2017年02月25日

オートマチックな部分

最近の予想気温が若干高めだけれど、凄くあてにならないような・・・。

昨日も寒かったなー。(/_;)

風、吹き過ぎ。しかも、皆、体調崩し過ぎ。

体調を崩す方々はもちろんメンタル的にもバランスが崩れるのだけど、そうするとこちらも忙しい。怪我する人も多いしね。

ナースの仕事でというよりも、もはや生活のベースがそうなっているような。主婦だし、そんなものか。

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ホームに勤め始めてから夢をみることが少なくなった。

とは言うものの、夢を見ない日はないというので覚えていないだけか。

それが最近ぽつりぽつりと覚えているようになって来た。

脳や心が何かの作業をしているのだろうな。状況は混乱しているこの最中で。

意識的にも何かを学んだ感じがするのだけど、奥底の本当の学びというのは自分でコントロールできるものじゃない。

広大な無意識が整理するのを待つしかないというのが、狭量な意識の作業。

そして答えが出たら、ゆっくりと無意識が言っていることを紐解いていこう。

もう少し出て来たらセルフ夢分析もいいかも知れない。ちょっとえぐいのだけど自分が要望を聴くのは半分怖くて半分面白くもある。

そう言えばとてもしんどい時に身近な存在の紳士的な反応に救われたことも何度かあった。

なるほど。大人であり幸せな人の反応は穏やかで、それでいて表面的なものでもなく、相手を深く安心させてくれるのか。

まあ、とりあえず今日も頑張って来よう。ぼちぼちと。
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2016年12月08日

誇り高い少年兵の休息のような

人は変容したり成長するなどして次の段階に進む際、よく似た階段を登り続ける。それをよくらせん階段と表現しているのだけど。

同じ景色に見えるから『あー、変わってない。またこの景色か!』と落ち込むことも多々あるのだけど、実は一周上に上がっている。IMG_1256.JPG





実はそのじれったいほどのらせんにも意味がある。

何故なら急にまっすぐな階段を登ろうとすると滑りやすいし体力もいる。へとへとになって前よりもうんと下に落ちてしまうから。

それを無意識は知っているので、必要な心の成長に合わせてらせんを組んでくれている。

言い換えるとするならば、カウンセリングや心理学をやっていて『私、ものすごーく変わった!成長した!』と初期の頃に人さまに吹聴してしまう人よりも、『なんか、変われない。』とじれったさを感じている人の方が自分と周りをよく見ている人なのだ。

過去の自分を無かったことにしたりリセットしようという傾向が強い人ほど周りが同じ景色であっても気が付けないもので、自分の位置よりも、何かについて上方や下方に居る人のことばかりを見ては優越感と劣等感を行き来している。

それは人に操縦されているジェットコースターに乗せられているかのようにアップダウンが激しくて疲れる人生。

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そんなことを思ったのは丁寧に丁寧に一段づつ階段を登って来た人を目の当たりにして来たから。

何せ自分の足で登ったのだもの、その一段は本物なわけで自ずと貫禄がつく。地に足がついている。

『変わった、変わった。私はこんなに幸せ。』と主張している人は何故だか人の背中に乗りたがる。自分を背負って登ってくれる人を永遠に探し続けている。

担い手は親だったり恋人だったり兄弟だったり親友だったり人それぞれだけど、それは恐ろしいことだと思う。何故なら誰もが自分の階段を登るだけで大変だからだ。

でも、その大変さを知るものは、実際に自分で一段一段登ったことがある人だけなので、背中にしがみくために怒ったり嫉妬したり悲劇のヒロインになりたがる人には知る由もない。だから平気で人を利用できる。綺麗な言葉を使いつつ。

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今月も彼女に会った。

決して近くはない距離を月に二回、自分の心や状況の整理をしつつ自分見つめをするために通って下さっている方。

色んな入り口から依頼人さんがいらしてくれるのだけど、彼女とは私がカウンセラーになるよりも以前からの付き合いで、しかも、何故カウンセラーを目指したか?という理由もプロセスも実際に観て来た数少ない人とも言える。

年に一回くらいは「もうどれくらいになるんだろうね?20年?」などと、振り返ることがあるのだけど。

冷静に計算してみたらおそらくは17年ほどだった。

長いね。でも、短いね。色んなことがあったね。

そして、らせん階段を自分の心や体力に合わせて、見事に組んでいる人。そう。らせん階段という心の足場でさえ人は自分で作るのだ。誰も作ってくれないし、ましてや人のそれを登ろうとするのは論外。

彼女もやはり『ああー、変わらねーなー。』と言うのだけど、もういい加減気が付いて来られている。着実にもっと視界が開ける地点まで自分の足で登って来たということを。

『私の言う通りにして私の階段をついて来なよ。』という支配を断捨離したり、時には新しい関係を築いたりして。
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そうして数日後。そう、今朝方のことだった。

何だか覚醒しているときと同じ感覚で周辺が見えるような不思議な夢を見た。

何の仕事をして来たのか分からない私。カウンセリングなのかナースの仕事だったのか。とにかく仕事が一区切りついたらしい。

少し広い会議室のようなところにトートバッグを持ってやって来た。

現実では見たことがないが、物凄く慣れた場所に感じた。

そこへNさんがやって来て『いやあ、お疲れ様。私も少し寝るわ。』と言うので振り返ると、既に布団に寝転がっていた。いつの間にかカーテンで遮光して完全に眠る体制だ。

私はアイマスクを探すのだけど、『ああ、大丈夫。眠れるから。でも、その前にしばらく何でもない話を喋らせて。』と言って、ぽつりぽつりと話しだした。

どうやら何かの仕事で寝ていないようだった。

喋りながら彼女が途中で寝息を立て始めたので、私も少し寝ようかな。

そんなことを思って静かな時間が流れていた。

そこで目が覚めた。

彼女はナースさんではないので夜勤しないし、何とも不思議で既視感のある夢だなあと思った。

多分らせん階段の途中の休憩室のような心の部屋に入った状態の夢だったのかなと思う。

子供のような寝顔だった。

その子供のような寝顔ごと、もちろん大人の彼女も、しっかり休めていますように。

楽しい旅のために。
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2016年10月12日

そう言えばダリアにも似ている人 / 夢

今月もお花を下さったお方。securedownload.jpg

同年代で丁度女性にとってしんどい時期。

でも、彼女は少しづつ自分で考えて、少しづつ色んなことに気が付いて、それがとても緩やかなカーブを描くように、物凄く変わったなあと感じた。

しゃかりきに頑張るのみで、自分と他人を比べたりするだけでは決して辿り着けない地点に到達したのだなあと思う。

穏やかで平和であるということや癒されているという状態は、決して喜怒哀楽が無くなるということじゃない。

むしろ、静かに確実に自分の喜怒哀楽を感じて、さらにその先に何かを見つけている。

沢山の他人、その言動や起こっていることを注視するほど気になることもたくさん出てくるかも知れないけれど、必ず自分に戻って来ている。

季節も人も自然に流れている。その目に見えないほど寛恕で緩やかな自然の流れというものが、この世で一番速い。

私的にもっと聞きたいな、話したいなと思った話題が沢山出た楽しい時間でもあった。

**********

最近色んな夢を見まくり。

本当に色んな夢を見る。

分析して分かる夢もあればさっぱり理解できない夢もあるけれど。

確実に何かが起こっている。

例えば昨日の夢は、割と長いこと電話カウンセリングをさせていただいている方が出て来た。

その方は体調の問題で電話カウンセリングという方法を取っている。心身の都合上、外に出たり、こちらにたどり着けない可能性も多分にあるから。

いつもカウンセリングの内容だけに集中している一時間。

しかし、そういえば、何年も前、今よりスケジュールが落ち着いていた時期に一度だけ訪問にてカウンセリングとレイキを起こった日があったので、要するに一度はお会いしている。いや、二度くらいだろうか。

でも、それ以降は電話のみだったので、ほんとに面白い夢だったなあと思う。

夢の中の彼女はちゃんと事務所に普通に自分の足で来れていて、そしてそのセッションの途中で「ちょっと食べ物買って来ます。」と言って出て行った。

しかも、その後、コンビニの袋をさげて「ただいまー。」と帰って来た。

ただこれだけの夢だったのだけど、ビックリしちゃったのよね。普段の状況とあまりに違い過ぎるわりに、妙にリアルで現実的な夢じゃないような夢だったから。

きっと何かが起こっている時期には違いないのだろうな。その何かが起こる手前の小さな努力の積み重ねの果てに。
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2016年02月19日

胡蝶2

前日、夢占いに詳しいお客様に蝶の夢の意味を聴いたあと、色んな面で合点が行ったのだけど、考えて見れば何もお客様に聴かなくとも同じく詳しそうな人が身近に居たんだということを思い出す。

なので、その夜、念のため、当人の次女くんにも蝶の夢について質問しようと思っていた。

ところが、爺ちゃん婆ちゃんが寝ちゃっても、夫との晩御飯が終わっても、一向に次女くんが帰って来ない。

と思ったら、定期的に通っているお料理教室の日だったそうだ。

で、気が付いたら帰って来ていたので訊こう♪訊こう♪と思って彼女を見たのだが、見た瞬間、心の中で「う。」と思う。

何やら疲れ放題&詰まり放題。目が座っている。

思わず蝶どころじゃないなと思って「どうしたの?」と訊こうと思っていたらお風呂に入って出てこない。何か浄化してるんかい。

やっと出て来た頃は夜中も夜中。私は晩御飯の片づけも終わって翌日の夫の弁当の仕込みをしているところだった。

のっしのっしと風呂からあがって来て、頭にバスタオルを巻いたまま、台所の正面から見えるテーブルにどしっ!と座って「ふうーーーー!」と言っている顔を見たら、”あら?風呂に入って来たのにまだ詰まり放題?”という感じ。

