2016年11月18日

一つの赤いボール

先日、日曜日の日本対オランダ戦。はい、野球の方です。

ある場面でプロの人々も唖然と見上げた打球。そうそう、プロ陣が唖然と口を開いて上を観ていた。

そして、ドームの天井へと消えてしまった。

過去わずか数人の人が天井にかすったり届いたりしたけれど、消えてしまったのは初めて。

VTRで確認されたところ、天井のわずかな溝、裏側にはまったらしい。なんちゅう奇跡なんだろ。さすが超人。

ボールの軌跡で行けばホームランかも知れないでかさ。あの角度で急下降して来ることは考えにくいから。

でかい。デカすぎる。届くだけじゃなくて誰も取れないところにはまってしまうところが凄い。ルール上は2ベースだけど相手だけでなくて味方の度肝も抜いた。

で、この選手、超人なのに調子こかないところがまた凄い。涼しい顔してプレー続行しちゃう。

日本って、スポーツ好きのスポーツを見る目が厳しいとよく聴くのだけど、中年のおやじが隣でネガティブなコメントばかりをブツブツ言っているのを聴くと、つくづく一億総監督の意味が分かる。

試合が七回くらいに達しても2対8と大差がついて負けている時点で、夫が「ダメだな、こりゃ。終わったわ。」と言うので、いつものことだから無視しようと思ったのだけど、「あの手この手で流れを変えるのが得意な選手がいっぱい居るんだからわかんないってば。」と口をついて出る。

そこにこの大谷の打球だったので盛り上がった。

で、その後、山田さんが打席に立ったときのこと。

もちろんプロ野球までこぎつけている人は全員一流の負けず嫌いだと思うのだけど、この人の負けず嫌いさ加減が中でも目立つなと思って。

スタイル上の負けず嫌いで金色のものをじゃらじゃらつけたりいかつく見せたりする種の負けず嫌いではなくて、本当に実力で勝負する人の目独特のギラギラ感とシーンとした冷静さを感じるから。

盗塁も得意が若い彼に向けてベテランピッチャーが「この野郎、走ってみろ。」と結構な回数のけん制球を投げた試合が過去にあったのだけど、怖いもの知らずだけではない負けず嫌い&実力派の彼は、あれだけのけん制を投げられた後にまんまと盗塁しちゃったのよね。あのシーンが忘れられない。

その時、夫が「フライで終わって、ハイ、アウト!」と言った。

・・・・・・・。

フライだと思うの?と訊くと「絶対そうだよ。」と言うので「私はヒットだと思うよ。あなた、フライね。かけようか?」と言ったところ「あたりまえだよ。望むところだ。」という答えが返って来た。しかも「一万円ね。」と言うので、こちらも「おっけー。」と。

結果は、ヒットで打球が抜けたので大騒ぎ。

その後もいろんな人の数々の名プレーが出て、観始めたときは2対8だったのに、しまいには逆転勝ち。

気持ち良かったのだけど、途中からちょっと気になることが。

それは、何人ものピッチャーが交代で出て来たのだけど、しばしば「おーーっと、ワイルドピッチ!」という解説がされていたところ。

何に違和感を感じたのか?というと、そんな、ワイルドピッチというほどの投球じゃなかったのに。。。ということ。

それで気が付いたのだけど、「ああーー・・・・⤵。そっかあ・・・⤵。こんなにピッチャーが居るのに、キャッチャーがいないんだ!」ということ。

これがついつい口をついて出て来たとき、マスターが「そうなんですよ!」と言った。

しかし、こんなつぶやきするのだから私も夫のことは言えない。

キャッチャーはあきらかに居るのだけど、居ないとまで思ってしまうあたりが。

それは、この試合を解説していた古田さんとか、ジャイアンツの阿部さんとか、もっと昔をあげればキリがないのだけど、凄いキャッチャーが居た時代を覚えているから。

もちろん、これは色んな球団の選手が集っているので、どうしても同チームでバッテリーを組んだり長いことお互いの特徴を観て来たチームメイト同士じゃないから、投球を取りそこなう不慣れなところも出て来るだろう。ええ、いくらプロでも。

ただ、おそらく好きだったキャッチャーの方々がプロの中でも恐ろしく秀でていて、こんな場面でも、どんな球でも普通のことのようにキャッチしていたということだけなのだろう。

なんだか、キャッチャーというよりゴールキーパーみたいだったもんね、彼ら。

で、キャッチャーなので、何かがダメだったら、すぐに頭を切り替えて次の展開をパッと閃かせるところなんかも。

それを普通に見せるほどのプロだったのでいつの間にかそれが普通のように感じさせれていたというあのさりげなさ。

なんでそういうところに着目するのか?というと、考えてみればキャッチャーというのは、受容と共感のプロだから。

受け止めるほど難しいことはない。それなのに予測して受け止めるし咄嗟のボールの軌道変更にも対応する。

しかもなのだけど、ピッチャーの肩の良し悪しについては最も注目されているけれど、それを受け止めるキャッチャーはそれと同等、もしくはその何倍も肩が強い。なのに受容にまわる。もっともそうでなければ受容ってできないのだろうけど。

慌てて「い、居ないわ言い過ぎだわ。。。」と呟いたのだけど、それに対しても「いやいや、言いたいこと、わかるよ。居ないよね。ピッチャー、いっぱい居るけどね。」とそこの店のマスターが言う。

なんでそれに違和感を持ったり、無意識に着目したり気が付いたりするのか?というと、カウンセリングに通じることだから。

会話はよくキャッチボールに例えられるけど、ピッチャーとキャッチャーのそれも間に打者が存在するというだけで、キャッチボールには違いないから。

現実の生活に例えれば、キャッチボールをしているときに、間に「こっちにもボールちょうだい!ちょうだい!」と入って来る人が居れば「いや、今は二人でやっとるやん!」と邪魔に思われるだろう。

はたまた誰かと誰かがキャッチボール的に会話しているときに、大声を張り上げたり、横から剛速球を投げてそのキャッチボールを壊そうとする人が居れば「・・・。場所変えようか。(この人が居ないところに行こうか。)」と思われるだろう。

ましてや受け止めて欲しいと思うのならばその行動は逆効果どころか迷惑でしかない。そういった順番を守れなかったりするので入ってくんなやとまで思われてしまう。

そして、例え先述したプロ中のプロであるキャッチャーの方々がどんなにゴールキーパーで大抵のワイルドピッチは、あたかもワイルドピッチでなかったかのようにしてくれる技量があったとしても。

あまりに違うところに投げられたリ、あまりにサインを無視して矢継ぎ早に投げられたリ、逆方向に投げられたリ、あるいは物凄く古い過去のボールで「何、それ。知らない。」というほどおかしなものを投げられたら受け止められないに決まっている。

妙なものを妙な投げ方をしておきながら、「なんで受け止めてくれなかったの。あんたのせいでワイルドピッチになっちゃったじゃないの。」と言われても論外。それは最初から本当のワイルドピッチだから。

何でもそうなのだけど、それは基本的なことの練習の積み重ねに応用が加わったものだと思う。その上で個人独特の技が生まれたりもするのだろうけど、基本の時点の積み重ねから逃げる人には永遠にキャッチボールすらできない。

個人のリレーションが出来ない人は大勢とのリレーションもできない。

そう言えば、過去のあれほどのプロの選手だって、あまりに酷いところに投げたりデッドボールだったりしたら、「バカ野郎!」って言ってたよな。

変に自分が無理して体を痛めるような追い方は決してしなかった。

スポーツや格闘技、いや、どこの世界でもそうなのかも知れないけれど、とかく先述した世界は物凄く凝縮された形でシンプルさを教えてくれる。
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2016年10月30日

ひ、ひっくり返った

はい、そして29日の夜が来た。

まだやっとるよ、日本シリーズ。

へとへとで、すぐにでも寝たいという状態だったのだけどキノコや白菜にもやし、鶏肉や豆腐にワンタンなどを入れた鍋を夫と陣取りどうしても観たい。せっかく遅くまで観れるのだもの。

ビール飲みながら鍋挟んで、腕組したり「おおーー!」とか言っているのを回想すると、夫婦というよりも、もはや昭和のおっさんが二人TVを観ているだけという状態に近い。ほんとに今年は盛り上がっている感あり。

