2017年11月18日

自分にはできないやり方

思い起こして観れば私の直属の上司が休養に入った頃、何とかこの場を回そう、そしてなるべく休養に専念して貰おうと自分の仕事を増やしている頃のこと。

そうあれはまだ夏だった。

Kが「何、これ。こんなことしたら倒れます。」と執拗に物申して来た。

いや、倒れないしナースの仕事の範囲内だから介護のあなたが心配することじゃないと打ち消していた。

介護は介護で大変なので、それをやりつつ他部署であるナースの仕事量を把握しているところや、しかもどのナースがどれだけの分量何をやっているのか?ということまで個別に把握しているのはこの子の恐ろしいところなんだけど。

「いや、私が見ているのはあなたのことだけだから。」

少しうざいなあ、回すにはこの方法しかないほど窮地なんだから仕方ないだろうとその頃は思っていたが。

半月も経つとへとへとになっていた私。

それを見つめていたKが「ほら・・。」と言うので「いや、全然疲れてない。平気だけど。」と答えていた。

それと同時進行してKと考え方やら仕事の仕方、人間性、冷たく見せて深く深く優しい青年も同じことを言っていた。

そのうち、ある夜、オンコールの当番の日にしっかり目を覚ますことが出来ないというヘマをした。

それはそれで二番手のナースにр掛け直してくれるので大事には至らないものの、この失態に心底落ち込んだ。

この時もそれぞれ同じ思いを抱えているとは知らない2人から「連日寝てないんだからあたりまえでしょ?」と静かに、しかし力強く言われた。

その辺りになって初めて「この人たちが言うことはいつもあたっているなあ・・・」と思っていた。

でも、今回はまたしても普通に仕事しようとしているのに、しかも看護の範疇で出来ることなのに、また出た過保護さ加減。

それについてゆっくりと訴えてみた。

「あの夏の日にさ。やり遂げると言ったことをやり遂げられなくて失態をおかしたから大きなことは言えないんだけど、私はこういうふうに考えてるんだ。」と。

珍しくKは黙って聞いていた。

その時既にKが決定したことが介護の人たちに浸透して取決めがなされていたので「ねえ、あなたは仲間に叩かれないの?あきらかに私を守ろうとして夜勤明けの仲間の仕事を一つ増やしているわけだよね?」と訊いた。

「うん、ぐちゃぐちゃ言っている人もいるみたいだけど直接は言って来ないので却下。知らん。」

何と言う強さなんだろう。

しかも一番仲の良い同僚に「KちゃんとIちゃんの、あの人への好きさ加減は異常だよね。」と言われている。

そう。仕事上、特に矛盾点はないし、本当に業務のことに関して動いているかのように見えるのだけど、絶対それ私情だろうというのが溢れて来ている。

でも、結局折れてくれて、ある一つの事柄をこちらの仕事として譲ってくれた。

毎日毎日何かある。

でも、根底には愛がある。

ある朝、自転車に乗ったKが止まって歩いている私に自転車を渡し、自分がランニングし出した。

またそんな!と思うのだけど言い出したら聞かないので言われた通りにする。

しかし、自転車に乗っているというのに、微塵もスピードを落とさないままで、むしろランニングしている方のKが前を走るほどの健脚。

翌日の朝は、同様に自転車に座らせられた私の前にまたがり立ちこぎをし出す。

季節はもう冬に変わっていた。

まるで子供みたいな気持ちになる朝の通勤時間だった。

全肯定されると人は何かが変わる。

へとへとなときにも予備タンクはいっぱいのような変な間隔。

もうすぐ一年経つ。

色んなことがあった。
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2017年11月17日

過保護!

Aさんがご病気のために手術するにあたって、一番はご容態を気遣って、全員が騒然となった。

とても人望がある人だからというのが一番だが、あまりに仕事がきれっきれなので、居なくなったらどうなってしまうのだろう?というのも自ずと二番手に上がって来る危惧。

皆が騒ぐ中、この企業で一番男前のIちゃんは静かに「心配要らない。留守中はあたしが全日フルで出勤する。」という。

それも言葉通り頼りになる事実ではあるが、何か出来ないものか?と考えた末、結局いつもやっていることではあるが、入浴日の利用者様の送り迎えを手伝って欲しいと介護の方から言われた。

いや、それはいつもやってることだから!と+αを探している私はイラついたのだが「いや。そんなナースはあなた一人だけなので他のナースにもやるように指示していただけたらそれだけでも助かります。」と。

そうだけども・・・と悩んでいるところへある青年から『午前と午後一で測るバイタル周りを手伝ってあげたら喜ばれると思いますよ。それは特意でしょうし、双方気を使わずにすむ。』とぽつりとアドバイスを貰った。

!!!そうか!それがあったか!と喜んだ私。何せ何か役に立ちたいと思っていたところだから。まったくほんとに良い男だなー!つくづく。

ご病気で手術をするAさんご自身が自分のことより留守中のみんなのことを気にしているのでどうしたものか?と思っていたのだけど、この案を聞いたときは嬉しくて。

30分くらい早くに出勤して全員のバイタル測るだけで今度こそ誰にも気を使われずに役に立てる。

もっともこのアドバイスをくれた方こそが、入浴場に入って入浴の仕事でもやりだしかねない私の気持ちを察知して負担のない役割を考え出してくれたのだろうけど。

それで役割を見つけて喜んでいる私のことをKがしーんとした様子で見つめて来る。

何?

「各階の介護の測らせる。早く出てこなくて良い。」

・・・。出た。常勤でない、しかも女性なのに介護の影のボス発言。

そりゃみんなしたがってしまうだろうけど、フロアだって人が少ないんだからダメだって。私が測るの。

その時は黙って引っ込んでくれたものの数日後の今日、入浴係のIちゃんらがいつまでもナースに報告に来ないと思ったら、Kが彼女たちを引きとめて廊下で何かを話している。

検案書的なものを持って誰かと何かを話しているこんな光景を見るのはしょっちゅうだ。

また何か改革しようとしているんだろうなーと思っていたのだが。

後に「Aさんがお休みの間、入浴者のバイタルは夜勤明けの介護が測ることになりました。」と報告を受ける。

・・・・・・・・・・・・・・・・。

どうしても私にはやらせないのだな。

しかも公発表に持って行くまで手を回すとは・・・。

なんで私をお嬢扱いするのか。腹立つなー、もう。

微塵も負担になる要素があると先回りしてこうやって取り除かれてしまう。

いったいなんなんだ。

そう言いつつもどうにかして次の役割を探している。

それをKがじーーっと見つめているのだけど。(汗)
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2017年11月15日

原因と結果

うーん。勤務表のパズルが出来上がらない。

と、悩みつつも、早いものであれから一週間。またしても内科の往診日がやって来た。

先週は20年ぶりくらいに技術について怒られた。

新鮮だった。

そんなに悪かーないらしいが、こうした方がもっと良いということを先生に指摘された。

で、その後しばらく睨まれているような感じがして、あらら怒っているような期待はずれのような表情で見られているわーと緊張したが。

私の晩年会得した長所として悪いことは忘れるという特技がある。
競技中に転んでもまた立ち上がってそれなりに走れば良いという理屈。

最後まであきらめるわけには行かないということが一つ一つの物事に共通のルール。

それから一週間後。

先生は風邪をひいたとのことだったが終始ニコニコ顔だった。

さすがやりたいことをやり切っている人だけあって大局を観ている。細かいことは忘れて心を大切になさる。

こんなにゲラゲラ笑う往診なんてナースになってから初めてだ。

それは精神科の女医さんと回るときにも同じことを感じる。

そうして無駄なく終えた往診だったのだが。

案外障害というか敵は身内に居る。

何でもかんでもわからないわからないという癖が始まる大御所様とか。

分からないなら人の話を聴けば良いのだが。

分からないからこそ人は勉強していくものなのだが。

成長することを止めた人独特のパサパサに乾いた心にこちらも影響を受けそうになる。

そして帰り際、仕事を押し付けるその方の醜さ。

けれども、楽したいとか人に押し付けたいとかいう心根はいずれその人の外見にもオーラにも表れる。

そして人に押し付けている間にさぼった分だけ本物になれない。

先生は大御所様と同じくらいの年齢だと聴く。

人って、年齢が行けば行くほど差が出る生き物かも知れないと、愚痴と文句ばかり言う人の話を聴きつつ思う。

私は・・・人は、笑っている人が好きだ。
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2017年11月09日

応えてくれるということ

ナースの世界では常識であっても、介護職には色んな段階の方々がいるので何か一つ気軽に要求するだけで大騒ぎになることがある。

え?そんな?

私、そんなに無謀な要求した?と内心焦る。

と言ってもそういったことは同じナース同士でも多々あることなのだけど。

本当は一番解って欲しい介護の長の方に「何故かというと・・・」と要望の理由を説明するわけだが、首を傾げたり考え込んだり。

そのうち周りで聞き耳を立てている介護職の方々の方が先に理解をしてくれる。

しかも、連絡ノートに私が口頭で言ったことを記載してくれたり。

その夜に至っては夜勤をやっている人から『何故この時間の排泄表に尿量トータルを書くことになったんですか?』とラインで質問が来る。

やはり夜勤者までは伝言ゲームが伝わらなかったかーと想像通り。

実はこれこれしかじかで・・・と説明した後理解して貰えたのも嬉しかった。

それだけではなく朝になってから、夕べに負けず劣らずたくさんのコメントと写真が送られて来た。

何だろう?と思ったら『排泄表自体を新しいものに作り替えました。』と言って、その排泄表の写真が添付されていた。

早い。

しかも、ちょっと口を開いただけで長年使っているものを即新しいものに変えるべく作成してくれるなんて。

ただ、その写真を見て思うに、その表では何時にトータル量を出したのかわからない人も居るんじゃないかな?本当はここのところにこういう記載を付け足して欲しいんだけどなあ。。。と思ったのだが。

そこまで言うのもさすがにおこがましいかなと期待していなかった。

すると『はい。また作り直しまた。これでどうですか?』とまた写真。

驚いた。

イメージしていたのとまったく同じ記載の仕方だった。

通じないことの方が多かったので自分が難しいこと言ってるのかな?と思い込んでいたところなので嬉しい。しかもそのために考えてすぐ行動してくれるなんて。

古いものを新しく変えることに抵抗を覚える人の方が多い中、本当に感謝に絶えない。

プライベートでも親しくさせてもらっている人なのだが、夜のラインの途中では「もう無理なら良いんですよ。」という気持ちになっていた。

実は、好きだなという気持ちだとか嫌われたくない気持ちとか、そういったものが、私の場合は仕事中にスッと冷めることがある。これが通じないなら喧嘩してでも通したいし、それが通らない相手なら個人的に付き合うことがダメになってももう良いな!となってしまうのだ。

仕事には全てが出るから。

それがプライベートでも仕事でも、一生懸命何を言わんとしているか?何を求めているか?と分かってくれようとして、分かるまで考えてくれて、しかも、結果として返して来られたら、そりゃあもう、余計に好きになるわ。