蝶、蝶って思っているのだが、「料理教室で何作ったの?作った後はそれ食べて帰って来るの?」と当たり障りのないことを訊いてみる。

「生姜焼き。かぼちゃの煮物。あとお味噌汁と・・・」

ああ、奇遇だな。今仕込んでいる弁当のおかずも生姜焼きだったんだよ。

「もうさー。またあの人がこれこれしかじかでさー。」と本題に入ってくれた。

前聴いた話の続編が多いのだけど、この話題のシリーズも長い。で、聴いていると結構大ヒット。

そりゃ大変だったね。ところでさあ。。。(蝶の夢って・・・)

あ、詰まってるね。お母さんも腰痛いよ。

またお預け状態で今度はこちらが彼女の居るリビングに向かって行き、さりげなくヨガのポーズを取りながら「ああ、疲れるね、疲れるね。」と言うと隣で彼女もやり出した。

で、『このポーズ出来る?』とか言うので真似して見たら何だか違っていたようで、ゲラゲラ笑っている。

「違うよ。もっと腕を内側にして腰はあっち!」と、床に寝そべってとあるポーズを取っている私の腰をグイ!と押して来た。

いてっ!と言うのとグキッ!と音がするのが同時だったので、「おい!」と言うとまたゲラゲラ笑っていた。

その後、しばし無言でヨガをして息を吐いていたのだが、大分ほぐれて来たところで、”よし。”と思い、蝶の夢を説明した。

で、長女くんが出て来てこう言ったという話をするとまた吹き出していた。「あんたたち、何、夢でお話してるの?」。

なんでだろうね。で、この夢って夢占い的な解釈だとどんな感じ?と、やっと訊けた。

おおよそのことは分かるけどと答えてくれて、その後、自室で念押しの検索をしてくれたらしく隣の部屋からラインが飛んで来た。

やはり変容や転機を意味する夢だったらしい。

ただそれだけの話しなのだけど、どちらかと言うとそこに到るまでの次女くんの諸々の話しが面白くて、あいかわらず災難だったはずのことをコミカルに話してくれるもんだと感心した。

朝早いのに夜遅くまでサンキューのスタンプを送信して残りの仕事を片づけた。

*********

やはり繋がっているのか、今日も会う人会う人、重要な転機を迎えている方々ばかりだった。

皆さん、表面的には勘弁してくれよと言う気持ちは否めないのだけど、どこか何かが温かったり、笑顔がちらほら見えたり、泣いたり。でも、頑張っているなー、流れに乗っているなーと思う。

普通に生きているだけで大変なので、ついつい現状維持を切望する。

模様替えだのお引越しだのという出来事が猫という生き物にとっては蛮行に匹敵するんだ!と言わんばかりに。人間も同じ生物なので何かが変わるのは大変なのよね。

そんな中でとてもハートウォーミングなお話も聴けた。

今自分に何が起こっているのか?それをどう受け止めているのか?で、こう感じるのは自分自身の考え癖のこんなところがこういうふうに働いているからで・・・というお話を聴かせていただけるのは、非常に自己一致している方だったからだ。

冷静じゃないときですら、少なくとも冷静じゃないということを理解している人。

だから、人のせいにしたりしないし、お門違いの怒りを関係のない人にぶつけたりもしないし、受け取るべきものをきちんと受け取ろうとしている。

そして、そういう人の周りの人間関係もその人に適したものになって行っているのが面白い。

周囲の人々から必要なことが必要なだけ、的確に返って来る。

さらに暖かい励ましも。

小さな部屋に色んなヒントを広げて整理して行く様は圧巻だった。

自分が変わると周囲も変わる。世界が変わる。これは綺麗ごとじゃない本当の物語。

何かが連動して行っている。

あ。いつぞやヘルパーのMちゃんにいただいたアリのポスターが目について、”蝶のように舞い、蜂のように刺す。”っていう決まり文句が飛び込んで来た。

・・・・・・・・・・・。蜂の夢は見たくない。
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2016年02月18日

胡蝶

朝方、とても不思議な夢を観た。

起きてからしばらく「あれはいったい何だったんだろう?」としばし考えてしまうような現実感。

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そんな夢を観たせいか、長女くんのことを思い出していた。

あれは彼女がお嫁に行ってから何ヶ月か経った頃の夢だった。

夢の中で彼女が泣いていたんだっけ。なんだか元気がない様子だった。

がばーーっ!と起き上がってから、”あれ?大丈夫かな。元気にしているかな?”と思ったし、その日の日中もしばしば連絡しようか?どうしようか?と迷っていたのだけど、結局ライン一つしなかった。

何せ夢を観て心配だったからなんて急には言えないから。

でも、帰路に着く途中で「帰ったら、ただ元気?ってメールしよう。」と思っていた。

すると、何とその日に限って若い娘の笑い声が二人分。久々に長女くんが帰って来ていたのだった!

