2017年06月21日

絶対に比例する要素

往診時に椅子に腰かけ出したのは私が初めてだそうだ。

最も、座って相対して見れば極めて自然。時間かかるし。

するりと課長もお隣に自然に座った。

権威ある方は課長が居ると口数が少なくなる。

が、課長が他所に呼ばれて席をはずすとああして欲しい、こうして欲しいと言い出す。

これ以上変えるんかい。今の状況でミスが無くなってからにしてくれと思うのだが。

仕事以外の何かの感情が入っているらしくその時の表情が、何と言って良いのか、変な興奮状態になっている。

後から周りの人が「聴いちゃうからだよ。」と言うのだけど、まずは聴かないことには始まらないのよね。この世の全てのことは。

でも、聴くばかりだと私以外、特に利用者様患者様に良くないことになってしまうので、時折「それは、これをちゃんとしていただいてからの話ですね。」とポツリと言うと余計にむっとするようだが、これもまた仕方ない。

真正面に居るのは私なのだけど、行き場のない怒りを大御所様にぶつけだす権威ある来客者。

私がここに居るよ。他に逸れないでください。

どちらかというとこいつも面倒臭い、実は思い通りにならないんだということを悟って下さった表情も見受けられる。そうなんですよ。実は年よりなんですよ。

とは言うものの、今週のこの日も疲れた、疲れた。

大分流れに乗って来たし、若干気楽にやる場面を作る術もつかめて来たものの、まだまだだ。

で、最終的に交渉ごとの要求を呑むのは分かっている。

また新しく作り替えなければならないものが増えた。

******

同じ職種、同じ課ですら分からないであろう苦労が外の職種から見えるはずがないと思うのだが。

案外分かってくれているものだなと思う場面が多々あり。

一部の人のみかも知れないが本当によく観ている。

キョンが些細なことで突っ込みを入れて来る。

最近、他所の系列ホームから異動して来た介護の主任の前で人をいじって来るので返り討ちにするのだが。

新しい人の前でやめろ。皆真面目だから本気にすると言うと、新しい主任もゲラゲラ笑って参加して来つつ最後に「でも、お二人はなんていうか、佇まいというか、容姿というか、雰囲気が似ていますね。」と。

それは酷い!と否定したものの、実は嬉しかった。

そうだなあ、、、一まわり以上年下のこのシングルマザーは私の若い頃に少し似ているかも知れない。

最も、正直にしか生きられないところは今でも変わらないけれど。

少し前にこの主任さんが喫煙所で「・・・。何だか、ここは真面目な人が多いですね。」と疲れたというジェスチャーをして見せたことがあった。それは私は違うという一つの表現だったのかも知れないが。

応えて「そうでもないんですよ。あなたと同じ。皆くそ真面目だけど、ふざけるときは本気でふざけるから。色んな人と話して見て下さい。面白いですよ。」と言った。

それから一か月経っていないのだけど、キョンが立ち去ったその後で「どうですか?少しは面白くなって来たでしょ?」と訊くと「はい。」とその青年は笑った。

これからもっともっと面白くなるよ。そしてさらに真面目になることでしょう。
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2017年06月20日

全てが繋がっている

先日、杯交わした際、Kが言っていた問題についての是正案を実行して行こうと思ったのだが、朝一番に会った仕事相手が”ああ、話が通らないな。”という相手だったのでとりあえずその場は保留。何故ならば、余計に遠回りになるからだ。
そして違うことに利用される。

そうそう、急がば回れ。保留、保留。

医務課では研修で居なかった間に起こった事態をノートに長文で書かれてあったり、メモがペタペタ貼ってあったり。

加えて、よかれと思ってのことだろうけど、口頭でも同じ内容の報告を受ける。

やることが山積みなのだけど、とりあえず明日が頭の痛い往診日なので急ぎのFAXを送りに階段を下りていくと、夜勤明けの青年が「あ、●○さんがですね!昨日・・」と追いかけるように叫んで来た。

うん。転倒したのね。

「・・・・・・。はやっ。」

そうなんです。まだ出勤して何十分も経っていないけどその情報だけでも3人ほどの口から聴いた。それもこれも、皆が教えてくれるが故のこと。

そうするとボディチェックしたり家族に電話したり経過をみたり受診の手配したりと色々あるわけだが。

看取りの委員会の方は委員長ではないが、とあることを引き受けていてその締め切りが三日後に迫っている。

さらに今日は自分が委員長の褥瘡委員会も開かなければならなかったり。

ああ。。。これ、Kが言っていた問題に対してアプローチする暇がないなー・・・、どうしよう。

とにかく今日は無理だなーと思っていたのもつかの間。

自分が開く委員会でそれを広める機会に恵まれたのだ。

若干強引に議題に出したのだが、たまたま頼もしいメンバーが存在してくれていて、瞬く間に周知のこととなる。

わあ、凄いな。私がやらなくてもいいんだ。やってくれちゃうんだ。

力持ちの、外国人の彼女も「いーよー。ナース。二階にはあたしが広めとくよ。」と綺麗な歯並びの笑顔で言ってくれる。目が綺麗だ。精神も綺麗だ。

まだまだこれからのこともあるけれど、一つ一つ進んで行く。

ただ、口に出すというそれだけで。

*****

昼休み、IちゃんとK姉さんとの三角キャッチボールを事務室の窓から顔を出して看護課長がニコニコして観ていた。いつの間にか写真を撮られたりして。

始めてから二か月くらい経つけれど毎週出来るとは限らない。けれども集中してやるので三人ともレベルアップ。私が一番出来ていないけどね。

そのキャッチボールを見た人が皆「・・・・。ガチだね。」と言って無言になったり、はたまた嬉しそうに笑ったり。

そんな最中、K姉さんの剛速球がイレギュラーして地面にあたりIちゃんの身体を直撃。

ああ。それは痛い。

そう思った次の瞬間、Iちゃんはグローブをはずしては地面にバン!と叩きつけてはK姉さんに向かってダッシュしていく。

あ、乱闘シーンだ。

凄く早い動きでド迫力で、知らない人が見たら本気で怒ってると思うのだろうけど、もうふざけているのが分かる。慣れちゃったからね。

あー、この試合を警告試合とします!と叫んで止めた。

あいかわらず本気で遊んでくれるなあ。

この仕事とのギャップ。

やってる方も見る方も皆、逞しい女ばかりである。
*****

帰り際、疲れた様子で食事介助をしているKに「この間のあれ、通ったよ。一階と三階は〇さんと△さんがやってくれる。二階はPちゃんが広めてくれる。」と伝えた。

スプーンを持ったままKが「え?褥瘡委員会で?」と言ってきょとんとしている。

あるんだよ。そのことと褥瘡は。

それ話すと長いから今は言わないけど、とにかく一歩進んだからね。

研修の前夜に聴いてから初の出勤日の一歩。

「ありがとうございます。」とKが言う。

でも、こちらこそがありがとうなのだった。
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2017年06月06日

怠惰が重すぎる

精神科や内科の往診が立て込んでいて一日刻み。

でも、特に内科の方で診察依頼したい方々がいるのでその病院のドクターとナース二人のチームにいらしていただけるのが楽しみかつ助かる。

診察と薬の処方だけでも手ぇいっぱいなのに、短い間に色々な書類を書いて貰わなければならないことが悩みの種。

あと、細々とした習わしのようなものがあって、どう考えても不要な書類もあったりする。

新しいシステムになってから全く往診作業に加わって来ない一番年配の方の大御所様の方がこの習わしにこだわる。

不思議なことに人命に関わる作業をしているときほど「前からこの書類を書いて欲しいって言っているのに誰も先生に言ってくれないんですもの。あと、あの消毒薬の請求をしないともう残り少ないし、あの太さの吸引チューブの請求も誰もしてくれないし・・・etc」

何で自分でやらないんだろ?誰にも教えずやって来られたことなのでもうお一人の大御所様も知らないらしいことが多い。

それに吸引チューブは請求したけれど、細い号数のものだけを注文したのよね。誰があんなふっといチューブを使うねん。鼻血出るわ。自分があれで吸引されてみろ。

とは言うものの、いちいちやってちょうだいと言うのも面倒なのでやり方を教わろうとするのだが、どんなに耳を傾けても何を言っているのか分からない。

もう一人の大御所様が何も覚えられなかった理由がよく分かる。話があっちこっちに飛んでしまうし、長すぎる上に結論が出ない。

傾聴しない人の口上というのは、かくも混乱して分かりにくいものなのか。

何せいっそがしいもので、しかも、転倒して頭を打った人の受診先を探すべくあちらこちらに電話をかけていたときだったもので「ちょっと待って。ちょっと待っててください。」と繰り返す。

