2017年08月28日

そうありたい

この夏真っ盛りの月の始めの頃。

その頃、看護業務が多い上に人員不足で充分悩んでいた。

そんな中、ふとできたての勤務表を観ると月末の日曜日の勤務に課長が一人ぼっちでついていた。

ひ、一人じゃ無理ですよ。

「大丈夫だよ。こんなこともあったもん。」

その、こんなことあったもんって言うのがいつ頃の話か分からないが、想像するに絶対今ほど大変な業務内容ではなかっただろうと思う。

それじゃあ、私が出ます!その一人ナースの日曜日。

そう言ったのはその頃既に課長の体調もそんなに良いとは言えなかったからなのだけど、実はIちゃんがライブに招待してくれた希望休でもあった。

「大丈夫、大丈夫。希望休じゃない。休んでよ。」

そう言われてほっとするやら心配やらという複雑な心境だったが、Iちゃんのライブはしょっちゅうやるわけではないし、観に行くと約束していたので、やっぱりほっとしていた方が大きかったのだと思う。

が、結局は自分が出た方が良いと最終決断せざる得ないことが起こり、Iちゃんに「これこれしかじかで今回は行けなくなった。」と伝えたのが先日の昼休み。

てっきりいつものようにクールに「あ、そう。」と返って来るかと思っていたのだけど。

「え?・・・・。せっかく新しい曲作ったのに。あれだけ聴いて欲しかったのに。」という反応が返って来た。

き、聴きたかった。ごめん。

私はふと思い当たった。

この職場では周知していないものの、Iちゃんは外の世界に沢山ファンが居るから私一人くらい行かなくとも何とも思わないだろうと考えていたところがあったのだ。

それで、そういう考え方というのは、今まで自分が他の人にされて来て非常に悲しく思っていたことだった。

そうだよね。そんな悲しい決めつけの入ったドタキャンって無いよね。約束だもんね。

それで「ねえ。」と前からお願いしたかったことを言った。「音源を送ってくれない?動画でも録音でも何でも良いんだ。ライブ以外でもIちゃんの声を聴きたいから。」

すると数日後、Iちゃんは「早いけれど誕生日プレゼントだよ。」と言って、自分の曲をCDに落としてくれたものや、巻きタバコの葉っぱや何故だか前からIちゃんに似ていると私が言っていたパンダのマスコットをくれた。

で、非常に喜んだものの、自宅に帰るとCDプレイヤーが壊れていたのでガッカリ。

数日後また会えたときにその旨を伝え「プレイヤー買うわ。CD聴けるように。」と言ったところ、「買わなくて良い。」と言い、今度は携帯とPCに音源ファイルを送ってくれて「これでも聴けなかったら教えて。次の手を考えるから。」と言ってくれる。

かくして数日の時をおいて耳にすることが出来た。

普段のテンション低い落ち着いた声からは想像もつかないIちゃんの曲が。

感動した。

聴けたよ!とラインで送ると、熱いIちゃんは消え失せていていつものテンションのメッセージが一言返って来た。

「それは良かった。」

なんか、約束破った上に努力させてしまった。けれども嬉しかった。

今日はしんどい勤務だった。

でも、乗り越えて行こう。

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ある時、ある人が強く強く言った。

叫びまではいかないけれど、自分がどう考えているか?ということを、三言に分けて。

どうしてそんなことが言えるのか分からないよ。と、私は思った。

そんな長期的な約束。

けれどもその言葉がずっと耳に残っている。

嬉しかったんだ。信じられない。

でも、何もあんな状況でわざわざ嘘は言わんだろう。

この先どうなるかは分からないけれど、苦しくとも、寂しくとも、私は笑顔でいたいなと思う。

何故なら表情一つで世界が変わるから。
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2017年08月27日