思わず、顔を見るなり「良かったー、元気そうで。実は・・・。」とその夢の話しをしてしまったのだけど「この通り、元気だよ!」とぷくぷくほっぺの笑顔で答えてくれたからホッとした。

それを聴いていた次女くんが「ああ、それは逆夢ってやつだね。」と冷静に言う。

さかゆめ?そんなのあるの?

「うん、あるの。」

何やらそれ以上の追従をする気になれないほどのキッパリした口調だった。

何だか分からないけど不吉さが物凄く幸いに転じてしまうことがあるらしい。昔からこちらの娘とは短い言葉だけで色んなことが分かる。とにかく安心した。

*********

それからあっという間に半年ほど経ったのかな。

今月の初めの頃、朝方長女くんからラインが来た。

”お母さん、変な時間にごめんね。今、とても怖い夢を観て。お母さんが泣いていて、すごく良くない夢だった。。。かなり嫌な目覚めで、不安になってラインしたよ。大丈夫かな?何かあった?”

ほうほう、とそれを読んで「大丈夫だよ。いつか教えて貰った逆夢だね。でも、怖い夢見せてごめんね。」と返信したのだけど。

それより何より、朝方の4時半のラインに即答で返信があったことの方がビックリしたみたいで。

ええ、そうなの、そうなの。メールカウンセリング書いているとこんな時間になるんだよね。だからよく起きていることがある時間帯なのら。ビックリさせてごめん、ごめん。

その翌日だったか翌々日だったか、私が仕事行っている時間帯にまた実家に帰って来ていたらしくて夫に「お母さんは大丈夫?」と夢の話しをしていたとか。

「で、すぐ返事が返って来たからビックリしたんだってさ。元気だからそのまま元気だよって伝えといたよ。」と夫が言う。

ええ、そうなの、そうなの。

それを聴いたのでまた打倒な時間にラインした。帰って来てくれてたんだねー。何だか分からないけど心配させてごめんね。(何で謝らなきゃならないのか分からないけど、とにかくごめんねーっと!)今度帰って来たときには会えますように。

その後バレンタインの日には再び帰って来てくれてチョコを作っていたし、互いの夢騒動はひとまず終わり。

こちらの娘は普段あまり夢だとか直感的なこととかを話題にしたことがないので珍しいなあと思っていた互いの夢の交通。

**********

そして今朝方見た現実の映像のような不思議な夢は蝶の夢だった。

夜に見えたり真昼に見えたりする、だだっ広い公園。あ、これ、公園なのかとしばらく見つめないと分からないほど広い公園に、沢山の木々が立っている。

月明かりなのか、それとも真昼の曇り空の雲間から薄く薄く光がさしているのか?

とにかくキラキラしている。

枝が風で豪快に、しかし、ゆっくりと揺れている大木たちを見上げると、何故だか葉っぱが妙にカラフルに見えたり、白っぽく見えたり。

そのうち、降り注いで来た葉っぱが地面に落ちて行くのかと思いきや、すれすれのところでふわりと空中に舞いあがった。「あれ?」

するといつの間にかすぐ傍に長女くんらしき女の子がいて「やだ!それ、蛾なの?」と言う。

ああ、なんだ、そこに居たのね。小さい頃から虫が大嫌いだもんね。怖いんだよね。こんなこと言っても、あんまり気分はましにならないかも知れないけれど、蛾じゃなくて蝶だよ。モンシロチョウの種類みたいだね。

そう言った瞬間、カラフルに見えていた大木の数々の枝から一斉に蝶の大群が舞い上がった。

ええー?全部蝶々だったの!?葉っぱかと思っていた!

私も虫は嫌いなのだけど、何故だか丁度良い距離感に舞い上がっているせいか、嫌悪感がない。いや、むしろ、壮絶な美しさ。

モンシロチョウの群れだったり、片や、アゲハの鮮やかな群れだったり。まるで花びらのようだった。とても静かなのにも関わらず音楽さえ感じる。

そう、映像だけでなく音楽まで聴いているかのようだった。

こんなの見たことない。ここ、どこだろ?と思って足元を見たら、見覚えのあるブルーの石が沢山落ちている。主に丸っこい形をしていたが、大きさはまちまち。

これは・・・と声にしようとしたとき、長女くんと思しき女の子が「ブルーカルセドニーだね。」と言う。

え?石のことは知らないはずだよね?と不思議に思って顔を見た瞬間目が覚めた。笑っていた。

******

あれは彼女がまだ旦那様とお付き合いしていない頃。

そう、まだ二人ともが家に居て夜中までお喋りが聴こえていた頃。

あいかわらず夜なべ仕事していた私がお腹を減らして階下の台所に降りて行ったところ、姉妹二人ともが降りて来た。何か会話しながら降りて来た様子で、そのせいか、最初は私に気が付かなかったのだけど、こちらの顔を見た途端、長女くんがぐすっ!!と泣きだしてしまった。

な、な、な、何?いったい何?

