2017年05月20日

遊びにすらならなかったゲームを踏み越えて

珍しいことに二日連続派遣の若い子と二人きり。

大御所様たち、二連休が取れたんだ。良かったですね。ほんと。

疲労がたまって来ると小さなことにこだわって騒いでしまい、しかも他人を巻き込まないとすまないという性質の人々から解放されているのは良いのだけど、まだまだここでの業務においては新人だなあ、私。精神科に歯科にショートステイに入浴処置に諸々のFAXとか、他院に受診に出すとか。。。どうやってこなすんだ、これ。

とは言うものの、何とか終わる。色んな人々に助けられて。

派遣さんが受診に連れて行っている間の一人留守番の時間が二日間とも長かったので一人で色んなところから呼ばれてこなさなければならない業務。

終わったのは良いのだけど、そして誰も何も言わないのだけど、色々なことが私的に雑だなあーと思う。

それでも貴重な昼休み。Iさんが居る日なのでキャッチボールをする。

あのさ。昨日の朝、カードに気が付かなかったんですよ。帰りに気が付いたの。ありがとうねとボールを投げつつお礼を言うと「気が付かなかったか。」と言われた。

そして、私が一回一回投げる前に自分のグローブの中を覗きながら握りを確認しつつ投げていると何か空気が変わった。

確認しているのはほんの1〜2秒のことなのだけど、今まで私がしなかったこと。

そうして投げるとあきらかにボールが変わった。

のは良いのだけど・・・Iさんはちょっとしたことでも気が付く。

何?めっちゃ観てるけど。。。

それは仕事中、二人で利用者さんの背中の処置をしていたときの目と似ている。

その時、派遣さんが入浴場に入って来ただけなのだけど、私と一緒に利用者さんを挟んで下を観ていたIさんの目がきらっと光ってパッと人が入って来た方を見たときの目。

まだ慣れていない人とか、違和感を感じるとほんの一瞬だけど警戒するんだよね。ほんと野生動物に近い。

そんなわけで、私がいつもと違うことしているから異変を感じて目が鋭くなっているのかな?とボールを放りながら思った。Iさんはいつもやっていることなのに私が握りを確認するとダメなのか?何を警戒しているんだろ?

すると、いつもの通り静かな小さな、でも不思議と通る声で口を開いてくれた。そう、低いトーンなのに歌い出すと通るIさんの歌のような。

「握り方、教えて貰ったの?」

????

どういうことだろ?誰に教えて貰うというんだろ?

あと、やっぱり1〜2秒のさりげない確認でもわかったんだ。

いや、誰にも教わってないよ。昨日動画を観たんだよ。ひーーとりで。

そういうとIさんの顔が一瞬きょとんとなって、「・・・。動画!動画かあ。」と言って笑った。

あ、笑った。なんでか分からないけど笑ってくれた。

それはともかく後からK姉さんもやって来て、いつも二人に押されてばかりの私の投球にも少し進化が見られた頃。

よく誰かが通りかかるとこの三人を観て嬉しそうに笑ったり驚いたりするのだが。特に男性陣が。

今日は笑うばかりでなく「結構本格的なんだね。」と言われた。

そうなのよ。動くばかりじゃダメで頭も使わないと二人について行けないのよね。たかがキャッチボール。されどキャッチボール。基本中の基本。

「すごい筋肉ついたね。何かやってる?」とK姉さんが言うのであきれた。キャッチボールだよ!今やってるこれですよ!

「私はそんなにつかないよ。筋肉。」

それそれ。元々、K姉さんもIさんも素でこれくらいの剛速球キャッチボールが軽くできるのだ。元々の身体能力で。
だから新たに筋肉は必要ない。だから出来ない。

でも私は全身使ってキャッチしたり投げたりしないと張り合えないわけですよ。

そもそも、筋肉とは。

身体がビックリしたときにつくものだと思う。”わー、対処しなくちゃ!”と身体が慌てたとき。

それと同じで知恵とか思考ってのも、多少の負荷がかからなければ立ち働かないのだと思う。だって負荷がなければどちらも必要のないものだもの。

まったり楽にぶくぶくしていれば良い。

”何もしないから何も変わらない。”

それはあたりまえの話なんだわ。

そんなヒントを照らし合わせて、また仕事のことなど考える午後。何とかしなければな。そうでなければ何ともならないのはあたりまえだから。

*****

夜晩御飯を食べつつ野球を観ていたらIさんからライン。どこかに出かけたわけでもないのに珍しいなと思って見たら「いぇーい。バレンティンホームラン」。

・・・・・・。”いぇーい” だって。可愛いな。珍しいな。

”爽快ですね。”と返事を打ちつつ、多分私が一昨日観戦中にラインしたものだから、同じだけ返してくれてるのかなと思い嬉しくなる。

そしてそれから10分後くらいしてから「勝ちましたよ」と一言来た。

・・・。分かってますよ。。。と思ったので”はい。”と返した。

先方も言葉少なだけど、私も咄嗟の反応はこんなもんなんだよなあ。

すると2〜3分後に「野球見に行きましょう」と来た。

だいたいこうしてほんのちょっとだけでもラリーが続くこと自体初めてなので、ただでさえ嬉しかったのに。

思わず”行こう行こう♪”とウキウキして返したが。

・・・・・・・・。で、どうすんの?

ここでまた自分の人生振り返ってまう。

だいいち私はこの年になるまで野球の観戦からライブやら観劇やら全てのことにおいて・・・人が御膳立てしてくれて誘ってくれたものしか行ったことがないじゃないか。そうか、野球のチケット一つ取ったことがないのかと自分にあきれる。

誰も何も言わなかったらじーーーっとしてたのか?・・・・・・・・。してたかったんだよな、きっと。

汗だくになった昼休みの後、「教えて貰ったんじゃなくて動画で握り方を学んだんだよね?」とエレベーターの前で改めて訊いてたIさん。だから、誰に?誰に教わるんだよ。そうです。動画です。

すると、いつになくボールの握り方について詳しく教えてくれた。いつもグローブの中で見えない握りを空中で見せてくれた。

「これがツーシーム。」

あ、はい。

「あと、ここをひっかける。で、最後に指で押して、なるべく直前までボールに指が残るようにする。」

なるほど・・・。今度一緒に出来た日にやってみます。

てな具合に惜しみなく教えて貰った。

回りの人は「なんでそんなことすんの?何目指してんの?」と言いつつもゲラゲラ笑っていることがしばしばある。

何してんの?とか、なんでするの?と言われると「真剣に遊んでるんだよ。」としか言いようがないし、何の役に立つの?」と言われれば・・・、役に立つんだなあ、これが。今すぐに、今日からでも。そして未来にも。
*****
今日も最後まで読んで下さってありがとうございました。あなたにとって良い一日でありますように。

ランキング参加中です。クリックして下さると励みになります。黒ハート
posted by かおる at 06:00| Comment(0) | 格闘技とかスポーツとか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: