2017年10月19日

レイキが出てる

段々慣れて来た内科往診。

今度の先生は熱い。心の熱さと知識がセットになって走っている女医さん。

色んなことを話しているうちに雑談になったりまた仕事の話になったり。

一番最初の頃、とってもついこの間、先月あたりの話だが。

ちょっと言い合いになった後に「なるほど!正しい。」と納得するなり折れて下さったり、かと言って自分の意見を言わないか?というとそうでもない。

で、ほんの少し時が流れた後でお笑いしながら往診するようになった。

そして、ある時、ふと気づく。この人、レイキが出ている。

どこかで習ったんだろうか。

おいおい知って行こう。
*****

雨が続く。

そんな折にもIちゃんと日にちが合えばキャッチボールをしている。

軒下作戦なのだが、必ずどちらかが暴投して取りに行くので結局ずぶ濡れに。
*****
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2017年10月18日

思い 切る

信頼と粘りを裏切られた後、他のスタッフにも迷惑をかけてしまったと気付きやむなく雇用を打ち切り。

そのことを詫びようとすると「いや、こればかりは勤めてみないと分からないことですからね。」と頭をさげる間もなく素早い返答が色んな人から返って来る。

「悪いのはあなたじゃなくてあちらですからね。」

これ、今までもよく聞いて来た言葉だけど、未だに違和感。悪いのが片方だけってこともないだろうよ。

と思いきや、いきなり常勤希望の20代男性ナースが面接へやって来たり、その他派遣ナースさんが単発派遣から長期派遣までいらして下さったり。

私が今の立場になる前から中々募集かけても来ないと言っていたのに。

いったいどんな流れなんだか。

*****

しかし、新しい方が決まっても実際に戦力になって貰えるのは少し先の話なので、こちらを慮ってボスが単発一日派遣でも・・・ということで、人が少ない日に入れて下さった。まさに至れり尽くせり。

とは言うものの、独自の作業が孤独なのよね。誰にも託すわけには行かない。

あと申し訳ないことに単発派遣の方に丁寧に指導する時間もない。

なのでベテラン派遣さんに指導を任せて自分はまた一人で往診三昧。

そして夕刻。

ベテラン派遣が先にあがった。

とても出来る人なのでもう少しは居て欲しかったので本人希望の早出の早上がり契約を結んでいたのだ。

そして直接的には何のおかまいも出来なかった単発派遣さんと二人きりになり、それでもPCから視線と手をはずすこともできないままぽつりぽつり会話し始めて観ると。

思いの他、たったの10分ほどで沢山の話を聴かせてくれた。

そして帰り際「残念です。もっとお話ししたかったです。またいつか来たいです。」と言って下さる。

おかまい出来ないと言う非礼を働いたのに何と嬉しいことか。

外は真っ暗。

けれども気が付けばいつもより早く終わっていた。

恐怖の往診中でも割と笑いながら出来て、段々楽しくなって来たような。これは新しく現れたパワフルな女医さんの力によるところが大きいのだけど。

イライラするばかりの数日から一転して、Kの言葉を思い出す。

”大丈夫。ここからはうまく回りだすよ。”と。

色んな日がある。
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2017年10月11日

内緒だよ とよく言われる

心理ではなく、看護の職場の方で私はよく一対一でスタッフと会話することがある。

喫煙所でたまたま一緒になった人もあれば、一人の利用者さんについて指示を求められたリ、その利用者さんを二人で一緒に眺めつつ考えたりするときなど、その他諸々。

あるいは記録している傍らに来て何かを話し始めてくれる人とか。

そういうときの人は、複数で居るときとどこか何かが違う。素は知らないけれど少なくとも素の一部を出してくれている。

そしてその素に近い何かを仲間と一緒にいるときには微塵も見せず共に働いている人がほとんどだ。

この職場に来て後の方になって親しくなった数人の人も例外ではなく、よく知っているようでいて互いのことを知らない。

「あの人ってどうしてこれこれしかじかなんですか?!大嫌い。」と一人の介護職の女の子が言っているのは何年も共に働いて来た同じ介護職の青年のことだった。

はたまたある時は言われている男性の方が「あの人は真面目過ぎる。だからキレやすいんですよね。」と言う。

でも、あなたがた二人はとてもよく似ている。

人に合わせることが得意だけれど中々人に心を開かないところや秘密主義なところ。声を張らないところ。寂しがり屋なところ。
静かだけれど、何か計り知れないものを持っていて人を恐れさせるところや、それなのに子供のようなところ。

真面目なところもガチだけど、性根がやんちゃで思い切りが良い。

冷静でやきもち焼き。大人で我慢強くそうそう弱音を吐かず一人で静かに耐えるところ。

そう言えば誕生日も凄く近いんだよな。

同じく声を張らずいつも冷静で、でもやんちゃな人物像に近い位置にIちゃんという人も居るが。

ああ、そう言えばIちゃんも誕生日が近い。

そのせいか、三人ともどこか似ている。かといって交わることはないのだけど。

三者三様、心理学やって来たわけでもないのに、心理学的なことをよく口にしている。

沢山のことを考え、でも、人に押し付けず、一人で結論を出す。

話せば良いのに。今私に話してくれていることを。

表現が違うだけで同じことを言っているよ。二人だけのときだけだけど。

それも余計なお世話なわけなのだけど、これだけ強くて優しいと、もはや群れる必要もないのか、あるいは無意識に同種の匂いを感じているのか、この三人が交流しているところをほとんど見たことがない。