雄たけび

課長ーーーーー!早く帰って来てぇええー!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

でも、ゆっくり休んで。
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2017年08月26日

正直という迫力

バースデーの前々日あたり、疲労感が最悪な形で仕上がっていた。

その日、若干の睡眠が取れたものの、まだまだ回復していなくて見た目に分かるほどだった。

そして昨日・今日。せめて見た目が修復されつつある。

とは言うものの、原因である現実の諸々が解決されていない故、かなり頑張らなくてはならなくてストレスフル。

課長が、いや、あの人という人物がいないと本当に困るのだなと思う。

不在なので私が各方面で代行しているとつくづく思う。いつも支えてくれていたのだなと。

とは言うものの、私の、少なくともここ数日の課題は睡眠や体力の回復だと思う。

このままでは自分のためにも他の誰のためにもなりゃしない。

テーマが体力なのでやることや選択を普段と変えなければ意味がない。同じことをしていれば同じ結果が返って来るか、もしくはもっと悪くなるかしか残されていないから。

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脳裏に焼き付いている光景がある。

とあるフロアの古株の青年二人並んで立っていて、その二人の前に立つあの人。

丁度三人の関係が細長い三角形のようになっている。間にテーブルが挟んであるものの。

相手は違っていたけれど、何度か見たことがあるような光景。もっともこんなふうに仁王立ちして何かもの申しているのを観るのはいつも相手があの人より上の立場の人のとき。

しかも今回はイメージ的に2対1。

二人ともガタイが良いし古株の迫力というか権威感がある。少なくとも馬鹿ではない。

けれども、細いはずのあの人がゆらりとその前に立っていても少しも細く見えないし小さくも見えない。

話し合いや会議のような内容であるはずなのに、時折立ち尽くしてあたかもタイマンのような雰囲気で向き合っている。

一番上司の人とそれを庇うかのような補佐的な人。

でも、あの人のひるまない感じ。許さないという表情。それでいて落ち着いている。

二人にとって脅威なのだろうなあ。正しさだけで何の媚も持たずに見据えて立ち尽くす人だから。

私はと言うと、”はい、ちょっと、ごめんなさい。”とその場所へ入って行く。誰もが意識的にそこに入ろうとしなかったのが見て取れる雰囲気だったけれど。

何故ならば、圧倒的な怖さを前面に出して二人相手にゆらりと立っているその人に湿布を貼って欲しいと頼まれていたからだ。

で、その話し合いだか喧嘩だかを待っている時間がこちらにはないもので、割って入っては後ろにまわり、「はい、話しながらで良いから痛いところを押さえて。」と言う。

シャツをめくったその人は前を向いているので表情は見えないが言われた通り、立ったままで「ここ」と手で一か所を押さえた。突然の来訪だったのでまだ声にどすが利いている。

「おっけー。」と答えて貼った後、ここ一か所だけ?と訊いたとき、突然「うん。」という子供のような声が返って来た。

その人自体は見えないのだが、正面に居る二人の方と目が合うと唖然としている。

でしょうね。

突然可愛くなっちゃうわけだから。

しかし、その後さらにその人の顔あたりに視線を向けつつ驚愕に近い顔をしていた。

でしょうね。これも分かる。多分急に優しい顔になったんだろう。

でも私は知っている。こういうところがあるんだよな。優しさと厳しさを戦意と半端ない素直さと。

その後さっと退いて仕事に戻るべく廊下を歩き始めたとき、ふと振り返ると、再び物騒な三角形が出来上がり険しく戻った三人が見えた。

あの人が「皆、真面目過ぎるんだよ」と少しあきらたように言っていたことがある。

でも、自分が一番真面目なんだよね。そして一番正しくて一番悪い人。

時に私は「ここは学校じゃないんだよ」と怒ったことがあるのだが、面白いなあ、あの人の「ここは家じゃねーんだよ。職場だよ。ちゃんとしろよ。」という言葉が聞こえて来た。

そう、家でもないし学校でもない。家族でもない。職場なんだよね。

真逆の人だと思っていた人に時々共通点を観る。

ただ私はあそこまで徹底していないなと思う。

あの人は何一つ陰で言うことがない。

器用に嘘をつく人なのかと思い込んでいた印象が間違いだったと気が付いてからまだ間もない。
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2017年08月25日

