良いと思っている。

むしろ無口だったIちゃんの方が素の自分のことを喋ってくれている昨今。

いつも暴力をふるう利用者様がお風呂に入っているとき、本当にその寸前までわめいて拳を振り上げていたのに、Iちゃんが顔を近づけてじっと目を見つめて歌い出した。

誰に聴かせるわけでもなく、その人だけのために顔を近づけて、じっと目を見つめて。

長崎出身で演歌好きのそのお婆ちゃんは、一緒に歌い出した。

とても可愛かった。

それにしても小声で歌っていてもIちゃんの歌唱力と心の込め方が分かる。

それがお風呂に響き渡っていた。とても小さな声なのに。

少し前にその人のお腹から出血があるとのことで呼ばれたためその場に居合わせた私だったが、そのシーンをほれぼれとして観ていて、そして、やっぱり笑いがこぼれた。

気が付けば私だけでなくその場に居た全員が聴き入っていた。

Iちゃんはこのお婆ちゃんにいきなりグーで顔をぶん殴られたこともあるというのに。

優しく語り掛けるようにその歌を歌っていた。

私は自分の何かが間違っているような気がすることもあれば、自分が絶対正しいと思うこともある。

けれども、強いて言えば、愛することが出来る人は強いなということ。

100は真似できないけれど、そのエッセンスに触れることが出来て、とても幸せに思う。
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2017年07月14日

時間

溜め込んでいるすべきことが沢山あって、カウンセリングもナースの仕事も同じ。
でも、ひとつひとつ片付けて行くしか無いのよね。

今日もやっと各分野一つづつ片付いた。

いい加減にしないとな!と思いいつもの最低限の仕事を終わらせて取り組んでいるとワード何枚分にもなっていた。

そこへ久々の課長登場。

わー!課長!久しぶりです!

そう、彼女が4日、5日と留守だったので、代行する仕事も多くて余計に忙しかったのよね。

居て貰えると助かるなー。やっぱ。

課長がPCを覗き込み「何書いてるの?」と言うので先月の研修のレポートです。すみません、遅くなっちゃって。と答えたのだけど。

じーっとそれを眺めたあとで「こんなにきちんと書いてる人は初めてだよ。」と言う。皆さん2〜3行くらいしか書かないんだよねと言われて驚愕。

あんなに時間とお金を費やして2、3行で収まるものしか持って帰って来ないのかよ。

会社の勤務時間と会社が出してくれるお金なせいか?

そりゃあ自分にも会社にも損失でしかないなあ。

とかく普段、心とか看護のこととなると時間がかかる自分が嫌になるが、今日のところは良しとしよう。

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2017年07月13日

心至上主義

良くも悪くも想像と違っていた事と言うのがある。

知らず知らず警戒していたら、本当はとても大切にされていたとか。

ついつい言葉の裏とか行動の裏を勘ぐっていたものの、どんな人でも100パーセントの嘘はつけないということを思い出す。

相手も想像と違っていたのだろうと思っていたのだけど、実は想像すらできなかった、だからこそ「知りたい」というメッセージを何度も発信してくれていたことも知る。

なんだ、そのままだったのか。

「ねえ、待っててくれる?」と言ったときの目はどこか眠そうな、何かの魔法にかかっているかのような。その後ですぐに「嘘、嘘。」と笑った声。

乾いた咳。

追って来た存在。

それから本屋へ行った。

とある国家資格の参考書や問題集を一緒に観る。

「何が難しいか?って、一つの問いに対して正解が二つも三つもあるんだよ。」

私もその文章を読んで「なるほど。これは難しい。」と思った。

正解と不正解で割り切れることだったならまだしも。

でも、世の中のあらゆることがそうだよね。

正解が二つも三つもある。

自分の思い通りにならなければならないという一択根性を捨てて受け入れさえすれば。

未来はどうなるか分からない。

意外なことばかり。

しいて言えば、私の方がずっと即物的で、相手の方がずっとロマンチストだったりとか。

心は誰もが繊細なもの。

そしてその心がこの世界を作っている。

だからわざわざ心理学というものが生まれるのだろう。不可解な現象の諸々に惹かれて出来たのだろう。

今この時は二度と来ないから素直に生きよう。

それは正しくて正しくないことなのかも知れない。
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2017年07月12日