先日ぶちかまして寿司を握るジェスチャーしていた異国の方もエラーをして影ができたり。

片や中継ぎ投手かと思いきやそのまま抑えまで行けそうな某球団のドイツ人みたいな名前の投手。いけてるなあ。真剣さが日本人みたい。全然チャラチャラしていなくて考えるバッター&考えるピッチャーと化している。←みんな観ているだろうからすぐ分かるのにわざわざ某をつけることに意味があるのか。まあ、いいか。

ここは10年ぶりくらいのチームに優勝して欲しいなとちらちら思うものの、どちらもただでは引かないし、好プレーが多い。化け物が多い。

それより何より、超人チームなのに、必死で打球を追う姿が目に染みる。某金持ちの一流球団の選手ほど怪我を気にするのか何だか知らないけど、あんなにしつこくは知らないのよね。

ところがこの試合、あまりに必死に追うあまり、フェンスの向こう側に頭から落ちていく選手を観て大感動。ありゃりゃ、ひっくり返っちゃったよ。で、その後笑顔か。素晴らしいぞ。一瞬一瞬をさぼらないのだな。

しかも、敵方の方々が皆で「よいっしょ!」という感じで、ひっくり返った選手を球場に戻してくれているので、世界一真剣で世界一暖かいコントのようだ。

カメラが上空から休場を移すとき、観客が気持ち悪いほどぎっしり居るのを観ていると、寒い気温も曇った夜の陰気さも吹っ飛ぶわ。

今年はオールスターが観れなかったのだけど、忙しったということと過去沢村賞を取った某大好きな投手が出ていなかったし。

その分日本シリーズがこんなに盛り上がっているので良かった、良かった。

息とめるの止めて気軽に観ようよと互いに言うのだが、気が付くと同じように腕組みして箸を置いては画面を見つめて騒いでいる二人だった。

いやあ、何事もドキュメンタリーって凄い。
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2016年10月29日

日本シリーズ

これを書いていたのは26日の夜半。

最近TVでは日本シリーズで盛り上がっている。

ええなあーと思うのは、仕事で遅くなるので中々観たいTVは観れないものの、今年の日本シリーズは長い。

やっと夕飯を作れるとか囲めるかの頃に、まだ8回とか9回のクライマックスシーンがタイムリーに観れる日々。

プロ野球というだけでもデイリーに凄いなーと思うものの、勝ち抜いて来た日本1・2を争う段階なので、超人の中の超人をぎゅっと凝縮して観れる季節。そりゃ技術も凄いけど「持ってるなあー・・・」と思わせる強運の人々でもある。

勝ち残った選手がトークしているのを聴いていてよく出て来るエピソードに共通項がある。

それを聴いて思うのは、勝負師なので非常に験を担ぐ人々が多いなというということ。

努力はマックスするので、あとは、どれだけ勝ちたいかという精神力とバイオリズム、そして運にかかって来るので日常の小さな儀式を大切にする人がよくいらっしゃるしお守りを持ったりパワーストーンをつけている方もいる。

しかも、そのパワーストーンのつけ方が、堂々と人にも見えるようにつけている人が多いので面白い。

そういったものの後押しも大切にするし、心を勝負時までに整える面でもプロなのだなあと思う。

そんなわけで今日も「す、すげっ。。。」と思うプレーを沢山見ることが出来た。

少し解説のゲストが邪魔なくらい。(笑)人気選手が出て来る度にダメ出しするのは”俺の時代なんてもっとこうしてたのに”という気持ちが見え隠れするのだけど、あまりにダメダメ言っているのを聴くと年寄りの冷や水的に聞こえるのよね。

ただ主軸の解説者が中継のためにばさーーっと無視してくれるし、多分だけど選手たちもそれどころじゃないので気にしないだろうな。

サイドスローの投球、久しぶりに長時間観た。手元が見えなくて打ちにくいだろうなと思いきや、打つと決めた人は打つ。

でも、さすがに一塁分しか進めないのね・・・と思いきや、その一歩一歩がある意味ホームランでぐさーっとやられたときよりしんどいのよね。油断しているとあっという間に押し出されそうになる。

取れないと思った玉をキャッチする外野手やそれを観て安心する投手や、打ちかました後に寿司を握る真似をする普段は真顔の外国人選手がひょうきんさを見せるとき。

緊迫した雰囲気の中にもお祭りの要素があるこの季節。

夫と私はほとんど会話をかわさず時々「お?」とか「うわーー!」とか言いつつのけぞったりしている。

時に、スポーツを観ていると、いずれもクライアントさんやカウンセラー陣のことを思い出す。一歩一歩固めていくその歩みに偉業を見せてくれる点、できないときやスランプだと思うときでさえ、そこに歴史やドラマを作ってくれる様に。

試合終了。

明日の試合がますますドキドキする結果となる。

他の場所で人々が未来を作っていく様を見るときと同じように。
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2016年10月24日

持ち味

やや昔の時代、プロ野球ではとある選手が好きだった。

監督兼選手を勤めあげた某名捕手。

昔からその球団自体も好きだった。

もちろん、圧倒的にすごいピッチャーなどパワー系もそれはそれは凄いなあと思うものの。

その時代には分からなかったのだけど、熱い血が通っているコンピューターみたいに情熱もあるが頭も使うタイプというところに惹かれていたのだと思う。

そんなことを思い出したのはいつぞや、ここ数年好きな投手が出ている番組を見たときに思い出したから。

彼は野球選手としては細い。身長はそこそこなのだけど、パワー系ではない。

ちょっと野球好きの人ならすぐに分かってしまうと思うのだけど、七色の投球をしていたあの選手だ。

彼が語ってくれたのは彼の言う「田舎」では一番の選手だったのに、先の名キャッチャーを産出した社会人野球の団体に入ったらレベルが一番下で愕然としたという体験。

それからこの時代にも怪我をいっぱいしたし、プロに入ってからもあちらこちらを痛めたとか。

ついていけない。皆についていけない。そんな体験は物凄く辛かったと思う。でも、小さなコミュニティの何等かのカーストで頂点に立っていた人ならば誰もが経験するそれよりずっと大きな世界に入ったときのカルチャーショック。

「田舎者だったので簡単にプロになれると思っていました。」とも言ったし、「続けて来れたのはやっぱり野球が好きだったから。」とも言っていた。

ところで、何に感心&感動したのか?というと、その世界に居る一流選手の彼でさえ、自分自身を知ることの大切さを述べていたところ。

「ダ○○投手や○○投手のようは技術もパワーもあって打者に充分な威圧感を与えるけれど、僕はそんなふうに見える投手ではありません。そこで打ち取ってしまって「あれ?」と思われるような投球を目指しています。」とか、

「僕は三振には、ほとんど興味がないんです。目標は27球で終わることと思っているので。三振を取ろうとするととても球数が多くなってしまいますし、体に負担をかけるということはそれだけ怪我の確率も高まりますから。」

もちろん野球選手であれだけの活躍をしているのだから間違いなく超人だし天才的だなあと思う。で、当然体力も凄くあると思う。

でも、戦っていく相手、一人一人の凄さも知っているし、自分自身の限界もよく分析して予想しているので得意じゃない方向へは頑張らないという理論。

「怪我をしなければもっとやれたんじゃないか?と思うことがある。でも、よく考えてみたら、怪我をしたから考えるようになって今の僕がここにいるんだと気づきました。」

あたかも少年野球や部活などでやっていたような全員がみんな同じ練習を足並みそろえてやるとか、皆が体格がよくてパワーがある選手のやり方を目指さなければならないという風習がうっすら植え付けられていたかも知れない。
でも、彼の言葉をたどっていくと、怪我やその他数々の困難をきっかけに自分を知って行くうちに「変わろう。」と思われたのかも知れなということを思う。

その代り、彼は全く同じ腕の振りから七色の変化球を投げる練習をしたみたい。

自分を知ること、相手を知ること、状況を知ること。

そんな客観性の世界はAの視点だけど、その果てにFCの笑顔が生まれる。

本当の笑顔。

若い頃は自分を知らな過ぎて無茶をする。変な戦い方をしたり変な分野違いの嫉妬をしたり。

でも、自分見つめをして自分を知るとき、そんなちゃちな輪廻から抜け出し、自分の仕事をするようになる。

そんなふうにシンプルになってからでさえ、人生は忙しく、喜怒哀楽がある。

スポーツの世界とか芸人さんの世界とか、色んなところの人々が同じことを言っているなあと思う今日この頃。

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2016年10月03日

拝啓 モンスター様

昔大好きだったボクサーが癌だと今頃知って衝撃を受けた。

日本人はまだまだ世界の平均的には身体が小さいので、彼がかつて取ったその階級での世界タイトルは史上初だったし、多分まだそれ以上の人は出て来ていないと思う。

ということは、階級を無視するとしたら彼は日本一強い人のまま。

体重が重ければ重いほどその階級には殺人的に強くて怖い人が増えるわけだから、彼のチャレンジは凄いなと今でも思う。例えボクシングという道を歩まなかったとしても強かったんだろうな。何せ減量の必要がない世界での彼の怖さは計り知れない。

でも、こうして書いていて思うのだけど、多分私は彼に限らずボクサーは皆好きで、そしてさらに言うとボクサーに限らず何かにチャレンジしている人々が皆好きなのだと思う。

彼の試合のどこが面白かったのか?というと古いタイプのファイター、昔の不良っぽいところ。でも、一人で闘い自分を信じていたところ。実際に居たら・・・多分この方が一番怖いと思う。

またその逆に某大御所。連勝記録を持つ通称冠鷲と呼ばれていたボクサーの方の「いや、痛いの嫌だもん。怖いから早く倒してただけよ、僕。減量を合格した後のアイスクリームが一番大好きだったんだもん。」と言っているスタイルも好き。正直だなあと思う。

多分未だこの連勝記録も破られていないけれど、近年出て来た少年が破るのかな。

で、この少年がもの凄いモンスター。あんな軽量級の人類があんな重いパンチを打ったり、KOしたり。まるでヘビー級の人がやるような勝ち方をするのだもの。

けれども、歴代のモンスターたちは生まれつきモンスターだったわけじゃない。もちろん資質はあったのだろうけれど、モンスターだって「またか、またか。またこれか。」というほど同じ練習をして強くなった。

冒頭で書いたボクサーの方は精神力が強いという面が分かりやすい方だったのだけど、病を宣告された際、「もうだめだ。病気には勝てない。」と絶望したそうだ。

けれどもその後抗がん剤の治療をして、同じ病名や同じステージでの平均的な生存率を物凄く上回るほど回復して、一先ず治療を終えたという。

さすがだなあと思う。

けれども、身近にも凄い人が。

あんな強大な世界チャンピオンでも、さすがに恐れたりくじけてしまった病気を三回も宣告されたうちのお爺ちゃん。

これはまた別の強さで「そうか。わしは死ぬのか。分かった。先生、よろしく頼む。」と言って三回もの大きな手術を乗り切った。が、それ以前に、一回目に宣告されたとき、すぐに、さっさと遺書を書いて身辺整理をした。「じゃ、婆さんをよろしく頼むな。」と夫と二人きりになった車の中で軽く言ったそうだし。

これは覚悟した方の人の強さなのか、今では日本酒飲んでソファーでご機嫌に寝ている。そしてほんとによくニコニコしている。まるで”死ぬことと見つけたり”という小説を思い出せるかのような。

世の中には色んな強さがあるのだなと思う。絶対死んでたまるかというのも強さだし、「まあ、自分に出来ることをやるしかないな。あとは頼む。」と言い切れるのも強さだし。

爺ちゃんを含む歴代の方々は皆口々に「みんなのおかげ」的なことを言う。

この共通点があるから次々と頭の中で人物像が繋がって行く。

要するに一人で立とうとしている人や立っている人ほど「みんなのおかげ」という感性が理解できている人たちなのだろう。

私も強くなりたいな。

喜怒哀楽があっても良い。ただ、おうちの中にいる偉大なモンスターも含めて、そんな強い人たちを見習って生きたいなと思う。

そういう人ほど”応援してます”と言われると「いらん。(心の中で思っててくれるのは自由だけど。)」とあきれそう。だって、精一杯やってることを知っている人はあんまり言わないだろうから。

その人の努力を感じ取っていたとしたら、その総量と比べれば、それは走っている人に寝転んだままで「頑張れ。」と言っているようなものだから。

特に爺ちゃんに言うと「おまえが頑張れ。人を”応援してますアピール”するくらいならおまえがおまえを応援しろ。」と言われそう。
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2016年09月02日

だから 面白い

湿気と暑さと台風もバンバン来ているこの夏。

それでも日が暮れて仕事から帰って来る途中、秋の香りがする。ほんとにわずかな感じなのだけど、秋の匂い。

あいもかわらず疲労困憊しているのだけど、このかすかな秋の香りを感じつつの帰路の途中、キノコと鶏のもも肉でシチューを作りたくなった。

キノコが中心なら今から作っても充分間に合うクリームシチュー。

エリンギ、マイタケ、マッシュルーム、しめじ。どれも既に旬なのかな。安くなっている。

でも、玉ねぎは入れたいの。なので細かく切って・・・あ、ジャガイモもなあ・・・。じゃあ、これも細かくカットしてキノコの邪魔をしないように使おう。

その時、ブロッコリーが目に着く。

よくシチューの仕上げに別ゆでしたブロッコリーを飾っているけれど、そうではなくて少し煮込むだけで崩れて、よそうときにどこをとっても全ての具が入るように。

ミルキーだけど出しの効いたシチューが出来た。あ、あと、ブラックペッパーも少々。

鶏肉の代わりに鮭とほうれん草のシチューも浮かんだのだけど、今日は山の幸の気分。

しかし、夫はのん兵衛なので未だにダダ茶豆だのキュウリだの、バンバンジーなどを好むだろう。

と思っていたのだけど、思いのほか、こちらのシチューも食べてくれた。

忙しい日々には仕方がないが、時折こうして体が欲するものを食べている。

TVでは、某スポーツの試合が流れていて夫は一喜一憂しているが、次女くんまでもが「くっそーー!」と叫んでいる。

私はその食卓で見向きもしない。

あくまで一個人の見解なのだけど、もっとゲーム時間が長いスポーツだってある。例えば野球とかね。

でも、野球は案外楽しめるのに、どうしてこのゲームを観る気になれないのだろう?と思ったのだが、よくよく見てみると「俺がヒーローになる。」というタイプと、共依存的な意味での「皆でがんばろう。な?みんなで頑張ろうな?」という二通りの国民性が露呈するスポーツに見えてしまうから。

ほんとに念のため言うとこれはほんとに一時個人の見解よ。

しいて言うならば、今でも覚えている。大昔、私が高校の受験を前にしている時期、たったの15歳で一人、ブラジルに旅立った少年が居た。

それは、当時の日本としては驚くべきことだった。”じゅ、受験は?!そんなことして将来どうするつもり?」ってな風潮で。

でも、彼にはそれは関係なかった。既にその若さで、身近な仲間と競って井の中の蛙になる気など毛頭なかったのだ。もちろんそれを送り出した親御さんも凄いと思うけど。

いつぞや書いた個人競技の選手同様、「いいから(自分が)やれ。」という精神だったのだろう。

そりゃあ数十年後にキングになるはずだ。

わたしはついついそういうところを観てしまうので、娘や夫が苦虫をつぶした顔で某試合を観ている最中、やはり個人戦ものの競技を観てしまう。

個人戦は、協調性のないスポーツか?というとそうじゃない。よく誤解されるんだけどね。

誰かの奇跡を観て団体戦に伝染して一国が勝つ。それは「一緒にやろうよ。」の感覚とは全く違うものなんだ。

余談だけど、先日語っていた、世紀の大誤審を体験したと思しきレジェンドがこうも言っていた。

「メダル?メダルは、銀に限らず国内戦のやつも、どんな大会の金メダルも、家のどこにあるか分からないよ。番組でよく持って来てくれって言われるけど、いくら探しても無くて、時々子どものおもちゃ箱の中から出てくることはあるけど。」

え?家に飾らないんですか?という質問にも、「うん。あれはメダル。大事なのはそれまでの過程だからね。」と言いつつ彼はハートのあたりを押さえた。

そう、目に見えないものだけれど、多分それが一番の財産なのだろうなあと思う。

私の身近な人々のように。

メダルは人を励ますかも知れない。でも、コアな人々は、その人のメダルも観るかも知れないが、その人の偉業に人生が変わってしまうほどの感動を覚えているということが多いんじゃないだろうか。

そういえば、意味合いは少し違うけど、その昔、モハメド・アリは、橋の上から川に向けてメダルを投げ捨てた。(まあ、理由があったのだけど)

真実、本当のことを知っている人は何か一つ、しかしある意味柔軟な信念を持っているのかも知れない。
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2016年09月01日

こころ

だから・・・時間ないよっちゅうてるのに言うことを聴いてくれない自分。

大野さんやベイカーさんの柔道の試合がまた観たくなって動画の再生。その延長でトレーニングの会の前夜は大昔に行われていた中国のガチの武道大会を観ていた。

あと、最強だったけれど教えるのが得意ではなかった篠原さんのエピソードを観るのも好き。そこに井上さんや野村さん、吉田さんたちが登場して来るってのもあるのだけど。

で、その昔、世紀の大誤審と言われたあの試合。銀メダルで終わったとき、篠原さんは「自分が弱かったから負けた。」と言った。

それから長い年月が過ぎた後、かつての後輩の井上さんと語り合うエピソードも面白くて、面白くて。

そして、毎回のことながら、まったくもって別分野の人々を思い出してしまう。

まったく違う世界のことを観たいとどこかで思って観ていたのかも知れないけれど、絶対的なチャンピオンが負ける前のエピソードを聴くと、実は本当に本当にデリケートな話が多いから。

ボクシング界で冠鷲だった具志堅さんは計量の後のアイスクリームを楽しみにしていたが、その日に限ってコーチにそれを「ダメだ。」と禁じられたとき、「あ、俺、負けるな。」と思ったときから連勝記録が終わっていた。

篠原さんもめ圧倒的に強かったのにオリンピック前の軽い練習で野村さんや井上康生さんに場外で背負い投げをされて「あれ?俺、調子悪い?」と思ったあたりから嫌な予感がしていたとか。

でも後に仰っていたことには「俺は試合前に康生たちに怪我させてはいかんと思って加減していたけど、やつらは試合直前まで本気で俺を投げて来た。そんないらん気遣いをするやつと金メダリストの差はそこだった。」と。

世界一強いアスリートは、世界一強くて、でも世界一弱い。

私はやっぱり思い出す。

私のごく近隣に居るカウンセラーと認めている方々というのは、皆さん一様に、世界一強くて世界一弱いんだよね。

世界勇敢で世界一怖がりさんなの。

世界一我慢強くて世界一の痛がりやさんなの。

だからこそ、両極端の気持ちが分かる人たちなのだと思う。

どんなに痛いか、どんなに怖いか、誇りと情けなさの両方の豊かさを自己概念の中に持っている。

だから笑ったり泣いたりする。

そこが見えるのでぞわーーっと感動してしまう。

でも、本人には見えない歩みがある。どこからやって来たのか。どこからどれだけの道を歩んで来たのか?という果てしない道程の末にある御身を。

一度折れた骨が太くなるように、それでもその痛みを覚えているように、痛いながらも鍛えて来たその生き方を。

それを大きく構えてのんびり続けて来たその人たちのことを。

そりゃあ筋肉や技をつけるのには時間がかかる。

でも、心のことはそれと同じくらい、あるいはそれ以上に時間がかかる。

それをやって来た人々の人生の意味を知るとき、ああ、現実を観ても動画を観てもヒーローばかりだなあーと感動してしまう。

ただ、そこに居てくれているだけで。
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2016年08月13日

最近の若いもんは・・・と古代の壁画や古文にも書かれていたというが

オリンピック、観たいなー・・・せめてスポーツニュースだけでも観たいなー・・・と思いつつも見れんのですわ。全て仕事中か、仕事疲れで必須の短い睡眠時間内に終わっている。

が、動画で柔道が少し観れた。

私くらいの世代は日本柔道の黄金時代の試合を沢山観ているので、最近は昔ほど勝てないなーなどと思っていたが実際にはそんなことはないと気が付く。

ただ昔から数回訪れた柔道ピークの年に、日本人らしい勝ち方をする人々が多かったというだけのことだった。完全に逸脱して目立っていたからそう見えていたのだろう。

なので現代の選手の方々も実は凄いのだなあと思う。

一番良いなーと思うのは、昔の選手だと銀や銅メダルだと泣いたり、下手すると絶望したりする人もいた。

でも、最近は柔道に限らず、銅メダルの方も、メダルを取れなかった方々も凄く良い顔をして「ここまで来れて嬉しかった。」とか「この舞台に立てただけでも幸せです。」と仰る。はたまたとある親御さんが「こんな場に三回も来させてくれてありがとう。」とわが子に感謝する場面なども衝撃。

昔の”日の丸が重い”的な考えではなくて、凄く良い笑顔でいらっしゃる選手や関係者、家族の皆さんが多いところが素晴らしいなあ、これも精神の進化なんだろうなあと思う。だって戦争じゃないんだから。

そこに行くまでに恐ろしいほどストイックなことをやっていらっしゃるのだものね。楽しんだって良いよね。

が、しかし。

そんな大きな素晴らしさを感じつつも、やっぱり私は昔の人間だなあと思った件。

柔道の大野選手の全試合のVTRとコメントを観て心が晴れ晴れしたから。

もう、何せ相手が技をしかけたらその力を使って技を返して行く。つまりは”彼の前で動いたら負けよ”的な選手を久しぶりに観た気がするから。

一瞬負けたか?!と当然思うような瞬間でも、床すれすれの瞬間で立場が逆になる。なんという途切れ知らずの集中力。無表情で一本技をどんどん取って行く。

もはや気功とかテコの世界なんだけど、それを使う人って通常相手より筋力が無い人がとる方法なのに。そんなことしないでいたとしても相手より力持ちで速い人だったりするもんだから無敵としか言いようがない。

それだけでも、えーもん見せていただきました、もうお腹いっぱいです・・・って感じなのに、試合後がまた凄いのね。昔の日本人っぽい。ガッツポーズ一つ取らないの。わずかな笑顔だけ。

少々極論だなとは思うのだけど、彼にとっては”ガッツポーズをとるのは自分のことだけを考えている人。”だそうだ。

”相手がいる対人競技なので、相手を敬おうと思っていました。冷静に綺麗な礼もできたのではないかと思います。日本の心を見せられる場でもあるので、よく気持ちを抑えられたと思います”

・・・・・・・・・。すげ。

その昔、朝青龍さんがガッツポーズを取って叩かれていた時期、「なんでダメなんだよ!」と私が言ったら、夫が「ダメなんだよ。国技であれはダメなんだ。」と珍しく私に負けない口数で反論して来た時のことを思い出した。

夫に口で負けたのはその時が初めてで、「なるほどなあ。」と思っていたはずなのにまた忘れていた。

今時の若い方々には、本当に色んな人々が居て、ある意味昔よりバリエーションが広くて豊かな時代の側面が見えるような気がする。

**********

「明日、娘たちと寿司屋行こうよ♪」と浮かれている夫に半ば腹立つ。行けないんですよ。確認してから約束取り付けてくれよ。

娘たちに限らずこのパターンが多すぎる。人さまにもすぐ「じゃ、妻も連れて来ますんで。」と口約束して後から私に言うので最近は無理しないで行けないときには行かないことにしている。

で、夜も遅くなってから家にたどり着く途中、寿司屋に居る次女くんからラインが来た。今頃娘たちに囲まれて大喜びのお父さんと居るだろうなあーと思いつつそのラインを観てみると・・・。IMG_1132.JPG

・・・・・・・・・・。いったい何をされとるんだろうか。

豚か?豚なのか?