それが終わったからと言って暇なわけではないし次の仕事がつかえているのだが、いい加減ブツブツ言われているのが困るので一枚の紙を用意して、「はい。聴きます。じゃ、まずはその書類について。それはどこから発行されてここに来ますか?いつ何のために来て、どこへ提出されるものですか?そこを押さえてから、誰がどのページを書くとか順を追って教えて下さい。」

が、途中で愚痴やら昔話に流れてしまうので「それで、どこから来るんですか?対象者は?」と話しを何度も戻した。

やっと話を聴くことが出来て不明なことは多々あれど、大まかなことは分かった。で、こんな調子だからやり方を知る人が誰もいないので一両日中にマニュアルを作っておこう。

もうとにかく終始そんな感じ。

あとは、少しでも暇が出来れば要介護度やら既往歴やら様々なことが書いてある名簿を修正するようにしていたところ、本当に意味不明な記載があるので「なんで、ここにこんなことが書いてあるんですか?この時の状況ってどんなだったんですか?」と訊いてみると「知らないのよ。それ、沖縄から来た派遣さんにやって貰ったものだから。」

こんな調子で結局何十年も人様にやらせ続け、「わからない。やってくれていない。」を繰り返しているのだなあ。でも、いばりたいのね。

しかし、このままではいくら時を費やしても利用者様の傍へ行けないので、やっぱり自分の中での優先順位を決めて行こう。

一番大事なのは利用者様。そしてその具合や安全。

書類じゃないんだよな。

それを押さえつつ、面倒な書類の方も手をつけて行こう。

二度と無意味なゲームに時間を費やさなくても済むように。

しかし、それやっているからこういう人は自分の仕事が無くなるんだけどな。

仕事がないと言っている人の大半は依存度の大きさに比例する。

そうして気づいた張りぼての塔はどんなに去勢を張ってもグラグラしている。

周りで何がどう崩れても芯を大切にして行こう。

昔は、そんなふうに自らの塔を倒して、他人様が居る方向に崩れようとする人のそれをわざわざ支えようとしていたんだな。

疲れていたはずだ。

いちいち受け止めないと冷たい人扱いされるわけだが、人に覆いかぶさろうとする人、つまりは被害者の脚本を持った人ほど凶暴なことはない。

いやいや、あなたが一番凶暴で冷酷ですよ。

あなたが大事にしている体裁やプライド。私にとっては、それ、要りません。
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2017年05月29日

重心

身体というものの中に心がある。

なので、ほとんどの人々がどこかの不調で病になり最後を迎える。

それは加齢によるものだったり遺伝によるものだったり避けられない要素で、病気=心も病気というわけではない。

ただそれを早めてしまうのが心だと思う。

こういうことを言うと誤解されてしまうのだけど、病気がいけないということではない。身体があるから段々故障したり不具合が出るのは自然なこと。

好きな生き方をしている途上でそういったこともあるだろう。

でも、一つだけ。

そうなった場合に悔いが残るのだとしたら、それは自分がやりたくないことや不満に思うことに心身を費やしたときなのだろうと思う。

そういった典型的な心から来る身体の不調は沢山観て来たのですぐに分かる。

そしておおよその不満の内容も検討がついたりする。

私に何ができるのか?ということを考えた場合、その人を寝かせて帰らせることしかなかった。

後遺症が残るよ。大丈夫だから帰りなさいと。

結果、午後から一人勤務。

「尾崎さん、今、一人?」と介護の人から訊かれて「そうです。」とだけ答える。あとは彼女のプライバシーに関わるかなという思いと、もう一つは介護サイドに大変だと思わせたくないと思ったので。

上司に報告すると「出て来ようか」と仰って下さるものの、彼女も約一週間ぶりのお休み。あと、何とか一人でも乗り切れそうだし。

予測通り無事に終わったものの、帰りの電車の中でまたしても爆睡。

よく頑張った。途中で帰った人よ。施設の皆さん、そして、私。

やることを出来るだけやっていると不満や文句で淀まない。

バッティングの際右に重心を残すよう、軸が自分にあるから。

多分私はいつ何があっても後悔ないなあ。

そりゃもっと色んな人に良く出来たらという思いはあるものの、いつも精一杯だった。心も身体も含めて。
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2017年05月25日

心の筋トレの成果

本気で困らせられる人々の中に肩書癖というものがありまして。

でも、出来ることならそのプライドを立ててあげたいとは思う。出来ることなら言いたくない。

「もう、あたしったら恥ずかしいわ!」というのが口癖の年配のナースさん。

でも、恥ずかしがるポイントが全然違うんだよ。それは恥ずかしくない。人はチャレンジするだけ失敗する確率が上がるのだから。

本当に恥ずかしいのは人の話を聴けない、教えを乞うことが出来ない、学ばないけれどポーズを取りたいというその性根。

人は人生の分岐点で何度も自分の美学の修正を迫られるときがある。「あれ?私、間違っていた?」という感覚。そして、どうすればよくなるか?と普通に考えられる素直さ。

時に、往診医のドクターの長所が大分見え始めて来た今日この頃。

とある処置を依頼してそのベッドサイドについたのだが。

話を戻すとその日の朝にさかのぼる。

ずっとずっと言わないでいようと思っていたことを往診の朝に伝える。ここで一番長いナースさんに。

仕事から逃げるし特に彼女が感じる大きなもの、例えば往診医とか上司とかからも逃げるのだが。

そういった権威が立ち去った後になって「あれはどうなっていますの?この人はどういうふうにしていく方針ですか?」と強い口調で訊いてもどうしようもないことを言う日々が続いていた。

こういった時私は寡黙に緊急の仕事を処理していて、もう一人の大御所さんが説明しているのだが。

この日は、いつも往診でサブをやって下さるそのもう一人の大御所様がお休みで派遣さんと一番偉いナースさんのみだったので、”仕方ない。言うしかない。”と朝一番でお願いをする。

派遣ちゃんには往診の間、これこれしかじかをチェックしていてとお願いしたのだが、案の定大御所様は上の空。他人事みたいにしているので「それから、Nさん。」と声をかける。

「え?」と緊張なさる。

これまでの状況がどうだったのか?ということと、往診や何かの処置や話し合いの間は耳を澄まして目を開いてその場で把握できるように努力して欲しいと。

分からないことがある度に席をはずしては介護に何かを衝動的に命令して歩くのは止めて欲しいと。

もしも分かるように努めないのだとしたら、全てが終わったあとに「どうなっていますの?」と無意味に取り締まろうとしたりするのは時間のロスだから止めて下さいと。ほんと、その頃はいつも後処理に必死なのだが、人が分からないことで忙しくしていると割って入るために「報告してちょうだい」ってのが出るので困る。

”そんなことを言われるのは初めてだ、すみません”という口上を繰り返されていたのだが、私もこういうこと言うの初めてっすよ。

結果、逃げてしまうのは習慣として続いていたがいつもよりは邪魔しないでいてくれた。

とある処置の前にも始まる直前でどこかへ行ってしまおうとなさるので、この時ばかりは困って「介助に入って下さい。」とお願いするとしぶしぶ入ってくれたものの、先方のドクターに「これはこうして、ああして。前の先生はこうしてましたのよ。」と口を出し出した。

最近この先生が優しくなって来たのでそういう態度になったのだろうけど。

ドクターが「今はそのやり方は意味がないですから。」と答えている。

しかし「でも、こういうふうにして確認しないと。」とここでのやり方をさらにドクターに言っている。

同じやり取りが数回されるとおそらくは私と同じくらい面倒臭がり屋でせっかちの先生が「分かった。意味がないけどやれば良いんでしょ。」と言いなりになろうとした。

特に外部の人の前ではこの状況を知られたくない、恥ずかしいなあと思っていたのだが、この時ばかりは口を開いた。

止めて下さい。すみません。やらなくても大丈夫です。理由もちゃんと説明して下さったのだからと。

先生がほっとして手をひっこめたのだけど「でも、どうやって確認しますの?前の先生は・・・」と大御所様が後に続けようとしたので、初めてさえぎった。

止めて。理由も説明してくれているのに何故聞かないんですか。同じ会話を何回も何回も。(それ、全て自分のこだわりでしょうよ。)

その日一日で先方のナースさんにもドクターにも事情が分かってしまったと思う。

何せ耐え切れなくなって、同じ会話をするなと言ってしまったわけだから。

ところが不思議なことに、それまで冷ややかだった先方のナースさん二人も先生も凄く気さくになって色んなことを質問して下さるようになった。

「特養ってさ。。。」とか、「こういう場合はどういうふうにしてるんですか?」とか、「あれは何の音?」とか、この場所やシステムについての質問を沢山して下さったのは初めてのことだった。

それまではむしろ「こんなところ興味ないわ。」という雰囲気だったのに。

笑顔が見られた。

なんでかな。この出来事の直後から心を開いて下さっている。普通あんな殺伐とした場面を観たあとじゃ逆の反応になると思うんだけど。

何だか分からないけど、まあ、いいか。

こちらは大分怪我しているけれど、利用者様にとっては良いチームに近づいているようだ。

大御所様も怪我したんじゃないか?怪我を負わさせたんじゃないか?と通常は心配するものの、もしもそういう普通の概念の持ち主だったからこんな苦労は無いし、この日のようなことは言わなくて済んだんだよな。

大御所様がその後皆に訴えたのはただ「自分はいじめられている。あの人は怖い人だ。」ということだけだったから。

そしてもしも仮に大御所様のプライドに傷が入ったり、私がぐったりと疲れて罪悪感にさいなまされたとしても、それらは優先順位のずっと後ろの方なんだよな。

自分自分の人は、人一倍悩むし疲れるのだろう。

そりゃ仕事は自分のためでもるのだけど、その大前提に利用者様ってのが来るわけだから、それとかみ合わない価値観を持っている人は勝手に騒いで摩耗して、最後はやはり人のせいにしている。

でも私も出来ないことが沢山あるのだから、できれば今日のようなことはあって欲しくないなあ。

あ・・・。ということは、やはり嫌がらずに普段から伝え続ける必要があるということ。1いうと100の言い訳が返って来る口上だったとしても。

あまり考え過ぎず、気を使い過ぎず、球が飛んで来たらとりあえず振るか。
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2017年05月15日

あなたの仕事です

ベテランナースの方々はやはりここでの業務をこなすのが速い。それがとても助かる。

・・・・・。が、一方で、慣れたドクターが換わるとか、元々はややこしく無駄なやり方をシンプルにするとか、その他諸々の変化になると弱い。

弱いだけなら良いのだが、努力皆無でてんぱってしまう。

ここでのやり方オンリーだったら非常に頼もしいのに。

半年弱見て来たのでいい加減分かるようになって来た。代々ここのナース業務は介護職員や相談員にお膳立てされてこそ成り立っていたのだと。
ナースというのは偉い人種なのでそれくらいして貰ってあたりまえと思いこんでいらっしゃるらしい。

それではお膳立てされていることをやる代わりに専門知識を駆使すべく脳を使うのかと思いきや、往診先のドクターやナースからの指示に対して「え?これ、使い方わかりません。」と怒鳴るので、ずいっと前に出て先方に「大丈夫です。分かります。後程説明しておきます。」と言うしかない。

「そんなの分かりません。」と言われてギョッとした同業者である往診先のスタッフだが、私がそういうとホッとした表情で「よかった・・・(ですよね?分かりますよね。)」と仰る。

薬局から薬剤師さんがわざわざ来て下さって往診について下さったのは先生がどんな処方の仕方をするのか?を調べに来て下さってからであって、うちのナースに使われるためじゃない。

なのに新しい薬が届けられて、それがちょっと変わった投薬の仕方、例えば粘膜に貼り付けて使うタイプのものが出ると「知りませんよ!そんなやり方!」と仰るので薬剤師さんがビックリして「あ、ああ、じゃあ、後程説明書をファックスします。」と仰って下さるのだが、これも恥ずかしい故「送らなくて大丈夫です。後で教えておきます。」と間に入る。

私がここに来るよりもずっと以前から何度も何度もショートステイに来ている利用者様を受けて下さった際には、後ほど相談員に会った際に「ねえ・・・。もう何回も来ている人なのにSさんったら”こんなにいっぱい薬剤持って来て多すぎる!どこをどう処置して、何をどこに使ったら良いのか分からないわよ!”って言われたんだけど。。。」と訴える相談員。「大丈夫でしょうか?」

それは丁度その利用者様の処置の最中に話しかけられたのだけど、思わず手を止めて「分からないはずない。」と答えた。

相談員の方はかつてクラークさんだったそうで大御所様二人の特徴を知っているし、私が何に困っているのかも知っている故、ブッ!と吹き出して「ですよね。」と答えた。困るけれど二人で笑いに換えている場面がよくある。

相談員は相談員で鬼忙しいのに「薬をセットして来て。」とか文字通りギャーギャー言うという話を聴いても容易に想像がつく。

さすがに昨今私には遠慮してものを言うようになってくれたものの根本は変わらないので強気を助け弱気をくじこうとする。

そんな折、課長と介護の方々が他の会で会議を開いている最中に大御所様が乗り込んで来て途方もない量の補助食品をドーンと置いて行こうとしたとのこと。

介護の課長の青年が「まだあります。困ります。」と言い、我ら看護の課長は「この方は一日一本の処方のはずなのに何でこんなに届けられたの?!」ととがめたそうだが、途端に逆切れして「そんなことまでナースがやらなきゃならないんですか?!」と怒鳴って去って行ってしまったそうだ。後ろに派遣ナースをお共に連れて。

その直後看護課長からのピッチが鳴って事の次第を知らされた私は他の階でせっせと働いていた。だって、大御所様と派遣さんとで同じ仕事しているので。

課長は非常に迫力がある人で激高しやすい人でもあるのだが、デリケートなところもあって、こういうとき、非常に辛そうな怒り声になる。まるで泣いているかのように。そりゃ病気にもなるよなあ、この状況で二年半もやって来たんじゃ。

大御所様としては、朝から業務が多くて、そして新しいことばかりで、しかも新しいことと言うのは誰もお膳立てしてくれない状態から自分で考えなければならないことなので、イライラ、イライラしていたようだ。

課長も私も恐れられているようだけど、切れる相手としては私の前ではずっと朝から我慢して課長の方を対象として選んだらしい。

”こんなことまでナースがやらなきゃならないんですか?”と言うのを半年間聴いて来たが、結論から言うと「そうですよ。」と言うしかないことばかり。それどころか、それらをやっても、まだまだ到底看護と言える域に達していないのが現実。

これだから同じ場所でずっとやって来て甘んじて、しかも勉強して来ていないというのは恐ろしい。

介護の課長からもピッチが鳴って「あのう、今実は。。。」と言うので「聴きました、聴きました。」と答えるのだが、あれ?看護課長とミーティングしていたので同じ場所にいるはずなのに・・・?と思って現場に行ってみると、やはり二人とも同じ場所にいた。

で、何故わざわざ介護課長の方も電話をかけて来たのか?と言うと看護課長に「こういうときは誰に報告するの?」と睨みつつ質問されて「・・・。お、おざきさん。」と答えたところ、看護課長に「正解。じゃ、はい、報告する!」と言われて立て続けに電話をかけたらしい。

その他主任陣も見ているし、まあ、ちょっとした騒ぎだった。

医務課に戻ると大御所様が「今ですね!」と言うので、「聴きました。」とキッパリ即答すると、それっきり黙ってしまわれた。

そんなことがあってからカウンセリングのために休みに入り本日出勤したところ、申し送っていた介護スタッフの口上が止まる。

「あれ?確か昨日、ナースの方から○○さんの別席対応を解除するように課長が言われていたんですけど、まだ隔離されていますね。」と言う。

前々から困っていることの一つに、大御所様は介護のテリトリーをぶらついては衝動的に指示を出すというのがあった。

例えばこうして熱のある人が他の人に感冒を移さないために離れた席で過ごすようにしている際に「もう良いわよ。」と命令するとか。

抗生剤投与がやっと今日で終わるし熱が下がりかけたばかりなのにそれはあり得ない。他のことでも多々そんな場面があるのだが、今回は大御所様がそう指示を出しても実行はされていなかった。

看護課長が泣くように怒っている最中に介護の課長や主任も居たので説明せずとも状況を把握して貰えたらしい。

「動かすのはおざきさんが出て来てからね。」ということにしておいてくれたらしい。た、助かった。高齢者は風邪がうつるという単純な出来事でも重篤なことになり得るから。

以前にも言ったことがあるけれど覚えていてくれたのね。

それでも、課長が「てんぱっているだけで、後で考え直すなら少しは許せるけど。。。本気であんな意識で働いているのだとしたらもう切るよ。」と腹に据えかねて言うとき。

「てんぱっているだけだと思います。」とついついかばってしまう。

何故なら人は変わるから。変わることが出来るはずだから。

何の仕事を誰のために何のためにしているのか?ということに気がつきさえすればいつからでも変われる。

ただ・・・・気が付くには傾聴力が必要なんだよな。とほほ。

私もがんばろ。
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2017年05月10日

あともう少し・・・という負荷

高齢の方というのは、認知症がある人はもちろんなのだけど比較的はっきりした方でもどこがどう悪いのか、痛いのか?苦しいのか?というのが分かりにくい。

往診でせっかくドクターが来てくれているので色んな人を見て貰った。

そんなことしているとまた昼飯が食べられなくなるのだが、ここはどうしても時間が要るところ。

しかし、先生の診察でも判明しなかった人もあり。

肺炎危惧の人から腎不全危惧など重篤な人も居れば、小さな口角炎に至るまで診て貰った。そりゃ先生がハアハア言ってしまうほどなのだけど仕方ない。

大御所様は昨日「次はリーダーやっていただけるんですか?」と帰り際に仰る。しんどそうだったので数日前、「次回は私がやりますよ。」と言ったときには、「いえいえ、どうせ私を立ててもあなたに助けて貰えるので。結局は色々やって貰えるので良いです。」と仰っていたのだが。