たまたまそこに居合わせたからそう訊けたのだけど、タイミングが合わなければ全く知らなかったかも知れない出来事だった。

次女くんが「お母さんにも聴いて貰いなよ。」と促してくれたので三人で座ったあの真夜中のリビングのテーブル。

長女くんには長年付き合っている彼が居た。

常日頃「○ちゃんと結婚するだろうけど、30歳までは行かないからねー。」などと話してくれていた。

長女くんにとって良い人で私から見ても良い子だった。

でも、新しい出会いの方がやって来てしまった。その新しい出会いでさえも、友達の輪の中で少しづつ育まれて行った真実の気持ちだとは知っていた。

オープンな男性で皆がいる前でも「やっぱり俺はこの子が好き。」と公言していたと聴いていた。

でもさすがに彼が居ることを知っていたので気持ちを押さえていたのだけど、長い春が通過している頃「自分が絶対幸せにするから」と告白されてしまったのだと。
告白するタイミングにもとある理由があったのだと。

身に覚えがあることなのだけど、何かがカッシャーン!と割れてしまうような瞬間だったのだと思う。

とりあえずお断りしたのはもちろん彼氏が居たからで、裏切れなかったから。で、素直にこんなことがあってって彼氏にも話してしまうんだよな、これが。

すると彼氏に「その人ともう会わないで。」と言われたので「うん、わかった。」と返事をしたとのこと。でも、同時に「俺は幸せにするなんて簡単には言えない。」と言われたと聴いても、ああ、あの子らしいなあと思った。

”もう会うな。でも、俺は幸せに出来ない。”

長女くんも当時の彼だった子も正直者同士なんだな、これが。

そしてぶち壊したくなかった大切な関係。

いつの間にか、そこに居るのがあたりまえになった関係は、呼吸するようにそこにあるので失うのが怖いし、自分さえ何かを誤魔化していればいつまでも平和で幸せでいられると感じるのだろう。言い換えればそれほど壊したくない関係。

でも、明日、プロポーズして来た○さんにもう会えないってことを伝えようと思うと、途端にもっと強い悲しみが襲ってくるのだと話してくれた。

少し長いこと聴いて長いこと会話したのだけど、端的に言うと「自分の気持ちに正直な方法を選択してね。」と答えた。

***********

それからしばらくして、婚約者の彼も交えて皆で飲んでいたときのこと。

彼が「俺、一回娘さんに振られているんですよ。」と言った。

知ってるよ。その境目の夜に、あのリビングで聴いた話なのだから。

さらにしばらくして、式の日に親戚縁者が一人一人短い祝辞を述べる機会があった。

スピーチなんて何にも考えて来なかったし、こんなことを言う機会があるとは思わなかったのだけど、彼女が昔っから真面目であること、正しいことを愛していること、周りに気を使うことを話した。

そして唯一それが心配の種だったということも。

けれども。

自分にとっての大切な選択を前にしたとき、そう、肝心要の場面において、状況とか正義とかではなくて、誰のためでもなくて、本当の自分の気持ちを大切にしてくれたことが嬉しかったということを述べた。

そう、多分、気ぃ遣いで繊細で固い彼女においてその人生でも数少ない機会だったんじゃないだろうか。

で、悔しいのだけど、ほんとはお嫁に行って欲しくないのだけど、誠に遺憾ながら(笑)本当に好きな人が彼女をそうさせてくれたのだと言うことを感じて感謝しているというお礼を述べた。

新郎新婦共々、誰もが自分の家族の話しをすると涙が溢れてしまうのだけど、例外なく私も声が震えて、でも、一生懸命その短い言葉を吐いた。

**********

私は夢分析ならする。ユングとかゲシュタルトとか、多少時間を要するものだけど、夢には深い意味があるから。

ところが、何となくしっくり来なくって、たまたま今日来てくれた方に「夢占いだとどういうふうに解釈するの?」とお訊きしてみた。あの美しい蝶の群れの意味は何ぞやと。

そして何故足元にブルーカルセドニーが?

すると、その方が「石のことは分からないけど、蝶の夢は、おうちから出て行くところ?入って来るところ?」とか、色々と細かく質問して来てくれた。状況によって意味が変わるらしい。

いや、家じゃなくて公園のようなところで、入って来るとか出て行くとかじゃなくて、どちらかと言うと旋回していたような、しかも、凄い大群。綺麗だった。で、ひらひらと自由なんだけど、皆、しっかりと力強く空を飛んでいて、たおやかだった・・・等の説明を補足した。

すると「変容の夢ですね。」と。

それを聴いて、ああ〜、なるほどねーと思った。

蝶が幼虫からサナギになって、サナギから蝶になるように変容するということか。人生の節目で見るということかな?