ちなみにそういった一部の、ほんの一握りの私好みのせっかちさんというのは大抵役職がついていないか、もしくは、主任・主事以下だったりする。

そして、平の頃から誰にも負けないくらいの行動力と発言力を持ち、誰にも邪魔させず好きなように仕事をしている人。


そんな嬉しいことがあった朝、勤務を上がって行く前、医務課に小さな用事で寄ってくれた人。

私の要望をとりあってくれて勤務外の仕事をやっていたおかげで遅くなってしまったのだろうなーと申し訳なく思いつつも帰り際に笑い合えたことの喜びを分かち合った。

ありがたいことだなあと思う。

これからも思ったことは何でもありのままに口にすると良いよ というメッセージ。
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2017年11月04日

市民講座

東京保険医協会の催しの一部に”気軽に学べる市民講座”というものがある。

今回は早6回目ということになるらしい。

そして今回のタイトルは「3.11を忘れずに 向き合っていくために」。

どうして知ったのか?というとうちの施設のご近所にとある医院があって、つい最近そちらの先生にうちの利用者様たちがお世話になることになった。

それまでの経緯は本当に色々なことがあって、本当にこれで良いんだろうか?何故前医ではダメだと思ったのだろうか?私が頑固すぎるのか?と色々考えた。

新しい先生が見つかるかどうかも分からなければ早く見つけなければというプレッシャーもあり、仮に見つかったとしても果たしてその先生がどんな先生なのかも分からない。

けれども、出会ってすぐに「正解だ!これこそドクターだ!」と思った。選択は正しかった。悪しき習慣や妥協に甘んじなくて良かったと。

それは徐々に納得して行ったことだと思ったのだが、後から振り返ると一瞬かのような出来事で、その後も色んな分野で指示を仰いだり、勉強させて貰ったり、その他施設独特の不都合や事情を説明しつつ何かをお願いする度にも、確かな実感を持って手ごたえが返って来た。IMG_1425.JPG


実に他分野に渡って色んな話をひっきりなしに語る先生なのだがその合間にちらしを出して「そういえばこういうのもやってるの。忙しいだろうから来なくて良いんだけどね。ただ知って欲しくて。」と置いて行った。

そして数日が経ち当然行けないと思っていたし先生自身も忘れてるだろうと思っていたのだけど。

全日は無理でも先生が一席ぶつ一時間だけなら行けるかな?と新宿へと短い学びの旅に出かけたのだった。

予定より少し早めに着いたのだけど、本講演以外にも先生は大活躍して喋っていた。

某会の理事長もやっておられるのだということもこの時分かった。IMG_1423.JPG

被災地のドクターや歯科医の方々もいて、傷病や保険も含めて災害時に困ったことなどがリアルに、真剣に、でも親しみ深く面白く語られていた。

小さな物産展があり、ランチタイムは非常食の試食会。これが結構美味しかった。IMG_1426.JPG

会場がまあまあ広くて、人も非常に多いのでこっそり参加できると思ったのだけど、1分もしないうちに見つかった。

まんまるい目を大きく広げて驚かれた。「よく来てくれたわね。」

そう言って隣近所の方々に紹介して下さるのだが、これもその時初めて気が付いた。

ほとんどの人がどこぞの医師やないかい。場違いだったなあ。

と思ったのもつかの間で、みなさんとても親切かつ対等に扱って下さり色んなことを教えて下さった。

色んなことがあった一日だった。

ナースだのカウンセラーだのというのは、不測の事態に備えていて、不測の事態に対応することが多い仕事だ。

そして、この人生に不測の事態というのは必ず起こり得る。IMG_1424.JPG

その時のためにすべきことというのはただただバカみたいに不安になっているばかりでは時間がもったいない。

具体的にどうしたら良いのか?どうして行くのか?ということを考えて行く師にたくさん出会えた日だった。

先生。感謝です。
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2017年11月03日

天との約束

私が会議に出ている間、大御所様が派遣さんと二人きり、あるいはほとんど自分一人で通常業務を終わらせなければならなくなる・・・という状況になってから早2か月が過ぎ去ろうとしている。

夏が大嫌いだと言っていた大御所様は昨年派遣で通りかかったばかりの私に当たり散らしていた。(笑)

でも昨年とは様相が違う今年の夏を実に頑張って頼もしく乗り切ってくれた。

そしてこの秋、相変わらずの状況で大きな力となってくれている。

スイッチが入ると話を聴いてくれないので未だ困ることがあるものの、私も変わったが彼女も変わった。

昨日から一人ナースが増えて、これがまた普通に出来る人でほんの少しだけど余裕が出来た。

人は成長するし変わるのだなあと改めて思う。

それを拒むと逆に変わったり成長したりするような出来事が起こるのだ。

そして私は自分だけが変わろうとしない人間が嫌いなのだと思う。

環境のせい、上司のせい、身体を壊したのは誰かのせい。

状況が良くならないのは親のせいだとか配偶者のせいだとか。

そうして自分だけは何一つ変わらないで周りに変わってくれと言い続ける頑固で我儘な人が嫌いなのだとつくづく思う。

******

往診医のバイタリティ溢れる女医さんが公演会のちらしを置いて行かれた。

まあ、どうせ行けるはずもない。

それより何より、この人、こんなことまでやっているのか。。。と驚いた。

いや、でも待てよ。この時間で新宿ならば・・・。

自分より一まわり以上年上の方の未だ成長し続ける姿を見て、この人が何を言っているのか?何をしているのか?ということに感心を持つ。

そんなとき、ああ多分やっぱり人は自分から動く人に心惹かれるもので、それは当然のことなのだなと思う。

状況に個人差があるのは確かだけれど、それはあくまでその人がどう生きて来たか?何を選択して来たか?ということの結果らしい。

なので人が思うより案外人生は平等に出来ている。
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2017年10月27日

大切な今日という1ページ

カウンセリングの翌日。

ホームではまた新しいナースさんの面接。

色んな人に出会うものだ。

それぞれ良いところがある。

そして皆色んなことに悩みつつ仕事に向き合っている。

で、私が会議やら面接やらで抜けると通常業務が終わらない。

戻ってみると相方のナースさんがハアハア言っていた。

そこで巻き返しをはかろうとするものの、何せ疲労困憊。

利用者様のお薬が大量に届けられる日でもあり「ああ、これはもう終わらない。」と覚悟を決めていたのだが。

自分の勤務をあがって来たKがいつの間にかナースステーションに入って来ていて黙っていても手伝ってくれている。

介護士なのによくこうして手伝ってくれる。

しかも「ここはやっておくから吸引して来て良いよ。」

いや、戦地に置き去りにしては行けない!という気持ちになるのだが「良いから行って!」と。

この後この人は保育園に子供を迎えに行ったりするんだよなあ。まったく持ってタフだ。

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心で語った。

心で聴いた。

カウンセリングとは違う世界なのに、色んな人と心で関わった。
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2017年10月05日

恐るべし

まずい。

ナースさんが倒れて行く。

そして今日は一人になった。

最低限のことをやるだけでも精一杯。

でも昔からこの状況あるよね。

具合悪い仲間の対応しているうちに一人になるとか。

しかし、それでも良い天気だなあ。

*****

上司が臥せってから夜のオンコール当番率が非常に高くなり、日中の仕事も増えたわけだが、ある時から『あれ?』と思うことがあり。

なんで当番日にオンコールが少ない?

日にちが経つごとに「あー。そういうことか。」と分かったこと。

一回りも年下の介護職のKが「あの人は今こういう状況なんだから今までのように小さなことで電話をかけないように。」としめつけをかけていることが判明。

いやいやいや、大丈夫だから気軽に呼んで。何でも訊いてーと言うのだが。

日中、吸引のために呼ばれたので階下に降りて行ったときでさえ、PCの前で記録中のKがぴくっ!としているのが分かる。

私はそれにかまわず吸引処置に行くために通り過ぎたのだが、背後で極めて小声なのだが、どすの利いた声が聞こえる。『誰が何のために呼んだ?忙しいのに。』と。

それに肩をすぼめて答えているのがガタイが良い大の男。しかも介護職の主任。『ぼ、僕です。』

『あなたも吸引くらい出来るでしょ?なんでわざわざあの人を呼ぶの。しんどいでしょ。倒れたらどうするの。』

・・・・・・・・・・・・・。Kよ。今肩をすぼめてあなたに平謝りしているその人はあなたの上司ですよ。

ほんとに恐ろしいやつ。

で、Kには恐ろしくて言えないけれど、やはり不満に思った彼はそっと私のところへ来る。

『あのう、呼んでしまってすみません。僕自分で出来るのに。』

いえいえ。どちらにせよ看護職がご状態を観ないといけないわけだから呼んで下さるのが妥当ですよ。間違っていませんよ。

そう答えると『ですよね?』とほっとなさっている。(しかし、やはりKには反論できないらしい。

そして、K自身が夜勤の折には一階から三階までを見回って「変わりないね?!落ち着いてるね!」と確認した後に私にラインするらしい。

『全フロア落ち着います!今のうちに寝て!』

・・・・・・・・・・・・。

そのノリで老若男女言うことを聞いてしまうというのが凄すぎる。小さな小さな体のK。

社員でもないのに特別な待遇を受けているほど出来る。

でも、少し常軌を逸している。常軌を逸しているのにこの小さな女性に誰も何も言えないというその理由と実力は分かるけれど。

あのなあ、Kちゃん。と話してみることにしたのだが。

『一緒に帰りましょう♪』と上機嫌。

言いづらい。

それでも、そんなことはしなくて良いと話すには話したが、その話題になるとKの口は真一文字に結ばれたままだった。

しかし、戦争のような一日になるはずの一日だというのに、しーーーんと静まりかえっている日があると、改めてKの人柄だの権威だの分かりにく優しさだの、そんな脅威を改めて感じるわ。

いいのか、これ。
でも、決めたことは曲げないのね。
わーん、どうしよ。

でも ありがとう。

自分の仕事しよう。
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2017年10月01日

様子を観るとか流に任せるというのも積極性

前々から気になっていたのだけど事務所に不在でいる日が多く、スケジュールがさらにタイトになって来ると自宅・事務所共々掃除が出来ない。

そうでなくともそういう傾向にあったのに特養ナース兼任し始めてから余計にだった。

やらなきゃ、やらなきゃと思いつつ毎日いろんなことがあって心身共に手が届かなかった。

けれども、いい加減にしないとこれは酷いということで着手し始めたのだけど、要は肝心要の私が心地よく過ごさねばという話。

まずは台所とお風呂など水回りからというのが鉄則なのだけど、まあ、気が重いこと重いこと。

しかし、Mさんが手伝いに来て下さった。

しかも”ここはこうしたい”というわがまままで結構聞いてくださって。

まだまだ課題は残されているものの、目標の水回りだけはきれいになった。

なんてありがたい。こんなこと手伝ってくれる人、しかもそれを楽しそうにやってくれる人などなかなかいない。

まだ充分なお礼は出来ていないものの、非常に感謝した日だった。

*******

私は今、色々と心が焦ったり乱れたりすることが多い変換の時期らしいのだけど、それならせめて私自身が自分の場所で心地よく過ごさなければと思う。

とかく仕事以外のことにも気を取られる。

けれども自分のすべきことと、それにまつわる勉強をさぼるわけにはいかない立場にもなって来ている。

さあ、どうなるのだろう。
やることやってあとは流れに任せるしかないのだけど。

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2017年09月30日

逃げない人々の中で

来月の予定ーーー。

今日中にアップします。すみません。

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月に二回精神科往診の医師がいらして下さるのだが、それぞれ別の先生が月に一回づつ。

