2019年06月04日

夜のひととき

送別会の後、おみやげを持ってKが働いている施設へ行った。

「10分待てる?早く帰って良いってPが言ってくれているんだ。打ち込み終わらせちゃうから待っててくれる?」

その日人やった仕事をPC内に記録するだけのようだ。

そもそも私はこんなに遅くなったんだから22時半あがりのKが終わるまで利用者さんの爪切りでもしていようと思っていたので全然平気。

フロアで、いつも寝なくて困っていると定評の数人の方々が勝手気ままに過ごしているのでその群れの中に入って爪切りをしていたのだけど、何だか静かで安らぐ時間だった。

皆さん穏やかな顔をしている。ショートステイでいらした方たちも皆顔見知りになったせいか、いつもは居ない時間に私が存在していても、にこにこして受け入れて下さっていた。

寂しくはないですか?

「それよりトイレへ行きたい。」

おっと、これは困った。

普通の施設だとどう考えてもベッド上、おむつ排泄であろうADLの人だがここではあえてのトイレ排泄。

技術がある介護職の人は小柄でもこのレベルの人をトイレで立たせて介助する。

その方がご本人がスッキリするからという理由で。

その困った場面に「お待たせ」とKが現れたので「ごめん。一人じゃできないからお願いします。」とトイレ介助していただいた。

仕方ないなという感じで笑いつつKがやってくれる理由は排泄に周る時間でもないから。

でも、トイレとパットとの両方を使うこの方のパットはびっしょりだったので「あー、なるほど。そりゃトイレって言うよね。今度から排泄の回数増やすね。」と言ってくれる。

ただトイレへ行く。ただ食べる。こんなあたりまえで大切なことが私たちには軽々出来るのだから。。。と思い返すことがしばしばある。

もっと出来ることがあるよね ということ。

食事の介助やトイレの介助でいちいち人にありがとうと仰るのを聴いていると胸が痛くなる。

ついでにそこをクリアしている人々が何かというと自分ではなくて周りを頑張らせようとするところにも嫌気がさす。

皆それぞれのレベルで必死に生きているんだよね。
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今日も最後まで読んで下さってありがとうございました。あなたにとって良い一日でありますように。
posted by かおる at 06:00| Comment(0) | ヒューマン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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