たまたま休憩中に狭いスペースで出くわすとそれぞれ別種の獣が集まったかのようにしんとして。しかし、同じ空間でタバコを吸っている。

あまりもの重厚な沈黙に何か話したいなと思ったのだけど、誰に話しかけようにも、どれもプライバシーの侵害になってしまうので戸惑ったが。

何となく口を開いて野球の話なんぞをしてみたところ、お一方が乗ってくれて、その後、沈黙の天敵みたいな関係同士が「どこ出身?じゃあ、広島ファン?」と質問を投げかけて、「いや、違います。自分はどちらかと言うと・・・etc」と語り合い出した。

私がここに来るずっと以前から居た仲間同士だろうに、出身地や野球の好みなど、今かい!というような話題が続いたが。

それがきっかけで他の話もぽつりぽつりとこぼれて来る。

私は個人的にも特に好きな人々なので何でもないこんな出来事が嬉しかった。

好きな人々どころか男女問わず親密になり過ぎてんじゃないのか?ってほどの付き合いにもなっている。どう表現したら良いのか分からないのだけど。
相手も私も沢山のことを話す。
休憩時間など短い時間や、たまに外で杯交わすこれも短い時間だけど何か月も経つ間にそうなった。

と、ここまで、私だけが知っているその人って話ってニュアンスの話だったが。

やがてそれぞれが「案外ぬけてるの、この人。この間なんかね・・・」と私の話を持ち寄り出した。

「私のときなんかこういうことがあったよ。」とか最終的にさらしものにされていたが。

笑いの中でそれぞれ自分が知っている私の話は結局三人とも「知ってる!」と一致していたようだった。

大ボケというところで共感されて心外だったが、私以外の三人がまんざらでもなさそうに親しく話しているのがただただ嬉しかった。
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2017年10月09日

ソロモン3

昨日はカウンセリングの日だったが。

Kが「夜勤明けで来ても良い?少しでもインターバルが空くなら。」と。

いや、その空いたところで片付けなければならないんだよね。先日掃除し出した続きで散らかってるから。

「それならそれを手伝うから。」と。

前日までの二日間、施設で一人ナース勤務をしたその翌日に往診とショートステイ入所と特養入所、退院して来る方の対処というトライアスロンかっという勤務だったのでヘトヘトだった。

なのでせっかく開始時間が遅いので寝坊したい。

「大丈夫だよ。自分の時間で事務所に出勤してくれば。」

そう言っていたK。

案の定私が事務所へ行けたのは朝とは言い難い時間帯だったが。

椅子二つに長椅子一つを縦につなげた上にKがジャンバーにデニム姿で倒れたように寝ている。

マットレス広げれば良かったのに。

前の晩オンコールを待ちつつ過ごしている私に「熱発者は落ち着いてるよ。思い切り寝ちゃって。」とラインをくれたが。

落ち着いているとは言えど徘徊する人が居たり、全員の排泄介助をしたりと大変だっただろうに。

お風呂を貸して温まって貰ったところで帰るのかそれとも寝るのか。

と思いきや、書類の整理を手伝ってくれた。

*****

今日はヒプノセラピスト養成講座の日でもあった。

今日はアンカリングの章。

例えポジティブなアンカリングでも人に施す前に自分に刷り込まれたそれを学ぶ。

あれこれ公的私的なエピソードも交えて互いに色んなことを話し合う。

この方とも長いなあ。

色んな時代や色んな時期を共にしたなと思う。

やがて子供は育つし自分も育つ。

でも出会った頃には今この時も未来を知る由もなかったけれど。

*****

ポジティブなことでも「いやいや、もう良いよ。」とすぐになる私。

支配されるのもするのも大嫌いだから。

ところが何度も何度も「大丈夫。それは自分が頑張るから。だからそのまんまで大丈夫。」と言われる。

そのまんまで大丈夫、自分が我慢する、努力する。この言葉をどれだけこの人生で貰って来たのだろう?とそれを機に思い出す。

色んなことから逃げて来たなと気が付く。

言動や印象からしてもっと悪くて残酷だと思っていた人が実は凄い優しさと包容力を持っていたという例は多々あるけれど。それの最も著明なバージョンなので戸惑う。

自分が悪くて残酷だから丁度良いのだろうとどこかで思っていたらしいのだけど、それが投影でしかなかったり。

確かに強くて思い切りが良い。そして何があっても動じないし粘り強い。

私なんぞよりずっと真面目で優しい。そして純粋で。

”大丈夫だから、大丈夫だから。自分はあなたに出会って変わったのだから”と。

いや、私はそういう人間ではありません。

”大丈夫。大丈夫。分かった。全部分かっているから。何も心配いらないから。”

言葉だけでないところが一番凄い。

そしてそうなりたいと思いつつ、なれないことを思い知らされる。

”ならなくて良い。今のままで良い。”

イエスと言うまで言い続け行動し続けるそのパワーの源って何なのだろう。

”源はあなたですよ。”

老若男女問わずそんなメッセージを投げかけられ受容された後、良いことのはずなのに勝手にプレッシャーを感じている。そのまんまで良いというそのまんまを、自分が受容できないからだ。

今はそれが著明に出ていると言うだけで、どこに行っても人生の先輩や、自分よりずっとずっと若い方々に育てられている。
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2017年10月06日