男性医師の先生は診察する利用者様を全員医務課に誘導しろという決まりでご自身が医務課を診察室に見立ててどっかり椅子に座って待っているタイプ。

もうお一方は女医さんで、こちらは利用者さんが居るフロアや食席や居室、どこにでも行って生活の場で診察するタイプ。

非常に象徴的だなと思う。

最初に仕事以外のことを話しかけて来たのは男性の権威ある医師の方だったが、こちらの先生、いつぞや些細なことでいきなり切れだして私を怒鳴りつけた。

その際、”なるほど。そういうタイプか。”と思いつつ「いいえ。それは先生の勘違いですよ。実際はこうです。」と普通ーに説明して、お帰りの際にもいつものように「はい。今日もありがとうございました。またよろしくお願いします。」と送り出した。

それがどう働いたのがその次からやたらと愛想よくふるまって来られるようになった。ひどいと持ち上げて来る。
切れたあと私の反応を見て「あれ?」と思って不安になったのかも知れないし、それは分からないけれど。

一方女医さんの方が非常に元気が良い方で何事も白黒ハッキリなさるしハッキリ喋る。

え?そんなこと単刀直入に訊いて良いの?と思うようなことも利用者様にバンバン尋ねていらっしゃるし違うことは違うと仰る。

ある時には「ねえねえ、今度あたしが来るとき丁度あたしの誕生日なんだよ!」と仰る。

あら、誕生日が私と近いのですねと言って、当日ささやかなプレゼントを用意しておいたら先生の方もプレゼントをわざわざ持って来て下さっていたりして。

何事も気さくに話すようになった。

物凄く率直だから他の医師についても「あいつはおかしいわ。こういうところがね。」と仕事しつつ思うことを言って来るのだけど、それが私が感じているのと一緒なもんだから余計にこちらもオープンになる。

結果、廊下を歩きながらワーワー喋っているという往診スタイル。

しかも精神科以外の科にも物凄く詳しくて勉強になる。

そして新しい内科の往診医の先生も女医さんなのだが、これまたパワフルで熱い方だった。

まだ三回しかお会いしていないが恐怖の30人診察を二回ばかり段取りした後、ざっくばらんに話してくれるようになった。こちらもサバサバした先生で色んなことを聴かせて下さる。

こちらもヘトヘトになるのだが先生もヘトヘトになっている往診後に「ねえ、尾崎さんもめちゃくちゃ忙しそうだけどさ。この本は読んだ方が良いよ。」とわざわざ愛用の本を持って来て下さったり。

それはずいぶん読み込まれた古い本だった。

「余談だけど、これこれしかじかだけはよした方が良い。悔しいけど、下手に戦うと東京湾に浮かぶか沈むかするんだよね。」と普通ーーに世の中の裏事情を話してくれたのにもビックリした。

いずれも先生方も一生懸命でギリギリ精一杯なのだな。そして、そのギリギリの線で戦っているのだなと言うことが伝わって来る交流をめまぐるしく体感している。

こちらも自ずと積極的になる。

特徴は感情豊かで正直な人間のまま理論的に仕事をしている人々と言うこと。

「あなたはほんとによく頑張っている。細かくて広くて大きい。繊細で大胆だ。」

ちょっと聞くとわけの分からない言葉だけどとにかく褒めてくれているのだろうと思って嬉しくなる。

それで何が変わるということはないのだけど。

大変ではあるのだけど、周りの人と同様私も成長しているらしい。
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2017年09月17日

若干修羅場

もう一週間経ったのか。

ということで新内科往診二回目。

前回同様約半数の利用者様を一気に診察していただく。

でないと今まで飲んでいた薬を出してくれないと仰るので。

それは良いのだけど、世間でいう連休前なんですよ。

何十枚もの処方箋を夕方5時過ぎにファックス出来たとて、初めての先生だから絶対処方箋の内容を間違うでしょう。mg数とか薬剤の名前自体とか、もっと極端だと誰かのが丸々抜けているとか・・・。

これだけの人数なので入浴やレクなど動きを止めてじっと往診を待たせておくことは出来ないので、先週同様先生を連れまわして対称を見つけてはその場で診察。

お、終わらない。しかも相方が派遣さんなので一人ぼっちでやらなければならない。

結局夜の20時くらいだったろうか。

通常の業務に加えて往診の後処理がだいたい終わるのが。

それは良いのだけど、普通だとナースが何やっているかなんて介護の人々には分からないと思うのだけど、夜勤入りのKから何回もラインが入る。

「記録するものなら夜勤帯に残しておいて。暇になるから。その時打ち込んでおくから。」

休養中の課長に報告するためにラインをひろげっぱなしにしていたので何度もKがそんなメッセージをよこしているのがリアルタイムで分かる。

そんなこと考えなくて良いのに。

どうでも良いけど頭がパニックのまま何とか終わらせた後はそれなりの充実感。システムに課題は残されてはいるものの。

そして電車に乗った頃、夜勤入りの子からライン。

「まだ施設に居るって聞いたから早めに出て来ました。どこにいます?」

がーん。手伝おうと思って夜勤を2時間も前に出勤しようとしている。

お、終わったので電車に乗りました。

それでも「がーん!早く出勤しちゃったよ。」と言いつつ「早かったのね。」と良かった的に言ってくれる。

よかねーよ。はやかねーよ。

でも、最近はこちらも介護の勤務内容とか状況とか把握して来たのだけど、それ以上に介護も看護というよりも私の状況を理解してくれている。

良いような申し訳ないような。

しかし、再び作り出した新しいシステム。

早く通常に戻りたい。

そして一晩眠った後。

すべきことをそれなりにしたり、人の愛に触れた後、不思議だな。それなりに疲れが取れている。
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2017年09月10日

