2017年08月04日

育む

遊んでいるだか真剣なんだかよく分からないってなことが多々ある。

例えば真剣にキャッチボールやるとか。

状況的におかしい、少なくとも常識的とは言えないような関係性の中で「これを二人で育んで行こうね。」とごく初期の頃に言われたりとか。

育む?

その言葉がふいに浮かんだのは素振りをしている最中だった。

確かあの人は、本当の意味での出会い立ての頃、育んで行こうと言った。

私はスルーしていた。意味が分からなかったから。

相手があること、自分一人ではどうにもならないことに関して育むっていうニュアンスが全然分からなかったのだろうと思う。

極端に浮かれていたり極端につまらなさそうだったり。

でも、その直後にまた浮かれたかのような様相を見せたり。

けれどもずっと一貫しているメッセージ。

”今日も頑張って。自分はこれからこれこれしかじか。”とその日のことを伝えて来たり、「今日はどこで何していますか?」と時には伝えられることを要求して来たり。

人を知るって何?あそこで本当は終わりじゃなかったの?と思う。

その先は何?

けれども、あいもかわらず「こうしないと進まないから」とも言っていた。

どこへ向かって進んでいるのかさえ、多分本人に突っ込んでも分からないだろうから、おそらくそういうときの私は無言でまたスルーしている。

愛したい、愛されたいということの表現とその繰り返し。

時折固まりながら、首を傾げている。

何言っているのだろう?どんな気持ちなんだろう?

分かって貰いたい、分かりたい。その繰り返し。

なるほど。これが育むと言っていた意味なのか?

顔色が悪い様相を目にしたり眉間にしわを寄せて座っているその姿を観ながら、底知れぬ繊細さと強さを目の当たりにしている。

そこから先は分からない。
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2017年07月20日

アサーティブ

常日頃、度々クライアントさん相手にしてアサーショントレーニングというものをして来た。

自分の気持ちをきちんと表現して伝えるトレーニング。

とかく日本人は「言わなくても分かってくれよ。」とか「空気読んでよ。」と思うことが多い文化だと思う。

でも、やはり言わなければ分からないこともある。

特に親しい間柄でもない人同士が言わないで分かってくれと思い込んでいたとしたら、それは非常におかしなことになるだろう。余計に分かるはずないのだから。

察してくれよというのは甘えなんだよな。

と私自身もずっと学んで来たし人にそれを伝える仕事をしているというのに。

最近、自分がまだまだ「察してくれよ」派なのだなと思い知ることが何度かあった。

一番最初は、駅の改札の前の椅子に座って話し込んでいた際、「自分はあなたのことをこういうふうに思っていたんだけど、あなたは・・・」と顔を近づけて言われたとき。

「そうですよ。私もですよ。」と答えつつ、何でそんな分かり切ったことを訊くのだろう?確認するのだろう?と思った。

別段腹が立つわけでもなく、嫌な感じもせず、ただ普通に何でだろう?と思うのと同時に、ただただ素に戻っている一人の大人の横顔を見つめていた。

それからもそういう場面が幾度かあり、「こうしてね。」とか「こういうふうに思っているけど、あなたは?」とか、確認されることが多くて、「???」となることがある。

その度に「わかんないかなあ?言わないとダメかなあ?」と思うので、「はっ!この人に比べればまだまだ私も察してくれよ派なんだ。」と思った次第。

階段の下の段から見上げて、ゆっくりと強くも弱くもなく「どうしますか?」と訊かれた場面も。

驚いて黙っていると、これまたゆっくりと「どーーーしたいですか?」と訊き返された。

思わず笑ってしまった。

意志は口に出さないとなあ。でも、笑ってしまって言えなかったけれど。

それからしばらく経ってから。

別件で私が答えあぐねていると、「(あなたは)言ったでしょ?!(あの時)」と言われた。

「言ったでしょ?」と。

畳みかけるでもなく、静かに。でも、強く。

これも笑えてしまった。

そう。確かに言った。頷いた。だから了承したのと同じ。

そしてこの人は”言ったなら自分とあなたとの約束でしょ。守ってよ。”と可愛いルールを主張している。

傍から見れば可愛いどころか凄みがあるように見えるだろうその風貌と表情だけど、私はそういう素の感情が可愛いと思う。だから、頷いた。

それを見て「言わされている感、やらされてる感、バリバリだな。」と不満げなその人を見てまた笑えた。

素晴らしいよなあ。その求めているものが何か?という意志表示の様子が。

私は仕事でもプライベートでも、そんなに他人に何かを求めたことがない。そして自分が何を求めているか?何が不満なのか?ということを、そんなに冷静かつ強く表現したことがない。少なくとも大人になってからは。

そして、考えた。色んな場面を繋ぎ合わせて、その人が求めていることを。

何を言わんとしているのか?ということを。

それを言葉や行動で表現するやり方は多分私なりに留まってしまうし、まだまだ不満がられてしまうのかも知れないけれど。

熱いけれど、どこか冷静でサッパリとしている。

この人は怖くないのだな、だからこんなに素直でいられるのだなと思うのと同時に。

そうか。私は怖かったんだ。ずっと怖かったんだ。まだまだ怖がっているんだ。ということを思い知らされる。

でも、それはすがすがしいショックだった。

ああはなれないし、自分を恥じ入るわけではないけれど、少しはそのエッセンスが欲しい。貰ってしまおう。
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2017年05月31日

この日をカトレと呼んでいる

同じテーマが続いているものの、それだけ価値あるテーマだなあと思う。

時はカウンセラーズトレーニングの会。

Mさんのお誕生日を祝ってグレープフルーツのコーディアルにバジルのシードを入れてプルプルな飲み物を皆で飲む。

爽やかだった。

先述した価値あるテーマが決して軽いものではないので余計に美味しく感じたり。

ある人は「そんなに考えなくてもそのままで」と言い、ある人は考える価値があることだと思うとシェアを一人の人に贈る。文字通り、贈っている。

それはどちらも真剣で、言葉にした後にも「私、やっぱり自分が苦しいからさっきああいうふうに言っちゃった。」と気づいたことをアサーションしたり、ポロポロ、ポロポロ涙を流したり。

一人一人、今このままで完璧。パーフェクト。

会が終了したあとピザも食べ終わった後、私のふとした質問からいつの間にか全員ヨガのポーズをし始めるという面白いことにもなった。

どこそこが固いとか、どのポーズが得意とか、如実に現れる一人一人の個性や現状。

いつかヨガの会もしようねという話にもなる。

充分過ぎるほど深く重いテーマだったので雑談のバランスも良い。

そこに居ない人の話も出た。「かおる先生に似ている人がいてね・・・etc」

それから視野の話になったり聴覚の話にもなったり。

色々と尽きないわけだが、それより何より皆さんお疲れさまでした。

5月はこれまた色んなことがあった月でしたね。

出来れば誰に言われることもなく、この月に、あるいは一日一にまめに、桑田真澄さんのように背後からその様子を眺める自分になって、自分の口で言ってあげられたらいい。

どんなフォームをしていても、優しい目で”最高だね。”と。

今月のトレーニング、終わり。

皆最高だね。

だってトレーニングだもの。
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2017年04月22日

チキン&タイガー

思い通りにならずコテンパンな一日を過ごした翌日。

どうせ今日もコテンパンなのだろう。やることやってダメならなるようになれ。あと、調子が悪いときもあるさと昨日よりは力を抜いて動いた一日。

が、自分で課した制限の中から抜けられない。とても自由じゃない。

誰にも分からないけれど恐れていることがある。避けていることがある。

だからそこにぶち当たらないように動き、ぶちあたりそうな場所を避け、時間帯を避け、しかもそれがまかり通る立場に居ることが余計に辛い。

やることが山ほどあるので避けても充分それに充当する仕事がある。誰も逃げていることに気が付かない。知っているのは自分だけ。

やれば出来るのに嫌だから置いておけば他の二人がやっておいてくれる。

それが気持ち悪く自分らしくないので打ち破ろうとするのだけど、やっぱりこのことに関してはチキンになる。

そしてチキンであることが気取られず、しかも許される。

というような一日を終えて思う。

許そう。とりあえず今は許そう。チキンなのならしょうがないじゃないか。そういうところ、あるよねという話。

******

一昨日、富士山の写真がラインで送られて来た。お休みの日のIさんからだった。

唯一自分とのチキン戦争から抜け出せる昼休みのキャッチボールのとき、お礼を言って、Iさんが行って来た旅先の話を聴く。

それは良いのだけど、どうしたの、ボールの切れが一段と良くなって来ている。受け止めると左手が痺れるくらい強く速い。あんなに軽く投げているのに剛速球でとても良い音がする。

「ネットである人の投げ方を見てイメトレしたんだ。人って成長するんだね。(幾つになっても)」と言う。

で、そのイメトレしてから練習したの?確か最後に一緒にキャッチボールしたのはほんの三日前くらいだけど。

「してないよ。イメトレだけ。指でこういうふうに押す。指を最後までボールから離さない。」と説明しつつもばしーーん!というボールを投げて来る。

イメトレだけでこんなに変わるなんて凄い。

その速球だけに限ったことじゃないが、「Iさん、強くて良いね。私も強くなりたいよ。あと、背中が逆三角形なんすけど。私もそんなふうになりたいよ。」と到底無理なことを口にしてみる。

そんな話をしている間キャッチボールを終えるタイミングが来て一緒にエレベーターで三階にあがり、それぞれの場所に背を向けている頃だったのだけど。

去り際にIさんが振り返って強めに言った。

「逆三角形になんてならなくて良い!まったくネガティブなんだかポジティブなんだかわかんない人だな。」と。

ネガティブなんですよ。とブツブツ言いつつ医務課のドアを開けて、その頃にはもう大分互いの背中は離れていたが、ぽつんと聞こえた。「ネガティブってハッキリしているなら良いんだけど、ほんとにわからん。」

バタン!とドアが閉まる音がした。

ネガティブだってば。

そして騒がしい。

でもまあ、これが自分か。

見捨てないでいよう。
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2016年03月30日

慎重に、そしてまったりと過ぎ行く春うらら

業務連絡どすー。

ミュージカルの終了予定がおよそ13時35分代だそうです。(夫曰く。)

で、そこから数分のところにオイスターバーなるお店があってそこを14時におさえてあるそうです。

時間は14時と言ってあるけど多少早くなっても遅くなっても大丈夫だそうです。

いちおうオイスターバーとうたってはいますが、ピザやらパスタやら、その他牡蠣が苦手な方でも、色んなメニューがあるので充分楽しめそうなお店とのことでした。(&リーゾナブル)

もし代替案あったり、あるいは当日ご用事ある方は自由参加ということで大丈夫ですので気楽に楽しめたら良いなと思います。

何でも仰って下さい。

以上、業務連絡でした。

*********

一件目のカウンセリングが終了して30分のインターバル。

寒いような暑いような。しかし、やっぱり冷えている。

30分だけ横になろうーとホットカーペットに横になっているうちにもはや時間。

すると今しがたいらっしゃるはずだった人からの着信。

こういうとき、私がドキリとするのは車でいらっしゃっている方の場合は何か事故にでもあったのではないか?という危惧。それなりに遠い距離だし、大きな転換期を迎えている方の場合だと特に心配になってろくな想像をしない。

で、その物凄く冷静ではない状態で電話に出ると、その心とは裏腹に、病棟の救急時代のように、静かーーに耳を澄ましてしまうのだ。知らない人が聴いたら冷たく聞こえるんだろうなーというくらいに。

それは一言も聞き漏らさず状況を把握するときの癖なのだけど、『はい。ええ、はい。』と淡々と聴いてしまう。

しかし、途中で私が想定したり心配するようなことではなく、単なる予約時間を間違えてしまった、遅刻します、ごめんなさいという話題だったので、ほっと胸をなで下ろす。

かくして一時間遅れで無事な顔を見せていただけて、ああよかったよかった。本当に良かった。

次回の予約をなさるときに「もう、私、3時が多いから3時で決めておく。そうすれば間違えないから。」とすまなさそうに言いつつ共にスケジュール帳を広げて下さっていたのだが。

15時がなかったんだな、これが。

と思ったが、あった、あった一日15時OKな日が。

あと、そんなに気を使わなくとも無事でいてくれさえすれば良いと胸をなで下ろした今日この頃。

無事が一番。

物語はこれから始まるのだから。

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アサーショントレーニングをやりたいという方がその次にいらして下さって、沢山のお話をすることが出来た。

これって深いのよね。

でも、この方の場合、その人生において相当な奮闘をして来られている故、自力である段階まで到達していらっしゃるので、あとはそんなに長い道のりでもない。結構な上級者になりそうな方。

中には自分の感情が分からないのでそこから始めなければならないという方々も大多数だから。

で、本当は一時間のご予約だったのだけど、テーマが深いので結局一時間以上のオーバー。後ろの人が居なかったのでラッキー。

とてもじゃないが一時間でキリの良いところまで行けるテーマではない。気持ちってデリケートだし。

心のことは時間がかかるのよ。

世の中のお仕事のこととか緊急事態とか、進路とか、現実的なことには諸々急いで決定しなければならないってなことが多いけど、心の分野についてだけは、いくら時間をかけてもかけすぎるということはないの。

そして、本当はその心の方に速度を合わせたり、丁寧にやって行ったりすることの方が一番の早道。

日がとっくに暮れてしまってはいたものの、とても有意義な時間だったと思う。

人ってそれぞれ違っていて、難しい面もある。でも、色んなケースや場面、相手に合せて、しかもそれを自分の気持ちを軸にして考えて行くことは後々本当に強みになることだと思った。

ところで、携帯をいくら消音にしておいても、ブルブル騒いでいると気になさるクライアントさんが多いので、そのバイブレーションも切ってセッションに集中している今日この頃。

・・・・・・・。ピンポーン!と音がして、また、熊、現る。

やっぱりバイブレーションくらいにはしおいた方が良いか。熊出る方がよっぽどビックリさせてしまうような気がするので。

************

さあ、シンプルなご飯作って軽くビールも飲んだ。

明日に備えて休まなければ。明日、明後日はこれまた長丁場で少々困難なことが待っている。
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