疲れる人が疲れさせる

新しく来てくれている派遣ナースちゃんが優秀で助かる。

大抵1日2日でそれが分かる。いや、半日かな。

ちゃんとした人ならばこの初期の頃、ちゃんと疲れる。

それはやろうとするからだ。

そしてそのやり方を観ていても「あ、あたりだ。」と嬉しくなる。

ただ、この人を見る目がたまーにはずれることがあって、てんでやる気がないように見えている人がある日ドミノ倒しのように全てを理解して化けるということもある。

なので人材というのは非常に貴重で不思議な財産だ。

そんな折、大御所様がその派遣ちゃんと初対面。

「はじめまして。特別養護老人ホームは慣れていらっしゃるんでしょ?何でも分かるわよね。教えなくて良いわよね。」と人殺しの目。

あー、それ私もやられたわ。

何で新しい人を威嚇するのかね。後で山ほどの後悔することを学んだはずでしょ。

私が教えたいことと大御所様が教えたいことの価値観は著しく異なっている。

なので最初は名乗り出ているので指導を大御所様に任せていたものの。

度々、手持ちぶたさで何をして良いのか分からなくて困っている派遣ちゃん。

ああー・・・、放置しているんだ。

それで私は食事介助や吸引の散歩に行こう。利用者様を幾人か知って貰えるし。

そう声をかけるのだが、そうすると慌てて割って入り「ああ!そんなことなさらなくても私がやりますんで!」とわめきながら邪魔をして来る。本当に困ったもんだ。

マシンガントークで来るので多少強めに「今は私が行きますからね。」と言わなければ止まらないのだが、そうするとショックを受けてふてくされるようだ。自分はその100倍くらい新人さんに強い口調を浴びせているのになあ。

気が付けば往診日。

疲れたのは、外部からの権威者にではなかった。

不穏になっている身内に対してだった。

普通にしていれば望んでいる形が手に入るのに。

ありのままで居れば怒りを伴う孤独を感じなくて良いのに。

でも、それは人に教えて貰おうことじゃない。

私が今すべきことはてんぱっている人につられて自分のペースを崩さないようにすることかも知れない。

意志と石の力を借りつつ気持ちを落とし込む。
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2017年07月11日

球団に執着はないが子供の頃や成人してからの若かりし頃はヤクルトファンだった。

なので、Iちゃんが持って来てくれたヤクルトのユニフォームを着ることには抵抗なくすんなりと。

IちゃんがグリーンでKがオリーブグリーン、私はロイヤルブルー。サイズ的にそうなった。

で、選手の練習からビールを飲みつつ観ていると、ふいにIちゃんが「そう言えばかおるさんは、どちらかというとカープファンだからなあ・・・」と言い出した。

ぎくっ。何を言っているんですか。止めて下さい、その細い目は。

良いプレーをする選手が好きなので常日頃、菊池や丸の話をしているせいだ。

でも、今日はヤクルトを応援しますし。

そのうち菊池の打席が回って来た。

「いいんですよ。応援して。」

いやいやいや・・・。

内心興奮しているのだけど、この席のどんちゃん騒ぎと肩触れ合うIちゃんが真隣という状況でそれは無理。殺される。

そしてホームラン。見事だったのだが、Iちゃんが爪噛んで貧乏ゆすりしている。

反対隣のKは、菊池を見るのが初めてだったので、その守備やホームランに歓声をあげている。今まで私のロッカーのプロ野球カードにとことんイタズラしてたくせに。

「何!あの人!凄い!」

いや・・・やめとけ。Iちゃんを見ろ。空気読め。

そして次は丸の打順。これがまたいつも打つんだよな。

頼む、丸、今日は止めてくれ・・・と、これは大丈夫だった。

しかし、その後も菊池が打つ打つ打つ。

「きゃー、いったい何点入れるの、あの人!」

黙れ、K。

ああ、それまでめっちゃ仲良くしていたのに、Iちゃんが前のめりになって壁を作っている。

しかし、8回頃になると「ふーっ」と息を吐いたIちゃんは「月が綺麗ですね。」と。

あ、ああ、綺麗だね。

「また来ましょうね。」

いや、まだ8回じゃないですか。

「いいんですよ、もう。」

しかし、その一連の真っ正直な感情の揺れを目の当たりにしていて、おっもしろいなあと思った。

怒ったり開き直ったり。でも、我に返ったり。

それから少し散歩して帰りの駅までプラプラ歩く。

「また行きましょうね。」とIちゃんが再び言う。

行きましょう。素で行きましょう。

「今ね。毎晩ちゃんとギターに触っているんですよ。自分で自分の課題を作ってね。」と色んな話をしてくれる。

私の電池が切れたから気を使ってくれているのだろうか。饒舌だ。

握力68娘のMちゃんとと、Iちゃんの次に強い介護の子とを腕相撲させたら、何と握力68娘が勝った話とか。

それは観たかったですねーと夜の車窓を眺めながら返事をする。

「そろそろ、あたしも左手挑戦するか。Mちゃんに左手、負けちゃったからな。」と笑っている。

何故だかKは真ん中に座っているIちゃんを通り越して私の顔をじっと見ている。

何か言いたいのかな。何か珍しいのかな。それとも限りなく素に近づいて最小限の会話しかしない私が気を使わせているのかな。

色んなことがあった日だった。

それでも月が綺麗だった。
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