2017年06月13日

一見意味のないことがスーパープレー

入浴係のIさんとHさんが午後入浴する人のバイタルを取って報告しに来てくれた時、医務課にナースが一人も居なかった。

あれこれ飛び回りつつ、そろそろ来る頃だと分かっているのだけど中々医務課に戻れない。

もしかしたら他のナースがバイタル表を受け取って指示を出しておいてくれているだろうけど、とりあえず急いで戻る。

すると、ガラスの向こう、医務課の内側にIさんとHさんの姿が見えたのだが、二人とも非常にリラックスしている。まあ、それはナースが一人もいない二人だけの世界だからだろうけど。

Hさんは両手をプラプラさせながら室内をうろうろしていて、少し離れたところでIちゃんは何故だかポケットに手を突っ込んで、じーーっと天井を見上げている。

私が医務課に駆け込むまでのほんの数秒だったのだけど、その光景を見て「????」となる。

まだHさんのウロウロの方は分かるんだけど、Iちゃんは何で上を見上げてるんだろ?

なのでドアを開けた時、”遅くなってすみません”と言う予定だったのに口をついて出た言葉が「何見てんの?」だった。

「天井。」

それは分かるけど、何で?何か居るの?

「いや、届くかな?と思って。」

はっ?!

あいかわらず短い言葉で答えているけれど、両手を上に伸ばしている見せるので「え?飛んだら届くかな?」ってこと?と理解した。

「そ。」

そんなん無理だよ。私とそーーんなには身長変わらないし、いくらIちゃんでも無・・・・・・と言いかけた途端、表情が変わった。

で、次の瞬間、助走も無しで垂直飛びをして天井を指先で叩いてしまった。

げっ!すげーなー!

着地した顔が非常にニコニコ顔。どうだ!という感じ。

人様が見たらそれやって何になる?と思うかも知れないけれど、私としてはいちいち大事件。

そりゃあ、天井に届いちゃうってのも充分過ぎるほどの驚異だけど、それ以上に驚いたのはあまり仕事中にそんなふうにフリーチャイルドなところを見せてくれることは無いから。少なくとも私には。

そんなことがあった先週。

久々に会ってキャッチボールをしているときも、喫煙所で出くわすときも、何だか終始ニコニコ顔だった。

特にキャッチボールをしている際、こちらのプレイを見て若干嬉しそうにしている。

ああ、今、私がちゃんと出来ているってことなんだろうなあー、少しは成長しているってことなんだろうなーと、自分一人では分からないことを悟る。

そんなニコニコも、出くわしたときのニヤッととした笑いも、「あれ?何か機嫌良い。」と嬉しくなる。

******

別に誰かに認めて貰いたくて仕事をするわけではないが、はたまた見て貰いたくてやるわけでもないが。

見てないようでいて観ている人が沢山居る。

感じていないようで何かを感じてくれる人が沢山居る。

私が沢山のことを感じるのと同じくらい、もしくはそれ以上に。

それを思うといつものように淡々と時には休みつつ、仕事力の筋肉、心の筋肉も平行してつけて行きたい。

それはまず向かって行くという小さな始まりから。

何かやると失敗する確率は上がるもの。そうして学んで行く。

ナースしていてもカウンセラーしていても、プライベートでも、大事な何かを育むときでも、それはいつでも同じ。
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今日も最後まで読んで下さってありがとうございました。あなたにとって良い一日でありますように。

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posted by かおる at 06:00| Comment(0) | 格闘技とかスポーツとか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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