ソロモン

もう具合が悪い人が多くて対応に困る。

冬から春にかけても多いけれど、夏が終わったこの季節も凄い。

それはカウンセリングでも、あるいはべたに病院でもわかりやすい形となって現れる。今は施設か。

皆咳しているし熱発している。

で、明日の往診日、いったい誰のどこを診せて良いのか分からなくなる状態。

かと言って詳細なリストを作る時間もない。

なので往診だの回診だのってのはほんとに準備が大変なのだけど短いスパンでやって来る。

でも、思うに、結局過去を思い出すと、これ、いくら前もって考えても結局感覚でやっているなと気が付く。

どう表現したら良いのか分からないことをゆっくりと慎重に伝えていくそれ。

とりあえず逃げずに臨もう。

ああ、そうか。結局基礎はカウンセリングなのか。

******

愛するってエネルギーが要るなあという話をここのところしているのだけど、やっぱり足りないのだわ。

そう言うと大抵の身近な人は、何言ってんの、物凄く愛情深いじゃない云々と良いふうに言ってくれるだろう。

けれども孤独に負けてしまうのだ。

そして親しくして来たいじけ感情に戻ると楽な感じがしてしまう。

自分らしさって何だろうか。

時に人は愛されるためだったら自分らしさなど要らないと思うことがあるらしい。

今はそういう分かりたくもなかった気持ちが分かるようになってしまった。

よく”この経験があなたを成長させる”という言葉もものの本に書かれている。

けれども、誰が成長したいと言った、そんなものしなくて良いという気持ちも分かった。

ただ一つ。

そう思っていてでさえ成長して行くのだ。

そして私が生まれながらにか、それとも幼少期の体験故にか基本的に生きるパワー・愛するパワーがないのだなあと枯渇する自分を嘆いている間にも全く変わりない、いやむしろパワーアップした愛情表現が押し寄せて来るのだとしたら。

それは全く別の生き物かのように思える。

けれども同じ人間なのだよな。

そうして嫌でも成長させられる。

もうまたしても力を抜いて自然に、すべきことに向かって、進んだり流されたり。

結果は神のみぞ知る。
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2017年10月04日

ゆっくりとした奇跡

先月のカウンセラーズトレーニングの会でとあるカウンセラーさんが釘を打ち続けた少年の奇跡の話をしてくれた。

不相応なコメントだとは思ったものの、色んなレスの後で最終的に私は釘は打っても良いんだよと答えた。

物語が言わんとしていることのニュアンスも分かっていたし、そういう意味じゃないということも分かっていたが。

怒りというエネルギーがあって、ついつい釘を打ってしまう少年と、傷つけられてしまうフェンスと。これはよくあることで、そりゃ防げるに越したことはない。
でも怒ってしまうのよね、人は。心があるからね。

ところで娘の影響で星占いなんぞにも目を通すようになったここ数年。

最近では、忙しくなってそれすら見なくなっていた。

でも、ふと思い出して今日見たところ、その占星術師さんのサイトに面白いことが書いてあった。

”「糠に釘」は、
自分がぐっと力を入れても、
相手がへにゃへにゃとして手応えがなく、
力を入れたこと自体が無効になってしまう
といったイメージの諺ですが、
その正反対のような週です。
あなたが打ち込んだ釘や杭は、
頑丈な盤面にしっかり打ち込まれ、
どんな重量でも確かに支えてくれます。
風にも雨にも負けないような、
立派な「支柱」を打ち立てることができます。
今週、あなたはとても大きな力で
建物の土台となる杭を打ち込むような作業をするのかもしれません。
その杭を「受け止めてくれる存在」は、
非常に堅くて頼りになる大地のような存在であり、
力を受け止めて活かしてくれるでしょう。
ゆえに
あなた自身、手加減するわけにはいきません。
丈夫な大地に丈夫な杭を打ち込むには
それ相応の力が必要になる
ということなんだと思います。”
石井ゆかり


なるほどなーと思い当たる。

怒りにエネルギーが必要だと言う話をしたが、こちらは人を愛することのエネルギーの話。

元々私は鋭い釘や杭を沢山保持していてそれを使わないように気を付けていた。例えるならばだけど。

それと同時に、人を愛するって凄いエネルギーだなと思う。

衝動ならば誰にでも出来るけれど、それを持続させるということが大変だろうなと。

例え良い関係でも好意を持っていても、毎日色んなことがあるから疲れてしまうこともある。

そんな中、たゆみなく丈夫な基盤のような人が「さあ、どうぞ。ほら、来い。杭を打て。」と言って来ているような。

そう、そんなに頑強で丈夫で大きな基盤に打ち込むにはそれ相応の丈夫な杭が要る。

要するにそれ相応の自分でなければ という話。
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2017年10月03日

狐とぶどう

今度の内科の先生は熱心に熱心に診て下さる先生で、それが想像を遥かに超える。

特養のご家族も利用者さまのことをもちろん大事にしていらっしゃるがいかんせん子供や配偶者など若い家族と比べるとその手厚さがまばらになる。

それは自然なことなのだけど、検査や延命をどこまでやって良いのか分からないし下手に治療すると怒られるわけで。

同意書を取っていても二転三転するのが揺れ動く心と希望なので非常に難しいのだが。

先生はその壁をぶち破る。

保育園や小学校など色んな場所の往診をしつつ自分の医院を経営なさっているので、その忙しさたるや恐ろしいほどで私の比じゃない。

一まわり以上年上のその女性に「先生はお休み取っているんですか?寝れているんですか?」とふと訊いてしまった。なんでそんな元気なのかな。

まあ生きているのでそこそこ休んでいるらしいのだが、余暇が少しでも出来るとサイクリングに泊りがけで行ってしまわれるというので驚きだ。私のキャッチボールだの素振りだの匹敵する無心になれる時間なのかな。