十字架

どうしてもやり遂げたいことがあったとして。

例えばそれが誰か個人や集団を守り切ろうとすることだったりしたとして。

それが出来なかったことを悔しがっていた今朝。

大抵の物理的不可能は可能にして来たので余計にガッカリ。

しかし、特に自分は意図せずとも周りが全状況を分かっていたりして「それは失敗とは言いませんよ。誰も失敗と思ってませんよ。無理しないで下さい。皆心配しています。」と方々から言われる。

「ほんとに凄いと思いますよ。でも、無理なこともあります。」

どこに行っても怒られないキャラがここでも炸裂している。

でも、私は何故だかそうして優しくされる方が辛い。

「あなたも人間なんですから!」と今度は思いもよらぬ人からも言われて絶句。
しかも皆非難するわけでもなく迷惑がっているわけでもなく心から労ってくれている。

人間なんだからってワードを聞いて「いやあ、超人になりたかったな。」と言うと何故だか色んな人に大笑いされた。
こっちは真面目だったんだけど。

そうなのよね。自分で言っていて思った。そういう意識だったのか。

どうかすると普通の人がやっていることすら出来ないのに。(仕事以外は)

結論として、特に語調を強くしてこの件に口を出して来るkにだけは「分かった。kにだけは細かいことまで説明することにする。今のところ、後先考えずにすぐに飛び出して行って上に改善しろと騒ぐのはあんただけだから。」と言うことにした。

「人を鉄砲玉みたいに言わないで下さい。誰のためだと思っているんですか。」

そう言いつつもkの顔が笑っていた。

私は人間だ。分かってはいるけれど。

頑張るところは頑張って、時には人にも頼って行こうか。

難しいな。

私にとっては。
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2017年09月09日

初日の修羅場

何はともあれ。

今日はよう頑張った。

としか言いようがない。

往診医が変わることによってシステムを最初から作り出さなくていけなくて、課長不在故に私に何度もかかって来る電話。

沢山先生と話した。意気込みが強すぎててんぱっていらっしゃる様子。

「私にはこういうポリシーがあるから。」

これ、よく聞く言葉なのよね。

でもポリシーは実は誰でも持っているので、むしろそこを主張されても邪魔なのよね。

これだけ多い人数の利用者様を4グループに分けて毎週1グループづつ処方して貰うとしても相当な人数だ。

「大変だ。大変だ。周り切れない。でも、診察しない人に薬を出すわけには行かない。特にこの薬は今まで何にの病名で飲んでいたのか?とか・・・あと・・・」

この会話は今日が来るまで何度も交わして来た会話だったので「はい。全員診察して下さい。お顔を是非見て下さい。」ときっぱり言った。

音楽療法だの入浴だのおやつだのと色んな理由で散らばっていてどこにいるか分からない人を一人一人迅速に探しあて先生を連れまわした。

その後をぞろぞろと薬剤師さんが付いて来る。

提携している二か所の薬局の方々なのだが、今日は初日ということでいらして下さっていた。

私一人で回しているのだが回診車とカルテワゴンとを押さなくはならくて、いつの間にかそれを薬局の人や介護の人まで手伝ってくれていた。

途中で先生が根をあげる。

「お、終わらない。」

そうですね。でも、終わらせましょう。先日もさっきも言ってたじゃないですか。顔を観ないと薬は出せないって。

「・・・・。」

はい、次の方はあちらです。

さらにナースを一人連れて来てみえていてかなりの人数の採血をするつもりだったらしいのだが。

先生の大名行列を進める背後で何度も採血を失敗したらしき声が聞こえる。

そうです。これが90、100歳の人々の血管です。皮膚です。

だから色々やってみなきゃ分からないって言ったじゃないですか。

しかし、全てを終えたあと、自分も廃人になっていた。
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2017年08月27日

雄たけび

課長ーーーーー!早く帰って来てぇええー!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

でも、ゆっくり休んで。
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2017年08月17日

我ながら

ナースの方の4連勤進行中。

病院に居た頃は10連勤くらいざらにあったのに、何故に今たったの4連勤が驚異なのかと言うと、完全に業務内容が違うことと、もう一つは走っても走っても物理的に不可能な仕事量だからだ。

派遣さんも新しい方なので大きくは求めない。

それでも派遣さんも根をあげている。

ごめんなさいね。少しでも手伝ってくれて助かっているのです。

それにしてもKを始め介護の方々が何でこんなに手伝ってくれるのか。

全然違う職種なのによく観ていて前回の連勤のときも「4連勤お疲れさまです。」とか「ほぼ一人でお疲れ様です。」と言いながら信じられないほど手伝ってくれている。

中には施設長に「何でも尾崎さんじゃかわいそうじゃないですか!」と言いに行った猛者までいる。

それでいて私のことを助けている間に自分の仕事が出来なくて残業して帰るっていうんだから、びっくり。いったいどこまでやってくれるの。いったい何故。

夕方、朦朧としてPCカルテに記録をしていると施設長が直々にやって来て「A課長が具合が悪くて明日休むんだって。」と。

・・・・・・・。明日はこれに代行の仕事も加わるわけか。

あまり寝ていない。

我ながらよく続いている。

さらにショックなことを聴いた。こちらはプライベートな方で。

まあ、あなたと私は似たところがある。

でも。。。。それでは満たされないんだよ。

この先どうなるのか分からないけれど、今は流れに任せるしかない部分もある。

ああ、今日もお疲れさまでした。
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2017年08月03日

灰になるまでの話

ナースの仕事。

今日から新しい派遣さんが入って来た。

派遣さんと言ってもベテランで目上の方。

前日、やっとの人員補給と勤務表作成の後、課長が言ってくれることには「明日は私が看護のリーダーをやるから、新人指導に専念して。」と。

これまで請け負っていた新人さんの指導は途中から大御所様たちが入り込んで来るので途中でバトンタッチすることばかりだった。

どうしても同じことをやりたがるので、私が教えなければ貝のように口を閉ざしてしまうが、教えようとすると横からワーワーなので、そのワーワーとなったところでバトンタッチして来た。