娘たちにはされたい放題だなーと思う。

が、私が行っていたら、もしかしたらもっと酷く手伝っていたかも知れない。

い、いや、私にはできない。

あの店の座敷には仕切りがない。あんなところで豚を作成などできない。IMG_1133.JPG

あ・・・・・・・。豚じゃないのか。犬なのか?犬なのか、君たちは・・・。

恐ろしいものを観てしまったが、母は寝るぞ。

わ、若者は色んなことをするのね。バリエーションが・・・。いや、そんな問題じゃないだろう。
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2016年07月16日

狩猟下手

最近忙しいやら疲れているわで、恒例の夫の飲みへの誘いも断ることが多くなった。

少し前ならあんまり何度も言われると面倒なので短時間という約束で付き合っていたのだけど。

で、短時間にならないようなら私だけ中座して帰るという工夫をしたり。

だいたい一人でふらりと飲みに行った方が楽しいと思うはずの男なのに、なんだろ、あの押しの強さは。

しかし、とうとうしつこくされても行くことがなかなか無くなった。

まじ、しんどいんですよ。以前から修行している仕事を続けること、および新しいことを始めることの平行が。

そんならやらなきゃ良いじゃない。夫婦仲の方が大切なんじゃないのと言われそうなのだけど、これが分かって貰えないならもう終わってるわ。

そんな状況なので、先日、夫の親友である鶏工房さんに行ったのもまじに久しぶり。

ああ、でも、昨年の年末には行ったかな。どちらにしても久しぶりか。

するとしばらく来ない間にだいぶん店の様相が変わるもので、面白いものに目が行った。IMG_1100.JPG

いや、天井間際のかなり高い位置に飾ってあるので最初は気が付かなかったのだけど、かなり大きな額。

それは釣りのオーナー大会で得たトロフィー、金賞と銅賞だそうだ。

まあ、見事な釣り針を再現しオブジェでおしゃれ。ちゃんと返しもついていて本物の釣り針と同じ。ただ、忠実に巨大にしただけのもの。結構な代物だと思う。

もう何年か前に優勝したそうで、「今度は銀が欲しいんだけど、なかなか二位にはなれないんだよね。三つ並べたいんだけど。」。

そう言われてみれば両方輝いているからよく見えなかったが、これ、銅と金だったんだ。思わず真下に言ってしみじみ眺めていたら首が痛くなったので「写メ撮って良いっすか?」と許可をとり取らせていただいた。

「三位のときに二位の人にくれとは言えないけど一位の金賞のときなら二位の人に交換して!って頼めるかな?」

いや。。。怒るんじゃないっすか、お相手。

鶏のプロ、舌のプロではあるのだけど、同じくらい釣りの業界では有名なのがマスター。

あれ?あと、あれ、何?マスター。本物?と指した方向にある巨大な干物のようなオブジェ。

「あ、あれは今年初めてヒラメ釣りに挑戦したら竿頭になっちゃってね。で、加工してくれたの。」

で、でかい。魚って種類が違えば釣り方も全然違うでしょうに。さすがプロ。IMG_1101.JPG

マスターはめっちゃ船酔いするタイプなのに、真夏も真冬もどんな環境でも釣りに出かけ、で、めっちゃリバースしているのに、その船の竿頭になってしまう。

まるで仕事だ。

よく天職と職業は違うというけれど、こうなるともうどちらがどちらか分からない。

ええもん見せて貰いました。

ちなみにこの巨大釣り針の形をしたトロフィーは石鯛の大会だったそうだ。

いずれにしても私には無理。

また行こうよと言って貰えるものの、てんで向かないし、第一魚を釣るために取り付けるイワシだのエビやカニだのに同情してめそめそしているヘタレなわけですから。

人に狩猟していただいたものを食べて、私はのうのうと生きているのだなということの縮図だなと思う。
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2016年07月02日

強くなる人&混乱極める世界蛇

蒸し暑い日。

基礎カウンセラーさんの教育分析。

ご多分にもれずこの方が公私共に多忙な中、この暑い中をやって来て下さった。しかもまだトレーニングの会からそうそう経っていないのに。(まあ、翌日にいらっしゃるというつわものもいらしたが。)

それで今日話して下さったことに少し感涙しそうになるような場面がいくつもあった。

一つあげるとすれば、「みんな、凄いですね。」と心から言って下さったこと。

自分の人生、自分の生き方のヒントを貰うために彼女はあの時一つの質問をしたのだが、それに付随して、全員が一人一人自分の幼少期のことを話して下さり、そしてどうして欲しいか?ということを彼女に答えた。

それはみんな違った体験。でも、どうして欲しいか?の部分だけはみんな一致していた。それぞれがみんな全く違った体験をした上でも意見は一致する。

これが常識を知らない人が言う言葉ならただの自分勝手。逆に自分の頭で考えたことがなくて常識のために生きている人の言葉でも論外。

そして今日彼女の感想を聴いて、一人一人のどの言葉もどの背景もあますことなく受け止めてくれたのだな。願いも愛も受け止めてくれたのだなということが凄く伝わったので嬉しくなってしまった。

そして凄い人を凄いを分かって貰えることの嬉しさもある。心からお礼を言いたい気持ちでいたところ、彼女が「私は幸せです。」と笑ってくれて、それがまた嬉しかった。

**********

話は飛ぶのだけど、ラグビーの五郎丸さんが、とある番組に出て試合内容を事細かに質問されていた。同時にスーパープレーのVTRも当然出るわけだが。

とあるジャニーズのメンバーの方々が本気の興味を持って質問しているのが分かった。

強豪相手にかましたタックルは、その大会での賞を取った。

そのVTRの際もタレントさんが目を輝かせて「あの時はどういう状況だったんですか?どういう気持ちだったんですか?」と身を乗り出すように聴いている様が伝わって来た。本当に知りたいんだな、これが。TVだとかそういうの抜きで。

すると五郎丸さんが「日本人ってのはね、弱いと思われているから、ああやってよく外国人勢がまーーっすぐにボールを持って走って来るわけですよ。(たとえタックルして来られてもおまえらごときには倒せないよってな気持ちで。)だから、”待て、待て。はい、ちょっと待ってください。行きますよ!ってことでタックルしたわけです。」そうは行きませんよって気持ちだったんだな。

で、さらに同じタレントがまた質問する。「じゃ、じゃ、じゃあ、味方がくらって脳震盪起こして運ばれていく場面とかもあったじゃないですか。ああいうときはどういう気持ちなんですか?」と。

「よくも仲間をやってくれたな。という気持ちです。」と答えた彼の顔は普段は温厚で優しそうなのに、凄く怖い顔になった。

スーパースターであるそのタレントさんは「ああ・・・そういう感じー。」と何かに思いをはせていた。

そして感動したり共感したりしている数秒を画面越しに観た。

多分彼は、質問の答えに満足したことだろう。自分も自分のメンバーを愛していて、別段普段からべたべたした関係でもないのに、仲間がバカにされるとTV番組内でもバカにしたやつを真顔でにらむような人だから。

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何故そんなことを思い出したのか?というと、同時に目を引いたコメントが沢山あったから。

五郎丸さんがゲストとして褒められる度に「いえいえ、あのタックルとかトライとかゴールばかりが取り沙汰されるけど、あそこに行くまでの仲間たちの凄いプレーの数数と言ったら・・・」とか、監督のことを「名将の元でトレーニングをしてきたから」とか「あそこに出してくれた人々の顔が一人一人浮かんできて、また開会式の時点で歌いながら号泣しちゃうんですよ。まだ始まってもいないのにね。」と、とにかく周りの人のことを誇りに思う発言に力を入れていたから。

多分、とある番組内で熱心に質問していたジャニーズの一人のスターも、自分たちは歌やドラマや踊り、芸能という世界に属していて、ラグビーのようなコンタクトスポーツとは全く違う世界に居るけれど、ものすごく共通点があるのだと感動したのではないかと思う。

そして、私は思う。

今まで、何回か、その時々でメンバーが違っていても、同じように自分の話をして何かをカウンセラーの皆さんに質問する人はいた。

時には愛情豊かに、時には自分の体験を削り取ってまで。

よく初期の頃に”医者は薬や器具を使って仕事をするけれどカウンセラーは自分自身を使って仕事をする”ということを習う。

なので、魂だの人生観だの、目に見えないものを使う作業が非常に難しいのは分かっている。

でも、中には場所を変えたり、沢山の時間をとって(仲間の時間ね)までして、その人が何一つメンバーの満身創痍の心尽くしを受け取らないどころか、踏みつけている様を何度か目にした。

3〜4人ばかしそういう人が居たかな。

分からないのだから仕方がないってのもあるのだけど、自分自身にすら分かっていない自分を分からせることだけにムキになっている様を見ると、自分のことしか考えられないってのは実に恐ろしいことだなと思った。非常に人間を貧しくさせる。

