2017年05月30日

はじめまして

長女くんが息子を連れて退院して来た。

これから一か月は我が実家で過ごすそうだ。

まだ実感がわかなかったし今もわいているわけじゃない。

ただ、ああ、もうすぐ来るなー、新生児ってちっちゃいのにちゃーんと爪先まで綺麗に出来上がっているんだよなーと、今まで観て来た子たちの様子を思い出す。

なのでだいたい想像がつくわけだが。

実際、仕事から帰って来てから対面すると想像以上だった。

玄関を開けるとトランクやら大荷物が山積みになっていて、その向こうにリビングの食卓で赤ちゃんを抱いている姿が見える。その向かい側に次女くん。

うわあ・・・と声が出た。

子供が母ちゃんになっているよ。

そして孫の小ささ。そして繊細さ。

しかし忠実に親の遺伝子がコピーされている。

静かに激しく感動していると長女くんがニコニコ笑っている。

予定より凄く早く生まれたので余計に小さいその子を「抱っこする?」と言うのだが、私は「い、いや、いいよ。何だか怖いわ。」と。

何故なんだろう。自分が若いときから仕事柄新生児を抱っこしたり面倒みたり、いや、そのもっと以前からいとこの面倒見たりして来たのに。

何故だか壊れそうで怖い。

が、しばらく眺めている間に「やっぱりする。」と手を伸ばした。

ゆっくりと揺らしながら「はじめまして。〇君。お婆ちゃんですよ。」と言うと、まったく期待していないのに眠っているはずのその子が「うん。」と言った。

そして初めて目を開けた。

おお。

お母さんに返そうとするとき少しぐずった。

次女君や私に抱っこされる際、不思議そうな顔をした。三人とも、どこか何となく似ているからかも知れないねと笑い合った。

しかし、おとなしい子だな。これから夜泣きが始まるのかな。

幼い頃からとても神経質だった長女くんがうるさめの母さんになるんじゃないか?と想像していたのだけど、実際には全然違っていた。

その真逆に色んなことにおおらかになった。

それにしてもじいじである夫はとうとう抱っこしなかった。

「おっかねーじゃん。」

確かに。

何だかまだ無菌状態という感じ。

人間って始まりは皆こんな感じなんだよなあ。

何だか不思議だなあ。

観ていて飽きなくて、ついつい長時間皆で眺めてしまっていた夜だった。
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2017年01月27日

湯船と夜の部屋と

なんて言って落ち込んでいた昨日、風呂に入らなければと思ったら、また次女くんとタイミングが同じ。

多少元気なときならどちらかが先に入っていても割り込んで二人で入るのだけど、いちおう親であるからして。

そのまま立ち去ろうとしてみたものの、この時間を逃すと寝落ちしてしまいそうだったので、少しドアを開ける。

すると湯船で読書している次女くんを観た。

まあ、何だか親と似たような類の本を読んでいるものだなとビックリしつつ「ありゃ、ごめんね。読書中だったのね。」とドアを閉めかけると「あ!全然良いよ。入りなよ。」と言ってくれる。

あれ?いいの?悪いね。

でも、君は本当に一人になりたいときにはそんなふうに気を使わないので安心して甘えられる。

すると、二人で入っている湯船で寒いというのと落ち込んでいるという話を聴いて、まあ、つくづく似ているものだとビックリ&感心する。

「冬季うつ病って知ってる?」と言われても笑ってしまう。

でも、君の良いところは、そういう話をしてもよくよく相手を笑わせてしまうところなんだよなあ。本人は全然狙っていないのだろうけど。

その日は決してもう笑えないと思っていたのに、結局、人間関係の話、体調の話、仕事の話を聴きながら真っ赤になるまで爆笑していた。

*****

翌日の夜、大きな大きな袋を二つほど抱えて来て「服の整理をしている。」のだという娘。

と言うよりも「着れる服を選んであげる。」と言いつつもおさがりをくれつつ、人生相談的な時間。

服なんぞくれなくとも話してくれるだけで嬉しいのだけど。

おまけに娘の友達の話まで聴いて試着しながら笑い転げる時間。

最後にはやはり仕事の話になる。

それを聴いていると、まあ、見事に同じようなことを言う。

娘には自分がどういう考えか?なんて語ったことすらなかったのに、自分が普段考えているようなことを宣うので、本当にビックリしてしまう。

人一人が生きているだけで何かのモデルになってしまうのか、それとも生まれつきの気質が元々そうで、ソウルメイトみたいなものなのか。

しまいには「もっと気楽に考えなよ。」と互いに双方の真面目さを笑い飛ばす。

分かって貰えること以上に分かることが出来る今が嬉しい。
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2016年12月27日

親子の性 その2(ワイヤレスなモデリング)

昨夜、私が帰って来る前から格闘していたと思しき、ふてくされてフグのようになっていた次女くんと作業を簡潔しようとしていたときのこと。

作業は、先方に一つのエクセルファイルを送ること。

で、PC内のエクセルで作成したファイルを携帯にDLしたアプリを使って取り込まなければならなかった。その仲介にiTunesを使ってブックという場所に保存するわけだが、その後PC上で訂正して保存したファイルを上書き保存しても一向に更新されず古い間違ったファイルのままだというのが問題の趣旨だった。(よくよく聴いたらね。)

確かにやり方が記してあるページが検索でヒットしているし、次女くんもその通りにやっているのだが、彼女が同じ作業を何回しても、上書き修正されないか、もしくはPCが固まるという現象が起きている。

で、一旦固まったら何十分かそれ以上動き出さい。何かどこかで間違っているか、違うところを勘違いしてクリックしているとか、とにかくシンプルなことを複雑にしてまうとPCってのは固まり、それに対している人間も動けなくなるという法則。時間がいくらあっても足りない。

なので三回くらい横で見ていた後、「再起動してみようか?多分また当分動かないから。もしくはお茶でも飲んで離れた方がいいのでは?(ほら、キラー・フグになっちゃってるから。)」

すると、彼女は再起動していた。・・・。あ、ここから離れる気は毛頭ないのね。風呂入る時間が無くなるぞ。明日も早いだろうに。

で、初めて彼女のPCの画面とそれが起動されるところを見ていたのだけど、さすが他者のPC。私が知りえないウィルス除去ソフトを使っていらっしゃる。あと、ほら、例によって頼んでもいないメッセージが沢山立ち上がる。何とかコントローラーとか、メーカーが色々何か宣伝して来るとか。

しかもその後iTunesが立ち上がるし、このPCも購入してから数年経っているので動作が重い。

それは仕方がないのだけど、問題はPCが立ち上がった途端すぐに先ほどいじっていたアプリを携帯で立ち上げたり、PCの画面をクリックしまくったりしている様を見てビックリした。

待って、待って。少し待ってあげて。立ち上がり切ってから作業しないとビジー状態になってすぐ固まるから。

「え?!あ、そう。分かった。」と言って両手を下したものの、数秒後に一つのメッセージが消えるとすぐにまたカチカチとあちらこちらをクリックし始めた。

おい。頼むから待ってあげてってば!

「ええー?だって、こいつ遅いんだもん!」

・・・・・・・・・・・・・・・。次女くんよ。気持ちは分かる。でもね、こいつだって色んなものを立ち上げる、つまり、言いたいことがあるんだよ。全部言い終わるまで待ってあげて。あ!ほら、だから、今触らないでってば。

せっかちなやっちゃなあ。

「こっちは頼んだことを思い通りにやって欲しいだけなんだけど。なんで望んでないものばかり示して来るだよ。」

わかる、わかる。

でもね、相手が言っていることを聴かないで自分の要求だけ言っても通らないのは人間もPCも同じなんだよ。聴け聴け、ああしてくれ、こうしてくれ、それは変だ、間違ってるの一点張りじゃ、いつまでもこちらの話を聴いてくれないよ。

何せ、この子ら、元々のモデルは人間の脳だかんね。

「・・・。なるほど。」

そうそう、あちらも変だけど、こちらも何か間違ってるかも知れないからね。何せ間違いだらけの人類が作ったものだから。

「人間関係と同じか。」

そう言っても過言じゃないと思うー。でも、人のこと言えないのよねー。お母さんも99年くらいの時、周りにPCいじっている人が誰も居なくて全部手探り覚えたり、俗に言うPC教室ってのにも体験版に行ってみたんだけど、やりたいことじゃない内容ばかり教えてたから。

「イライラしなかった?」

したよ。当時のPCは”不正な行為をしたので強制終了します。”みたいなメッセージが立ち上がって来ていたので、”誰が不正じゃ!”って言って襖に投げつけたこともあったよ。ワイヤレスじゃないから、投げるまでに三か所くらい回線をはずしてね。

もう、大爆笑していた。「さっき、人との付き合い方が出るって言わなかったっけ?」

はい。。。若かったのです。馬鹿かったのです。今はそんなことないよ。法則を学んだ。心や気持ちも学んできたもの。

そうこうしているうちに、きちんと立ち上がり、少しづつ二人で考えて目的が達成されたのだが。

「なんで出来なかったんだろうね?あと、何で出来たんだろうね?」

よくわかんないことっていっぱいあるね。

「そういうとき、どうしてた?」

人に訊いたりネット上を検索しても、参考にしかならないの。だって、皆違うOSや違うソフト使っていたり、回線もバラバラ。人それぞれだっただから。
これも人間同士が皆違うのと同じだね。皆、環境とか思考とか言語が違うもんね。

だから、参考にするだけで向き合っていた。でも、分かったとき、気持ち良いよね。それに今は、必要に迫られなければ離れるようにしている。どうしてもやらなければならないこと以外は。

「それでもダメだったら?」

PCやらコンピューターの話をしているというのに、こんなこと言ったら笑われるかも知れないけれど、相性とかタイミングとか運ってのもあるような気がする。ダメなときはどうしてもダメかも知れないなーって。

もちろん、疎いからこそこんなことを感じるのかも知れないけれど、結局は電子でつまりはエネルギーだもんね。

いきなり思い出したけど、まだワイヤレスじゃなかった時代、お宅らの部屋から長ーい回線をうちの部屋まで繋いでいたじゃん?その頃にお姉ちゃんが隣の部屋から印刷ボタンを押して、その印刷物がお母さんの頭の上のプリンターからいきなり出て来たことがあったよ。まったく接続されていなかったのに。それ一回きりだったけど、あの時代としてはわけわかんなかった。

仕組みが分かった今なんて余計に何であんなことが出来たんだろ、あの人って思うもん。

でも、エネルギーだからと考えると何だか不思議じゃないかも知れないって思っちゃう。

それにしても、驚いたのは君が自分の若い頃以上にせっかちさ五万なところ。

概ね適当だけど、何かやり出したら離れないところ。

でも、身体もたないから少しづつ変わって行った方が良いよね。人には出来ないことと出来ることがあり、さらに出来ることの中にも出来るタイミングと出来ないタイミングがある。

頭を悩ませたりビックリしたりしつつ、頼もしいなあ、面白いなあと思って笑ったひと時だったのだけど、つくづく親子の質が映るという驚異を垣間見た。

忙しいときは仕方ないけれど、私、のんびりしなきゃなあ。のんびりをもっと見て貰わなきゃなあ。自分にとっての本当ののんびりを。

目に見えない回線で親子は繋がっているから、親がやばいと子供もやばいのは幾つになっても一緒か。

「お母さん、私、蟹座だけど、月星座はおとめ座なの。だから似ているところがあるんだと思う。」

おっつ、また何か分からない分野の話をし出した。

「また彗星が逆行し出したから気を付けた方が良いよ。何でもバックアップを取っておいた方が良い。予期しないことが起こりやすいからね。」

そりは、特定の星座ではなく皆のことですか?

「そう。全体的なこと。」

わかりやした。多分良いこと聴きました。星に詳しい人よ。

でも、時にはただただ綺麗な夜空の下で、ただただ、スヤスヤ眠ろうじゃないですか。

「いや、あたしはいつもおやすみ三秒だから。スヤスヤどころか、グーグー。」

あ、そか。忘れていました。つまりはこちらが思うよりは大丈夫ってことですね。
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2016年12月26日

親子の気質

今と違ってまだほとんど全ての家庭にPCがあるのがあたりまえになる前の時代。

ワープロすら触れたことがない私にとっては難解な物体でしかなかった。病院も今のように電子カルテのソフトを使っていなくて何から何まで全て手書きだったし。

当時はPCに触れていると無暗に「えー?パソコンやってるの?」と言われた。

当時から何かがおかしいと思っていたけれど今ならハッキリ言葉に出来る。そもそもパソコンやっているという動詞がおかしいのに。PCで何やってるか?というのを訊かれれば正しい質問なので正しく答えられるのだけど。

そう言えば昔色んな先生たちが言っていた。「正しい答えが返って来るのは正しい質問をしたときだけだ。」と。

さらに「答えを受け取る気持ちがあるときだけだ。」と。

ましてや「おたく。PC売り場にずっと居る人たち気持ち悪い。全員おたくっぽい服装してるし。」と同僚に言われていたくらい。それに応えて「大丈夫。PC自体知らないから、売り場に居たのは一分くらい。店員さんに”これ。”って言って終わりだったから、ずっとは居なかったよ。」。

「えー、でも、でもぉー。」と口を尖らせて絡んでくる人種というのは、いつの時代、どんな場面でどんなことをするときにも居るもので。

とにかく自分がやっていないことを相手に止めさせたいときに「でもでも」とか「だって、だって」としつこいし止めるまで言い続ける勢いなんだよね。

PCのことから果ては進路や転機や恋愛に至るまで「でもでも、だってだって」星人が口を尖らせ魚顔でしつこくして来る。

が、でもでもだってだってと言っていた行為や選択をする人が多くなって来ると何もなかったように自分も同じことをするのだけど。

それはさておき20年ばかしたって、今のホームに派遣に行くようになってから独特の電子カルテのソフトを使い始めた。それも初めての経験だったのだけど、私の場合エクセルすら使ったことがなかったのよね。

私にPCを買って欲しいと言った友人はメールのやり取りをしたいからという目的だったし、彼女自身はキャドをやることに使っていた。

そして、私はその初めてのPCを買ってメールを使うようになった後、「これ、なんだろ?」と開いたのがネットだった。次に「これ、どうやって作るんだろ?ホームページ?」とブツブツ読んで作ってみたら色や背景を変えるのが面白くて一か月くらいでHTMLでページを書いたり、その後ホームページのソフトを知って「あら、便利。」とさらにはまったり。

その後は掲示板ってどうやって作るんだろ?と目についたので、CGIの本を読みだし、その後はスタイルシートって・・・という具合に主にページ作りを独学で遊んでいたのがPC及びネットの初期の時代だった。

なもんだから、いじっていたのはページ作りのソフトくらいなもので。

けれども、いざ、ワードを広げてみたら、ホームページソフトと共通する部分が沢山あるのでだいたい困らなかった。

でも、エクセルの場合は先のソフトとは大分勝手が違うので、しかも仕事中の限られた時間で色んな作りたいファイルを作るのに一か月くらいかかった。法則が分かるまで時間がかかるのだ。

じゃあ、先に使っていた職場の人に訊けばいいじゃないのって話だけど、そりゃ訊いてみましたよ。

診療情報書と看護サマリーの表の・・・と言いかけた途端に「知らない!それ、ずーーーっと、ずううーーーっと前の派遣さんが一人で書いてたから。その後誰もいじってないの。よかったわあ、触れる人がいて!それより、この用紙と同じものを見つけてこれを入力して今月分を出して欲しいんだけど!」と新たなる何かを頼まれ仕事が上乗せされてしまう。

で、私、普段は何事にも固執しないのだけど、こういう場面になると分かるまでがしつこい。それはそれはしつこい。

”このファイル”と称するものがPCのどこにあるのかも知れないってのに、この山ほどのフォルダの数。そしてその各フォルダの中に山ほどのファイル。検索しようにもその用紙の名称が分からない。

でも、多分このあたりだろう・・・とファイルを検索するところから開始。名称を予想してもヒットしないのでだいたいこんな名前でこの辺に分類されているのではないか?と手作業で開いていくのだけど、だいたい第三候補くらいまでにいつも見つかるのは単なる直感でしかない。

その証拠に開いてみたら、ヘッダのタイトルとファイルの名前が全然違うのに一致していたりするのだもの。

で、私にとっては全然分からない書式のブツを更新出来て保存出来てプリントアウト出来るまで「ここか?いや、違う。こっちか?おお、するとここの色が変わるわけか!」と心の中でつぶやきつつ遂行する。

全く知らなかったことが出来たときのスッキリ感がやって来るまで。

でも、これは何事にも通じる感覚ではない。多分正しいやり方を見つければ正しい結果が出るって法則のものに限る。例えばPCとかソフトの法則のように、こちらがインプットしたものがきちんとアウトプットされてくるところが面白いのだろうと思う。

とにかく出来た♪

と思った一時間後。

めでたく看護業務に走り回りつつPCに向かっている先輩の後ろも駆け抜けようとしたところ、くるっ!振り返り「待って!どこに居たの?」と言われる。

え?いや、この施設内。通常の看護業務してましたけど。

「ちょっと・・・何でこの四角だけ色が変わっているのかしら?助けて。元に戻して。」

え?またそれも知らないし。ああ、四角ってセルのことを仰っているのか。多分ここだな。あれ?同じ色がない・・・。あ?ああ、なるほどユーザー設定というので色の座標を探して同じ数字をコピペするんだ。へー・・・と次々訊かれる故、おかげさまでこちらも勉強になる。

「すごいわあ。助かるわあ。どこで覚えたの?」

いやいやいや。今。今だってば。現在進行形で覚えているし。私が質問している相手と言えば、主にネットの検索だし。

疎い私にも調べればわかることなのに、何故にポンポン訊いたりやらせたり、自分にもできないことを依頼したり出来るのか。

通常の看護業務だけでも忙しいのに走り回ってはまたPCの前に戻り、再び看護して来てはまた書類を作り。しかし、重ね重ね、ありがたい。だって、使ってくれるおかげで必要に迫られてどんどん覚えることが出来るんだもん。多分・・・・独自のやり方になっちゃっているだろうけど。

*******

忙しい年末の仕事帰り、帰宅して居間のドアを開けると、夫が「もう先に鍋やってたよ。」と言う。まあ、切って煮るだけだけど、助かります。

それは良いのだけど、その同じテーブルで初めての光景を見た。

次女くんがPCを持って来て真剣に何かやっている。鍋の前で・・・・。

どしたん?初めてだね。一階でやってるのって。

「だって、自分の部屋でやってると腰が痛いんだもん。ここの椅子の高さが丁度良いんだよ。」

ああ、そうなん。

そう言って鍋を食べようと横に座り箸を取った瞬間のことだった。

「お母さん?」

・・・・・。出た。この疑問文的な呼びかけ。

長女くんが就職してから数年間、私のPCの前におそらくは何時間も居座り、困り果てていたときの声と同じトーンだ。元々顔まで似ているから凄くデジャヴ。同じような状況なのだろうなーとお察しする。

職場の年上の方々と大きく違うのは「もう、分からない!若い人に任せちゃおう!」と言って、やってもいないのに、決して若くない、同じようなおばさんである私に依頼して来るときのノリじゃないところ。

長女くんも次女くんも私に言って来る前に、既に自分で悩んで、ネットも調べて、書いてある通りにしてもダメで、それでもチャレンジして、ええい!くそ!とフグのように膨らんでいる状態になっているということ。

人殺しの目をしたフグの横で飯は食えないので「はい?」と答えたら。。。

はい、そこから先は手を繋いで迷路に入ったも同じ。手を繋いでゴールするその瞬間まで。

でも、皆そうだけど、絶対私も知らないことを訊いてくるの。だから一旦は迷路に入る。

「このエクセルで作った書類をね、エージェントに携帯で送らないといけないから、このアプリを使ってiTunesを介して保存しているんだけど、同期されたとき、この保存した書類が上書きされてないの。」

・・・・・・・・・。やっぱり。知らんことだ。いつも職場でもどこでも、今までやろうとも思ったことがないことばかりだ。iTunes自体あまり使わないし、そのアプリも知らんし。

「ほらあ!固まるんだよ。見た?ね?!ほらああああ!このブックってところに入れたいのにぃぃぃっっ!もう何回もやった!」

・・・・・・・・・。

落ち着こうか。そんじゃ、まず君がネットで検索したページの通りにここをクリックして、あと、こちらのチェックをはずして・・・etc。

かくして苦節30分。

二人は協力してゴールに到達した。

「できたーーーっ!」

いやーー、スッキリしたね。君も暗殺者・フグではなくなったし、これで安心してごはんを・・・と思った頃、既に目の前には空っぽの鍋と、顔が大黒様で体がフグになっている夫が満足そうにTVを観ていた。

なっ!お腹減ってたのに!と言われて初めて気が付いた夫は「あ。ごめん。へへ、あ、そうだ、そうだ。かおちゃんも何かPCの資格でも取れば?」。

思わず言葉は違えど次女くんと同じことを同時に言っていた。

次女くんは「あたしなんて資格や検定いっぱい持ってるけど、やりたいことやろうとすると全く役に立たないんだよ!」と言い、私が「資格が欲しいんじゃなくて、必要なことを実際出来るようになりたいんだよ。」と言った。

いずれにせよ、夫は食い物の恨みから論点をずらすことに成功した。

書くと簡単だが、この過程でつくづく気が付いた親子の性がある。しかし、長くなったのでまた今度。
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今日もこおおーーーーーーーんなに長い駄文を最後まで読んで下さってありがとうございました。あなたにとって良い一日でありますように。


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2016年12月05日

芽生え

出勤する少し前に夫が『長女くんを駅まで迎えに行ってくるよ。』と言う。

あ、そか!今日来るって言ってたんだ!

短い時間だったけれど、会うことが叶った。

調子はどうだ?順調っすか?

視線が思わずお腹に行ってしまったのだけど、あれ?!ともう一度顔を見る。

どしたん、それ?

かすかに唇のところに小さな小さな傷がある。もう瘡蓋になってはいるものの。

『いやあ、昨日、転んじゃってさ。何にもないところだったのに。』

うちの家族って爺ちゃん以外は転ばない一族なのよね。滅多に怪我もしない。

怪我もそうだけれど、長女くんも次女くんも幼い頃から今までの生涯で入院経験すらなければ骨折もない。インフルエンザもかかったことがない。

普段は転ばないのに、何故、よりにもよって今この時期に転ぶの?

『ほんとだよね。お腹の子は大丈夫だったから良いけど気をつけなきゃね。』

いや、ちゃうねん。そういう問題じゃなくて。お腹の子さえ大丈夫なら良いってことじゃなくてさ。母体だって痛い目見ちゃいけないわけよ。

ひとしきり会話したところで、もはやポッコリとして来たお腹に視線が戻る。

すげー。。。なんか、ちょっと妊婦さんらしくなっている。まあるいお腹が可愛い。

不思議じゃないっすか。子供だったのに。

電車で30分程度とは言え、離れて住んでいるものだから、今でも思い出すと子供の頃の顔が真っ先に浮かぶのに。

この体に心臓が二つあるんだよなー。

さ、触ってもいい?

『ああ、いいよ。いいよ。もちろん。』

服の上からで良かったのに部屋着をまくって見せるので爆笑した。

触るとこれがまた可愛い。

耳をあててみると、何か聞こえる。

そうか、そうか。この会話も聴いてるんだもんな。

君、よく来てくれたな。お婆さんですよ。

この会話も聴いているんだよねー。可愛いなー。

なーんか男の子っぽい。どうしても男の子っぽい。

でも、わかんないのよね。元々うちの娘たちおしゃれはするけれどサバサバした男の子っぽいところもあるからな。

それと他人だと当たるのに、身内となると目が曇るので余計に分かんない。

『でも、あたしも男だと思う。』と次女くん。

あ、また何か言ってる。

『お母さん。まだ何もしゃべらないよ。』

いや、なーにか言っているんだよ。ものすごーーく小さな声だけど。なーんか、キャッキャッ言ってる。

名残惜しいのだけど、仕事へ行って、カウンセリングが終わるとき、思わず幼子を育児中のクライアントさんに「順調に行けば来年お婆ちゃんになれるの!」と言ってしまった。

『ブログ読んだから知ってますよ〜。』と優しく微笑んでくれたのだけど、ちょっと自分で恥ずかしかった。

しかも、帰宅したらまだ居たので再び『さ、触って良い?』と言うと『いいよ、いいよ。』。

あ、また何か言ってる。←もう了承なしで長女くんの腹に耳をつけている。

『・・・。お母さん。まだ何も言わないってば。』

夫が『俺の名前を取ってトシオかトシコにしろ。』と横から言ったので「やだ!そんなダサいの!もう決めてある!」と怒られていた。

『俺の名前・・・・。だ、ださい。。。ださいって。。。』

とうわごとのように夫がショックを受けているとき、またお腹の中から何かが聞えた。

そう。うち、こんな感じです。とにかくよく来て下さいました。ゆっくり出て来てね。本当にありがとう。

まだお腹の中に居るのに、そのお腹ごと超ーーー可愛いわ。
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2016年10月26日

拝啓 神様

昨日、「わー、疲れたなー。今日は冷蔵庫にあるもので晩御飯のメニューを無理やり決めよう・・・」と買い物もせず帰って来た。

すると、私が玄関を開けるなり次女くんが走り出て来て「ほうとう食べる?みーちゃん、来てるよ!」と唐突に叫ぶ。

あれ、珍しい。もう帰ってたんだ。っていうか、自宅で料理するの珍しいね。え?長女くん帰って来てるの?嬉しい。などと、色んな小さな驚きに対応しきれないうちに「さあさあ、煮詰まったから出汁と味噌を入れて温め直してあげる。座って!」と言われて「あ。ああ、ありがとう。」と一階のリビングに直行。

長女くん、ちょいちょい実家に帰って来ているらしいのだけど、私がいつも帰宅が遅いのでなかなか会えなかった。

ちょっと顔が痩せたかな?と思ったのだけど、心配無用な様子で次女くん作のほうとうを何倍も食べていた。我が家のギャルソネと呼ばれているのだが、結婚してからもその勢いは健在のようだ。

にしても、美味い!凄いなー、次女くん、めっちゃ美味しいよ。秋らしいメニューだなあ。

自分でよそって食べようとしたら器を取り上げられ、姉妹二人で盛ってくれた上にネギと七味までかけてくれた。お代わりするときも「はいはい!」と言ってついでくれる。IMG_1217.JPG冷たいときはこの上なく冷たいしシニカルなのに。飴と鞭ですか。

すると、「昔、ブドウ狩りも行ったよねー。」と言うので、「へー、覚えてるんだ。」とびっくりした。あんな小さな頃なのに。

そして山梨で生まれて初めてのほうとうを食べていたのだけど、当時は野菜をはじいていたのになー。

夜もふけて来たというのに、食卓を囲んでいつまでも喋っていて、まるで昔のようだ。

そして、その翌日である今日、仕事中にクライアントさんのお電話が鳴った。

あ、どうぞ、どうぞ出て下さいね。大切な電話だといけないので。

そう言ってクライアントさんが先方とお話ししている間、ふと携帯を開いたらラインのメッセージが来ていたので見てみると、その中に夕べ一緒にご飯を食べた長女くんからだった。

あら、何かしら?

そう思って読んでみると、「心拍数が確認できたので報告します。まだ安定期じゃないので大事に過ごそうと思います。」

・・・・・・・・・・。一瞬頭が真っ白になった後、「!!!!!」と意味を悟る。

それでも最初は、この内容をハッキリ読まないうちに「え?もう安定期?夕べは?あ、大丈夫、ビールを飲んでいたのは次女くんの方だった。」とパニくっていた。後で読み返すと、安定期はまだだったのだけど、単語だけ目に飛び込んで来て慌てて携帯を伏せておいてしまった。

昔、授業をしていたときに、まだお若い親戚の方が亡くなったという悲報を聴いたときも、かろうじて続きをやり遂げた。それに対して今度はおめでたい一大事。(動揺の加減のふり幅は同じくらいだけど。)

だから切り替えられるし、目の前の人のことだけを考えられる。

でも、こういうお知らせが来たということを、少ししてから話したら「わあ。おめでとうございます。」と言って下さってありがたい。

何でか知らないけれど、そして仕事の続きは出来たけれど、胸がパンパンで訳わかんないことになっていたのよね。

後から、落ち着いて見たら、「ありゃ、まだ安定期に入ってなかった。」と呟いたのだけど「順調に行けばもう来年には存在しているんですね。」と聴いて心臓ばくばく。

想像していたことはあった。

結婚してからそのことについて「どう?まだ?」と尋ねたい気持ちもあったけれど、野暮だと思って訊くのを我慢していた。

でも、実際にそういうお知らせを聴くと複雑な気持ち。

「おめでとう。大事に過ごしてね。」と返信したら夫が登場して「はい。大事にします。」と。何でこんなときにふざけるのだろう。

長女くんが作ったこの夫婦と長女くん、3人のライングループなのに。(グループは家族4人のグループと次女くんと私たち夫婦とか、何通りも作成されてしまっているのだけど。)

それで「はいはい、お爺ちゃんもいろんな意味でお大事にね。」と送ったら「ありがとう、お婆ちゃん。」と帰って来た。

もしも、無事にお婆ちゃんになれたら嬉しいな。

しつこいようだけど、こんなあたりまえのことが不思議でしょうがない。結婚して離れてしまったから余計にだけど、私が彼女のことを回想するときは、いつも子供の頃の顔と髪型だから。

泣いたり、笑ったり。色んなことがあって、そして、お母さんになられるのですね。全てに感謝。
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2016年06月10日

選択

一昨日、次女くんがアロマセラピストの一級をとって喜び勇んで知らせに来てくれたとき、もちろんものすごくうれしいし、めっちゃ賛辞を贈ったつもりではあった。

誰かがやれと言ったことではなくて自分で決めたことを貫徹するなんて一番素敵なことだから。

でも、翌日、昨日の自分のテンションが私的に低かったことを思い出す。

あたしゃ逃げてばかりだなあーという思いと、それに引き換え娘はよう頑張っとるなあーということに対する恥ずかしさ。

というわけで、特に向こうは何も感じていないだろうに、もっと喜んであげればよかったという思いが膨らみ、昨日はお祝いのケーキを1ホール買って帰った。

「え?何?誕生日じゃないよ。」

分かってるよ。遅ればせながら、昨日のお知らせのささやかなお祝いだよ。本当におめでとう。

次女くんの満面の笑顔が目に染みる。

*******

本日はカウンセリングとカウンセリングの間に1時間インターバルが空いたので寝たろうと思ったのだが、久々に天然石を使った商品のデザインが下りて来る。

今かよ。

いや、確かに最近せわしなかったし、なかなかこのクリアなモードになれなかったので喜ぶべきなのだけど。

そんなわけで眠気をこらえて指が凄く動くのを不思議に眺めていた感じ。

まったくこのクリアなコンディション、いつ来るかわからないので言われるまま。言われるまま・心のままに素直に作っていたのだけど・・・。

やっぱり石は美しい。そしてそれを身に着ける人は美しい。

ちょいと疲れたのだけど、達成観。

******

今日の最終セッションは教育分析だったのだけど、怒りを手放した人生の中に彼女の可愛い少女の一面が解放されていることを感じて素晴らしいと思った。

それはともかく、後半私が行きはじめた施設の話をちょいと話していたのだが、

「そりゃひどい、辞めた方がよいんじゃないですか・・・efc」とアドバイスしてくれた。

ああ、そうだよねえ。と話しの流れから深く頷き納得した私は、彼女が帰ったあと、さっそく行動にうつしてみたのだが、なんと、それが大変な騒ぎになった。

あれ?なしてこうなる?とか「そうだったのか。」等、いろいろとびっくりすることがあったのだけど、この話はまたいつか。
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2016年05月27日

ご近所で その2

で、それからしばらくしてからのある日の深夜のこと。

自室でメールカウンセリングに勤しんでいたところ、例によって、またドアが開いた。突然次女くんが携帯を持って入って来て「もう通報するね。」とい
う。

え。なんで?誰を?(私か?)と訊き返してしまった。

すると、どうやら一時間以上、こんな深夜にも関わらず、かなり近所で男性たちの怒号が聞こえ続けているのだと言う。

「絶対誰か一人が複数に囲まれていじめられてんだよ!と。」とのことだった。

それを聞いて、待て待て!通報は待て!と言う私に次女くんが何故?と訊くのだけど、通報すると親が泣くやん。あなたが学生の頃もお母さん、何度も心臓が飛び出そうな事があったんだから。だから私が直接止めてくるわ。

そうなの?私の時も心配してたの?(なんか冷静そうにみえてたけど。)じゃないっすよ!

と言うわけで、ダッシュで家を家を飛び出したのだが。

てっきり、隣りのプチやんちゃ君とその一派がその辺に居ると思い込んでいて。

それなのにどこにも居ない。

で、家とは反対側の元洗車場に回り込んで見ると、見つけた!地べたに4人で座り込んで確かに一撃触発の不穏な空気。

ただねー。。。。、つるんでもめてたのが実際には結構良い年の大人ばかりだったので、発見した瞬間にはずっこけそうになった。

まあ、確かに若いんだけど、何かの現場仕事の方々らしい。ニッカポッカとか作業着着て、金髪の子も居ればアフロっぽい子も居る。

私が走って来て話しかけた時には全員子供のようにビックりした顔してたけど。
でもいちおう、何故私が何故ここに来たのか?ということを説明すると、ガタイの良い4人が一斉に立ち上がり謝ってくれる。

「申し訳ありません。でも仕事の話でエキサイトしちゃっただけです。すぐ場所かえますね。」

そう言っているのに、私もウザ絡み。

そういう問題じゃないの。場所変えても今度はそっちの住民が怯えるので場所はここで良いから。

でも、夜だから声を落としてね。あと、暴力ふるわないでね、←おまえが言うなっっちゅう話だけど。

変なおばさんが走って飛び込んで相当不気味だったのだろう。

みんな、「はい!わかりました!すみません!」とばかり言っていた。


まあ、幸い、お隣りの少年がいじめられていたわけじゃなかったことで胸を撫で下ろした。

その頃我が家では次女くんが「大変だよ!お母さんがこれこれしかじかなのに飛び出して行っちゃったよ!」と家族にラインしていたらしいが、「お母さんでしょ?大丈夫だよ。」というアッサリした返しだったそうで。


いや、もっと心配してくれてもいいのよ とも思ったが「いくらお母さんでも若者のことはなぐらないでしょ。」とか、そっちの心配かい!


終いにはこちらのやり取りをベランダに出て聴いていたらしき次女くん。静かな静かな夜の静寂が戻って、ゆっくり玄関に向かう途中、通り過ぎる家の電気が一軒一軒灯っていたそうだ。

「きっとみんな、怖いと思って電気消してたんだよ。」

そうなのか。そんなものなのか。

まあ、とにかく静かになって良かった良かった。
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2016年05月26日

ご近所で

結婚して何十年も経つと周辺の状況も様変わりするもので。

お向かいさんは不変の一軒だが、その他周りに家が建ったり引っ越していらした方々が居たり。

それでも、多分お隣さんが越していらしてからは10年くらいは経っているだろうか。

で、ここ最近、今時近所では聞かないようなバイクの爆音が時々きこえていた。

それから帰宅する際に何度かお隣りの息子さんと思しき男の子とその友人らしき子たちが3人でお喋りしていたり、バイクをいじったりしているのを見かけたりもした。

それは単なる微笑ましい光景にしか見えなかったのだけど、ずいぶん後々になってからあるエピソードを聴いた。

ある日、うちの家と隣りの家の間に煙草の吸殻が大量に捨ててあったそうだ。

で、これが20年も昔の頃だったら、爺ちゃんらは「うちの嫁じゃねーのか?」と誤解したかも知れない。

さらに言うといくら20年前の私だとてそんなことはしないので今頃大喧嘩になっていたかも知れない。

しかし、今や分かりやすいターゲットが存在している故、お婆ちゃんだかお爺ちゃんがお隣りに相談しに行ったとか。「誰ですかね?これ。」と。

すると、「うちの息子と友達だと思います。まったく、ちっとも言うことを聴いてくれなくて。誠にすみません。よく言い聞かせていおきます。。。。。」というお返事だったそうだ。

後日、夫がその話を聞いて、それからまたさらに後日、私が夫から聞いた。

あらま、悪ガキくんたちだったのね。と、思わず笑ってしまったのだが、夫が「いやあ、普通だろ。普通の良い子たちだろ。」と言うので、そうだねえ、まあ、普通に可愛いねと笑った。

変な夫婦の会話だなとお互い自覚しているものの、多分二人共、あの子たちがつるんで楽しそうに会話しているところを見かけたからだろう。

そして、少し懐かしかったりとか。

そんな一件があったのだが、それから暫くしてからちょいとしたことが起こった。

今思えば翌日である昨日の食卓で既に笑い話になっていたようなことだけど。

今日は時間が無くなってしまったので、続きはまた後日。

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2016年05月20日

それすら前向き

互いに好き合っていても別れなければならなくなる関係はこの世に沢山あるのだと思う。

そんな苦い体験をまだ若くして娘が体験した。

幼い頃に『あたし、お母さんみたいに看護婦さんになる。』と言っていた時代があった。で、親になるとどこかが馬鹿になるもので、私は「止めた方が良いよ。」と反対した。

おもちゃが入っていたパッケージ。おもちゃの方はほったらかしなのに、そのパッケージの透明な丸い部分を口に当てて『酸素を♪』なんて言っている、まだそんな時代なんだから聞き流しておけば良いのに。

『え?』と、目が点になる幼子にそんなこと言わなくても良いのに。

やっぱり馬鹿で愚かになるもので、ついつい何の苦労もさせたくないとか、汚いものを見せたくない、辛い思いをさせたくないなどと思ってしまっていたのだ。

それが通常になっていたものでついそんなふうに水をさしてしまった。

でも、過渡期を過ぎて娘が大人になった頃に気が付いた。全く何を言っていたのだろうと。

どこの世界へ行ったって苦労するときは苦労するし辛いことは辛い。人生には荒波が押し寄せるときだってあるのに。

まあ、それはともかくとして、当時反省していたのにも関わらず未だ娘の強さを信じられない、つまりは心配してしまうおばさんがここにまだ居る。

二年前の桜の頃、次女くんカップルと夫と四人で飲んだ日のことを思い出す。

さらに10年近く前になるのかな。『お母さん、あたし、彼氏が出来たよ!』と一部始終を報告してくれた夜のことも思い出す。

そして、いけいけのギャルみたいな高校時代だったのに、『どうやってお父さんに許して貰おう。どうしたら会って貰えるかな。』と言っていたときの意外な気持ちも覚えている。

あんなにお父さんを邪険にしていたのに、やっぱりお父さんはお父さんなんだなあと。

彼は次女くん世代からみると、おそらくはとてもかっこいい男らしい子で、私の世代から見ると本当に可愛い子だった。

初めて家に来たときのことも鮮明に覚えているのだけど、超がつくほど無口なお爺ちゃんが、彼が帰った後で『あいつは良いぞ。』とぼそりと言った。

ろくに会話も交わしていないのに何故分かるか?というと爺ちゃんは大きな企業で沢山の人間を見て沢山の人間に出会い仕事して来たからだ。

それは夫も血を引き継いでいるせいか、面接で何がわかるんだよ!と言う人間に向かってにやりと笑って『わかるんだよ。結構なところまでな。』と言うくらいだ。

そのお爺ちゃんの言葉通り、彼は今風の若者のおしゃれさは留めながらもとても古風で誠実なところがある子だった。

何度も飲んだし笑って過ごした。

でも、一年以上一緒に暮らしてみて良かったのだなと思う。

色んな諸問題が出て来たのだ。

どちらが悪いというわけではない。ただ、価値観やライフスタイルが違うだけ。しかし、一旦結婚を前提とすると、それが連日の喧嘩に移行するわけで。

実家に戻って来たのも桜の頃だった。

それまで沢山話を聴いて一緒に話し合って来たのにも関わらず、こちらまで寂しくて泣きそうだった。息子くらいに思っていたふしあり。

それから、ごくたまに連絡を取り合っていたらしいのだけど、昨今彼の方に彼女が出来たという話を聴いた。

『いやあ、素直に祝福できないな。』と娘は言うのだけど、そりゃそうだろう。

で、彼の方がより娘にぞっこんだったので、別れたあと、娘の方に彼が早々に出来て、彼が一人ぼっちであの部屋に居たらどうしようと胸が痛いことも想像していた。

『確かにそうなるよりこっちの方が良いけどね。』と娘自身も言っている。

だから、それよりはましなのだけど、やっぱりさびしいよね。

そこで次女くんがとった行動に少しビックリした。

『そうなると今まで通り連絡を取り合うわけには行かない。友達で居たいけど彼女さんの気持ちを傷つけたり勘違いさせたら可哀そうだから。もう会わないでいるしかない。』

長い年月を過ごして家族のようになっているのでそれは辛いのだけど、まだそこまでは分かる。

ただ、さらに、『あたし、最後にきちんとお礼を言って別れて来るよ。』と言っていたのだ。

どこかのお店に入ると泣いてしまうのは分かっているから公園のベンチで色々と話したりお散歩しつつ、しっかりとお礼をお詫びを伝えて来たのだと言う。

二人とも「何でこうなったんだろうね。俺は好き過ぎたんだね。」とか、そんな話までしたとか。

二人ともマジに泣いてしまったとか。

*********

しかし、別れた人と友達のように連絡を取り合うこともさながら、きちんとお礼を言って、今度こそきちんとお別れするという行動にビックリした。

そして、その話を聴いた夜には私もつい泣いてしまったのだが。何せ歴史が長いもので。

**********

そんなことがあってから約1週間くらいは経ったかな。

私は自室でPC仕事していると一瞬ドアを開けてまた閉めて去ってしまった。(また私が鬼顔だったんだろう、多分。)

待て待て!と立ち上がって追いかけると、既に娘自身の部屋に居たのだが。

ヒーリングBGMにアロマにレイキ、その他諸々の癒しの環境を整えて過ごしている様子だったので思わず笑った。

あーた、癒しについてまで自分で頑張るわけね。

『そ。出来る工夫は全部するの。それでも辛いけどね。』

娘は泣くだけでは終わらない。しかし、誰かにぶちまけるよりも先に、まずは自分を癒すことに真面目に取り組んでいたりする。

これで信じられなかったら正真正銘の馬鹿親でしかないなと自分で思った。

癒すことですら努力する人であるわけだから。
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2016年05月18日

バタバタ故・・・

おっつ。。。母の日に貰った花が最早枯れかけている。刺し花だから仕方ないけどちょっと悲しい。

でも、かれこれ10年くらい前にくれた観葉植物だけは元気。

私はサボテンですら枯らしてしまうほどダメなやつなんだけど、丈夫な種類のをくれて嬉しい。

『部屋の空気が浄化されるやつなんだよ。』と今よりもっと分かった時代にそんなことを言ってくれたので驚いた。

でも、植物を置き過ぎるのは良くないんだって。『植物が多すぎるとそちらに気を取られてしまうんだよ。』とか。

全くどこで覚えて来るんだかと思っていたのだけど、おそらくはどこかに書いてあったことではなくて感覚とか、古い魂の時代から知っていた叡智なのかも知れない。

下の娘の方は時々それぞれの部屋から私と同時にドアを開けて廊下へ出て来るときがあるので面白い。何というタイミングか。

で、よくあるのが互いの姿を見て挨拶程度で終わらせようとしていたのに、これまた互いに『どしたん?!』と言うことがある。

これ、疲労とかエネルギーの付着でオーラが淀んでいるときね。

いやいや、お母さんの場合は仕事柄そうなるのでレイキやお風呂で浄化する前は仕方ないわけよ。あと、施設だの病院だのに行った日は、それはそれで病独特の気をくっ付けて帰って来てしまうのも否めない。

が、その日のうちにこれらは落ちるがそちらは?

と言うと、必ず彼女にも何かあったときなので話が長くなる。

あえて窓を開けて話を聴くし、時にはお香を炊いたりしているのだけど、不思議なことに話して手放していくうちにどんどんオーラが明るくなって行く。

やっぱり話すべきときに話すべき相手に話すってのは大切なんだなあ。

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今日は早く書きたいメールがいくつかあるのだけど、どうやら書けません。

でも、ちゃんと読んでいます。数日中に返すから毎度のことですみませんが待っててねー。
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2016年05月05日

人間になる

お風呂に菖蒲が入っていた。おお、もうそんな季節かーと思う。お婆ちゃん、ありがとう。

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昨日娘や夫らと焼肉をしつつ家飲みしている際に、娘が最近渦中にあった出来事をポツポツと話し出した。

そこに到るまでの状況は大分前から聴いていたので、『おっつ。やっぱりそうなったか。大変だったな。』という感想。

こちらの娘が小学校くらいのときに言った言葉が印象的だったので今も覚えている。『皆、親友、親友って言うけど私は親友を作らない。』。

何故?と訊いたところ「親友だと思った瞬間から相手を分かった気になってしまうし、相手も過剰に自分を理解しろと求めて来るから。」。

はたまた当時も今もヒット曲を出している若いシンガーが結婚する際「え?この子、結婚するの?早くないか?」と呟いたら、『違うよ。若いとか若くないとかじゃなくて彼女が出会った人の数、経験したことの数を考えると決して早くはないよ。多分だけどね。』と。

なるほどなーと思うのと同時に小学生や中学生くらいでもうこんなことを言うのか、色んなことを考えてるなとビックリしていた。

そんな心持ちで生きていた次女くんは、結局、親友が沢山出来た。とても自然に。

しかし、幼い頃と同様に、時々、いや、結構な頻度で妙な妙な交流パターンを持った親友以外の人にも目をつけられていた。

どーんと依存されて『話を聴いてよ。お茶して行こうよ。』と言われて断る理由もないし、とても辛そうだからと一生懸命聴くのだが、次女くんという人間自体は変わらない。価値観とか交流の仕方とか方針とか。

そうすると、その手の人って最初は涙流して喜んだりするのに、ちょっと親しくなり始めるとドンドン要求を出して来る。さらに、あの手この手を使っても、思い通りにならない相手に怒り出したり時にはヒスを起こし、絡みだす時期が来る。心理学で言えばゲームに過ぎないのだけど。

そして相手が思い通りにならないと分かり始めても絡んでみてもダメと分かっても、とにかく自分だけを見て貰いたいというエゴがあるので、勝手に次女くんのような人間を中心として周りに衛星を作ってしまう。

次女くんが親しくしているとあくまで彼女から観てそう思える人に必死でコンタクトを取ったり次女くんへの不満をぶつけたり。
ね?ひどいでしょ?傷ついたの。と。

この辺りに来るともう法廷ゲームになる。

大人になると少しづつそういったことが少なくなって来るのだが、自分が何をやっているのか分からない人は何歳になっても、その不毛なゲームに全てを賭けて騒いでいる。

今回はそれを40代の人にやられたもんで、まだ若い次女くんは驚いたそうだ。

そして『あ、またゴミ箱にされていた。しかも、メールやラインが頻繁で次々といちゃもんつけて来る。なんか、刺されてもおかしくないくらいだから距離置くけど、疲れたー。傷ついた。』。

そう。真剣に費やした時間や心尽くしが、全部無駄だったと知ると誰でもしんどい。失望する。

先方からの言葉やストロークを話してくれたけど『ほんとに何がしたいのか分からない。もう怖い。うっとおしい。』と。

多分先方のような人にしてみれば、世の中苦労しているのは自分だけで、傷つくのも自分だけなんだから、もっと良くしてくれたって良いじゃないってな気持ちなのだろう。それで何十年もやって来たのだろう。

自分を見つめず他人への不満だけをじっとり見つめて。

終いには何て冷たい人なんだくらいに思うのだろうけど、自分は無意識に10倍くらい酷くて冷酷なことをしているのよね。何せ、無意識とは言え、相手をゴミ箱にしかしていないから。

それが原因で習い事を止めることにすると『曜日を変えれば良いじゃない!』とキレられたとか。いや、もうそこまでのことを言ったりやったりしたら、相手は辟易してどうやってでも離れようと思いますわ。特に一般の人だと。

勉強している人の中である一部の人々がこの現象を深く学んで理解しているが、他人ばかりみているうちは生涯分からない。

無口になっていた夫が『てーへんだな。俺は好きじゃないやつとは絶対茶も酒も飲まないけどな。だからそういったことが起こらないのか、それとも、隙がないのか。とにかくそういうのは無いな。』

私もプライベートでは絶対好きな人とじゃないと飲みに行かない。茶もしなければご飯すら食べに行かないだろう。でも、そうなるまでには次女くんのような思いを味わう時代があったし、大人になった今でも『またそれかよ。いったい何を聴いて来たんだよ。』と思うこともある。

そんなことを思っているときに次女くんが「ああ、そう言えば、そろそろ心理学の続きを習いに行きたいなー。」と言うので思い出した。ああ、そうか、そうか。あんまり間が開いていたり、普段全く違う話をしているってのもあって、すっかり忘れていた。こちらの娘は心理学に興味があるのだった。

ゆっくりゆっくり、進みつつ、何が起こっているのか、何をしたいのか?を見つめつつ。ゆっくりゆっくりな。

どよよーんと黒い泥を被せられたようなオーラの状態だったので「どした、どした」と思っていたけど謎が解けた。

それから一緒にYouTubeで美しい歌を延々と聴きながら飲んでいた。

ゴミ箱ではなく人間として美しい歌に感動したり、話は楽しいことばかりに切り替わって行った。

しかし生身の人間の在り方に絡みついてゴミ箱にしようとしたり自分で作り出した感情の責任転嫁する人の暴力は本当に強引で不自然。そして、自分が枯渇する前に気が付かなければ、終わりがない。

不毛なゲームの三人以上を利用するバージョン、ドラマ三角形を抜け出るためには悪者にならなくてはならない。

被害者と救済者ではそこを抜け出せず、生きながらに悪霊のような人生を送ることになるのだけど、そうなっても悲劇のヒロインであろうとするパターンを続ける人は、ある意味パワーがある。

そのパワーを自分の幸せのために使えたら素敵なのに、いかんせん、これまた他人ばかり批判しているので変わらないんだろうなあ。
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2016年04月28日

温泉と蕎麦

もう数か月前のことになるけれど、昨年から転職した次女くんから今の仕事で辛く感じていることの話しを聴いた。

何にでも良い面と悪い面があるよね。

身体は楽になったのだけど、やはり気持ちの上で納得行かないことが多かったり、皆さん良い人なのだけど、それだけではどうしようもない状況があったりするわけで。

で、次女くんの性格上、一番我慢ならない状況の日々が続いていたとのことだった。

それからまあ、同じ屋根の下なのでちょいちょい顔を合わせるものの、すれ違い様やテーブルに腰かけている際の表情でその日その日の情緒がよく分かる。

ああ、落ち込んでるのね・・という日が増えて来た。

で、その落ち込んでいる日の中にも、昔から二種類あって、”落ち込んでいるから話を聴いて欲しい”と言う時と、”落ち込んでいるから誰にも会いたくない、話したくない”という日がある。

昔からその波はあったものの、ここ数か月は後者の「触らないで」のエネルギーの日々が増えて来ていた。

OK,OK。分かったよ。何も訊かない。時には、「あら?そう?顔もみたくないって心情なのね。」という日があるのも昔から。わーってる、わーってるよ。そっとしとくよ。

しかし、私は忙しいのもたまらないけれど、そういった心配がある中を忙しくしているのはもっとしんどい。

どうした?どうした?どうなった?とほじくりたくなったり揺さぶったり知りたくなったりするのだけど、ただひたすら我慢して見ないふりして見つめていた。ナースやカウンセラーなどが得意というか、必須である魚眼で。

グイグイ行くのも良いけれど、それって、こちらが勝手に満足したり安心したいだけの行動だもんね。ぐっとこらえて信じなければ。

すると、つい二日ほど前、階段を下りて行く私に向かって「お風呂?」と話しかけて来た。

うん、そうだよ。なんか、互いに疲れている感じだねってことで、ほんの数秒待ったのだけど、何も話すつもりはないようだった。

そうか、そうか。分かった。再び待つことにしよう。

そして今日、私が仕事から帰って来て自室の座椅子にどっかり座り込んだところにトントンとノックしてドアを開けた次女くん。

話題は「熊本は大丈夫だった?」という口火だった。

お母さんの実家は大丈夫だったよ。ありがとうね。大丈夫だからね。

「・・・・。」

ちょいと話さない時期が長かったせいないなのか、以前のようにグイグイと部屋には入って来ないで入り口で立ち止まっている。

しかも、ほんのわずかだが、何か言うのを待っている雰囲気もうっすら。

これは話しかけても良いな。訊いてみても負担になったり嫌じゃなさそうだなと思ったので「最近どうよ?ほら、仕事とかさ、恋愛とかさ、体調とかさ。」と話しかけてみたら、やっと久々の八重歯の笑顔が見れた。

まずは体調のことから始まって少し話してくれたが、途中で「あーあ。また一緒にそこの温泉行きたいね。」と言う次女くん。

おお、そうか、そうか。お風呂に行きたいのか。あるいはお風呂でゆっくり話したいのか、何かを。

今日はまだ早い時間じゃん。8時だよ。久しぶりに行っちゃう?

二人とも明日の仕事が早い上に疲れ切っているので、実はかなり勢いの居る行動の提案になる。夜は短いからね。

でも、「うん。行こうよ。」と言うので互いに化粧品やらタオルやら着替えを用意する時間を決めて30分後に出発。

予想通り長湯した。

で、何に悩んでいるか話してくれた。

なるほどー。そういうことか。じゃあ、きっとまたタイミングを見計らって新しい転機を迎える日が来るんだね。

「うーん。でも、決断って勇気が要るよね。」

元々はお爺ちゃんが引退するまで社長だった会社なので、お爺ちゃんの安定して欲しいという切なる願いがある。その愛情のようなものがまたしがらみになる、どちらにしても今すぐどうこう出来ないのだが、また考えなくてはね。
自分にとっての幸せの形を探す旅は続くのだなあ。

パレオルームで汗をかき、露天風呂でも話し込み、段々話しが整理されて来た。

暑い暑い言いながら、いい加減お風呂から出て、フードコートで飲み物飲んだりお蕎麦食べたりしていたのだが、今度は私の人生についてとか、私と自分が出会ったときのことについて質問をし出した。

幼い頃のことだから覚えていないことの方が多いようだし、「ええ?お姉ちゃん、お母さんにそんなこと言ったの?で、その約束を守って来ちゃったの?」とか、色々ビックリすることも多かったようだ。

第一そのお願いだの約束だのをした長女くんだって、当時は幼すぎたので、もはや今は覚えていないだろう。もし話したとしても「え?私、そんなこと言った?」と言うかも知れない。

だから、いいんだよ。

しかし、次女くん、「そんな、娘が覚えていないかも知れない約束を守って来たの?それで人生の割と重要なことを決めちゃったの?」と。

そうなんです。でも、良いんです。たいしたことではありません。

大きなことではあるけれど。

いくら幼い頃の感情による約束だったとしても、例え今それを忘れていたとしても、その時の彼女は必死だったの。

そうして貰わないと自分の存在価値に不安をおぼえるような一大事だと感じたのだろう。

そして、もちろん今はその約束を守って来て私自身がちっとも損だと思っていない。むしろ、良かったと思っている。


そして今日次女くんが帰り際、家へと向かう道で「ありがとう。」なんて言ってくれたけれど。

多分、これも忘れているだろうなあ。こちらこそありがとうなんだよ。

あれは10年くらい前かなあ。

多大なストレスを背負っている私が、同じく次女くんと同じ温泉のサウナに寝転んでいたときのこと。

まだ18だか19歳くらいだったあなたがお母さんの愚痴を聴いてくれたんだよ。

その時は本当に助かった。

サウナに入っても汗も出ないほど固まった私の心を溶かしてくれたんだから。

憶えていても忘れていても、とにかく歴史がある。

そして、何故なんだか。辛いことも沢山あった娘たちと生きて来た日々。

良いことや感謝したことばかりをしっかり覚えているようだ、この脳みそは。

今更ながら、大きくなってくれてありがとう。大人になってくれてありがとう。

咥えタバコの母を見て、吹き出している笑顔を見せてくれてありがとう。

そして悪いね、こんな親で。

だからこそ、余計にありがとう。

いい湯だったね。
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2016年01月22日

見てたんか

カウンセリングという仕事をしていると色んなエピソードを聴く。

で、年を取れば取るほど、色んなことを体験するので、全く分からないなーって話が無くなって行く傾向になる。あ、年だけじゃないな。エピソード数がもう半端ない。ほんとに沢山耳を使い心に触れ頭を使って来た。

そうして生きて行くと、誰しもそうなのだけど、自分の中に沢山の自分が存在している。

嫌いな人も好きな人も、全部自分の中に存在している自分による化学反応。

なので、あんまり「は?」ということが無くなるし、手放しで人の悪口を言うこともいつの間にか減って来る。

自分の中の自分を知れば知るほど、さほど他人に腹が立たなくなったり、一時的に腹が立っても少しの時間が経つと、「なるほど。そういう気持ちだったのか。」とか「ああ、そういう思考のメカニズムならそういう言葉が出ても仕方ないよなあ。」と思えて来る。

カウンセリングはプライベートに持ち込まないでね、必要なときに使ってね、くれぐれもここぞと言うときにね・・・とよく人様に教えているのだけど。(で、普段、話したい人に沢山話したり聴いたりして我儘に過ごしてね。と。)

長年心理学と付き合っていると、知らず知らずのうちに日常の中に心理学が浸透して来るのね。正確に言うと心理学的な見方とか、引きのカメラ。

大抵の場合は功を奏することが多い。

例えば、自分が立っている石が崖っぷちの小石だというのに、その下にぶら下がっている人を救おうと感情的になったってもっと大惨事が起こるだけ。(ところがそうして自分が危ない状態にある人に限って物凄く気になるんだな、危ない人が。)

しかも、小石の上でぐらぐらしつつ誰かの手を引き上げようとしているその人を、さらに上の方にあった小石の上でぐらぐらしている人が引き上げようとするもんだから、ますます大惨事。

ところがある程度引きのカメラで見れば「ちょっと待ってね。今、足場を固めるからね!」ってのを数秒で気が付いて出来るし、危険なく引き上げることが出来る。

あとは、私、知らなかったのだけど、普段は普通に崖の上に立っているのに、人が通りかかるとわざと落ちそうになって見せる人が居たり、酷い人になると「おーい!」と呼んでから落ちそうになる演技をしてぶら下がっている人も居るという。

そんな人間いるか!と長年思っていたのだけど、夫や友人や諸先輩方の言葉を聴いたり、はたまた実際に自分がそういう人と接する機会があって「ほ、ほんとだ。ほんとに居るんだ。」ということも分かって来る。

まじかよ。そのうち、ほんとに落ちるぞ。

それでも出来るだけのことをする。



私はよく”絶対”という言葉の代わりに”いちおう”という言葉を使う。

いちおう自分の人生に責任を持つべきだから。いちおう自分の幸せに責任を持つものだから・・・と。
そう、絶対ってのはこの世にあり得ないから。

それはカウンセラーになる前から同じかも知れない。

病棟時代も、どんだけ不眠不休で駆けずり回っても物理的に不可能なことって沢山あった。その名もザ・人員不足。

おかしいなあー。私が闘いたい相手は人員不足か?という疑問のまま走り続けていたけれど。無理だと分かっていてもいちおう出来るところまでやろうくらいの姿勢に段々変わって行った。

でもって今も仕事においては走り続けていることには代わりないのだけど。

ただ、今は先述した新しい視点が頭の隅に常備してあるというのが何よりもの救い。

それは時にレイキだったり心理学だったり。

なので、大分楽になったと感じていた。

********

のだけど、次女くんは今普通のOLさんだが、セラピストでもある。で、いつぞやも書いたように、占星術は専門家に学んだわけでもないのだけど、妙に詳しい。

その次女くんに「読みなさい。」と言われた占いの一文。

ここの占い、以前彼女から教えて貰ってから「いちおうチェックするように。」と言われていたのに忘れてた。

で、「読みなさい。」と言われるということは、読んでいないということがばれているということだ。不思議だわね。どうしてかしら。

しかも、家の外でどう過ごしているか?なんてことはあまり話さないし、家族はこのブログを読んだりもしていない。本人に会ってるんだから読まないよとのことだった。(こちらも楽です。その方が。)

それなのに、私に該当する占いの一文で、読めと言われたところを読んでみると、「あら?」と思う。

「他人の人生に対して肩代わりをしてあげて、その人の立場になってやってあげてしまう」ということがあります。今はあなたにとっても大事な時期なのだから、聞いてください。「その人の肩代わりをしてあげて、その人の代わりに答えや解決策を出してあげることは、目の前にいる他人を“何も解決能力のない幼児”」として扱うことになります。それをやると依存されます(笑)。だからね、ちょっと今週はドライで。「他人事なんだよね」と思ってていいから。」

ええ?そうっすか?大分そういうこと無くなったと思っていたのですけど。

・・・・・・・・・・・と思ったあと、ほどなく「あ。」と気付く。

プライベートでそういうスタンスを持ち込むと、気が付けば取っ組み合いの喧嘩になるほど、身に覚えのない怒りをぶつけられたり、何故だか殴られてんのに説得しているというような状況になるのだった。

やっぱ、昔の傾向に偏っていたのね。分かりました。

それを思うとまじに思うわ。ほんと悪いことしちゃったな。私も存分にやり返しちゃったもんね。ほんとに可哀そうなことをしてしまった。私も痛かったんだから相手はもっと痛かったんじゃないかなと思う。

一昨日、とある人の回避法をひょんなことで聴いて「ああ、ほんとはその方が良いと思いますよ。」と答えつつ、心底そう思った。

***********

とは言うものの、やはり”一応ね”が必要なわけよ。

何故ならば、全てを他人事だと思い続けるようではやっていけない仕事を選んでしまったから。

で、上記の注意、完全に守るとSiriみたいになって不気味だと思うから。

でも、プライベートではある程度その通りっすね。
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2015年12月20日

当然の自宅スパ

いやあ、昨日と今日はよう働いた。

師走に入ってからの中でも、この二日間は、まーじキャパ越えした。

二日目の今日にいたっては、無事にやり遂げたものの、夫からの”飲みに行こう”電話がかかって来た夜、「頼む!今日はどんな知り合いにも会いたくありません。疲れたのよ、冷えたのよ。勘弁してつかぁさい!」ってな状態で。

そんならせめて迎えに行こうか?と言われたのだが、半泣きするんじゃないか?ってくらい「一人にしてつかあさい!心も身体も顔もボロボロですし。」と哀願。

にも関わらず迎えに来てしまった。そして絶対どんな知り合いにも会わないというパスタ屋に連れて行かれた。

それでも、レストランの中に居ようと冷えと疲労が消えない。

早々に帰って「立て、立つんだ、かおる!風呂へ行って暖まるのだ!」と自分を叱咤激励してやっとのことで湯船に入った。

気持ちが焦っているとどうしてもカラスの行水になってしまうのであえて本を一冊持って入った。ほんとはそんな時間ないんだけどね。

そして、なんとなーく、やっと暖まって来たときのことだった。

風呂場のドアがノックされて開いたので湯船からその人物を見上げると、眉間に皺を寄せている妙に迫力ある次女くんだった。

ええ、こんな感じ。img_1.jpg

この顔で「わしも一緒に入ってええかのう?」と言われた暁には「ど、どうぞ。」と震えるわ。いったい何があったんじゃろ、おまえ。

すると「よし、じゃあ今脱いで来るからこの入浴剤、入れておいて。」と手渡されたバスソルトを入れたところ、ゼラニウムの鮮烈な香りが広がった。すっげー、品質の良い感じ。

もっとも、アロマってその時々の自分のコンディションによって同じ香りでも感受性が全然違う。

しかも、塩がまた良いんだね、これ。【MARKS&WEB(マークス&ウェブ)】ハーバルバスソルト 40g 全6種 <バスソルト><マークスアンドウェブ> - コスメショップ リテイラー
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さらに、別の会社のゼラニウムとカモミールのバスミルクも加えだした次女くん。

その香りが広がったとき、やばい、やばいね、これ!と騒いだり癒されていたのだが、その後二人狭い湯船の中で二人で体育座りをしつつ2時間ほど話し込んだ。要するにアロマと塩とお喋りの毒だしスパだったわけだ。

どちらも毒出ししたのだけど、途中で「ああ、お母さんにマッサージしてやりてーなー。まだ忙しいの?」

そうなんだよなあ。今度ゆっくりしているときに願いするよと言って居る矢先に人の背中にホットパックをし始めてくれるし。言葉は荒いし、怒り狂った猫科の顔で現れたりするけど、あんたはほんとに優しい子だね。

その贅沢な時間を過ごした後、結局のところ、明日のために寝ることを選んだ私だった。

次女くんも目標を達成してスヤスヤしている模様。

***********

あ、余談ですが、チケット四人分、取れたよー。4月になるけど、今度お会いできたときに詳細を。

ちょいとした業務連絡でした。

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2015年10月03日

決定的かつ根本的な違い

私、10代の終わり頃から占いというものを信じなくなっていた。

と言うのも、何故だか周囲のナースさんや、下手すると道を歩いている自称占い師さんなどから頼んでもいないのに手相を観られたり、生年月日やら星座や血液型を知るや否や、「あなた、こんな人。」と長いこと喋り出す人が居たり。

その他ホロスコープやらマヤ歴やら相手によって占いの分野は違うのだけど、中にはこれまた頼んでもいないのに長文を印刷して来て「読んで。」と渡して来る人々が多かったからだと思う。

特に女性の方に占い好きな人が多かったのだと思うのだけど、その方々の行動が初めは何をしようとしているのか分からなかった。

なのだけど、よくよく見てみるとそんな行動に出る人と言うのは自分が興味を持った相手に片っ端から同じことをしたり、時には、自分が恐怖を感じる人が居るときも安心したり懐柔したり分析をしたりと忙しい。

で、何故そんなことをするのかと言うと女性には、それをされると激しく興味を持つ人が多いので大抵の場面においては、興味深く食いついて来てくれる人が多かったかららしい。

でも、依頼してもいない、相談してもいない、頼んでもいない、下手するとあまり深い交流すら持ったことのない相手にそういうことをされて自分の何かを決めつけられるのが非常に不快だった私が居たからだと思う。

さらに言うと、これをやるといつも賞賛されるはずなのに、微妙にうざがられたという空気を感じた相手が、勝手に行動を起こしておきながら勝手に傷つくというのに付き合うのも疲れたからだと思う。

こちら、何もしていないのに騒がれたり被害者面されてもそりゃうざいじゃん。昔はこういうふうに素直にうざいと感じることさえ自分に禁じていたけどねー。

でも、自分で料金を払って自分が選んだプロの人の元へ意志を持って依頼した場合は別よ。きっとその人は有意義なヒントを貰う確率が高いと思う。

そんなわけで、娘たちが高校生くらいのときから、特に下の娘の方が占いに非常に興味を持って、そのうち二人とも同じ先生のところに行くようになった。

しょっちゅではなくて、忘れた頃に足を運んでいたらしいのだけど、その度にその先生の話を聴かされた。

後は、当時の次女の高校の美術の先生がかなり占いが得意らしくて、えーと、何て言ってたっけかなあ?確か”何とか爺!”と親しみを込めて娘たちが呼んでいたのだけど。

その先生のあまりにユニークで自由な人柄は全然高校の先生らしくないのだけど、そこがまた気に入った。何というか、自由だけれど、正しいのだ。正しいけれど窮屈ではない。

思うに彼女たちは占いも凄いと思っていたのだろうけど、その先生のことの方がもっと好きだったのだろう。

”あのね、今日ね、○○爺にこの間お母さんがやったことの話をしたらね、お腹抱えて笑ってたよ。お母さんらしいって言ってたよ。”と、凄く喜んでいた。ってか、おまえ、先生に向かって爺と呼ぶし、いったいお母さんの何を話したんだ?

そのうち大人になっていく彼女たちだが、これまた特に下の娘の方が色んな占いを見せて来る。主にホロスコープに興味を寄せているようだけど。

そして大人になっても昔から時々会いに行っている占い師さんの話を聴かせてくれて、それを何10年以上も聴かされれば、こちらとしても会ってもいないのに知っている人のような気がしたり、驚くべき的中のエピソードも聴く。

一番最初の時代は、「お母さんも行きなよ。それとも一緒に行く?」と強く言われると「ああ、ごめん。お母さんは君たちが楽しい趣味を持ったり色んなことに興味を持ったりするのは凄く嬉しいんだけど、お母さん自体が占いにあまりいいイメージが無いんだよねー。」と先の体験談を話したことがあった。

その時、次女が言ったのは「はっはぁ〜。なるほど。職場で遭遇した占い齧った人や、習い始めたら勝手に人を分析してプリントアウトしては渡して『ほら、持ってきてあげたわよ。』ってタイプの人は・・・・、お母さん、皆素人です。例え、その手のスクールに行っていたり、誰かの弟子だったとしても、やっぱり素人なんだよ。そこには本物の依頼人さんが来ないから、自分から出かけて行って誰かを見つけてはそんなことしているのだと思う。」

ああ、なるほどねー。確かに。ほとんどは熱烈に興味を持っている素人さんだったし、自称プロの方もどう聴いても件数をこなしている人ではなかった。

「ね。ちょっと気になるんだけどさ。カウンセラーの仕事って・・・いや、そのカウンセラーになる前の勉強中から自分見つめをする方式じゃん?少なくともお母さんが打ち立てて来ている方針ってそれじゃん?つまりお母さんは自分見つめのプロでもあるんでしょ?」

うーん、まだまだ未熟ではあるが、それやって来たせいで自分の良いところや醜いところ、長所短所が受けれられて変わっちゃったよね。楽になり過ぎてナマケモノまで行っちゃったような気もする。

「まあまあ、いいから聴きなよ。それを生業としているお母さんに勝手に占いを押し付けて来て『あなたってこういう人でしょ?』って言うやつってどうよ?
例えばさ、『あら、奥さん、あそこのスーパーで大根が安かったわよ!』と誰かが言って『えー?そうなの?私も私も!』とぞろぞろと同じスーパーに出かけるとか言うのとは全然ニュアンス違うじゃん。失礼だろ。」

まだ若かったはずの娘が、意外にもまくしたててなるほどと言うことを喋るのを聴いていて「へー、なるほどねー。」とビックリしたのも覚えている。

「あたしが感心を示す有名・無名問わず好きな占い師さんはね、そういう浅いもんじゃなくて、凄く勉強しているし、そこに沢山の向学心と興味を持って突き詰めて来た人ばかりなの。」

なーるほどねー。占いというツールは誰でも齧ることは出来るが、そのツールの前にあるハートが先の不快な方々とは違うということか。

「そう。そういう人って自分を特別だと思いたがったり、注目を引きたいがために相手の恐怖を利用することもあるんだよ。自分のことはあまり見ないところが人生詰んでるでしょ。それは占いと言われては困ると思うんだけどなあ。」

ああ、分かる、分かる。最初は興味を引くために良いこと言って来て、それに興味を示さなさいと、途端にネガティブなことを言って来たりしてたわ。

それからまた何年も何年も経った。

で、ずっと先の未来で、カウンセリングの他にもカラーセラピーやクリスタルヒーリングやレイキなど色んなものに興味を持ち始めて勉強して行くようになるわけだが、この手法も決して占いではないの。

何たって、御本人がそれを右脳で選び取って出来たカラー四本や、その他その人自身が選び取ったエッセンスが、その人の使命や役割、課題、現状、未来を知っているということがハッキリしている。こちらが占い師のように当てるのではなくて、これまた自分で自分を知るためにツールなので占いではない。最終的には自分で考えては感じ、体験しては感じ、自分だけの答えを出して行くのだから。

しかし、その分野に行っても、到底占いとは関係のない分野の勉強をしていても、カラーや石の種類や香りなどの要素にはホロスコープ的なものが絡むことがある。

なので、占って貰ったりアドバイスをしてくれいって思って来る人は何やら物足りなく感じることもあるかも知れない。

そういう人はそういう人で良いのだ。自分で考えるよりは、誰かの説教を聴いていた方が良いし、いつも占いから目を逸らせない人は、皆運命のせいにして安心できることもあるかも知れないからね。それはそれで良いの。

ところがそれで満足できないから不安になってまた他の占いをするかも知れない。宗教を転々とするかも知れない。

どちらが良いとか悪いとかじゃないのだけど、私は自分の感じ方や考え方を知ったり、自分で何かやってみようと思う人の方が好みなんだよね。

娘たちの占い話は今でも面白い。ゲラゲラ笑う。彼女たちが大人になったのでより専門的な言葉が出て来るようになったという経緯もある。

なので、最近は「ひっひーひっー。面白いね。」と見せられた色んな占いを観て笑う。要するに適当に受け入れている状況になった。

でも、相変わらず、頼んでもないのに押し付けて来る人は嫌。

「だから、それ、素人なの。例えご自身がセラピストだと思い込んでいて世間がそう呼んでも素人なの!」

・・・・・・。分かりました。別物なのですね。似ていて非なるものってこの世に沢山あるもんなあ。

またこれは別談だけど娘たちが時々行っている先生のところへ知り合いが何十人も行った。

で、先日はとある女性が「心理学の先生の紹介で来ました。」と仰ったところ、その先生は「あー、かおるちゃんねー。」と仰ったというので大笑いした。会ったことありませんがな。

きっと、”ああ、りーちゃんやみーちゃんのママだわ。まただわ。”という感じで何回も名前を聴くうちに覚えて下さったのかも知れない。もしくは娘たちが何か印象的なことを話していたのか。

ああ、そういう先生なら行ってみたいなーと思った。しかし、それからはや10年以上の歳月が流れている。

興味がないわけじゃないのに、人生には優先順位というものがあって、自分のカウンセリングの仕事やら訪問入浴の仕事やら、はたまた時にはセミナーを受けに行ったりとか、家事をやったりとか。家族のこととか。

どうしてもそれが先に来て結局行っていないということになっているのだろう。

自分で考えたり試行錯誤するのが好きって理由もある。行くならやることやってからなって感じ。

でも、多分、行けるときにはさらっと行けるのだと思う。何の無理もなく。

その前に自分でやること、やりたいことがあるのだけど、そんな中でも御縁があれば多分自然に繋がることもあるのだろうと、今の私はそう思う。ぴかぴか(新しい)

皆好きなツールを使っても幸せでありさえすれば良い。
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2015年09月28日

しのぶれど涙に溢れる想い

当初、長女の結婚式には、昨年から三回もの手術を耐え抜いたお爺ちゃんにも出席して欲しかったという意向があり。

そのせいで、なるべく自宅近辺、せめて立川で・・・・と計画されていたのだけど、立川で行ったとしても行けないと言っていたお爺ちゃん。

とても残念。

それで青山の方で挙式をあげることになった。

ところがその後のお爺ちゃんはしばしば調子は悪くなることがあってヒヤヒヤはするものの、比較的元気なときは近辺をお散歩したり、昔からの友人や部下と時折お酒を飲みに行くようにもなった。

まあ、もっとも、家に帰ってお爺ちゃんが飲みに行ったなんて話を聴くと夫と大慌てでお爺ちゃんの携帯を鳴らしまくり「どこで飲んでんの?今から迎えに行くよ。」と夫も酒を飲まずに待機。

何たって、病気していない頃から1〜2年に一回は駅の階段から落ちて頭怪我する事件ってのが頻発していたくらいだから、今はもっとダメじゃろ!何たって片肺の一部も無いんだから!

ところが「大丈夫、大丈夫。もう少し飲みたいからタクシーで帰って来る。」という返事が返って来ることが多い。

で、そうかと思ったら調子悪い日がある。

でも、夫も言っていたのだけど、もう好きにして欲しい。何が幸せか?と考えると、「わしの好きにさせろ!」と言う声が聴こえて来そうだから。

で、長女くんの挙式の話に戻るのだけど、絶対泣きたくないと思ったのだけど、親族、私ももれなく大泣き。

この挙式の後は、夜に若者たちで2次会をやるとのことだったのだけど、夫やその弟さんから「親族だけでも新宿に寄って2次会やろう。」ということになった。

なので若者たちにとっては1.5次会か。

泣き疲れてへとへとだったのだけど、何と、新宿までお爺ちゃん登場。お義弟さんの彼女さんも登場。

彼女さんはお若いけれど、やはり、ご足労には限りなく、感謝。そして、お爺ちゃん、いくら駅ごとにエレベーターを使って来たとは言え、よくぞ来れたなあ。

挙式以上に賑やかだった。

***********
さて、少し前から取沙汰されていたブーケトス。

みーちゃんと小・中・高と一緒だった美人の娘さんのAちゃんも独身だし、次女くんも独身だし、本人としてはどちらにブーケをトスしたら良いか?と迷うところ。

いったいどうするんだろ?とこちらも悩んだ。みーちゃんにとってどちらも大切な存在だから。

すると、思わぬ解決法があってビックリ。

ブーケをトスする前は次女くんもAちゃんもバッグを傍らに置き、ダッシュの姿勢。お互い譲り合うのも失礼だし、真剣勝負しようってところらしい。

ところが、そのやる気満々の二人の目の前で、みーちゃんは、一つにしか見えなかったブーケを手品のように二つにパッカン!と割って二人に渡したのだ。

「二人とも幸せになって欲しいから。」と。

ファイティングスピリット満々の二人だっただけに、大笑いもしたのだけど、同時に涙がぶわーーっと出てしまった。何という名案。201509273.JPG

良い親ではなかったと思う。だから泣く権利ないわーと思っていたのだけど、優しい子に育ったのだなあと感激。

自分の娘も余所の娘さんも、皆可愛い、皆、美しい。

いつまでも仲が良くて、ずっとずっと繋がっているのね。201509272.JPG

私はというと、何だかやっぱり笑えない。おめでたい席なのにねえ。涙止まらなくて悪いことした。

ああ、本当に行ってしまったんだなあと思った。

もう、顔、パンパンに浮腫んだ。201509271.JPG

けれども、いただいたお手紙に、ちょいと特殊だったうちの家庭の事情に関することにも触れてあった。

そして、思春期の頃のお詫びみたいなのが書かれていてせつない。”お母さんに辛い想いを沢山させてしまって本当にごめんなさい。”と。

幼い彼女は、自分のお父さんと結婚したかったのだと。

知ってたよ。幼い君はジェラシーでいっぱいだった。愛されたい、愛されたい、お母さんなんかより私が愛されたい。それでちょっと反抗したくもなるよね。私、邪魔だったよね。

でも今は”お父さんみたいに優しい人を見つけました。”と。

そして”お母さんから自由の意味だったり、強さとは・・・を教えて貰って、途中あぶなかったけど、何とかマトモな大人になれましたよ。いつか生まれて来る子どもと一緒にお母さんとランチをするのが少し早い私の夢です。”

お手紙には古い古い写真が添えられていた。

頭が痛い。

本当に行ってしまったんだね。

もっとしてあげられることが沢山あったはずなのに。ごめんね。

若き日の私へ、今度は私からのメッセージ。

”「我を守ればそれで良し」と
愚かさえ知らぬ
根なし草の心”


恥ずかしい。

それでも、精一杯だった。

そして、あんなに、そして今もこんなに未熟な私に、こんな素敵な言葉をありがとう。

どうぞお幸せに。振り返って見れば辛いことなんて無かったよ。あなたに出会えて、あなたが家に居てくれて、どんな日も、本当に幸せだった。

節目として今まで本当にありがとう。
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2015年09月27日

幸せにな

そんなわけで結婚式を二日後に控えた日の深夜、少し未来の新郎新婦がやって来た。

場所は某T工房。

会った瞬間に婿さんになる人を見て「あれ?なんか、感じが変わったな?」と思った。いい意味で。

一緒に暮らしていると価値観が多様化したりお互いに摂り入れたり、はたまたその互いを思う気持ちが色んな意味で化学反応して人が変わるということがある。

彼はくそ忙しいという大人どもの事情は重々承知の上で、やっぱりもう一度式の前に会っておく必要があると考えたのだろう。

T工房のマスターが「ああ、さっきまでKさんたちいたんだけどね。すれ違っちゃったね。」と。

実はマスターご夫婦とKさん夫妻にお祝いをいただいていた。

T工房のマスターご夫婦な少しは分かる。何せ娘たちが物凄くおチビちゃんの頃から可愛がって下さっていたから。

でも、ほんの3年ほど前に仲良くなったばかりの飲み仲間、Kさんご夫婦まで過分な包みを下さって、いったいどう感謝して良いやら。

そうこうしているうちにKさんからメールが入って「今はオイスターバーで飲んでいます。」と二軒目で飲んでいる様子を写メして来て下さった。

新郎新婦は実はマスターとKさんご夫婦にささやかなお祝い返しを持って来ていたので、「4〜5軒隣の店だから持ってっちゃえば?」と言うと二人でダッシュしていた。

そしてその後次女くんも到着したのだが、なかなか二人は帰って来ない。

もうやたらわかりやすく想像つく。

お礼とお返し&挨拶のつもりだったのだけど、きっと豪傑Kさんに飲まされたり食べさせられたりしているんだろうなあ。で、腹がよじれるほど笑っているんだろうな。

その予想はあたっていて、二人がT工房に帰って来たのが30分後くらいだったかな。ゲラゲラ笑いながら帰って来た。

二人ともKさん夫婦を好きになったな。

「僕たちは尾崎さん夫婦に会わない日が続くと禁断症状が出るんですよ!って言ってたよ!」とみーちゃんも笑っている。

それからしばらくしたら、雨が降っているってのに、何とKさん夫婦がこちらの店に戻って来て下さった。

「Sくん、Sくん。いい男だな!これならみーちゃん、大丈夫だ!」

マスターの出て来て下さって乾杯してくれたのだけど、掛け声は「おめでとうーーーーー!」で。

うん、こちらも段々そうかも知れないと想えて来た。そして彼も彼女もどんどん成長して行くのだろう。

余談だけど、久々にお会いしたYさんと杯を交わしていたら、先日のMさんのマッサージが如何に良かったかということを言って褒めて下さったので凄く嬉しかった。何度聴いても嬉しいなあ。
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2015年09月26日

まあ、ギリギリまで仕事しているわけだけど

早いもので長女の結婚式まであと二日。

カウンセリングと家の往復で結構頭いっぱい。

でも、いちおう着物やその着付けやセットは現場でやってくれるし小物もレンタルしたので、とりあえず外装はOKでしょう。

出来れば万全でお祝いしてあげたい。

で、私にとっての難関は式場が青山だってのに、そこに8時15分には入らなければならないというところ。

恐ろし過ぎてまだ路線と時間を調べていないが、そろそろ検索しようと思っていや矢先のことだった。

夫がカウンセリング事務所まで迎えに来てくれて車中伝えてくれた暁には「式の前にもう一回挨拶したいと言ってるんだよ。」と。

挨拶や顔合わせはもう何回もやったし、加えて夫は毎日朝4時起きで仕事行っている最中。

夫曰く「もう良いよ。お父さんも忙しいし挨拶も充分にしたから式場で会おうよ。」と娘に言ったそうなのだけど、これがまた「え?じゃ、何日ならいかがでしょ?」と言って来るとか。

重ね重ね、仕事する日々の中でもなるべくめでたい式を終わらせるだけで心がいっぱいなんだけどな。

でも、これ通じないのね。おそらく。

体調不良の爺ちゃん婆ちゃんが正月に早めに寝床に着くと分かっていながらにして深夜訪問して酒飲んでたくらいだから。そりゃ地方のご両親のところへ行った帰りで、必然的に渋滞に巻き込まれるので深夜になるのは分かるが。。。夫曰く「普通、日を改めるよな。」という思い。

でも、可愛い娘の頼み故、押し切られた父さんは再び席を設けることに。

「もちろん、あんたも居てね。」と言われたのだけど、いやあ・・・・父さんだけで良いのでは?と思った。

婿さん、とても良い人だし優しいってのは分かる。でも、娘が一人で実家に帰って来たり一緒に何か食べに行くのとは違うのよね。

婿さんは「義理の息子、誕生!」と過去の挨拶のときに声を張り上げていたのだけど、うーん、そう簡単には行かないこの老夫婦だった。

しかし、私は私で夫の何度も掛かって来る電話に疲れ果て頷いてしまった。

でも、以後は互いの都合を思いやれる関係になって行こうねとアサーションしようと思う。

もしくはあきらめるかだな。自分の婿ってわけじゃないから大きなお世話って話でもある。

娘が幸せならそれで良いかって話に終結。
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2015年09月16日

ヒプノトレーニング / 娘よ娘

本来は今日やるべきだったセッションの予約は先方のご都合で2件も昨日にずれこんだ。

よく出来ているもので、おかげさま。今日はたっぷりし&しっかりとヒプノトレーニングの会が出来ることになった。

長い人生の中で言えば物凄く短期間だというのに、まあ、素晴らしきかな、生徒さんの成長ぶり。

蛇足と分かっていても、”多少間違っていても良いから、手順よりが書いてある用紙よりクライアント役の人を見て。”とか色々蛇足とも思えることを言うのだけど、そんなこたあ、時間が解決するのよね。

しかも、きちんとやろうとしているその人の姿勢が覗える。

お二方とも良きセラピー展開されていて、こちらも勉強になった。

で、ある意味お二方とも良い意味でも悪い意味でも体調不良だったのよね。

でも、それすら題材に変えてしまう二人の力量。

上級も経て来たプロの方々にはこちらが課題を固定する必要もないので任せると、お互いペイン(痛み)のコントロールという分野を催眠の中から選び取りお互いに施していらした。

重ね重ね、それが素晴らしかった。

途中、色々と笑う明るい場面もあり。

私の心の中の要塞がどきどきとして喜んでいる。逸材だ。原石だ。あくまで私の狭い価値観の中に閉じ込めるってな馬鹿なことをしなければ。

素晴らしいものを今日も見せていただいた。

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長女くんの結婚式まであと2週間を切った頃、例のオイスターバーに行く約束を果たすべく彼女がやって来た。

いつものことだけど、私は仕事故に若干遅刻。

美味し牡蠣を食べつつ長女くんにたまには孫を抱っこさせてくれる?と訊いたらぱーーっと明るい笑顔になった。

「抱っこしてくれるの?!」

あれ食べさせちゃダメとかこれはダメとか厳しいこと言う?

「いいや、もし生まれたとしても、彼も私も野性児でタフ!お母さん、たまには面倒見てくれるの?」

そんなやり取りに嬉しくなる。

長い時間を過ごした後、娘二人と夫は長年世話になっているT工房に行った。

何せお祝いなど先んじて貰っているのでお礼も兼ねて。

私はと言うと愛変わらず協調性無いんだわ。

単身でとまり木に行って日本酒飲んで色んな人と喋って・・・。

そして3時間後くらいに娘と別れた後の夫が迎えに来て、ついでに飲んで帰りましたとさ。

その他、考えることがあり、この店のマスターとママに聴いてもらったところ、とても快いお返事が返って来た。

この店は暖かい。

喜怒哀楽ありきの褒め言葉や悪口ありもあり。でも、そのまんま。
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