2017年08月26日

正直という迫力

バースデーの前々日あたり、疲労感が最悪な形で仕上がっていた。

その日、若干の睡眠が取れたものの、まだまだ回復していなくて見た目に分かるほどだった。

そして昨日・今日。せめて見た目が修復されつつある。

とは言うものの、原因である現実の諸々が解決されていない故、かなり頑張らなくてはならなくてストレスフル。

課長が、いや、あの人という人物がいないと本当に困るのだなと思う。

不在なので私が各方面で代行しているとつくづく思う。いつも支えてくれていたのだなと。

とは言うものの、私の、少なくともここ数日の課題は睡眠や体力の回復だと思う。

このままでは自分のためにも他の誰のためにもなりゃしない。

テーマが体力なのでやることや選択を普段と変えなければ意味がない。同じことをしていれば同じ結果が返って来るか、もしくはもっと悪くなるかしか残されていないから。

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脳裏に焼き付いている光景がある。

とあるフロアの古株の青年二人並んで立っていて、その二人の前に立つあの人。

丁度三人の関係が細長い三角形のようになっている。間にテーブルが挟んであるものの。

相手は違っていたけれど、何度か見たことがあるような光景。もっともこんなふうに仁王立ちして何かもの申しているのを観るのはいつも相手があの人より上の立場の人のとき。

しかも今回はイメージ的に2対1。

二人ともガタイが良いし古株の迫力というか権威感がある。少なくとも馬鹿ではない。

けれども、細いはずのあの人がゆらりとその前に立っていても少しも細く見えないし小さくも見えない。

話し合いや会議のような内容であるはずなのに、時折立ち尽くしてあたかもタイマンのような雰囲気で向き合っている。

一番上司の人とそれを庇うかのような補佐的な人。

でも、あの人のひるまない感じ。許さないという表情。それでいて落ち着いている。

二人にとって脅威なのだろうなあ。正しさだけで何の媚も持たずに見据えて立ち尽くす人だから。

私はと言うと、”はい、ちょっと、ごめんなさい。”とその場所へ入って行く。誰もが意識的にそこに入ろうとしなかったのが見て取れる雰囲気だったけれど。

何故ならば、圧倒的な怖さを前面に出して二人相手にゆらりと立っているその人に湿布を貼って欲しいと頼まれていたからだ。

で、その話し合いだか喧嘩だかを待っている時間がこちらにはないもので、割って入っては後ろにまわり、「はい、話しながらで良いから痛いところを押さえて。」と言う。

シャツをめくったその人は前を向いているので表情は見えないが言われた通り、立ったままで「ここ」と手で一か所を押さえた。突然の来訪だったのでまだ声にどすが利いている。

「おっけー。」と答えて貼った後、ここ一か所だけ?と訊いたとき、突然「うん。」という子供のような声が返って来た。

その人自体は見えないのだが、正面に居る二人の方と目が合うと唖然としている。

でしょうね。

突然可愛くなっちゃうわけだから。

しかし、その後さらにその人の顔あたりに視線を向けつつ驚愕に近い顔をしていた。

でしょうね。これも分かる。多分急に優しい顔になったんだろう。

でも私は知っている。こういうところがあるんだよな。優しさと厳しさを戦意と半端ない素直さと。

その後さっと退いて仕事に戻るべく廊下を歩き始めたとき、ふと振り返ると、再び物騒な三角形が出来上がり険しく戻った三人が見えた。

あの人が「皆、真面目過ぎるんだよ」と少しあきらたように言っていたことがある。

でも、自分が一番真面目なんだよね。そして一番正しくて一番悪い人。

時に私は「ここは学校じゃないんだよ」と怒ったことがあるのだが、面白いなあ、あの人の「ここは家じゃねーんだよ。職場だよ。ちゃんとしろよ。」という言葉が聞こえて来た。

そう、家でもないし学校でもない。家族でもない。職場なんだよね。

真逆の人だと思っていた人に時々共通点を観る。

ただ私はあそこまで徹底していないなと思う。

あの人は何一つ陰で言うことがない。

器用に嘘をつく人なのかと思い込んでいた印象が間違いだったと気が付いてからまだ間もない。
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今日も最後まで読んで下さってありがとうございました。あなたにとって良い一日でありますように。

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posted by かおる at 06:00| Comment(0) | ヒューマン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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