地球というアクアリウム

通常メール、メールカウンセリングを下さった方々へ。

フリーメールの受信トレイに置いておいたメールが・・・・消えていました。

お返事しようと何日も置いていたのがいけないのですが。。。

つきましては、誠に申し訳ない限りですがもし送信済みのトレイにお持ちでしたら再送していただけないでしょうか。。。

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まだ梅雨の頃だったと思うのだけど。

誕生日を一緒に過ごそうと言った人。

それから長いような短いような日々が過ぎて、そんな中他愛のない日常会話のほんの端々で水族館のアザラシの話をすることがあった。

本当に取るに足らない短い時間の話題だった。

それからまた色んなことがあって。

つい先日水族館へ行こうと言われてきょとんとする。

水族館が好きだって何で知ってるのだろう?と一瞬驚いたのだけど、先述のほんの些細な会話を思い出したのだ。

そして久しぶりの炎天下の中、とうとう水族館に行くことが実現した。

自分は面白くないだろうに。

あなたはいつも言葉の一つ一つを拾ってくれる。

直接自分との会話でなくとも、誰か他の人と交わしている私の言葉ですら拾ってくれる。そして全てのデーターをインプットされているかのように。

私が何を好きなのか、何が嫌いなのか、どんなことが起こったのか、これから誰とどこへ行くのか。

さりげなく拾っては「楽しんで下さい。」と。

そんなものだから、たったの一か月が10年ほどの年月に感じられ二か月ちょっとが20数年ほどの出来事のように感じられる。

そして私はあなたの怒りも知る。

とても優しい怒りを。

水の中を泳ぎ回る魚たちはいつどこにいても自由だった。

そして今日私もまた”ああ、私は自由んだ。”と感じる。

けれどもあなたもこちらへ合わせているばかりではなく。

こちらの幸せを感じ取って、自由に自由に生きている。

自由なバースデーだった。

この星の片隅で。
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2017年08月24日

何の決意か知らねど鉄の女

上司が身体と心を張って仕事をして来ている様を見て来た。そう、特に昨年の12月ここで仕事とすると契約を切り替えてからずっと。

身近で一緒に仕事をして来た大御所様や新人社員さんたちが言っていることとはずいぶん真実は違っていて。

課長は皆には見えない仕事を沢山やっていた。

そしてつい先日持病が悪化なさってから、診断書をこっそり見せて下さった。

やっぱり・・・と思った。

凄く大胆で豪傑な表面のパーソナリティも本当の姿ではあるけれど、それ以上に繊細なんだ。

私はと言うと半ば懇願するように休養をお願いした。命あっての物種、身体あってのその素晴らしいセンス。

それから後から発覚したら怒られんだろうーなーと思いつつも課長のオンコール当番を取り上げて、時には睡眠に失敗。

それを観ていたKが聴き耳を立ててはいつの間にか、いつも近くに居て大丈夫なのか?と言って来ていた。

心配すべきは介護の方だけにしてくれ、大丈夫だから。これが仕事だから。と言った手前疲れたとは気軽に言えなかった昨日。

先日は小さな小さな女の子のようなKが大きな施設長に「ナースの人員を増やして下さい。かわいそうです!」と殴り込みのようなことをしたそうで。

それを知ったIちゃんはKに「おまえ・・・、クビになるぞ。」と呟いたそうだ。

だから、そういうことしなくて良い。ダメなときはダメって言うからと何度も諭した。

それに現に募集かけたり派遣が来たりと手を尽くしてはくれている。

けれども、それより何より私は新しい人が来るのを望んでいるのではなくて、課長に完治して欲しい。

病や不理解のためにあの有能さを発揮できないなんて馬鹿らしい。

*****

夕方の吸引周りにKがついて来る。いつの間にか現れて介助に入っている。黙って。

入浴の処置に降りて行ったら、既にKが利用者様のストマパウチを交換していた。

いつぞや「教えて下さい。」って言うからやり方をレクチャーしたのだけど。

要するに少しでも何か手伝おうとしている。

その前に、Kにきつい物言いをしてしまった。Kの”大丈夫ですか?”と言わんばかりの、じっーーと食い入るように見る視線がしんどくなって来て冷たくあたってしまった。

女の子に向かって声を荒げてしまって、しかも、人が言うところによると鬼怖い私の切れ方で。

”こりゃ関係決裂だな”と思っていたところ、ストマが交換してあったのでずっこけたのだ。

あんな言い方したのにどうして?涙浮かべてたんですけど、あの人。

なんか、逞しいな。分かってはいたけれど思っていたより逞しい。

「やってくれたの?」

「はい。」

「・・・・・。ありがとう。あんな言い方してごめんね。」

それに対して「大丈夫ですよ。私を誰だと思ってるんですか。」とのこと。少し腫れた瞼で。

誇り高いけれど変なプライドが無いんだな。

あからさまに拒否らなければならないほど、何か補佐をやりたがり、拒否られた後にも続けるって・・・それはどんなガッツなのだろう。

はたまたこれはまったく別の話である人が「自分は、あなたがいっぱい欲しい。」とストレートなラインを送って来る。

もしくは”教えて欲しい”の教えてを打ちこそねたのか?

何だか魂が熱く激しい人が多い故、私にもまた火がつく。

たまにキャパ越えしてこういう失敗もあるけれど、悪くはない。

それはともかく明日は休んで来よう。
*****

ってか、ビックリした。

0時を回った途端、夫が百本のバラを今年も抱えて来た。

今年はレッド一色じゃなくてピンクとレッドのコラボ。

それなのになあ。

いったいどうしたら良いんだろうなあ。

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