そんなわけで今日は朝一番で指導していたのだが、課長さんは本来出来るナースさんなのだが、いかんせん、何年も現場を離れて頭の痛いデスクワークと政治を取り仕切っていたので「わかんない。どうしたらいいの?私、何やれば良いの?」と可愛いことを言う。

そりゃ無理もないんですわ。好きなことをしていて下さい。

というわけで教えながら一人でやるという一人留守番のときよりも悲惨な状況になってしまった。

全然終わらない。

そんなとき、介護のKが「今休み時間だから何か私に出来ることをやらせて下さい。」と言ってくれる。

とは言うものの、看護じゃないとやってはいけないことばかりなのでどうしたものか?と思ったが「何でも良いです。やらせて下さい。」と手伝う気満々なので、結局下の階へ一緒に薬のワゴンを置きに行ったりとか。

まあ一人で出来ることなのだけど精神的にありがたい。

ナースが押して歩いている種のワゴンをKが押して歩いいて、しかも、それがKの管轄外のフロアなものだから、皆、「どした?どした?」となる。

Kはくそ真面目で毒舌だけれど自分がある。

それ故に変な迫力もある。

それが「手伝いたいから手伝わせて貰っている。」と言うものだから、それを観た他の介護の方々も色んなことを申し出てくれる。

いや・・・だから、これ、一人でやらなきゃいけないことだってば・・・。

とは思うものの、お気持ちの宝石がキラキラしていて嬉しかった。

夏だというのに暗くなるまでかかって・・・結局Kは自分の仕事が終わっていなくて残業していたり。

帰り際「週末、生きてたらバッティング行きましょうよ。」と言うので「よし、生きてたら行こう♪」と返事をして、その後Iちゃんにも話をふった。

悲惨な一日だった。

けれどもやっぱり色んなことがあった素晴らしい一日で。

とりあえずは燃え尽きた。
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2017年07月31日

払うのではなくて貰えるセミナー

「大丈夫ですか?」と課長の顔を観る度訊いてします。

ほんとに気丈に動いていて介護のシフトまで作っている。

というのは、介護の課長もいっぱいっぱいだから。

課長は切れ者で仕事が出来てしまうので余計に働いてしまう。

「いや、ずっと頭痛い。」と答えてくれている。

「明日、出勤じゃないけど面接があるから出て来なくちゃ。シフト、明日出来たらラインで送るね。ほんとにすみません。」

いや、まじ、いいんですよ。

私一人のことではないので良くはないのだけど、課長が倒れるよりまし。

*****

31日は前々からの約束があった。

何でそんな先の約束するのだろう?と思ったのだが、その人とはさらにまだ先の約束がある。

「いや、その頃どうしているか分からないって。」と言っていた私。

でも、本当に約束が果たされそう。

課長の体調が思わしくなくて、何とか休ませてあげたいのだけど、この月末の一日について「施設長も居ないし、看護の面接は看護師にしか判断できないと思う。識別するのには看護師でないと・・・」と言われたので思わず”暗に私が面接しろと言ってるのかな?そうしてあげたいな?”とも思ったのだけど。

約束した人の顔が浮かぶ。”言ったでしょ?”とか、あの、力が抜けたような喋り方だけど、絶対的なルールを感じさせる口調の”どーーするんですか?”という声も聞こえて来るようで。

ごめん、課長。私は自分の希望を選ぶ。

どっちにしても待たせているカウンセリングや心理学関連の方々には迷惑をかけてしまう。アクセサリーも作れるコンディションじゃない。

ただ、一つ言えるのは、この時期私は何か大切なことを学んでいるには違いないということ。

自分本位。そして相手本意に生きること。

仕事とはなんぞや。

それは自分のため。そして誰かのために自分の力を発揮すること。
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2017年07月19日

向かったり 待ったり

ナースの日にしろカウンセリングの日にしろ、最近座椅子に座ったまま寝てしまうことがある。

そんなつもりはないのだけど、いつの間にかPCの前で。

これでは疲れが取れないと慌ててベッドへ行って2時間ほど平になって2時間ほどで朝を迎えるとか。

で、座椅子に寝ているときですら寝相というものがあるらしく、自分では全く覚えていないのだが、足を前に出してピッタリ前屈していたりブリッジ的な姿勢でいたりするらしい。

「か、身体が柔らかいんだなあ・・・と思ったよ。」とよく夫に言われるのだが「なんで起こさなかった?!」と切れたところ、途中で起こすと凶暴らしい。

寝ているときまで好きにしないと気が済まないのか。困ったなあ。

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今週の往診日は異例の速さで終わった。

権威の訪問者はすっかり大人しくなってしまわれた。

大御所様の行動や言葉に私がピキッ!となると、最初の頃厳格だった先方のナースさんがこらえていたらしい笑いを爆発させるようになった。

これ、笑うところ?と少々驚くのだけど、笑うと可愛いやん。

そんな折、そのナースさんがミスをしたわけだけど、こちらサイドのナースも悪いところがあるのでさらりと流したところ、驚きの表情で見つめられる。

「何か?」と訊くと、訊くこと自体に驚かれたようで「え?!」と珍しく大きめの声。

いや、じっと見てらっしゃるので。

「いえ、あの、私がこちらの施設のことを責めて強めに言ったことあるのに・・・」

多分その続きは何故怒らないの?なんでやり返さないの?というところなのだろう。

ミス=怒る じゃないですよね。人間はミスしますよね。で、怒ってミスが無くなるかというとそうじゃないですよね。と強くもなく弱くもなく軽めに意思表示だけしておいた。

何だか大分雰囲気が変わって来たなあ。

すんなりいったものの疲れるには疲れたので、廃人になって夜は爆睡。
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2017年07月14日

時間

溜め込んでいるすべきことが沢山あって、カウンセリングもナースの仕事も同じ。
でも、ひとつひとつ片付けて行くしか無いのよね。

今日もやっと各分野一つづつ片付いた。

いい加減にしないとな!と思いいつもの最低限の仕事を終わらせて取り組んでいるとワード何枚分にもなっていた。

そこへ久々の課長登場。

わー!課長!久しぶりです!

そう、彼女が4日、5日と留守だったので、代行する仕事も多くて余計に忙しかったのよね。

居て貰えると助かるなー。やっぱ。

課長がPCを覗き込み「何書いてるの?」と言うので先月の研修のレポートです。すみません、遅くなっちゃって。と答えたのだけど。

じーっとそれを眺めたあとで「こんなにきちんと書いてる人は初めてだよ。」と言う。皆さん2〜3行くらいしか書かないんだよねと言われて驚愕。

あんなに時間とお金を費やして2、3行で収まるものしか持って帰って来ないのかよ。

会社の勤務時間と会社が出してくれるお金なせいか?

そりゃあ自分にも会社にも損失でしかないなあ。

とかく普段、心とか看護のこととなると時間がかかる自分が嫌になるが、今日のところは良しとしよう。

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2017年07月03日

大事な何か

忙しい日々が続く最中、色んな事件があって疲労困憊しているのは私一人じゃなくて。

何せナースがストレスに負けて体調を崩して行く。

私よりも一まわり以上若い課長は「ナースがこんなことが続いたくらいで体調崩してどうする?!」と怒っているのだけど、実はこの方も色んなところに不調が出ているのだ。

つまりは私以外の全員が持病が悪化したり新しい症状に現れたりして来ている。

そんな最中、先日大病が発覚した大御所様ではない方の大御所様が湿った咳を連発していた本日。

その音を聴いただけで「ん?!風邪ですね。やられましたね!」と声をかける。

呼吸音があきらかに普通じゃないもん。

「そう言えば昨日38度まで出たんだわ。」

そう言えばじゃないよ。

「ダメかな?と思ってたら今日になって下がったんだわ。」

いや、熱だけの問題じゃないし。しかも薬も飲んでないで民間療法に頼っていると言うし。

何か薬飲んじゃいけない宗教にでも入っていますか?

「いや。。。そんなことはないけど。」

それを確認した時点で頓用コーナーの箱をひっくり返す。

「いや、ただでさえ今の往診医は薬出してくれなくて不足しているんだから良いわよ。」と言いつつコンコン言っている。

「先方にこの間私が尋ねたでしょ?臨時で出す薬は4種類のみだったでしょ?だから他のやつ取っておいても仕方ないんですよ!」

それで総合感冒薬と抗生剤と去痰剤と咳止め、あと上がったときのための鎮痛解熱剤を二日分セットして渡す。

さっき「今日を頑張れば二連休だから。」と言っていたからとりあえず二日分にしたわけだった。

一人暮らしだから余計に心配。二日も一人でいるのだから。

それから数時間一緒に仕事をしているとまた酷い咳が始まったので「・・・・。間違ってたらすみません。私が飲めと言った薬、全部は飲んでないでしょ?おそらくは抗生剤だけ飲んだでしょ?」と問いかけてみた。

普段はスイッチ入りっぱなしで人殺しの目をした勢いで怒鳴ったり走ったりして仕事をしている方なのだが、「どしてわかるの?」ときょどっている。

わかるわいっ!!宗教かっ??!宗教なのか?!

「はいーー!飲みます!今飲みます!ほんとに飲みます!」

ってか、帰れば?それか寝てて!私一人で何とかするから。(もう慣れてるから、一人修羅場。)

「いや、薬飲んで働かせて下さい。大丈夫ですから。」

そうして一日が終わる頃、大御所様が今まで見たことがない表情で「優しいんですね。あたしは具合が悪い人にそんなふうにしたことがないですわ。ほんとに今日はありがとうございます。」と仰る。

いや、普通のことだから。それにまた大きな態度に出てしまったのに優しいだなんて。どうかしている。

早く治していつものSさんに戻って下さい。そんで避けられないときは対等にバトりましょう。

何やかんや言って頑張って下さったので思ったより遅くならずに済んだし、結果、ありがとうございますなのだった。

しかし、こんなにしんどいのに私は何故倒れない。おかしいな。へとへとなのに。

で、この疲れなんて自分にしか分からないと独自作業をしているとよく思うのだが・・・、皆もそれぞれ頑張っていて、意外にも想像力を持って理解してくれているのだなあという場面が多々あり。

でも、無理せず早く寝よう。

ああ、恐怖の往診日まであと二日。

いや、いいからとりあえず今日は早く寝よう。少しでも。

倒れたら一緒に倒れてしまうものも沢山あるので頑張るのではなくて休もう。

というメリハリ。
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