疲労と緊迫感に加えていよいよ明日となると「あの、やっていただけます?」となるわけだ。しんどいもんね。

蓋を開けてみれば想像通りしんどいのだが、何だか、段々この先生の良さも見えて来た。

押せばどんどん力を発揮して下さるわけで、食い下がれば本当に真剣に診て下さる。

”大事なんですよ。この人、物凄く大事な方なんですよ。”というのをアピールしていると先生も往診に着いて来た先方のナースさんも大事に思ってくれるようになる。

ちとやり過ぎたかな?と思うのは、小さな口角炎の方に四種類もの薬を処方して下さったとき。

「不安なとき、(この方は)叫んじゃうんですよ。分からないように見えるかも知れないですけど、色んなことを分かっているんです。だから、不安になったり不穏になったりします。それで大声を出すと治りかけの口角炎がまたピッと裂けちゃって痛いんです。かわいそうなんです。でも、ごはんを一生懸命食べるんです。」と訴え過ぎた結果。

手厚いわー。

でも、それくらいで大丈夫。何もアピールしたり利用者様の代弁をしないと、全く真逆に無関心になられてしまうことが多々ありだから。

それにしても、色んなことを一生懸命感じて下さって嬉しいなあ。

もう一点やり過ぎたか・・・と思ったのは、先月いっぱい、つまりは4〜5回の往診の結果、私の要望やら質問やら突っ込みが口頭でもFAXでも多すぎたのだと思う。

初回は2時間も遅刻したこのチームが2回目、3回目と回を重ねるごとに少しづつ危機感を感じ取ってくれて終いには最初の契約の時間、約束を守るように訪問してくれるようになった。

こだわりは沢山お持ちなのだけど、こちらにも最低限のこだわりがある。とりあえず適切で間違いない処方とか。

そうすると最初は色々と理論を述べて手を動かしてくれなかった先生も「早く行かないと帰れない。。。(あの女に帰して貰えない。)」と気が付いてくれるようになった。

さらに言うと、今日にいたっては、何と、たかだか施設の往診のためにナースを二人も連れていらした。

新しく加わったナースさんはうちの課長ナースと同じく貫禄がある人だった。

時間通りに来るとは思っていなかったうちの方のナース二人は処置に回っていたが、私はこの時間に来ると思っていたので医務課を動かないでいた。

到着して下さってからずっと3対1でやっていたので途中他のナースが帰って際、「あ!何?すみません!」とビックリしていたくらいで。

誰も呼ばなかった。課長もストレスがいっぱい。「行かなくても良いかな・・・?」とピッチが鳴ったので大丈夫ですよと答える。まじで具合悪くなるもんね。トップが倒れては大変。

大丈夫ですよと言えば、先方もナース二人連れて来なくても大丈夫ですよという話。まあ、心強いし早く終わるのでしょうけど。

しかし、段々大切に扱ってくれるようになった。私はどんどん嫌なやつだと思われていると思うけど。

******

往診の間にも解明しなかった利用者様の症状があって、先生が帰った後の1日の後半で色々状態を見ていたのだけど、結果、1日で二人も入院することになってしまった。

足が痛いと言っていた人に実は胸水が溜まっていたり、心臓の既往歴がある人が唸っているので当然心臓を疑ったりはたまた古い骨折部位を疑っていたのだけど、こちらはただの排便前だったりとか。まったくずっこけたり驚いたり。

しんどいけど受診に行って貰うことを決断して良かったという結果オーライ。

受診に連れて行く側もしんどいと思うので「今回は私が連れて行きますね」と声をかけたのだけど、リーダーを引き継ぐ方が何倍も嫌らしい。「大丈夫、行きます。」と出張ってくれる大御所様にも感謝。

ああ、色々なことがあったなあ。

もうちょっと、あともうちょっと・・・という頑張りで人命が繋がる。

結局はそんな仕事なのだからしんどくてあたりまえなのだろう。そうするとまずは自分の人命を繋がなくてはならないので今日も食べて寝る。
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2017年05月09日

とにかく笑えれば♪最後に笑えれば♪

予測していたものの、世間での連休明けは想像を超える忙しさだった。

朝のスタートに時点から「なんだ、これ。。。」という感じ。

その何だこれが一日中続いた。

全方位から何かがやって来る。

なーんか、こういう日の自分は鬼のようで好きじゃないなあ。

こなして利用者さんを守ることが優先だから仕方がないのだけど。

帰りの電車のホームで同じくぐったりとしている課長と会ったので一緒に帰った。

数か月前の状態も面白かった。それは互いに無言でずっと携帯のゲームしつつ帰ったり、ある時は座席が空いたという理由で別々の席に座って二人ともグーグー寝ていたり。

が、今日は携帯を出さないし起きていらっしゃる。

なんか、開いている。
そして座席が空いても一人が座り一人が前に立って話し続けるという姿勢。

いいですよ、座って下さい。私は立って話しますからと言うと「いいの?」とすんなり座ってくれて少しばかり早く着く私が降りる駅までずっと話してはゲラゲラ笑っていた。

笑うばかりでなく、この先の展望の話とか、あとはどうにかしなければならないこととか。

私がつまらないことで切れてしまったエピソードを話すと課長はゲラゲラ笑っていた。「分かるよ、分かる。いい、いい。そんなときは仕方ない。」と涙浮かべるほど笑っていらした。

いつか言われたのだけど、私が理不尽なことに切れかかっている場面で、普段は気性が激しい課長は一生懸命フォローに回っていることがあった。

後から「あんな優しいこと言っちゃって。」と私が言うと「うん。だって、私が切れてるとき尾崎さんがフォローに回ってくれているから。」と。

なるほど。役割か。

これ、万が一二人同時に切れたら大変なことになるんだろうな。気を付けよう。

ずっと事務所にデスクを持ち医務課とは離れたところで仕事をし続けて来たこの若い課長。ストレス溜めて来たことだろうと思う。

それがいつぞや「いいなあ。楽しそうだなあ。」と私に仰った。

そう、フロアで仕事をしていても独立職種で、例え色んな人と関わっても独特の役割があるので孤独は孤独なのだけど、確かに色んなことを介護の方々と話し合い色んな工夫をして来た。

そして課長が「私も医務課へあがる。」という考えを最近話してくれた。これまで半分は相談員や事務的なことをやりつつの看護管理だったのを、看護に専念するということだ。

それ以外の業務をやって貰うために新しい人を雇うらしい。

私が入りたての頃からごく最近まで大御所様や派遣さんたちが『課長は全然上にあがって来ない。何にもしない。』と言っていて、そうなのかな?と思っていたけれど、蓋を開けてみれば大御所さんたちの空気に課長を寄せ付けないものがあったのだと気が付く。

課長も大御所様も強いのだけど、まともにやっていたら両方とも病気になってしまうような食い違いと激しさ。

そこにまた違う妙な強さを持った私が入って来たものだからまた空気の流れが変わった。

私はアホなので空気を換える。そんなつもりはないのだけど、いつも間違った強さを打ち砕いてしまう。そういう鬼なときの自分が好きじゃない。けれども周りはそれで助かるという。

よく分からないけれど変われない部分でこれが自分なので流れに任せよう。

課長も介護も笑っていた。大御所様も変わって行く。特に大御所様たち、変わるのはしんどいだろうに、今までやらなかったことを私がやると最初は不服そうにしながらも、自分たちもやるようになって下さった。

これはもう良い方向に変えて行くしかない。

それはともかく疲れた。

と思っているうちに明日は往診日。

とりあえずは休もう。

確かにそうだよね、ヒロトさん。楽しいことは楽じゃないね。楽しいことをしたかったら楽でいてはダメらしい。

色んな意味で学ばなければという話らしい。そしてその学びとは暗記とか試験ではない。笑いながら楽しんで、例え苦しいことに向き合っているときも、脳の回路を繋げて常に楽しむ才能を伸ばしていくことだ。

そうするといつの間にか周りも笑っている。
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2017年05月02日

深呼吸

カウンセリング2時間とレイキをお申込みして下さった方。今月も小さな可愛いブーケを持って来て下さって。

この小さくて大きな心尽くしを、私は毎月二回も三回もいただいている。幸せなことだなあと思う。

目に刻み付ける。そして心にとっておく。

よく食べてよく動いている人の心身はレイキの通りが良かった。まあ、色々悩みはあるけれど、誰だって悩んでいないわけじゃないから。

それはともかく終了した後に「かおるさんにもレイキを流して良いですか?」と言って下さる。この方、以前にも何度もそう言ってレイキを返して下さった。何てありがたいことなんだろ。

しかし、この日は時間がなかった。

目をキラキラさせて(見返り頂戴のギラギラではなく、あくまで純粋なキラキラである)前のめりのエネルギーだったのでお断りする雰囲気ではなかった。

では、時間がないので少し肩をもんでいただいても良いでしょうか?とお願いすると、「揉むのは慣れていない。」と言いつつ一生懸命揉んで下さった。

「なんでこんなに凄いんですか。」という肩こり。

それは仕事で昔からこうって言うのもあるが、最近は究極のキャッチボールしたり素振りしたりもしているので、もはや何の硬さか分からなくなっている。

凝りつつ鍛えられているのは確か。

5分くらいだったけれど、優しさが身に染みた。

********

余談だけど、ホームでは自分が居ないところで名前を出されて笑われているらしい。

四方八方から「○○さんもこう言ってましたよ。」と聴くので結果的に誰と誰と誰が集まって何を言っていたのか?ということが分かる。

仕事上「お伺いしたいんですけど。」とか「どうしたら良いでしょうか?」と真面目な質問して来る人々なのだけど、仕事以外では滅茶苦茶私に突っ込みを入れて来たり、ちょっとでも暇になると毒舌でからかって来たりする。

自分も毒舌だと思って来たしそう言われて来たが、あまりにも色んな人からふいうちで来られるので咄嗟に返せない。

「○○さんもこう言ってましたよ。」と笑いながら、「みんな、尾崎さんが好きですね。」と言う子。

馬鹿にされてんなー。でもフォローされているし意見は真面目に聴いてくれる。

きついし誰も分かってくれないなと思うことが多々あれど、しばしば「これをこうしておきました!」と介護の方々からの助けが入ると、「ああ、そうか。結構見ていてくれるのだな。」と感動してしまう。

ナースと介護が繋がるなんてあたりまえのことだと思うのだけど、色んなところでも同様に「こういう雰囲気、初めてなのよ。こんなことってなかったのよ。」と言われる。

それが嬉しい。

******

いつも皮膚の処置をする利用者様の閉めきったカーテンの内側。

点眼をしつつ「大丈夫?今日はお風呂の日でもないから疲れるイベントはもう無いね。大丈夫?休めている?」と訊くと、その人が言った。

「一度尾崎さんに悩みを聴いて貰いたいの。今日でなくても良いから。それに誰にでも悩みがあるってのは分かっているんだけど・・・」と布団の端を掴んで言うその人。

そうですね。確かに誰にでも悩みはあるけれど、○○さんはお身体が痛くて他の人たちより発散しにくいですよね。近日絶対に時間を作って話しに来ますよ。処置とか介助でもなく純粋に聴きに来れる時間を頑張って作るからね。

そう答えたら、その人の目から涙がこぼれて「まだ話してもいないのに泣けて来ちゃった。悪いけど、お言葉に甘えます。よろしくお願いしますね。ここにいらして下さいね。」としゃくりあげる声。

去り難いのだけどこのベッドサイドから去らなければならない。

大変な処置をすることよりも重い。

やらなければならないこと というよりも、やりたいと思うことが沢山ある。

こんなときこど大きく深呼吸しつつレイキを流す。
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2017年04月30日

ダラダラではなくのびのびと

一昨日だったか。

大御所ナースさんに依頼して具合が悪い利用者様を大きな病院へ連れて行って貰った。

本当は自分が行きたいけれどリーダー業務なので留守に出来ない。

この日は大御所様と1人と私。+課長。

つまりは計三人で課長は課長で私の何倍も大きな総括をしているので医務課は私一人になる。

文字通り大変な一日だったのだけど、介護の方々の思わぬ助けで一日を終えることが出来た。

そしてその翌日。

とある方を皮膚科受診へ連れて行って貰った。

というか、この皮膚科受診が気に入らない。褥瘡委員会の委員長もしている故、段階を追って事細かに看ていたところにいつの間にか皮膚科受診が入れられていたので、どうして?そして、いつ受診することになったの?予約は私が取るはずなのにな。

ここで薬剤を変えられたらせっかくの治癒プロセスがだいなし。

要するに定期受診じゃないので皮膚科の先生も「悪くなっています。」と付き添いのナースに言われれば簡単に「はい、じゃあ、この薬。」となるわけで。

せっかく皮膚が形成されていたのに。

すると、私が2連休を取っている間に予約を入れたと聴いてげんなり。

前の状態を見るべくまめに足を運んでいるわけでもないのに「あ、なんだか悪くなっている気がする。」という思いつきで寝たきりの利用者様の体力を使わせるなんて。

以前から状況を事細かに説明して来たのだけど聴く耳がない相手には通用しない。

とは言うものの、気を取り直してやることをやる。この日は一人が受診に出かけても二人ナースが居る日だったし。

ところが・・・派遣ちゃんが昼頃、気になることを言う。

「・・・。数日前から耳に入る声がエコーみたいに響くし気持ちが悪いんです。」

そう言えばいつぞや、あと30分で彼女の勤務が終わろうとする頃「おざきさーん・・・何だか気持ちが悪い。」と言って来たことがあった。

以前から肩こりを訴えていたので数十分肩をもんであげてその時は治ったのだけど、耳の中にエコーが・・・と言われると、そりゃ突発性難聴の症状の一つのような気がして。

「でも、難聴というより音が響くんですよ。聞こえないわけじゃなくて・・・」

彼女の勤務が終わるまであと一時間半の時点だった。そして、しかも週末。

彼女が住んでいるところの最寄り駅を聴いて耳鼻科を検索して電話をかけると土曜日でもやっているとのこと。

だから、明日は行くと良いよ・・・と言っている途中でその顔をじっと見ていると「あかん。今行って貰いたい。」という気がしてならない。

もう一度電話をかけて「新規なのですが、本日の受付は何時までですか?」と訊いて見た。

すると、今すぐ帰ればギリで間に合う時間だった。

帰るんだ。今すぐ帰るんだ。で、すぐここへ行って。と言いつつ地図をプリントアウト。課長に許可も貰った。

「いや・・・でも・・・今日、(尾崎さん一人で)仕事終わります?あの・・・。」

いいから行って!

青い顔をして「はい。」と耳鼻科へ向かうべく帰ってくれた。

思うに。。。激務だし特養独特の制限や困難はあるし、大御所様たちとやり取りしたり、私は私で強引な仕事のやり方しているし、彼女もナースなのに、ちょっと介護の人に質問されて答えを渋ると「もういい。あとで尾崎さんに訊くから。」と言われてばかりでショックを受けたという話もよく聞くし。

非常にストレスフルなのだと思う。申し訳ない。

耳は消耗品ではないので、耳だけの話ではないので、明日も休んで欲しい。課長にも報告したことだし。

それにしても・・・。結局またしても身体一つで地獄の留守番勤務となったわけで。

それでも一日の業務の終わりにゴールイン。一時間オーバーしたけれど。

色んなことがあるなあ。

気楽に行きたいのだけど、油断すると滅茶苦茶変なことが起こるし、説明しても、意見を聴いても話が二転三転する先輩もいる。

比較的にの話だけど、年齢がやや近い私でもきついのだから、若いナースさんや介護の子たちはもっとしんどいだろうな。

今私に必要なのは、冷静な心でスタッフや利用者様を守れる強さ。

そして、心からの笑顔で過ごせる強さ。

せっかく良い介護をしている人々だから、のびのびとやっていただきたい。

そのために私ものびのびと考え、動いて行こう。休みを取りつつ、一日一日をきちんと切りながら。
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2017年04月28日

出来上がる過程で何度も崩れるとか

トレ会その1の夜。

参加者でもありお疲れだったであろうMさんに足つぼをお願いする。ってか、肩も腰も首も頭もどこもかしこも。

あいかわらず上手いなあ。

すると、その上手さはそのままなのだけど、何年も前にとある傾向にあったときと同じ声かけが繰り返される。

ウトウトしていて「ん?」と何度も醒めているうちに思い出した。そして分かった。

なるほど、なるほど。出来上がった基盤をまた崩して進化しようとしているのね。

この人のたった一つ、唯一の不幸は自分の施術を受けられないことだ。最上級なのに。

でも、自身を知って自信に換えて行くわけだから、もしかしたらそれは受けている人以上の何かを感じている可能性大だなとも思った。

その人の体感覚も心もその人にしか分からないからあくまで想像である。

でも、人はそんな違いを伝え合うことで全うなコミュニケーションをする。

それぞれ違う景色を見るように。

*******

往診日とその翌日と二連休もしてしまったので、ホームへ出勤するのが怖かった。

そうなのよ。休めば休んだで嫌なのよね。

あれは出来ているかな?あれは分かったかな?こんなことになっていないかな?

あるいは何か起こっているんだろうな。どう対処したんだろうな?まあ、生身の人間相手なので何も起こらない日なんて無いけれど。

もちろん、そんな色んな危惧があるので前もって段取りをしてから休むわけなのだけど。(まあ、結局カウンセリングの方をやっているので休みじゃないんだけどね。)

出勤してみるなり課長がデスクに座っていたので、「・・・・。おはようございます。(往診は、そしてこの二日間は)どうでした?」とタイムカードも押さないうちから口をついて出る。

「う、うん、まあ・・・。」

そ、そうですか。お疲れさまでした。ありがとうございました。

「それは良いんだけど、これこれしかじかでさあ。今、がっつり怒って来たのよ。」と予想外の話が出る。

ううっ。やっぱり何かある。大御所様、また叱られている。何故そうなるのか。自分が想像したり準備したりした様々な段取りを飛び越えたことを・・・。

少しづつ色んなことが作り上げられ間違いなく良くなってはいるのだけど、また何か対策を立てなきゃ。ってか、観てなきゃ。

一瞬、これなら出勤していた方が楽だと思ったりもするのだが・・・。

いや、違う。休もう。

5月は自分のための休みも取った。何もない日を。

そんな朝の始まりだったが、忙しい一日の中で一人きりや色んなことをやらなければならない事態になった時から、感動することが幾つもあった。

受診や入院が必要な利用者様を託してナースが出払ってしまったのでリーダー業務の私だけが全部をやらなければならなくなった一日。

早朝から「●●さんの鼠径部の水泡を見て下さい。」とか「○○さんのあそこがこういうふうになっているんですが。。。」とか「血尿がついたパットを保管しているので後で見て下さい。」とか色んな人から色んなことを言われていたのだが。

午前中「え?一人なんですか?」と走り去る私に幾人かの介護の人が声をかけていた人々が、例えば私が入浴場へと降りて来ると利用者様を車椅子ごと押して私を追いかけて来る。

なんだろ?と思ったら、「こちらが連れて来ました。ここのところ、見てあげて下さい。」と。

本当は私が行かなければならないのに、いつ一階に降りて来れるか分からないものだから、姿を見るや否やあちらから連れて来て追いかけてくれる。

しかも、いつも内服薬のワゴンを各階に配る時間帯に先んじて、一階から介護の女性が三階まで上がって来てくれた。

「こちらが取りに来ましたよ。持って行きます。下剤の人がいるならそれも持って行きますよ。」と。

課長さんは課長さんで山ほどのデスクワークや頭が痛くなる仕事があるだろうに、「何に手を出せば良い?」とあがって来てくれた。

課長もいたみいるのだけど、特に普段あまりしゃべったこともない介護の女性の行動にはビックリした。「なんて、優しいの?!私、何もしていないのに。これから先、私に出来ることがあったら言って下さい!」と口をついて出る。

それを横で耳にしていた課長が「もう、してくれてるよ。」と言ってくれる。意味は分からないが。「ほんとにずいぶんよくなったんだよ。」と雑用をこなして下さる。

そんな戦争のような一日が終わり、たまたま課長と一緒になった電車の中で「つっっっかれたねっ。」と言いつつ、同じような顔をしていた。

が、疲れているだけに思い返すと色んなことがおかしくて、シーンとした電車の中だから静かに!と思えば思いうほど涙を流して笑った帰途だった。

ああ、いかんせん今日はこなすために雑になっていた。明日修正すべく、なるべく早く寝よう。
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2017年04月06日

道を作る 川を作る

悪夢の新システムの往診日が終わって一日目。

やらなければならないことが山積みだけれど、どの部分が楽になったのか?と言うと、やるべきことが分かったということ。

あとはやるだけ。

通常ペースに戻すまで日数がかかることだろう。

けれど、ここにも楽になったことがある。それは戻せるということ。「出来るかな?戻るかな?」と言うよりも戻せるということなのでここが大きく違う。

そう言えば心理学の上級で対処不可能だと思うことに遭遇した際のパターンを学んだなあ。

セルフエフェカシーの章のあたり。

対処不可能と思うと人は無気力になるし、その真逆で、出来ることが分かると無理なく頑張りが効く。

同じ職種の人々も居るのに、何故に私だけ独自の仕事をすることになるんだろう?と思ったことが以前の職場でも度々あったのだけど、人それぞれ役割があるという事が狭い意味でも広い意味でも分かった。

本番で逃げていた人ほど「ああすれば良いのに。こうすれば良いのに。」と後から言い続けるもので、それも慣れているので気が済むまで言っていて貰おうと思った。まあ、かなり目上で同職としてキャリアがある人なので何も言うまいと決めたせいもある。

が、あまりにそれが続き、いつもの簡単な作業すらやっていない様子を観てげんなり。

こちらの機嫌や雰囲気を感じ取るアンテナだけは敏感なので、察知したのが私の背中に向けて色々質問をして来る。何故、それをドクターや課長に直接言わない?と思いつつ「うんうん。」と訊いていたのだけど、何十分か経過した後のこと。

仕事を続けながら背中を向けたままで「言うはやすし。」と口から洩れてしまった。静かーな口調だったけれど。

ぴゅーんと居なくなってしまった。

・・・・・。おーーい!居ても居なくてもどちらにしても仕事してくれないんすか。

なのだけど理解不可能なのはお互い様。。。というより、こちらは少し気持ちが分かる気がするので、あちらが一方的に苦労しているとでも言うべきか。

それはともかく、同じく長い方々でも私がやりたい雑用まで「そんなことは自分がやります!」と過剰なほどやらせてくれない人も居れば、今日のように私に全てをやらせる人も居る。

さすがに物理的に不可能なことが沢山あったのでまいった一日だったが。。。出来た。終わった。

とりあえずあなたも私も必要悪だと思うよ。形が違うけれど。

そして、また利用者様と密に関わり、その近くて見て守れるように、少しづつ通常の流れを作って行こう。

どう考えてもそれは以前の流れと違う河だろうけど。
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2017年04月05日

心理学の成果はやがて哲学に

無駄な苦労はあえてするものではないが、苦労と呼ばれる作業や出来事の中には明らかにやっておいた方が良い苦労というものがある。

じゃあ、どれが無駄でどれがやっておくべきことなのか。

それは積み重ねてみるまで分からない。

そしてその先に行くと結局、無駄というものはなかったのねと知ることが出来る。

半端するから無駄になるだけという選択をしているだけだということ。全ては自分なのだな、これが。

*****

新しいことに取り組んだり変革しなければならないことに直面するとき、誰もが自分なりの思い込みで前準備をする。

例えば看護の世界でもそれぞれの立場でたくさんのものを用意していた。

本番が始まる前に皆へとへとになっていたり、また約一名は逃げ回っていたり。

でも、だいたい徒労に終わることが大半だとは思っていたものの、そういったことに免疫がついているのであまりビックリしなかった。

ドクターがどうしても自分の好きにやりたいのなら、こちらも利用者さんたちを守るためという目的で好きなことを要求するわけだ。

残念ながらおかしいところはおかしいと言わなければならない。

本当はどんな業界でもプロになった人ほどストレスが溜まるし疲れるのだ。それはかっこつけるために職業や顧客やスタッフを利用しようとする人々のストレスとは各が違う。

でも、一日の終わり、ふと気が付けば上司のナースさんは「病院へ行かなきゃ。」と自らの通院のために早退した。

他の大御所様もよろよろしていた。顔や全身から疲れがにじみ出ていた。

結局最後は比較的私が一番元気だった。

それはプロじゃないからかしら。

いや、違う。苦労への免疫がついているだけのこと。

逃げなかったから。やるべきときに苦労して来たから。

これからも新しいシステムに戸惑うことが山ほどあるのだろうけど、「どうするんですか?どうするんですか?」ではなくて自分の頭でも考えて行きたい。

考えようとしない人は人に頼るしかないので余計疲れるからだ。

耳を開いて、目開いて、世界をハッキリ感じると段々自分らしくなる。それは無駄な疲れを背負わないということなのかも知れない。
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2017年04月04日