どんな宝を貰っても湯水のように使い「次、頂戴、頂戴、頂戴。くれたっていいじゃない。」と時間を奪っていくので。

他にも、一生懸命仕事をしている仲間のところへ行って別のゲームに利用しに行っている状態を見ても、先述のケース同様、「やってくれたな。」と思ってしまう。

そういう人々の涙は薄い、自分のためだけに流す涙は観覧用で硬い。

受け止め、受け止め、意味を知り、感謝の元に流れてくる熱い涙を知らないままで膨らみ続けていく重い心の肥満もあるのだと思う。何の味も感じないままケチをつけ続け、わが身を振り返ることなく食らい続けるような人生もある。

でも、それを知っているだけに、小さな胸いっぱいいっぱいに愛を受け止めて「幸せ」という彼女の笑顔がとても嬉しかったのだ。
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2016年03月13日

そのままでいい / 格闘技 / ばれてーら

今日の夕方、電話カウンセリングを請け負ったナースさんに対して思う。

あなたはあなたのままで良いんだよねえーってことを。

例えば、もう少し疲れないで済むように思考パターンや方針を変えたとしても、芯の部分のあなたはそのままでいて欲しいなあと。

だって、あなたは誰にも持っていない素敵なものを持っているのだから。

何故ならあなたは沢山の人をほっとさせたり癒したりする力を持っている。そして、とっても素直。

私はどちらかと言うと嫌われることを恐れなさ過ぎる。

もちろん自分が好きな人に好かれることはとても嬉しいことだけど、少なくとも不特定大多数の人に好かれようなんて微塵も思っていない。

だから、どこに居ようとどんな立場にいようと、それはおかしいなー、ずれてるなーと思うことはハッキリ意見してしまうし、思う事、感じることを理論的にキッパリ言ってしまう。

で、理論的ってのは逃げ道を奪うことでもあるから始末が悪い。

と言っても、基本的に訊かれなければ黙っている。人の会社だからなと思うからだ。ただ、一旦意見を求められるとがっつり答えてしまう。

それ故にしょっちゅうドン引きされる。

先日の勉強会でもその慣れ親しんだ空気を感じた。でも、何が大事か?ということを考えるので引けない。

初対面は大人しくて何考えているか分からないと思われるらしい、あるいはとても気が弱くて守ってあげなければならない対象なのか?と思われるような印象を与えることが多いらしい。あくまで今までの統計だけど。

それが一旦喋ったり行動するとこんな人間なものだから、それ以降、周囲の人の扱いが変わる。よく言えば丁重に扱ってくれるようになるし、悪く言えば『怒らせると面倒くさいから気を付けよう。』ってな感じになる。

それは必ずしも、決して良いこととは言えない。(もちろん自分の目的や生き方においては良いことではあるが。)

その方法や生き方が必ずしも他の誰かに適しているとは言えない。

『かおるさんのようになる。』とか『尾崎さんのようになりたい。』と何度言われたことか。でも、その度に違うよ、違うんだよと言って来た。

もしかしたら同じようなタイプでそれが性に合っていたり、同じような喜びや価値観を持っている人が居たとしたらそれは正解なのだろうけど、基本的に人は皆違う。

だから、あなたの素晴らしさが損なわれるほど他の誰かを目指さないで欲しいと願う。

やることはほんの小さなことで良い。不必要に自分が苦しまない方法を探すだけ。

そして、あなただけの良さを、あなた自身が知ることだけ。

私はあなたの話しを聴いていると、いつもほっとする。真面目で優しくて、繊細でユーモアがあって。

その素晴らしさがどうか損なわれませんように。あなたはどこへ行っても素晴らしい看護師さんだと思う。

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今日は月1でセッションしている方と格闘技の話しになる。

彼女が取り組んでいらっしゃることと関連するからだった。

格闘技は深い。喧嘩ではなくてれっきとしたスポーツだし、紳士さや淑女さが問われる、人間性も問われる競技だと思う。

優しくあるためには相手を傷つけないほどの強さと技術が居る。

そして、極めると最後の最後は、体格差すら関係のない世界になる。

色んなVTRを互いに見ていて、もうダメだじゃろという瞬間からいつのまにか大逆転したり、するりとピンチをすり抜ける姿に人生を見る。

『うーん、凄いね。強い人って柔らかないね。』とか『変わった対し方をする人ですね。』等、色んなことが口をついて出る。

彼女は技を可愛いイラストで図式化していたけれど、いずれその図式は要らなくなって、身体が反射として覚えるようになるのだろう。

格闘技の話しをどっぷりしていても、そこに人生や恋愛や、正しさや勘違いや色んな要素が垣間見える。

彼女は私が巡り合って来た中で、一番変容した(自分に戻った)人々の中で三本の指に入るほど大きく脱皮した方だなあと思える。

私も楽しみながら私の世界で頑張ろう。

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昨日は上北台の方で仕事をしていたところ、夫からのラインで『丁度玉上に素敵な店があるとY枝さんに教えて貰ったから待ち合わせよう!』という連絡。

そこまでたった二駅だったから思い出したのだろう。

ワインの種類がやたらと多いお店で待ち合わせるはずだった。ところが時間がギリギリ。

必死で走っていた。店の場所も定かでなかったし。

しかし、玉上に着いて改札を抜けたところ、黒いコートを来た大柄のオヤジがドン!とぶつかって来た。

あきらかにわざとぶつかって来たとしか思えない動きだったし、こちとら急いでいたので、思わず舌打ちして下から睨みつけると・・・・・・・夫だったので爆笑された。

何と言うことだ。

しかも、これからレストランに行くところなのに改札前によもぎ餅やら道明寺やら、栗羊羹などの和菓子が売り出されていたところに立ち止まる夫。

何を考えているのかはすぐに分かった。

『あのさ・・・これ、とまり木のママさんのお母さんに買って行ってあげようか?』

やっぱり。

それは分かるんだけど、私たちがこれから行くところ、そこじゃないでしょうよ。

まさかレストランでそこそこの飯食った後に日本酒飲みに行くつもりじゃなかろうな。

そんな疑問も余所にお菓子を楽しそうに買い込んでいた。

お店はフランス料理店。20160312.JPG

料理は美味しいのだけど、照明がめっちゃ明るい。何もこんなに明るくしなくとも!というくらい。

で、バケットがお代わり自由なのは良いのだけど、お代わり自由ならもうちょっと少量づつ持って来てはいかがなものか?というほどドッサリ置かれる。

もう、歳よりだからさ。大量の食べ物を目の前に置かれると圧迫感があるのよ。もはやそんなに食える年じゃないんだからさ。

結局バケットが約一本余って、それもおみやげになった。でも、ママさんのお母さん、齢90を越えているのにフランスパンが大好きなのだと。

ところで、おしゃれなところってよくオリーブオイルをかけたりスープにつけたりして食べることを薦めるやん。もしくはそのままとか。

でも、私はバター派なので『バターありますか?別料金で良いので。』と言ったのだけど『マーガリンならございます。』というお返事。ああ、これも残念。

豆腐専門店でも塩で食えという店があるけれど、私は醤油で食べたいの。

天ぷら屋さんでも味自慢のところはやはり塩で食えと言われるのだけど、すみませんね、私はやっぱり大根おろしやもみじおろし付きの天つゆで食べたい庶民派なのよ。

と、色々と残念なことはあったものの、チーズも料理も美味しい。それだけに惜しい。あと、震えながら外で喫煙しなければならないのも惜しい。

段々自分が時代に合っていない人間だと納得して来た今日この頃。

でも、この内装にこんだけお金かけるんだったらさ・・・とか、そんなのは良いからさ・・・などと色々思ってしまうんだな、これが。

しかし、旦那が一挙一動、表情の一つ一つを見ているので決して悟られまいと、『ほんとーに美味しかった。いいお店だねー。ありがとう。ごちそうさま!』とニコニコしていたつもりだったのだけど。

ばれるんだな、これが。『一回来たからもう良いよね。なんか、ごめんね。』と言われる。

いや、ほんとに美味しかったは美味しかったってばさ!