「そうですね。吉兆です。何か大きな節目で大きく変わろうとしているみたい。でも、大群というのは初めて聴いた例だけど。」

何となくそれだけ教えて貰っただけでも分かるような気がした。

何故ならカルセドニーという石自体も、物事の悪かった点、マイナスな状況などをくるりとひっくり返して良いことに変容させてしまう石だから。

蝶もカルセドニーも同じ意味合いだ。蝶だけだと私が分からないかも知れないからブルーカルセドニーを最後に見せて念押ししてくれたのだ。

「じゃ、大群は?」

それはやっぱり夢占いの枠を超えるみたい。やっぱりユング的なことだと思う。

若かりし日、今の主人と出会いたての頃、その前に存在していた親密な関係を抜け出せなくて、いつまでも執着していた頃の私。

石の知識などはまだ無かったのに、当時の彼と暮らしていたマンションの水晶が黒くくすんでいた。それをも無視していたら交通事故に遭った。

思えばそれがその薄暗くて生温かい、いつの間にか嘘の配分の方が多くなってしまった世界を飛び出すきっかけだった。

はたまたある日の長女くんの涙を思い出す。あれが変容を迎える節目だった。

怖くて絶望のような悲しいような気がしつつも飛び出して見れば、その世界はキラキラしていたのだろう。

それから幾人かの方々の顔が浮かんで来た。

皆、自分の世界だと思っていたところを抜け出して鮮やかに変容して行く。状況も時代も環境もまちまちだけど、飛び出すまでには凄い抵抗が起こるのだけど。

大群と聴いてやはりユングを思い出したのはこのせいだ。

人の無意識は繋がっている。時代や空間や状況を越えて。

同じ次元を行き来して、そのエネルギーを共有する勇気を持った人々は、皆どこかしらで何かが繋がっている。

ある日のそれは蝶の姿をしていたのだろう。

葉っぱの上を這っていた時代から籠る時代を越えて、三次元の世界へと。

そして今なのか、果たしてこれからなのか。あの夢を観たのはいつの変容をさしているのか。

でも、過去でも今のことでも未来でも、変容し続けているのだと思う。

それに逆らって事故したくもないので(笑)、そう無理は嫌なので、変容の流れに乗って行こう。

その流れとは、いつも自分の心の中にある。

人は自分の外にいるのではない。自分の内側を見つめれば見つめるほど誰かと繋がるのだ。

一方で、他人ばかりを気にして自分の外をウロウロしても何故だか人同士は遠ざかり孤独になって行く。

地面に転がった元の殻にしがみついても暖かくないし、ちっとも幸せじゃないのは、それが”殻”であって自分ではないからだ。

嫌がられるのは、その自分の古い時代の殻を人に被せようとするからだ。

けれども、蝶の変容、ブルーカルセドニーのごとく、災い転じて吉となる。

そんな思いをした人も、自分の羽根で飛んで好きな方向へ行こうとするといつの間にか色んな存在が自分の傍に居て、ましてや自分と同じく懸命に同じ世界を飛んでいる命だと知る。

物事は力を抜いた途端一転する。この世界のように。
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2015年11月13日

夢というヒント

先日、mさんとbさんが教育分析のために来訪して下さった際、丁度再会する運びとなっていた。

面白かったのはmさんが観た夢の話しを先に聴いていたところから始まる。

何でもmさんが苦手な生き物をbちゃんが「ほれほれ。」という感じで突きつけるので「やめてよ!!!」と激怒する夢だったとか。

で、bちゃんの方は、「なんかわかんないけど、mさんがメッチャ怒っていた夢を観たと言う。

同時だんなんて、ユング恐るべし。

それはそうと、先日、Aちゃんのヒプノの講座を行う際、わらしはクランアント役を勤めつつ「深化ほうはしなくて良いよー。」なんてことを言っていた。

まあ、何せ臨床面談の段階だったというのもある。

ところが、その後気がついたのだけど、私、その時、クライアント役として何せを話したのか?ということを思い出せない。

何故か?ということはすぐに分かった。

要するに互いにヒプノをやろうと集中していたものだから、手順を踏まなくとも既に無意識に限りなく近い催眠下に入っていたからだ。

かと言って焦りも恐怖も無い。自分のことをあまりにも立派だと思い過ぎている人だとしたら、あるいは、あまり自分をさらしたくない相手がセラピストだとしたら、こういった場合、非常に焦るのだろうけど。自分の中から何が出て来ても不思議じゃないと今の私は思っているから。

ところが前日のブログに書いたようにリアルで不思議な夢を観たのがきっかけで、何を話したのかをいとも簡単に思い出した。

本日がmさんとAちゃんのヒプノセラピストトレーニングの会だからってのもあったのだろう。まったくもって、人の無意識というのは何でも知っているしぬかりない。

人間の固定観念いっぱいの意識が何かしようとするのはかえって余計なことのようだ。少なくとも魂の世界では。

*******

今日は少し毛色が変わった会ではあったのだけど、極めて重要なことを話し合ったのがそのうち、yちゃんが来訪して下さる時間が近づいて来た。

「顔観て帰ろう。」と言って下さったので三人が再会。

で、その後、二人がお帰りになった後、yさんが言うことには「なんか、夢の中にかおるさんとmさんが出て来た。」と仰る。

ちょっと話すこと聴くことがてんこ盛りで、その内容を聴くことが出来なかったのだけど、まあ、とにかく何かが起こっているのだなあと思う。

今度詳しく聴いてみようと思うのだけど、大丈夫かな、いかんせん、夢って綺麗に感情や魂が浄化されるので作業が終わったら次に同じ夢を見るまでに忘れてしまうのよね。

でも、ノートにとっておいたりすると自分という人間の脳の精密度につくづく驚かされる。

本当の自分を生きている方々の物語は夢ではなくて現実だ。あくまで夢をそれを手伝ってくれている。

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2015年11月12日

狭くて広い一軒屋

がーん、記事が消えている。がーん、がーん、がーん。。。。

と嘆くほどたいしたこと書いていないので良いか。

**********

昨晩、不思議な夢を見た。

人の夢の話ほど退屈なものはないと昔の人は言ったのだけど、この仕事をしているとあながちそでもないというか、むしろ大切なものだという認識が強くなっている。

大きなマンションや民家が立ち並ぶ街のとある一軒家に朝から急いで訪れた私が「大家さーーん!」と庭先から叫んでいる。

何してんだろ?私?と自分でも思うのだけど全く嫌な行動をさせられているわけでもない。

するとベランダがガラッと開いて中から知っているような知らないようなおばさんが顔を出す。

「あー、来たのね。早いわね。」

長らく忘れていてごめんなさーい!久しぶりに来ました。

忘れたとか知人に言って良いのか?と思いつつ言っているのだけど、そのおばさんは「そんなものよ。」とけらけら笑いながら玄関を開けてくれた。

で、中に入って見るとぎょっとするもう夢を観ている側の私。

外観より妙に中が広い家屋だったから。

若い方からお年寄りまで色んなことをしてのんびりしている。

お年寄り同士が囲碁を打っているかと思えば若いカップルが縁側に座って語り合っていたり、お友達同士なのかご飯を食べている若い女性が居る一角はカフェのようになっている。

でもって、犬と猫がじゃれ合って居たり、ただただグーグーのんびり寝ている猫も居たり。

あ、酒飲んでる人も居る。

それで気が付いたのだけど足にスリッとして来た子は白ちゃんだった。

ああ、ここにも居たのと言うと登るように抱き着いて来た。

で、よくよく観てみると、皆知っている人々や動物たちだった。

傍にいる初老の方に「傷の具合はどう?」とおそるおそる訊いた。
本当は傷どころの心配ではなかったのだけど、あえて病名を伏せて。

すると「あー、全部、治ったよ。ぜーんぶ。もう痛くないんだよ。安心して。」。

そうかあ。ここはそういうところなのか。

本当は家なんて存在しないのかも知れないけれど、私が観なられたイメージに近いものを再現して見せてくれているんだ。

白ちゃんがにスリスリされている彼は「そうそう。でも、だいたい合ってるよ。そんなイメージだよ。」と私の心の中の声にまで返事をして来る。

「もうしんどくないよ。大丈夫だよ。」

そして数人の人と笑い話なんぞしている折、奥の部屋のドアが開けられると、何と、そこが水族館のようになっていた。

正確に言うと水槽が大きなものから小さなものまで並んでいるわけなのだけど。

それらはきちんと一緒の水槽にいても差しさわりがないものばかりに分けられていて、よく手入れが行き届いた綺麗な水の中で泳いでいた。

で、足元に居たミドリガメの小さい三匹が口をきいた。

「大丈夫だよ。あたたかいよ。」

衝撃。この子たちは私が幼稚園くらいの頃だったか、北海道在住の頃、母と外出している間に水槽が凍っていたという事件があった。

凍るなんて知らなかったものだから大ショックで大泣きしたのだけど、母は笑っていた。

傍に小さな海の蟹が居る。

この子は、九州で過ごした幼い頃、潮干狩りの帰りに、親戚の子に向けて母が手渡した蟹。

母は胸のポケットから取り出して無邪気に驚ろかしていたのだけど、これまた幼い私には衝撃だった。

おもちゃのように連れて来られても海でないと生きられないのでは???

蟹までもが「大丈夫だよ、安心しなよ。あの時は洗面所で必死に生かそうとしてくれてありがとうね。」と喋り出す。

よくよく観てみたら、水槽の最中も皆皆、この世の常識的な言葉で言うと飼っていた子たち。私にとっては幸せにし損ねた子たちだった。

患者さんや小動物から猫や犬まで何だか幸せそうにしている上に「ここはあんたが思っているよりもうちょっと広いんだよ。向こうの草原まで続いているし、好きなときに好きなステップで次へ進める。自分もそろそろ癒えて来ているからこの第二の故郷を去ろうとしているんだ。」というようなことをそれぞれ違った言葉で説明してくれる。

足元から「とりあえず帰るにゃ。」と声がする。

白ちゃんが「目を覚ましても覚えておくにゃ。」

どうやって帰るの?あと、もうちょっと皆とお話したいんだけど??と主張したみたが、「ダメにゃ。起きるんだにゃ。起きろ。」と言われる。

起きろ?