そして調子の全てが現れる作業。

それは良いのだけど、熱すぎて。

今までの先生同様週に一度しかお見えにならないのだけど、この先生の場合毎日抜き打ちで電話をかけて来られる。「〇〇さんの採血の結果についてなんだけどさ。」とか「マッサージ同意書についてなんだけどさ・・」と突然話が始まるわけで、こちらとしては「今かい!」と足止めを食らう。

が、結果的に非常にありがたいことになっている。よく喋る人だがよく聞いてくれる人でもあるのだ。

私とはスケールがあまりに違うものの、その傾向に投影して自分を観てしまう。

目の下に隈を作って髪の毛を振り乱して紛争している60代の女性。

いやあ、私はもっとなまけたいなあ。

とは思うものの。

煮詰まった感情を持っていらっしゃる青年が腹立だしげに大声で「ずっと忙しいなんて馬鹿みたいだ。あーあ、自分は平和で良かった!」と私に聴こえるように言っている。

原始的な注意の引き方をこの人はよくするのよね。

でも、そのストロークは拾わない。

彼の言動にいつもイソップ物語のとある話を思い出すからだ。

ぶどうを食べたいからぶどうの木に向かって軽くジャンプしたのだけど、狐は川に落ちてしまう。

本気でジャンプした他の者たちは美味しくぶどうを食べているのだが、川に流され溺れながら狐が必死で言う。

「そんなぶどう、すっぱいに違いない!あー、食べなくて良かった!」

考えてみれば私はよくこの本気でジャンプしないで溺れている狐のような人々から歪んだ交流をしかけられている。

自分と同じようにすれば良いのに。楽だよ、あのね、とその口上はあらゆる手段で続くのだが。見ていてちっとも幸せそうじゃない。

先生とまでは行かない。でも、私も出来るだけやりたいことを心に従ってやって行こう。

ただ、こうしている間に喋りたい人と喋れなかったなーーと思っていたところラインのメッセージが今日も来る。

オープンで素直で率直な表現なのでしばしば嘘ついてるんじゃないか?ほんとはそうじゃないんじゃないか?とまで思ってしまうほど暖かい。

けれどもこの人は知っているんだ。

一瞬一瞬の大切さや人生の短さを。

だから驚くべきほどの直球を投げて来る。

ただ私の心も人並みの大人ほどに汚れているので、よく疑っていた故、改めて「あの時のあれも、またある時ののあのメッセージも、実は皆本当だとしたら」と思い返し心が熱くなる。

本当だと言っているのに。

心理学をやったことがある人ではないのだけど、その言葉がけや愛情の注ぎ方はあたかも心理学で習って来たかのようだ。それどころか学んだ自分にもまだまだ出来ていないこと。

やるべきことをやっていても、逃げずに向き合っていても、大切な人はいなくならない。

もっと考えたいと思ってもそれが出来ない日が続いても、大切なものはなくらならない。
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2017年09月29日

育成期

思っていることを全部喋るおばちゃんなので仕事していてうるさいなーと思うナースさんが居る。いや、ナースさんに限らず良く居るタイプなのだけど。

もうとにかく一人で考えるより人にそのプロセスを聴かせたいのよね。

心理の界隈でそれを巻き込み型の人と呼ぶ。とにかく一人で出来ないので人を巻き込む。

ところが私は私で仕事しなければならないんだよね。で、慣れてるんだよね。このタイプに関わらず色んな交流に免疫がある。

一番困っていたのは今それ言ってどうするよ?やるしかないっしょ?という場面のときにいつまでもいつまでも愚痴を言って手を止めていることだったのだけど。(おわんねーぞー)

日々が過ぎて行くごとに様相が変わって行った。

それと同じ比率で動きが良くなって行った。

つまりは喋くりながらだと出来ない仕事だぞというのを段々体感して来てくれたかららしい。

そりゃあ大抵の仕事には矛盾したところがあったり非効率的だったり面倒な顧客がつきものだろう。

でも、それが仕事なんだから。

それを察してくれてのことなのか黙ってやっている場面が多くなった。

しばらく苦しかったとは思うけどその人は自分に責任を持つということで本物の笑顔を放つようになり自信を持ったかのように見える。

私もギリギリのところまで口も手も出さないで見て来たせいってのもある。

避けていたことだけれど、昇進させられることが決まってしまった私は、違う仕事をしなければならないことが多くなって来た。

そんな折、バックアップしてくれるのがどんなにありがたいか?ということを伝える。

ありがとうと。

まだまだ片付かないことは多い。

それでも少しづつ少しづつ進んでいる。

そうして私たちは仲良くなった。実質共に。
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2017年09月25日

大好きだよ 5 度胸

ひとしきり仕事の話が終わったあととか、何となくプライベートな話になったときとか。

気が付いたら、とある空気になっているので私は無意識にちゃかして冗談を言っている。

でも、その私が作ったちゃかした空気を壊さないままでふと強めの語調で「私は逃げないよ。」とキッパリ返って来たのでドキッとする。

そうだよね。

人に向かって行くことから逃げて来たのは私。

そして正直に素直に向かって来る人をちゃかしていたのも私。

素直になれなかったまま人生が終わるのか。

でも、見透かしたかのようにこんな言葉が返ってくる。

「大丈夫だよ。わかっているよ。」

そうして少しづつ心が溶けて行く。

溶けて良いのかどうかわからないまでも、とにかく素直な心には勝てない。

相手ばかりに努力をさせてはいられない。
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2017年09月23日

