2017年09月30日

逃げない人々の中で

来月の予定ーーー。

今日中にアップします。すみません。

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月に二回精神科往診の医師がいらして下さるのだが、それぞれ別の先生が月に一回づつ。

男性医師の先生は診察する利用者様を全員医務課に誘導しろという決まりでご自身が医務課を診察室に見立ててどっかり椅子に座って待っているタイプ。

もうお一方は女医さんで、こちらは利用者さんが居るフロアや食席や居室、どこにでも行って生活の場で診察するタイプ。

非常に象徴的だなと思う。

最初に仕事以外のことを話しかけて来たのは男性の権威ある医師の方だったが、こちらの先生、いつぞや些細なことでいきなり切れだして私を怒鳴りつけた。

その際、”なるほど。そういうタイプか。”と思いつつ「いいえ。それは先生の勘違いですよ。実際はこうです。」と普通ーに説明して、お帰りの際にもいつものように「はい。今日もありがとうございました。またよろしくお願いします。」と送り出した。

それがどう働いたのがその次からやたらと愛想よくふるまって来られるようになった。ひどいと持ち上げて来る。
切れたあと私の反応を見て「あれ?」と思って不安になったのかも知れないし、それは分からないけれど。

一方女医さんの方が非常に元気が良い方で何事も白黒ハッキリなさるしハッキリ喋る。

え?そんなこと単刀直入に訊いて良いの?と思うようなことも利用者様にバンバン尋ねていらっしゃるし違うことは違うと仰る。

ある時には「ねえねえ、今度あたしが来るとき丁度あたしの誕生日なんだよ!」と仰る。

あら、誕生日が私と近いのですねと言って、当日ささやかなプレゼントを用意しておいたら先生の方もプレゼントをわざわざ持って来て下さっていたりして。

何事も気さくに話すようになった。

物凄く率直だから他の医師についても「あいつはおかしいわ。こういうところがね。」と仕事しつつ思うことを言って来るのだけど、それが私が感じているのと一緒なもんだから余計にこちらもオープンになる。

結果、廊下を歩きながらワーワー喋っているという往診スタイル。

しかも精神科以外の科にも物凄く詳しくて勉強になる。

そして新しい内科の往診医の先生も女医さんなのだが、これまたパワフルで熱い方だった。

まだ三回しかお会いしていないが恐怖の30人診察を二回ばかり段取りした後、ざっくばらんに話してくれるようになった。こちらもサバサバした先生で色んなことを聴かせて下さる。

こちらもヘトヘトになるのだが先生もヘトヘトになっている往診後に「ねえ、尾崎さんもめちゃくちゃ忙しそうだけどさ。この本は読んだ方が良いよ。」とわざわざ愛用の本を持って来て下さったり。

それはずいぶん読み込まれた古い本だった。

「余談だけど、これこれしかじかだけはよした方が良い。悔しいけど、下手に戦うと東京湾に浮かぶか沈むかするんだよね。」と普通ーーに世の中の裏事情を話してくれたのにもビックリした。

いずれも先生方も一生懸命でギリギリ精一杯なのだな。そして、そのギリギリの線で戦っているのだなと言うことが伝わって来る交流をめまぐるしく体感している。

こちらも自ずと積極的になる。

特徴は感情豊かで正直な人間のまま理論的に仕事をしている人々と言うこと。

「あなたはほんとによく頑張っている。細かくて広くて大きい。繊細で大胆だ。」

ちょっと聞くとわけの分からない言葉だけどとにかく褒めてくれているのだろうと思って嬉しくなる。

それで何が変わるということはないのだけど。

大変ではあるのだけど、周りの人と同様私も成長しているらしい。
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今日も最後まで読んで下さってありがとうございました。あなたにとって良い一日でありますように。

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posted by かおる at 10:33| Comment(2) | 看護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うわー。凄い褒め言葉ですね。最大級ものですよっ

時に傷つきながらも、努力し寄り添いながら、時に誰かの為に勇気を出して矢面に立ち…
そんな凄い頑張りを分かってる。
認めておられる(*^ー^)ノ♪

Pも言われてみたいq(^-^q)
Posted by 何処からかわいて出たP at 2017年09月30日 12:12
あ、先日はありがとうございました!
すごーーく嬉しかったです♥
Posted by かおる at 2017年10月03日 10:20
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