ああ、そか、これ、夢だったか。

でも、目を開けて時計を観ている最中に声が聴こえた。「忘れるな。」と優しく。

”ここは愛し愛されたものたちが一旦集うところだよ。”と。

皆笑顔だった。

構造上笑顔が作れない生き物も伸び伸びとしていた。
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2015年10月13日

夢分析

数日前の夢の中に病院ナースだった頃のかつての仲間が出て来た。

いつも忘れてしまうのだけど、彼女が夢に出て来ると「あ、また久しぶりに会った。」と思う。

半年〜1〜2年ごとくらいに夢で会っているのかも知れない。そのシチュエーションは様々だけど。

女ばかりの職場ではあるものの、それぞれの個性を比較的認め合って働いてたのがその病院だったと思う。

もちろん、この忘れた頃に夢に出て来るSちゃんとも、複数で飲みに行ったり二人きりで飲んだこともあった。

でも、特に物凄く仲が良いってわけじゃなかったような気がする。だから夢に出て来ると余計に不思議に感じるのだろう。

思い出深いのは、映画の”エス”を連想させる出来事が起こっていたこと。

彼女は頭が良くて行動力もあって、礼儀正しくて謙虚。

モデルのような体型と容姿を持った人だったのだけど、よく飲むしよく皆を笑わせているユーモアのある人だった。

特に目上を立てるということに関しては頑ななほどそれを守っていた気がする。

それから数年が経って、私はカウンセラーの仕事に絞るためにその病院を退職。

でも、異例のことで、月に2回だけ夜勤に来てと言われたりオペ室にバイトとして登場するということが数年続いた。その病院、多くの企業同様、バイト禁止のシステムを取っていたのだけど、長くいたせいか、色々と特別なルールを設けて下さって、ありがたくも時々出入りするのが新鮮だった。

ところが年月が経つごとに気が付いて来たのだが、彼女の中身が変貌して行った。

以前は大らかで優しかったのだけど、薬屋とか後輩とかへの物言いが物凄く厳しくなっていた。

特になのだけど、年齢がいっているものの、新人で入って来た人の態度が気に入らないらしく、イライラしているのが公私共に口に出す話題だった。

『もうー、昨日なんて、せっかく休日で子供と一緒に過ごしているのに、あんなやつのことを思い出して、せっかくの家族時間をイライラして過ごすことになったちゃったよ。』

要するに役職がついて、責任感も重責ものしかかっているのでストレスも多かろう。

けれども、それが「言うことを聴かない!」ということで、絶対的な怒りを活火山のごとく放っていた。

その様子を観ていて、昔のSちゃんだったら気にしないだろうなあ・・・と思ったものだ。中身が昔のSちゃんのままだったら、ただコツコツと自分の仕事をこなし、困ることを他者に注意することがあっても、それ以上に心が毒されることはなかっただろう。

環境に作られてしまう人間というのは沢山存在するし、それはSちゃんのせいじゃない。無意識に選び取らされている自分の思考や感情なのだから。

求められたわけではないので、何も言わなかったのだけど、あまり幸せとは言えないなあ・・・と思った。

どんなに給料があがろうが、権威という存在になろうが、心休まるときはなかっただろう。

いや、正確に言うと聴かれたか。「なんで、あいつとあんなに冷静に話せるの?」とか。

いやあ、冷静も何も他人だからなあ。むしろちょっとおもしろめの他人。

人は言うことをきかせようととか、相手を変えようとか、あるいは、道徳通り、先輩を敬え!ということだけに必死になると、どこかで何かを落として来てしまうらしい。

それはともかく、そんな現実に起こったことすらすっかり忘れていた頃に、またSちゃんの夢を観た。

いったいなんなんだろうなあ。後半なんてほとんど話す機会もなかったし、もう何年も何年も会っていないのに。

その日の夢はまた変わっていて、二人とも別々の切株に腰かけていて、何故だか手を繋いでいる。

いやいや、そんなに仲良くないだろう。何してんだ?私、ちょっと急いでいるんだけど。

そういう私にSちゃんは人差し指を立てて、「しっ!」と言った。

え?何?

『このまま瞑想をする必要がある。』

??????

何だか訳が分からないけど従った。

瞑想をしていると、美しい聴きなれたBGMが流れていた。

たったそんだけの謎の夢。

まあ、ユングやゲシュタルト的に分析しようと思えばいくらでも出来るのだけど、なんで彼女なのかが未だに不思議である。

が、懐かしくて嫌な気持ちはしなかった。
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