枯れ木のままではいさせない

朝から髪の毛が逆立つような出来事があり。

と言っても人間相手だからいつものことか。

それを乗り越えて一難去ってまた一難。

せめて昼休みにキャッチボールでもやりたいと思ったのだがダメだった。せっかくIさんが居るのに精神科の往診と昼休みが被った。

そしていよいよもうすぐやって来る大きな改革。

行く先々の職場で色んなルールが大きく変わるのはいつものことだけど、何でこんなに小さな波から大きな波まで起こすのか。

自分が言った「もしもこういうふうにすれば、ああいうことが出来る。」という言葉。

多少引かれながらも案を取り入れてくれるのでありがたいと思うのと同時に是非ともやり遂げたいなと思う。

けれどもそれは一日一日を精一杯積み重ねるだけのこと。それが蓄積して大きな波に変わるというだけの話。

「明日、リーダーやって貰えるんですか?変わって貰えますか?」と大御所様。

やりますとも。

そういうのは苦じゃないです。

それに変化を恐れるその気持ち、凄く良く分かります。だってあなたも私も年代は違えど猫気質ですもの。凄く分かるんですよ。

ただ同時に好奇心が強いのも猫。興味のあることには一点集中型だけど、自分の周辺360度を観察して生き残るのも猫。

個体差がある故、また違ったタイプの大御所様には、今回のことが流れに乗って落ち着いてから乗って貰おう。助けて貰おう。ただでさえ、いつも気を使っていただいているから。

それにしても課題はこのストレス。

利用者様に少しでも幸せに暮らして貰うため、その人らしく生きて貰うため、私ものびのびと行かなくては。

そのためには今日の疲れを取ろう。

それにしても待たせている人が多い。何とかならないのかと思いはするものの、何だか何かが繋がっているのを実感する今日この頃。

今年の桜は寒さの中でも地道に開花を進めている。

枯れ木のままではいさせない。

思い出せ。あなたは桜なんだ。
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2017年04月02日

オンコール

メールカウンセリング、送信しましたー。

でも、まだ、ある。

それどころか予約受付のフォームメールもまだ開けていないものがあり。

まだ入るところがあるのか。あったっけ。あるな、少し。

がんばむばります。

******

昨夜から今朝にかけてはオンコールの当番の日だった。

すっかり熟睡して、朝ドキドキしながら携帯を観たのが5時。

幸い着信は無かった。良かったよ、無視して眠りこけたのではないか?と心配した。

しかし、目覚ましアラームをかけていなかったことに気が付いてぞっとする朝。たまたま5時代に起きたから良かったようなものを。

ところが、ホームへの電車に乗っているときに来た、オンコールが。

何が起こったのだろう?まあ、齢90代100代の人がわんさか居るので何が起こっても不思議じゃないが。

介護チームの中には遠い国から海を渡って来て日本で勤めている方々も幾人か居る。

向こうではナースの資格を持っているらしいのだが、日本では介護士をなさっている。

もう長いのでほとんど流暢な日本語を使っているのだけど、焦っているときにはやはり伝わりにくい。「尾崎ナース?尾崎ナース?あのね。Sさんがね、目覚めないの。血圧は・・・」と報告が続くが要するに意識レベルがいつもと違うということを一生懸命報告してくれている。

電車の中では声を張れないが、かと言って途中の駅で降りれば遅刻してしまうのでそれ以上言及せずに「分かった。じゃ、お手数だけれど、私、もうすぐ最寄り駅に着くから私が出勤するまで15分毎にバイタル取っててくれる?多分着くまでに20分くらいだから一回測るだけで良いということになるけど。」。

「わかったぁ!」とお返事が返って来て切れた。

しかし最寄り駅に着いてバスに乗ってすぐにまた電話。

「ねえ、尾崎ナース、ほんとに来てくれる?」

いや、電話切ったばかりー。ほんとにもうすぐ着くから頑張って。で、この数分で悪くなったの?

「ううん。大丈夫。」と言われてずっこける。

着眼点は良い、そして本当によく観ている。対象となる利用者様はもしかしたらそういうときがしょっちゅうあるけど、誰も気が付かないうちに回復しているかも知れない人。彼女だから気が付いたのだと思う。

私服の皮ジャンのまま二階へ上がっていくと彼女が必死でバイタルを測っていた。

「良かった!ナース!」

しかし、そのとき、利用者様の名前を私が呼んだところ、「はいよ。」と大きな声でお返事が返って来た。元にすかっり戻ったらしい。

「あー、ナースが来てくれたから戻ったよ。」と涙ぐんでいる異国の、普段は元気印の少女。

その後、落ち着いた後。電カルの中にある彼女の記録を読んで吹き出した。

「血圧は〇〇でお熱は○○で・・・・でも、もうすぐナースが来るので待っています。」

!!!!これ、公の記録か?お手紙みたいになってるよ。

でも、凄く可愛かった。


よく、何か創傷処置などを介護の人とやった場合、一緒に観ていた状況なので「僕が書いて良いんですか?それとも書きますか?」と訊かれる。これも最近の傾向。

いいよ、いいよ。どちらか片方が書けば良いものね。書いておいて。

「いえ、でも、僕、専門用語使えませんし。。。etc」

なんでことを危惧して言って来られるのだけど、大丈夫なの。ほんとに大丈夫。

上手、下手だの、資格があるのないのって。

実はそういうことはどうでも良くて、最後は人間対人間ということになるんだから。妙な貢物や肩書も何も挟まない。

気が付いていないというだけで。

人間は資格やら色んなものを手放すときが一番その人らしく。。
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2017年03月29日

ハイタッチに至るまで

派遣のナースさんととあるフロアの処置周りをしていたら聴きなれた声と聴きなれた言葉が聞こえて来た。

「誰かー。誰かー。」

自分で出来るけれど転ぶのを恐れている人の声。もしも出来たとしても誰かに観ていて貰いたいと切望する声。

私がここに来る何年も何年も前からいらっしゃる方で、スタッフも全員が知っている人。

だから様々な歴史がある。

その人のために辞めて行ったスタッフが何人も居るらしい。

でも、そんな事情を知るずっと以前、ごく初期の頃に私はその歴史を悟っていた。その人の「助けて」という声に素直に出向いて行って顔をぶたれた時から。

なるほどねーと思った。

その人はおそらく相手の嫌なところを引き出す。

相手が自分の中にある目を背けたいことを丸出しにして存在しているから。

やがて暗黙の了解のように聞こえないことになっているその声。

元々他の物音や声がして騒がしいので無視するのはそんなに難しくないことだろう。

多分多くの人がその人のところへ行くと味わう気持ちや、垣間見える自分の気持ちが嫌だから逃げる。

月日が流れた。

今は相手が激怒しているときも普通に聴きつつ「もっとゆっくり話して良いんですよ。要望を表現するのが苦手で途中から自分でもイライラして来ちゃうのね?」と感じたままを話すと「そうなのよ。」とその人は泣き出した。

冷たいポータブルのトイレに座ってしくしくと泣いた。

それからまた月日が流れて、真ん前の部屋から派遣さんと処置台を持って廊下に出たとき、聞こえたのがその「誰か来て。」だった。

いつものことなので、処置台の片方を担っていた手を放し「先に行ってて。こんなに聞こえているから。」と言うと、何とそのナースさんまでもが「え?何が聞えるんですか?」と言う。

これにはぶったまげた。来てまもないのにもう聞こえなくなったんだ。

この声が聞こえると皆スタッフが距離を置いて遠くの方へ行ってしまうけれど、人間は本当に聴きたいものだけしか聴かない生き物だということがありありと分かる。

「何が聞えるんですか?」の問いに答えるよりもその人のところへ行きたかったので「いいの。先に行ってて〇〇さんの足の処置やっていて下さい。すぐ追いつくから。」

「はい。」と言って立ち去るその向こうに、私が敬愛する介護職の人が逃げて行くのが見えた。

怯えるように彼は逃げて行った。

私の言っていることも聞こえているし、私がその人のところへ行くのを快く思っていない人の一人なんだろうな、あなたも。

踵を返して声の主のところへ行くと「足が痛いの。あとね、それからね!」と慌てて色々訴える人に「大丈夫。」ときっぱり言った。

大丈夫よ。ゆっくり喋って。

私は逃げないから。

逃げることによって後で味わうものの方がどれだけ怖いか知っている。

それはともかく私は逃げないし、むしろあなたに向かって行くから。

それが出来ないときは「今は無理。」とハッキリ言うこともあるだろう。

でも、私は基本、逃げないから。

そしてまた別の時には、廊下を一生懸命片手で車椅子を進めているあなたに会う度、少しかがんでハイタッチをする。

頑張ってるね。本当に。
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2017年03月24日

笑顔のために

メールカウンセリング、また進みましたー。って、書いているときはせいぜい一通か二通送信した程度なのですが・・・。頑張ります。

******

ホームでの仕事の際、ストレスが溜まることが多かった。

まあ、今でもそれは変わらないのだけど、先月や先々月から考え続けていた頭を悩ませる案件が3つ4つ、5つ。

ああ、どうしようかな、どうしようかな・・・という事の一つにホームへ入居して来た方の中には色んな病院で色んな治療をして来た人々が多いということ。

そして例えば入居するよりもずっと以前にお身体に何らかのカテーテルが入っている人がいたとしたら、それを交換する機関に渡りをつけなければならない。

その他、一つの皮膚科で肌が治癒していない人や、ターミナルの人や・・・。

新しい皮膚科を探して診て貰えるよう頼みこんだり、入院の受け入れ先を探したり、諸事情でドクターからの紹介状が無い場合も多いので代りに一筆書いたり。

さらに先方が診てくれると言ったとしても限られた施設の送迎者とドライバーの予定を凝視していつなら空いているか?とか、はたまた家族や本人に「こういうところがあります。良くなるために行ってみましょうか?」と病状も含めて説明したり。

でも、そういったことが一つづつ片付いて行く。

中にはあることに没頭している間に他の悩みを解決する出来事や人物が向こうの方からやって来てくれたり。

そりゃ相談員の方も立派にいらっしゃるものの、何もかもが兼任という厳しいパターンなので看護のためになることならば頑張るしかない。

「こういうのやってたの?(以前)」と訊かれるようになったのだけど、全てここで少しづつ覚えて行ったことだった。

介護タクシーを連日キープしたり、その介護タクシーの会社の人々からの愚痴や悲鳴を聴いたり、すると利用者様ご自身が福祉の介入が必要な人だと判明したので福祉の責任者とも話したり、時には利用者様の代理人という人が存在すると知り、その方ともコンタクトを取ったり。

でも、先述の通り、ほんとに一つ一つ解決していく。

急を要することも多々あって全部が気楽にとはいかないものの、待ちのものと今すぐ動くべきものとを判別して、やっぱり息を吐いてやって行こう。

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今まであまり話さなかったような人が「昨日前の女房と飯を食ってね。」とか、はたまたある人は「元ダンナとね・・・」とか凄くプライベートなお話しをして来るようになった。

話を腰を折らずに聴くのは、その小さな話だけでその人自身が背景をもこちらに窺わせるような表現をしてくれているから。

苦労人が、静かなテンションで普通に話す物語。

皆どこかどっしりとしている人に限って色々乗り越えて来ている。

聴いてみて、「ああ、なるほど。納得。そうだったのか。」と人柄が伝わって来る。

「尾崎さんは強いよね。」と言われるとき、これまた頷き兼ねる。「野球、好きなの?」と言われたときと同じ心情で。

強いと言えば強いけど、弱いと言えば弱い。でも、自分の弱いところを知っている分、強いのかも知れない。
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2017年03月16日

原点

喧噪の最中、バイタル回りに出かけた一番下の階で。

本当は値を測りに来たはずなのにその人の爪の伸びキリ加減が気になり、ついでにパチパチと爪を切る。

そうすると久しぶりの感覚がどっしりと落ちて来た。

また別の日には介護の主任さんが「ちょっとお時間いただけますか?」と医務課へ駈け込んで来て遥か彼方のTVの前の車椅子に居る人を指さす。

「ちょっと私には切れないほどの巻き爪なので・・・」と案内されて言われるがままに爪を切り出す。

何と言うのか皮肉なことに、私はこういう爪切りだの食事介助だのオムツ交換が、看護処置より好きなのかも知れないと思う。凄く心が落ち着く。

けれども、「どうしたらこの褥瘡が、掻き傷や発赤疹が治るのか?」と思いつつ自作の軟膏をミックスしては塗布し、日々の経過観察をすることも同じくらい好き。

これはヘルペスに似ているけれど、違うなと思いつつ該当する薬を考えることとか。

皮膚科の先生が教えて下さった「こういう場合にはこれ」というノウハウ。

ただ、後者は慌ただしいし緊迫感がつきまとう。

それで日々息切れしているのはあれもしたいこれもしたいのエンドレスな心のせいなのだろう。

第一、一階から三階まで全ての人を毎日看れるわけでもないので、結局は積極的に言って来てくれる介護の人がフォーカスして来た人中心になってしまう。

それはともかくパチリパチリと爪を切る。

そうか。両者は繋がっているのか。でも、これは多分基本。

その基本の上の方には吸引だとか処置だとか人に嫌われるような仕事が乗っかってはいるものの。

お世話することと看護はどこか切れ目のない繋がりがある。そうそう、行きっぱなしの線ではなくてメビュースの輪みたいに繋がっている。

多分この人生で今これをやっていることもどこからか始まって、どこかへ向かっている。

なので爪をパチリパチリと切るかけがえのない時間も大切にする。
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2017年03月14日

ダム決壊の朝

とある出来事のオンコールの夜が担当だった課長に、今朝一番にお疲れさまでしたと挨拶をすると、まさかのさらに悲しいお知らせが。

人の命はいつか燃え尽きる。

分かってはいるのだけどなかなか割り切れない。

それでも気を取り直して目の前のことを頑張っていたら、まさかのご家族がわざわざ三階まで挨拶にお見えになったものだから大変。

一番身近な介護の方々だけにで良かったのですよ。私のところまで来なくとも。

「いえいえ、二回も受診に連れて行って下さって・・・」

ダムが決壊してその場で涙が怒涛のように溢れた。やばいです。色んな意味で。

本当に可愛い人だった。

エレベーターの場所まで廊下を一緒に歩きながら見送るのだけど、二人とも同じくらい涙がポタポタ溢れる。

この娘さんがまたお母さんにそっくりな可愛い人なものだから余計に止まらない。

問題はまだ午前中だということ。

それで一旦喫煙所にいってしばらくしゃくりあげていた。自分を落ち着かさせることを頑張った。

Iさんに貰った手巻きのタバコを最後に吸って、急いで医務課に戻るとお薬を作りつつ、大御所様がわざと笑わせて来るので、それが余計に優しく感じて一分だけまた奥に引っ込んだ。

泣くということも疲れるのよね。

おかげでむくむくパンパンなまま一日の仕事をこなした日だった。
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2017年03月12日

苦しくありませんように

ああ、ちょっとだけメールカウンセリングが進みました。まだお待たせしている方々、本当にすみません。

直に聴いたり話したりすれば伝わるニュアンスも文章にすると難しいですね。わかってはいるのですけど。。。

がんばりまーす。

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ホームと契約してからのナース稼業では初の回診日のサブ。リーダーではない。何だか気が楽だわー。

なんて思って始めた一日だったのだけど、確かにそれは間違っていない。

なのだけど、一度知ってしまった仕事というのは手を出さずにいられなくて、しかも利用者様の疾患や癖、食事量や事情など、その他諸々個別性に詳しくなったものだから、結局は口を出し手を出し。

大御所様に悪いかなと思いきや、むしろ度々こちらの顔を見たり「・・・で良いですよね?」等言われるので結局はツートップ状態の往診日となる。

一人じゃ疲れるものね。

往診の仕事が落ち着いた後、すぐに「じゃあ、私はバイタル回りして来ます。」と仰るのですかさず「いや!一服しましょうよ!まずは!」と言うと「うん!そうよね!昼休みも取れていないし。」と良いお返事が返って来る。

まじで緊張と緩和のバランスは大切。

あとは、サポートしてくれた派遣のナースちゃん、本当にありがたい。

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昨日の真夜中にまた他界した方が居る。

ぐっとこみ上げて来るものがあるのだけど、喉を詰まらせて涙をこらえて仕事をする。時にばれてしまいそうな人には背中を向けて。

一階の介護の女の子も悲しんでいるんじゃないか?と思って軽く声をかけると、やはり並々ならぬ思いがそこにあった。

一人で耐えているわけじゃない。

そして皆かいがいしく利用者様に尽くしてくれている。

分かっているけれど、やっぱり家に帰ると泣いてしまう。

場所や状況は変われど長い職種なのに、未だに「もっと何か出来たんじゃないか?」という思いばかりがあふれる。

あなたがもう苦しくありませんように。
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