大好きだよ 3

先日触れた私の交流パターンによるゲーム分析。

交流分析によるゲームとは何か?に関する記述はこちらあたりに記しています。

で、生きている限り人間は人とのストローク交換が必要で、言い換えれば生きている限りゲーム的な交流をうっかりしてしまう。

それがかわいいと思わる程度のものだったなら良いのだけど、人によっては酷く自分を孤独にする生き方を勝手に選び取っているので、そのゲームも笑えないほどひどいものになる。

色んなことを学んだり色んな願いを叶えて来た後の再燃で、すべての理屈を分かっているはずのに起こっている自分の中の出来事に戸惑っていたのだけど、数日経つとその原因の一部が分かって来た。

例によって「あ、こういうのは自分で出来るから放っておいてくれるかな」とか「もう会いたくない。」などなどうっかり(しかし表層意識では本気で)酷い言葉や態度を発すると愛しき人々は

「やだね。」とキッパリ答えて気にしない。

は???と思う。

その は?と思っている間に次の優しさや愛が降り注ぐ。

愛や優しさが深いのだ。

なのでそれらが潜在的にサバイバル好みの私からサバイバル的な生き方や考え方を奪っていった。

いや、彼ら彼女らは何も奪わない。別に持ってて良いよと言われるうちに指先の力がいつのまにか抜けて行くかのような。

そこには恨みも妬みも猜疑心も何もない。

ただただ「大好きだよ」の繰り返し。

何となく生き抜いて来てこう思っていたんだ。

そういうのは、腑抜けになってダメ人間になっちゃうんじゃないかな?

でも、正確に言うとダメ人間は元からであり、愛をいくら受け止めても、やりたいことを真剣にやって行くことは出来るらしい。

抱擁と笑顔と温かさとクールさと強さの中でも。
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2017年09月22日

おひさしぶりだね また君に会いに来てしまったよ 私のゲーム

私のカウンセラーになるまでの旅、つまりは心理学の旅というのは元々自分見つめから始まった。30代後半だった。

自分見つめをしつつ知識を入れて行くので濃い期間だったと思う。

そんなプロセスを経ての学びなので人並みに苦しみはしたものの。

実際にカウンセラーや心理学の講師をする際においては色んなことに共感出来てそれはそれで良かったなと思う日々だった。


その傍らで様々なクライアントさんや生徒さんに遭遇する度に「嘆いているみたいだけど、自分で自分を幸せにしようとしていないだけなんだよな。」と感じることが多かった。

普通に平和にハッピーなやり取りの途中で後味の悪い発言をしたり、親密になって来ている関係なのにあえて自分からそれを壊すような言動を取ったり。

勝手に傷ついたり傷つけたり。

まったくもって不毛だなあとその心理を理解しつつも感じて来た。

ところが、最近自分でも戸惑うことが起こる。

あれ?私は今同じことをしているなあ!と思う場面が多々あるようになった。

もううん十年こんなことしなかったのに。

男女ともに私を大事にしてくれようとしている人々に対して、攻撃的にはならないけれど、心がしんとして来てそっけない返事をしてしまう。

好きと言われて自分も好きだったら好きと返す。

そんなことは普通に出来ていたはずなのに、何度か同じやり取りをしているうちに「あれ。何これ。」と気が付いたのは、自分が「んなわけねーだろ」とか、何かトラブルが起こるに決まっていると勝手に思い出すという現象。

それでも好意的で熱いストロークを送るタフな相手に至っては、とうとう「もうやめて。」ととうとう拒否るということまでやってしまった。

ずいぶん懐かしいパターンを再燃させているなあ。

でも、そうなっているのだから仕方ない。何か原因があるんだろう。

しいて言えばこう思えるのが昔とは違うところ。

ハッピーだとつまらない。最初は感謝できていたことなのにしばらくすると心がしんとする。自暴自棄になる。

私だけではなく多くの人が、心の中にある人生脚本の影響でそういう妙な交流をする。

でも、何故今起こるのか?ということを客観的にとらえていい加減にしないと大切なものを失ってしまうし、一度壊れたそれは二度と戻らない。
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2017年09月20日

占いと心理学

カウンセリングをしていると結構な頻度で恋愛のエピソードが出る。

で、そんな方々の中のまたかなりの頻度の方が占いのお話しをなさる。

まあ、カウンセリンラーと占い師を同列に観ている珍しい方もいて「どうですかね?」なんて尋ねられて「そういう仕事じゃないです。」と苦笑いすることもある。

それはともかく、占いをする人というのは、一度や二度じゃなくて沢山やっていらっしゃる。

特に今はネット占いというものがあるのでヘビーユーザーになりやすいのか。

でも、その方々のお話しを聴いていると「あれ?」と思うのは占いばかりして肝心の相手とは向き合っていないのだなということ。

相性だの将来だの、相手の気持ちだの。

相手と向き合っていれば分かることだけど、多分向き合うよりも占いなど使って分析する方が楽だし傷つかないからかも知れない。

何でも実験するものだから私もやってみた。

うちの下の子も占星術が好きなのでそちら系統の占いで周辺の人と自分を占ってみた。

すると、ほうほう、なるほど・・・という結果。

確かに相手は書いてある通りの人に感じるし、二人の相性も書いてある通りに感じる。

面白いなと思って統計を取っているうちに、特定の対象について占ったら、「あ、そうかも知れないな。そうだろうなあ。」とこれまたマジックにはまる。

やっぱりその人と私の相性ってのはよろしくないのか。この先全く違う価値観同士がぶつかりあって嫌な想いをすることのほうが多いのだなあ。あ、あと、特に今このとき、相手は私を嫌っていると書かれてある。

そんなところを読んでいた折、ラインが鳴って、「下の名前で呼んでも大丈夫ですか?」と。

横目でそれを観ながら”いやいや、合わないんだってよ。(笑)”と内心思う。

さらに読み進めているとまた横でラインが鳴って”かおるちゃんもこっちを下の名前とかで呼んで。”。

・・・・。

他は当たっている部分が沢山あったような気がするのだけど、嫌ってはいないようですよ。

そして、また性格の欄に真面目で内気で誘い下手とも書かれてあったが、またしても横のラインで見えるメッセージが「土曜日時間ある?」「ダメ?」「じゃ、日曜日は?」と来ているのでもはやこれは笑ってしまう。

結論。星回りってのは確かにあって占いはある程度当たるのかもしれにない。

ただ、最後の最後はその人独特の生まれながらのパーソナリティなんだか、あるいはこれまでの経験という要素が加わる。

それは個人の大きな差になるのだろう。

と言っている私もどちらかといと人付き合いから逃げて来た。

占いに頼りたくなる人々の気持ち、今となってはよく分かる。

本当は違うんだけどね。
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2017年09月15日

大好き 3

まだまだ暑いがカラッとして爽やかな秋風が吹く頃、類を見ない忙しさに奔走している。

でも、何とか毎日終わっている。

それは特に看護とプライベートの方で起こっているのだけど、不思議なことにそれがカウンセリングのトレーニングになっていたり、時には心理学の学びになっている。

それはもちろんカウンセリングや心理学を徹底して学んだあとの日常を過ごしているから気が付くことだと思うし出来る関わりだと分かってはいるのだけど驚かされる。

人って深い生き物だ。

そして、その深さに関わったり気が付いたりできるようになった今この時期は忙しくはあるものの、やるべきことが出来ていると思う。

少なくとも的外れなことに疲れているわけではないのだということが実感出来ている。

と、綺麗ごとではないけれど、言葉にすると何故だか綺麗にまとまったりするのだけど、現実には温度や臭いや感触がある。そして反応がある。

それらに心が左右されている。

そして決して辛くないとは言えないけれど私的な願いが叶えらえている。

また会える。

幸せだ。

やらなければならない数多くのことですら、幸せだ。

仕事中、あるいは杯交わす際、自分では何も選択しないし何も意向を述べない人々が「何でも良い。決めて下さい。」とか「どっちでも良いんですけどどうしたら良いんですか?」というので、言われた通りの言動をすると『なんか、迫力あるよね。』とか『威圧感あるよね。』などと言われると心外だわー。

でも、きちんと言わない人、自分の代わりに人を動かさそうとする人々なので。

あと、人はどうすることも出来ないので。

最低限の配慮だけをして同じペースで行こう。
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2017年08月19日

転機

え?今ここでそんな話が出る?ということがあったり。

という出来事が一日に二回もあった。

大きな大きなことと言えば二回だがそれ以下の「え?」ということならもっとたくさんあった。

何かが大きく動いているなあと感じる。

同時に、人が立場や状況が変わったとき、使う言語まで変わることも。

良いことなのか悪いことなのか分からない。

でも私はネガティブに出来ているので、どうしても悪いことのような気がしてならない。

でも、私は心理学を持っている。

なので、そんなとき少なからず無意識に自分を見つめている。

するとそこには変わらない自分が居た。

そして、もしも状況が変わることによって自分に対する思いや扱いが変わるのだとしたら、それは元からその程度のものだったのだと思うよりない。

まあ、とにかく疲れを取らなくちゃな。

闘いわけじゃない。

分かり合いたいだけ。
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2017年08月09日

知らなかった裏切りと傷

交流分析というのを学問の分野として学んでいた時期があって、やがてはそれを現実的なものに使って来た。

なので充分血の通った具体的なツールだと思って来たのだけど。

要するに自分見つめと並行するので、最近になってまた新たな自分に気が付いた。

互いに色々な感情を向けられるのが交流なのだけど、個人のパターンというのはある程度どこでいつ何をしていてもある一定の特徴がある。

私は自分の意図とは裏腹に全く関係なく色々な感情をぶつけられて、いつの間にかそれに向き合い色んなことを学んで来た。

その中である程度親しく、信頼を持った相手に言われるパターンとして「あなたには沢山色んな人がいるから。」ということ。

???となる。皆にも沢山居る。等しく居るはず。

そしてこう言う風に言う人、あるいは感じている人がいるらしい。「私一人くらい約束を破っても良いでしょう。」。

それは仕事にも出るよなと思う。

この日この時間に集まるからと設定している仕事や会合やその他諸々についてドタキャンする人は皆こんな感情を持っているらしい。

相手が一人でも集団でも私にとってはあり得ないことなのだけど「私一人くらい」ってな気持ちで裏切られることに傷ついて来たのだなと最近発見。

何が悲しいかと言うともちろん約束を破られることも悲しいし、前から分かっていたことでしょ?と思うような理由や言い訳を聴くのも悲しい。

そして何より、相手が個人でも集団でも、その姿勢はやがては自分の人生を作っていくのだよと言いたくなる。

原因と結果が交流だ。

でも、難しいのよね。約束を守るべくその日その時間に前もって自分の諸々を調整していくことが。

それが分かるこそ、大事にしてくれる人がますます愛しくなる。
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2017年07月29日

心理的報酬

自分だけが心理的報酬を得ているという状態を無意識のうちに避けようとする心理。

誰でも受けた恩は返したくなる。いや、誰でもではないかも知れないけれど。

でも、仮にこの傾向が強いとなると中々人の好意を受け取れなくなるという現象が起こる。

はたまた、好きになれば好きになって貰えるという心理を生む。

昔から不思議だったのだけど、現実でもドラマの世界でも「好きなのに!」とか「好きなんだよ!」と怒って言う人の真理。

これは「こんなに好きなのに何であなたも好きになってくれないの!」という理屈らしい。

こんなことを不思議に思う人が不思議だと言われるかも知れないけれど、昔から言う告白と言うものの目的が妙だなーと思う。

やがては恐ろしいとまで思うようになったりして。

心理的にギブ&テイクのバランスを取ろうとするこのメカニズムほど恐ろしいものはないなと。

それって、本当に好きなのか?と疑問に思っていたし今も思う。

けれども、その結果、何一つ受け取ろうとしなくなるのもまた問題だな。

そして私とはまた違ったタイプだけれど、受け取らないのに、次のボールを投げて。もっと投げてと求めて、いかに投げさせるか?ってゲームをやる人とか。

でも、受け取らないで交わすのよね。背景にある膨大な倉庫に溜めて愛を腐らせたいのだろうか。

それはともかく、また昨今、色んな人に出会う中で、その方々の愛情や優しさの注ぎ方に感動し、やがては貰ったからと言って返す方法が見つからないと焦る感情を持っていた。

そんなことに気が付かせて貰った今。

大切に素直に受け取ろうと思う。

全てを無駄にしないために。

人の心って、何て美しいものなのだろう。

自分のことを考えてくれるって何て最高の贈り物なのだろう。

ありがとう。
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2017年07月25日

今度やいつかが今日になる

ああ、まだ夏は続くのだな。

初夏の頃、いや、あれはまだ梅雨に入る前だったか。

出勤したての靴箱あたりで挨拶した人と朝の屋上で会った。

「今日の恰好、夏ーーって感じでしたね。」

だって、もう暑くないですか?と答えるとただ笑っていた。

どうしてまあこう色んなことが短期間に変わって行くのだろう。

距離を置いていい感じで笑い合っていた人がいつの間にか至近距離にいる。あの人もこの人も。

そうかと思うとピリッと緊迫して同じ極同士がぶつかった磁石のように離れたり。

皆、誰もが傷つく心を持っているし怖がりなんだなあ。

そしてまた恐る恐る近づいたり。

私は時々そういったことに酷く疲れる。

何を怖がっているのか人を見てびくっとしたり。

多分誰も傷つけ合いたくはないのだろう。

傷つきたくも傷つけたくもないのだろう。

でも、そのモノの言い方、ちょっと・・・いや、ちょっとどころか大分違うよと思うとがっつりノーを示す。

それ、要らない。

ありのままを受け入れて欲しいなんて他人様に求めることじゃない。

けれども、時々、その人のありのままを受け入れたくもなる。受け入れたいと思ってしまう。

そんなことは出来ないと分かってはいながら。

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先々週だったか、IちゃんとKと野球観戦に行ってしばらく後のこと。

ある日Kが「明日バッティングですね。」と言うので「???」となっていると、「ははは。誘われてないんだ。」と毒舌Kが笑った。

まあ、職種も違うし「尾崎さんは忙しいですよね?」などと言われ、そういうことはよくあると思った。

なので、二人で楽しんで来てねーと言っていたのだが、当日の昼休み、Iちゃんとキャッチボールをしたりタバコ吸ったりして過ごしている最中に「今晩、バッティング行けます?」と訊かれた。

あれ?いいの?二人で何か話があるんじゃないの?と質問しつつ、Iちゃんの顔を観ていたら突然思い出した。

二か月ほど前のバッティングへ行った日。

当日の昼休み、やはり同じようなシチュエーションでIちゃんと二人話していたところ、私が言ったのだった。

”なんか、私、前もって約束しているってのがあんまり好きじゃなくてね。変な話だけどね。当日そんな気分じゃないかも知れないでしょ?だから、今日行く?ってノリが好きなんだよね。”

でも、それでは公のことにしろプライベートのことにしろ、人との交流が上手くいかない故仕方ないけれど。

そんな話をしていたところIちゃんが「じゃ、今日行きましょうよ。」と言ったので、その日突如二人出かけたのだった。

大分前のそんな会話を思い出して、それでIちゃんは今回当日まで誘わなかったんだと気が付いた。

あんなささやかなつぶやきを覚えていてくれたんだ。

気軽な雑談の一言を覚えていてくれて、当日にわざわざ・・・

何だか嬉しいなと思いつつその夜も遊んだのだけど。

それからまたしばらくの日数が経ち。

今日も仕事中、ハードだったし嫌なこともあったのだが、Iちゃんからのラインを自宅で見てほっこりする。

お好み焼きの写真に「うまかった。」とだけ。

大きなお好み焼きが三枚ほどいっぺんに焼かれている様子。

美味しそうですね。と返信すると「今度バッティングとセットでこの店も行きましょうよ。」と返って来た。

それから「腹が爆発しそうです。」と。

笑っていたら、”いこか?”と飛んで来る。

そりゃあ行くよ。

今度。

でも、確実に実現する。それは”今度”。

言葉短かな優しさと、黙って記憶して黙って気遣ってくれる。

それを感じ取る。

Iちゃんには何一つ話していない。生々しい感情を特定の人にぶつけられて疲れたことも。

それなのに何故だか、そんなラインが来るのはいつもそんな時だ。

こちらが何かを感じ取るようにIちゃんには分かってしまうのかも知れない。
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2017年07月24日

too much pain

物凄い怒りをぶつけて来る人に唖然となった日。

ただ、それを怖がるでもなく、唖然としつつも”何かが起こっているんだな。愛しいな。”と思っている自分が居る。

けれども同時に、それは困るんだよ、残念だけど屈することが出来ないと冷静に思っている自分も居る。

内容が分かるだけに言い方がなあ・・・と残念に思ってしまう。

もう、変われるだろうと思ったり、いやあ、やっぱり変わらないのか?と自分に問いかけて気持ちを静観しているしかない。

理屈や理論では嫌いなのだけど、本能的に好きとか。もっとも、相手の理論は好きなのに本能的に嫌いってのはもっと困るが。

それでも、前者である現状は非常に困る。

そして意識も無意識も、理論も本能も全て自分なんだよな。どれ一つとして無視できない。

ただ、こんなに考えるってことは滅多にないので感謝もしている。

それでどうしようかなあ。子供じゃないしなあ。

少し置いておき、保てる力が欲しい。というかいつしかそういう心の筋肉がついたはず。

その間に何が起ころうと後悔しない。

意識だの無意識だの、どこかで、自分がやっていることだから。
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2017年07月02日

鏡の中の七色の何か

人間って自分の視界に入るものから影響を受ける。

なので一つの企業に入ったとき、日々視界に映る人間や風景やそこのやり方に強く影響を受けるのは分かるけれど。

感情が揺さぶられ過ぎたり体調を崩し過ぎることの馬鹿馬鹿しさも同時に感じる。

誰でも季節や環境によって心と体は揺れ動く。

要は動かされ過ぎることの危険性が問題だなと思う。

絶望したり哀しみ過ぎたり。

でも、その揺れの一番の原因は自分自身の心や価値観。

全ての原因がそこにあると言っても過言じゃない。

私は今までに完璧な企業を見たこともないし聴いたこともない。

多くの人が自分の思い通りにならない環境や相手に対して愚痴ったり怒ったりするのみで終わっているけれど。

心が原因なのだったらどこへ行ったって変われるはずがない。

もちろん仕切り直しをしたり、環境を離れて最中には見えなかったことを振り返るというのならそれは大きな大きな意味があるけれど。

幾分自分を不幸にしたい無意識を持っている人は過去を美化し続ける傾向にあるのもまた確か。

「前は良かった。」と言うけれど、何分私は記憶力が良いので、前のところに居たときも同じことを言っていたよと言いたくなるとも多々ある。

でも、心なんだよな。何せ人は心で交流したり心で生きていたりするのだから。

相手や経済、様々なものが変わっても、はたまた物質的に満たされても同じ。

なのに心を学ばないのは不思議だなあと思う。

それがどんな分野、仕事、人間関係、愛、全て、何をするにしても土台なのに。

でもそれに薄っすらでも気が付いた人が学び始め先に進む。

いつかの私のように。

その世界は、想像だにしない未来を作った。良くも悪くも。

今だ新しい心、新しい自分に出会い続けている。

目に映るものから影響を受けるのが人間。

でも、その目に映る景色や人物は、全て自分の心の反映に過ぎない。
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2017年06月30日

光抱くバネ

施設の中では広大な階下のフロアに降りて行くと利用者様たちがワラワラと集っている。

そこを忙しく走り回っている介護の人々。

でも、私が降りて来ると反応が二つに分かれる。

一つは「来た!あれを報告しよう!」とか「これをどうすれば良いか訊いてみよう!」という人々。その中には単にひやかしに来る人も混じっているが。

もう一種は「逃げろ!何か申しつけられる!」と反応する人々。

どちらが将来的に得するかは言わずもがな。

その中に男性職員にも引けをとらないバネのような動きをする女子がいる。

握力68の彼女。Iちゃんに腕相撲で左手が勝った彼女。

この日は珍しく寄って来る側でなくて避ける側だったから「あら?どうした?」と思いつつも他の方に依頼すべきことを依頼した。

そして夕方。

吸引をしに降りて行くとガヤガヤした夕食の席。

吸引しようと思っていた人がまだ食べ終えて無かったのでそのまま食事介助を始めた。

すると「あの、制服変わったんですか?」と隣の席から声がする。

あら、あなただったのね。制服?色んなのを着てきてるんだよ。26〜7年ナースやっていると白衣ばっかり持っててね。

「え?あたし、ピンクのやつ一種類しか見たことありませんよ!」

それは凄い確率だね。いつもピンクを来ているときに会ってたんだねと笑う。

手だけ働かせつつ話が飛び飛びになる彼女。

「あの、尾崎さんはさ。黙っているとクール過ぎるよね。印象がさ。」

ああ、よく言われるんだよね。冷たそうとかとっつきにくそうとか、気取ってるとかね。でも、喋るとただの馬鹿だと分かって貰えるんだけどね。どしたらいい?と笑いながら訊いてみると「笑っているようにするとか。。。」

分かった。

そう言ったあとで数分もくもくと食事介助していたが空気を切るような音が聞こえて来たので「何?」と思って横を見ると彼女が首を高速で横に振っていた。「いやいやいや!」

何が?

「やっぱり尾崎さんはそのままでいい。今のままがいい。」

分かった。

それで会話が終わったが後に聴いたところによると階下に降りて来たとき、怖かったそうだ。

過去親しく話したのが帳消しになったかのように。

知らない服を着て冷たい表情だったらそう思うかも知れないわなあ。ごめんね。

「怖いだけだったら良いですよ。」

何?

でも、その続きは無かった。

分かったと答えたかったのに。

でも、そのままにしておいた。

頑張っているなあ。輝いているなあ。でも、輝いているのは若いからじゃない。あなたの中の何か。
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