なんで心の中の我儘がばれるのか分からないけど、ほんとにごめん。うるさい年よりで。

それとは別に、猫居酒屋さんについておみやげを渡すと非常に喜んで下さった。

さすがに何も食べれなかったが、またまた久々の日本酒を三種飲んで最高の週末。

なんか、色々と困難なことがあるが、来週も頑張るぞ。
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2016年01月03日

永遠の数分間

年末や正月に姪っ子ちゃんやら夫など、身内では数少ない格闘技好きと話していると、年末ぎりぎりまであくせくしていた私をよそに色んな面白い試合があったと知って愕然。もー、いいなー。おばちゃん、全然余裕なかったよ。201601021.JPG

観ることが出来ないどころか、知ることすら出来なかった。

ボクシングでは井上君とか内山君とか若くとも恐ろしいくらいの化け物級の方々が登場している近年。団子レースも感動するし好きなのだけど、やっぱり圧倒的な才能+努力の存在を観ると目が覚めるような思いがする。
そりゃ才能も半端ないんだろうけど、それを支えたり伸ばしたりする頭脳を伴った努力の成果と流した血のことを思ってしまうのだ。
そうそう。同じく努力は大変だけど、ポイントをついた頭脳を使った努力ってところが大事。自己満足派や他人の認証が欲しいだけの人は実は無意識レベルでは本物を欲しがっているわけではないのでそこまでは行き着かない。

重ね重ね言うけどがむしゃらな努力をする人も好きだし、ある種の美しさがあると感じる。でも、やっぱり本気で自分のために戦っている人は心が独りなので、身体鍛えるだけではなくて頭脳を使うのだろう。で、最大限に生かすのだ、その非凡な怪物ぶりを。

ああいう試合が観れるのって、私的にはしばらく無かったせいか、大昔に存在した歴史的な怪物の時代が再び到来したような気がして興奮してしまう。

あと、井岡さんも凄い。

しかもなのだけど、久々に総合格闘技も行われたというのを聴いて「えーーー、何、それーー。やめてよー。」と思う我儘。

短い期間にそんな素敵なもんを一気にやらないでよ。何か月間かに引き延ばして欲しいわ。← ええ、わかっています。完全なる我儘ですが。

私が歴代敬愛するボクサーは未だモハメド・アリさんと具志堅さん。

二人とも怪物だけど、どこか力抜けたところがあってコミカルなのよね。で、他には?と訊かれると、やはりタイソンさんが口をついて出る。2016010103.JPG

で、面白い人のふりして実は神レベルなんだよっていう具志堅さんの防衛記録にもう少しで追いつきそうな若い力も存在している。これが長年破られていない記録というのも驚愕なのだけど、そこに追いつくかも知れない若い力が存在するということも驚異。

総合格闘技もその時点では姪っ子ちゃんらに聴いた話に過ぎなかったのだけど、出場人物が、何とまあ、7〜8年前、下手すると10年以上前の選手の名前が出て来る。

大丈夫かいな。試合の性質上、まだ出来るの?とビックリしてしまう。

「でも、そのうちYouTubeにあがるから観れるだろ。」と言う夫に「おばさん、なかなか探せないんだよ。」とぼやいていたら、姪っ子ちゃんが全部見せてくれた。

その映像を観ていて思う。若いな・・・・みんな・・・。ええ、ヒョードルさんとかも。

今出来るって言うだけで、凄いと思う。もう大変だろうに。

で、そんな会話ややり取りを宴会の合間合間で席につきしていたところ、姪っ子ちゃんが携帯の動画をそのまんま永遠に観続けているので「今度は何を観ているの?」とコップを下げに行くついでに聴いたのだけど。

「うん、ヒョードル対ミルコとかの昔の試合。」と。

ああー、気持ち分かる。おばさんもよく昔の選手の試合とか魅入るんだよね。

ちなみに私が印象に残った過去の試合の幾つか。

アリとか、極端に昔の人は抜きにしてね。

まず、ヒョードルの試合は全部。ふと思い出したのはギャングのボスと言われている人を、どう見ても早期に寝技でやってしまうことが出来たのに、あえてフルボッコにしていた試合。ギャングじゃなかったのかも知れないし、記憶が定かではないのだけど、相手も凄かった。

ヒョードルさんはもちろん本気でやったら人を殺し続けてしまうだろうから絶対手加減してるな、あれ。

だから、そこそこ強い人と組めるときは本当に嬉しそう。

次に印象に残っている試合は、誰とやっても最後まであきらめなかったシウバ。
もうダメだろうという地点から何度も逆転勝ちしていた。要するに殴られても蹴られても冷静で、最後の最後までチャンスを狙っているんだよなあ。同じ系統ではノゲイラ!彼の逆転劇も凄かった。

そして、私的なベスト1。201601012.JPG

これは多分15〜6年くらい前の試合だったと思う。

桜庭和志VSホイス・グレイシー。

あれは確か、一時間半にも渡る闘いだった。

桜庭さんはリングに立つと小さく見えるのだけど、確か180くらいはある。周りが大きすぎるのだ。

しかし、まあ、色々やってくれる。届くかいな!という相手へのハイキックや、物凄く強い相手と闘っているというのに、時々見せる笑顔や、不屈の勝ちに行く精神。

あんなに色んなことをやった試合は忘れられない。

そして確か最後はあちら最後からタオルが投げられたという衝撃的な終わり方だったと思う。

正月から格闘技について熱く語ってしまったものの、やっぱり好きなんだよね。言い訳なしで、少なくともリングの上では、身一つで立ち向かって行く姿や、一人で立ちあがる彼らが。

でも、実は我が家にも凄いの居る。

それは、何十年も年十年も某企業を勤め上げ、退職後は自分の会社を立ち上げて来たお爺ちゃん。

一年に三回も大きなオペをして、それなのに、正月の二日の朝っぱらから金粉入りの日本酒を結構がっつり飲んでいるお爺ちゃん。
人生を楽しむとは、なんたるか?を知っているので、この人、来るべきときが来ても悔いがないし誰も恨まんだろうなあ。

驚くべきことなのだけど、あんなに有名な方々に引けを取らないほどの強靭さを垣間見てしまうのだった。

筋肉が落ちた細い足になってからも、彼の魂は未だぶっとい。

私はチビで力もなく体力もない。おまけに根性もないへたれ。

しかし、彼は知らないだろう。強靭な精神や魂を目の当たりにして今までどんなに励まされてきたかということを。

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さっきから何でうちに貰った得体の知れない野菜の鉢植えなんてアップしてんだよって話なんだけど、

綺麗に鉢植えにしてあるだけじゃなくて、金粉がふんだんにデコしてあって、とっても綺麗なのでした。観てくれてありがとう。
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2015年09月13日

華奢な女性の中に居る最強のファイター

西の方の空から新幹線を乗り継ぎ、今月も彼女がやって来た。由々しき問題を抱えて。

どのお仕事も大変なのだけど、とかくナースは人の命がかかっている。

現場で仕事する人間も大変なのだけど、それを管理する立場の師長陣もとても大変だという問題。

最近は。。。。出来ていないことを出来ていないと言われただけなのに「厳し過ぎる」と言われてしまうというエピソードが多い。

私たちの時代にはちゃんとやっているのに出来ていないと言われたときにはさすがに腹を立てたが、昨今はあたりまえのことを言われて傷ついたとか怖いと騒ぐ方々も増えている。

いや、ほんんとは、怖い、怖いって言っている人たちが一番怖いんだけど。

何の仕事をしているのか分かっていないし、何故だか知らねど実績も知識も根拠もない自信とプライドだけが高いので、あたりまえのことを言われても馬鹿にされたように感じてしまったり騒ぎになったり。。

でも、この仕事ばかりはそれだからと言って、何でも許しているわけには行かないんだよね。

数々の師長陣のエピソードを耳にする度、部下さんたちの幼さと、そしてもっと悲しいのはその上の上司の方々が「あなたは厳し過ぎる」なんてアホなことを言っているという状況。

某アイドルグループの総選挙ならいざ知らず、好かれることの順位を査定に入れたりとかってビックリ。

嫌われても厳しく守っていかなければならないことがあり、それを守らないと先々どんな恐ろしいことになるのか?ってことを指導することが、まるで禁じられているかのようだ。

もちろん、これは医療従事者に限った出来事ではないのだろうけど、特にこの世界では、上司が不安定って言う状況は非常に危険なことだなと思う。

主旨がずれちゃってるんだもん。そりゃ不安定にもなる。

一緒に嘆いたり心配したり考えたりして投影も否めなかったものの、ふとその人のある部分に気が付く。

この人は強い。ええ、だからこそ今の今まで繋いで来れたのだけどね。

大泣きしても怒りが込み上げても絶望しても、さあ、残りの勤務をどう乗り切ろうか?と考えたり、とにかくどうにかしようと継続する道を進んでいるのだ。

これは凄いこと。

例えば将来彼女に別何かやりたいことが出来たとしてもこの気質は必ずや役に立つことだろう。

私の何倍も強い人の一長一短、そして私の一長一短。

そう、人はそれぞれ違う。色んな医療従事者がいても良いんだと思う。

彼女的には「ああ、もう、一言で崩れてしまった。」と今までのコツコツ歩んで来た道程を嘆くのだけど、あながち無駄じゃない。

全然崩れていないのだもの。

彼女の中に誇りと客観性が育って行くのを見た日でもあった。

名古屋は遠いね。

でも、今日私は素晴らしいものを見せて貰った。あなたの決意も。

何をやったって良い。

あなたはどこで何をやっていても一流の看護師さんなのだと思う。

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2015年08月04日

可愛い人

数年前初めてセッションにいらした方との旅は始まって幾月過ぎたのだろう。

幾つかの季節が巡る度に色んなことがあって、やや急な傾斜の螺旋階段を登るかのごとく、この方もどんどん変容して行かれた。20150803.JPG

特に最初が悪かったとか変だったとか、そういうことではない。

ただ一番最初のお題からスタートしてからの今を考えるとやはりなりたい自分にどんどん変わっていかれているように感じるというだけで。

その人の全てはどこにでも出る。服装や喋り方や、表情や仕草。その全てに。

経験としては既婚や離婚、子育て、仕事、色んな経験値を持っている人だった。ただ、ちょっとサバイバルの仕方がちぐはぐで混乱していたところがあったのかも知れない。

それが悪いというわけではないが、年齢の割に幼いファッションをなさっていて、年相応の味が出始めたお顔に合っていないような気がしたし、多分本来の彼女の声質ではない甘い声を出して、仕草も「女の子」と意識している感があった。つまりは異性や依存の問題がそうさせているかのような。

けれどもそれは彼女にとって居心地が良いことなのかも知れないので、特に触れないでいたが、他の検案、主に人生や生き方のお話の聴いている短い数年間のうちに、たちまち大人可愛い人になってしまった。

多分、弱いことや幼いこと=可愛いということではないという価値観をこの方の場合はゲットしたのだかな。

分厚い前髪を降ろしたロングヘアと唇をすぼめて指をあてて話す癖や、アヒル口と呼ばれる表情も無くなってしまっていた。

で、今、どうしているのか?というと緩いウエーブがかかった額を出したヘアスタイルで、彼女は自分の手で顔を隠すことはなくなった。

話したいことを率直に言うし、可愛いファッションなのにブリブリスタイルではない。

守ってくれる人を探して楽をしようという考えを捨てたかのように。

ところが不思議なことに、余計に色っぽくなってかえって女性的に見えて来るこの不思議。

で、昨今色んな格闘技を始められたというので、初めて聴いたときにはビックリした。

御多分に漏れずずっと経過を看て来ているので、その変貌ぶりがどれだけ凄いのかが分かる。

格闘技というのは暴力ではない。スポーツだ。むしろ自分との闘い。

予約の入れ方も自律的で定期的。

自分を仲良くなったり自分ときちんと相談できたりしつつ、どんどん素敵にどっしりして来られているのだなあとつくづく思う。

「今月はとりあえず三時間キープで、2時間はカウンセリングで残り一時間は状況によって決めて良いですか?」と積極的な予約の仕方とこまめに自分を見ている様子にも感心。

決まったところまでのお振込みを確認した後、とにかく楽しみにしているというお返事をした夜だった。

重ね重ね、とても良い意味で女性らしくなった。

もしかしたら、可愛がられよう、誰かに助けてくれる人を探そうと依存的な方法を取ろうとする無意識を持っている人って、ある一定の年齢からはかえって、ある種のおっさんのようなずうずうしさが出て来てしまうのかも知れない。
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2015年06月08日

可能性が無限大

やたらと我慢したり苦労したりするだけのパターンの方は、その苦労や我慢を手放したり、はたまた逆に少しの我慢も出来ない方は少々忍耐力を覚えたり。201506073.JPG

どちらのパターンにしてもそのまま偏りっぱなしだと怒りっぽくなるものだけど、少し長いことセッションしていると上記のような色んな変化が起こって来る。

特に転職についての問題や葛藤は議題の中でも多い。

今日は先の努力家の方のお話を聴いていた日でもあった。

転職したばかりでもある。で、長く勤めればノーミスでとても有能に仕事をこなせる人。

でも、2〜3回ほど転々と一生懸命、一生懸命、自分自身の旅を踏みしめていらっしゃるのを見つめて来ると、ちょいと疑問に思うことが湧いて来た。

責任感があるし几帳面で真面目だし、慣れればきっと人並み以上に出来る職種を選ばれているのだけど、その仕事、そしてその会社、ほんとに好き?そして今まで訊いたことは無かったけれど、何故その職種を選んで来たの?という疑問や質問だった。

で、その問いに対してそのまんまに答えて下さったので、なるほどーと分かり易かった。

確かに間違っていない。きっと得意だと思う。201506071.JPG

でも、身体や魂が「いやだーーー!」と叫んでいる。

色んな話を聴く度にセルフイメージを取り違えた原因も分かって来た。

今のお仕事も素晴らしい。でも、例えその仕事に慣れたとしても、彼女が求めているものはそこからは得られないってこともあるかも知れない。

漠然としているのだけど、人前に出る仕事、人と関わる仕事、あるいは仲間との共同作業とか、販売も良いだろうし時には指導や受付や案内や・講師や・・とにかく心で関わるお仕事が向いている人に思えてならない。

まず強みとして非常に印象が良いのだ。それを生かさない手はないよなあ。

でも、一部を除くと、彼女の自己概念はそういう人物ではないということになっていたので、「私がそんなことして良いんだろうか?」と感じてしまうらしい。

一緒に考えたり「こう見えるよ。」という面談はあくまで参考の一つでしかないのだけれど、閉じ込められていた彼女の新しい可能性が開く第一歩のような気がしてならない。

ご飯を食べて、お風呂に入って睡眠とって、さらなる幸せを実感するその日のために鋭気を養ってほしいと切に願った。待っている人が沢山居る。201506072.JPG

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Kさんと出会ってからもう何年くらいになるだろう。出会う前の生い立ちも聴かせていただいたし、転職や恋愛のこと、ご自身の人生のこと、実に様々なお話を聴かせていただいた。

出会った頃の彼女はとあるものを作成したりプログラムしたり、とかくPCに向かったりすることが多かったように思う。

それは今もそうかも知れないが、当初「友達が出来ない。」という思い込みを持っていらしたように思う。あるいは作ってはいけないという無意識の指令だったのか。

沢山考え込む人で、今も熟考するタイプではあるけれど、この方も少しづつ変化して行くうちに大変貌を遂げられたように思う。

一人で旅した時に見たという美しいランプの話。

誰か傍に居れば良いのか?というとそうではないと気が付いて決断した日のこと。

で、最近はキックボクシングとかブラジリアン柔術とかヨガとか、仕事を続けつつも今までの人生の中でやったことのない世界に飛び込んでいらっしゃる。

ウクレレも良かったのだけど、こんな笑顔になる趣味ではなかったのね。

カウンセリングだとか心理学だとかアクセによるクリスタルヒーリングだとかフラワーエッセンスとか。まあ、とにかく色んなものが相乗効果を生むと、当初のその人には思いもよらなかった出会いがあったり、生涯やるとも思わなかったかも知れないものをやり出したりすることがある。

考え込むことは悪いことじゃない。でも、考え込むだけだとそれは悪い結果をもたらす。

彼女はあらゆるスポーツ、主に格闘技を通して呼吸しては吐き出し、要らないものを心と身体から手放しているかのようだった。

そこに新しい出会いが入って来る。

それはあたりまえと言えばあたりまえのことなのだけど、やはり凄いこと。

熟考することと身体を動かすこと。理屈と理屈でないこと。

両方の世界を兼ね備えるって、とてもバランスが良いことなのだろうと思う。

皆頑張っているなあ〜と勇気が出る。
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今日も最後まで読んで下さってありがとうございました。あなたにとって良い一日でありますように。


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posted by かおる at 06:00| Comment(0) | 格闘技とかスポーツとか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする